(Translated by https://www.hiragana.jp/)
2004年3月号
月 刊   全国障害者介護制度情報

支援しえん介護かいご保険ほけん統合とうごう問題もんだい特集とくしゅう その3

★ヘルパー国庫こっこ補助ほじょ満額まんがく補助ほじょできず96%に

★4がつけてヘルパー時間じかんすうアップ交渉こうしょう

3がつごう
2004.3.27
編集へんしゅう障害しょうがいしゃ自立じりつ生活せいかつ介護かいご制度せいど相談そうだんセンター
情報じょうほう提供ていきょう協力きょうりょく全国ぜんこく障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょう協議きょうぎかい
〒180−0022 東京とうきょう武蔵野むさしのさかい2−2−18−302
発送はっそうがかり定期ていき購読こうどく申込もうしこみ・入会にゅうかい申込もうしこみ、商品しょうひん注文ちゅうもん)  (つききん〜17
  TEL・FAX 0120−870−222 (フリーダイヤル
  TEL・FAX 0037−80−4445  
制度せいどがかり交渉こうしょう情報じょうほう交換こうかん制度せいど相談そうだん)(365にち 11〜23土日どにち緊急きんきゅう相談そうだんのみ))        
  TELてる 0037−80−4445 全国ぜんこくからかけられます)
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2004ねんがつごう    目次もくじ

   

4・・・・ヘルパー研修けんしゅうかんする全国ぜんこく課長かちょう会議かいぎ文書ぶんしょ
5・・・・人工じんこう呼吸こきゅう利用りようしゃ自立じりつ生活せいかつかんする国際こくさいシンポジウム
6・・・・3月さんがつにち厚労省こうろうしょう障害しょうがい保健ほけん福祉ふくし主管しゅかん課長かちょう会議かいぎ開催かいさい
16・・・介護かいご保険ほけん支援しえん統合とうごう問題もんだい特集とくしゅう
     16・・・介護かいご保険ほけん支援しえん統合とうごう結論けつろん延期えんき
     16・・・ヘルパー2かい制度せいどになる可能かのうせいたかまる
     19・・・全国ぜんこくで1830おくえんで24あいだのヘルパー制度せいど可能かのう
     20・・・支援しえん介護かいご保険ほけん統合とうごう障害しょうがいしゃ85%が反対はんたい
     21・・・3月さんがつ障害しょうがいしゃ団体だんたい厚生こうせい労働省ろうどうしょうとのはないの報告ほうこく
     33・・・3月さんがつ社会しゃかい保障ほしょう審議しんぎかい障害しょうがいしゃ部会ぶかい報告ほうこく
39・・・ヘルパー派遣はけん一体いったい移送いそう厚生省こうせいしょう国土こくど交通省こうつうしょう方針ほうしん決定けってい
42・・・2003年度ねんどのホームヘルプサービスの国庫こっこ補助ほじょ金額きんがくについて
45・・・生活せいかつ保護ほご基準きじゅん・16年度ねんどばん
48・・・生活せいかつ保護ほご介護かいごりょう大臣だいじん承認しょうにん継続けいぞく申請しんせい提出ていしゅつ書類しょるい説明せつめい



けん政令市せいれいし中核ちゅうかくとの交渉こうしょう使つかえる ヘルパー研修けんしゅうかんする全国ぜんこく課長かちょう会議かいぎ文書ぶんしょ

 全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃ介護かいごじん派遣はけん事業じぎょう自薦じせんヘルパーが去年きょねんまであった地域ちいきでは、CILでは資格しかくしゃ求人きゅうじん広告こうこくして介助かいじょしゃ確保かくほをしていました。資格しかく求人きゅうじんをすれば、40にん程度ていどなかから1にんえらんでやとうという方法ほうほうなどをとれます。
 支援しえん制度せいどになり、ゆう資格しかくしゃでないとヘルパーにれなくなりましたが、資格しかくしゃ限定げんてい求人きゅうじんすると0〜2にん程度ていどしか応募おうぼがないことがほとんどで、夜間やかん介護かいご土日どにち勤務きんむができないなど介助かいじょしゃとしては適切てきせつでない人材じんざいしか採用さいようできないことがおおいです。
 いままでどおり、資格しかくしゃ求人きゅうじんおこない、CIL独自どくじでヘルパー研修けんしゅう面接めんせつ翌日よくじつからおこない、ヘルパー資格しかくをとらせる方法ほうほう対策たいさくとして有効ゆうこうです。講師こうしはCIL内部ないぶひとだけでおこなえます。
 すでに10都道府県とどうふけん程度ていどではCILで年間ねんかん毎週まいしゅういつでもヘルパー研修けんしゅう自前じまえでできるように交渉こうしょうおこなわれ実現じつげんし、自立じりつ生活せいかつ理念りねんもとづいた内容ないよう研修けんしゅうおこなっています。
 ヘルパー研修けんしゅうをCILでやりたいが、けん指定してい都市とし中核ちゅうかく障害しょうがいヘルパー研修けんしゅう指定してい申請しんせい受付うけつけをしていないなどで、こまっている団体だんたいみなさんもいるとおもいます。
 いくつかの全国ぜんこく団体だんたい昨年さくねん交渉こうしょうしましたが、結果けっか3月さんがつにち全国ぜんこく課長かちょう会議かいぎ資料しりょうにヘルパー研修けんしゅうかんする都道府県とどうふけんとうたいする文書ぶんしょはいりました。
 けん政令せいれい指定してい都市とし中核ちゅうかく障害しょうがい福祉ふくしへの交渉こうしょう使つかえます。この文書ぶんしょしめして、ヘルパー研修けんしゅう指定してい簡単かんたんおこなうよう、ぜひ交渉こうしょうおこなってください。

2004ねんがつにち課長かちょう会議かいぎ資料しりょうより

イ 居宅きょたく介護かいご従業じゅうぎょうしゃ養成ようせい研修けんしゅう

 居宅きょたく介護かいごとう事業じぎょうについては、利用りようしゃびており、その業務ぎょうむになとしてしつたか従業じゅうぎょうしゃ養成ようせいし、確保かくほすることが重要じゅうようであると認識にんしきしている。
 このため、指定してい居宅きょたく介護かいご事業じぎょうしょにおいても積極せっきょくてき居宅きょたく介護かいご従業じゅうぎょうしゃ養成ようせい研修けんしゅう事業じぎょうしゃとしての指定していけ、養成ようせい研修けんしゅう実施じっしすることにより良質りょうしつなヘルパーを確保かくほすることがもとめられる。しかしながら、一部いちぶ指定してい居宅きょたく介護かいご事業じぎょうしょからは、研修けんしゅう事業じぎょう指定してい都道府県とどうふけんとうからなかなかおりない、あるいは指定していされないとのこえせられており、居宅きょたく介護かいご従業じゅうぎょうしゃ確保かくほ観点かんてんから、基準きじゅん該当がいとうする事業じぎょうしゃたいしては、できるかぎすみやかに指定していおこなわれるよう当該とうがい指定してい事務じむ簡素かんそなど弾力だんりょくてき対応たいおうにより、円滑えんかつ事務じむ処理しょりについて十分じゅうぶん配慮はいりょをおねがいしたい。 また、日常にちじょう生活せいかつ支援しえん移動いどう介護かいごについて、研修けんしゅう受講じゅこうした従事じゅうじしゃ不足ふそくしているというこえせられていることから、都道府県とどうふけんとうにおいては、従業じゅうぎょうしゃ養成ようせいおよ確保かくほ積極せっきょくてきまれたい。


下線かせん当会とうかいれました)


人工じんこう呼吸こきゅう(ベンチレーター)利用りようしゃ自立じりつ生活せいかつかんする国際こくさいシンポジウムがおこなわれます

日程にってい変更へんこうしました。午前ごぜんちゅうおこなうようにわりました

札幌さっぽろ:2004ねんがつ20にち)10:30〜17:30
東京とうきょう:2004ねんがつ23にちみず)10:30〜17:30
大阪おおさか:2004ねんがつ27にち)11:00〜18:00
主催しゅさい:ベンチレーター使用しようしゃネットワーク

おも講師こうし
ストックホルム自立じりつ生活協同組合せいかつきょうどうくみあい(STIL)アドルフ・ラツカ(スウェーデン)
トロント自立じりつ生活せいかつセンター  オードリー・キング(カナダ)
国際こくさいベンチレーター使用しようしゃネットワーク(IVUN)ジョン・へドレー(アメリカ)
くわしくはホームページ www.kaigoseido.net を参照さんしょう

ビデオ「ベンチレーターとのたのしいらしマニュアル」無料むりょう配布はいふ

  ベンチレーター(人工じんこう呼吸こきゅう)を24あいだ使つかい、地域ちいき自立じりつ生活せいかつおくりながら自分じぶんらしくきている2人ふたりのベンチレーター使用しようしゃ様子ようすをさまざまなベンチレーターの種類しゅるい周辺しゅうへん機器きき紹介しょうかいをするビデオ「ベンチレーターとのたのしいらしマニュアル」が完成かんせいしました。たくさんのほうていただければさいわいです。このビデオがおおくのベンチレーター使用しようしゃにとって自立じりつ生活せいかつのきっかけになることをねがっております。 なお、ビデオは送料そうりょうみの無料むりょう配布はいふとなっておりますのでご希望きぼうほうは、お名前なまえ住所じゅうしょ、ご連絡れんらくさきとうらせのうえ下記かき事務所じむしょまでおもうけください。

ぜひ同時どうじにぜひおもとめください
冊子さっし「ベンチレータはピアス」500えん
 1人ひとりらしで24あいだ介護かいご利用りようすじジスの花田はなたさんが計画けいかくてき気管きかん切開せっかいをして人工じんこう呼吸こきゅう利用りようはじめるまでの日本にっぽんはじめての記録きろくです。大変たいへんみやすく、こまかいことまでわかります。

もうみは ベンチレーター使用しようしゃネットワーク
〒003-0022 札幌さっぽろ白石しらいし南郷通なんごうどおり14丁目ちょうめみなみ1-5 1F Cとう 
TEL/FAX 011(868)3306 



3月さんがつにち厚労省こうろうしょう都道府県とどうふけん政令市せいれいし中核ちゅうかくあつめた障害しょうがい保健ほけん福祉ふくし主管しゅかん課長かちょう会議かいぎ開催かいさい

自薦じせんヘルパー推進すいしん協会きょうかい本部ほんぶ事務じむきょく

当日とうじつ資料しりょう傍聴ぼうちょう記録きろくはホームページ www.kaigoseido.net からリンクしています。

 ヘルパーの単価たんかについては、事前じぜん厚労省こうろうしょうあんとして発表はっぴょうしていたものがしめされました。(先月せんげつごう内容ないようおなじ)。
 また、デイ・ショート・グループホームなどの単価たんかについてもしめされました。人事院じんじいん勧告かんこく公務員こうむいん給与きゅうよがマイナスとなったことをけて、支援しえん単価たんか人件じんけん相当そうとうする部分ぶぶんげるということで、単価たんかが1〜2%げられています。

平成へいせい16年度ねんど支援しえん基準きじゅんあん

16ねんがつからの改正かいせいてん

  • 家事かじ援助えんじょ」の単価たんかアップは中止ちゅうし介護かいご保険ほけんにはわさない)
  • 身体しんたい介護かいご」の30ふん単価たんか現行げんこう介護かいご保険ほけん単価たんか2310えんにアップ。
  • 身体しんたい介護かいご」・「身体しんたい介護かいごともな移動いどう介護かいご」の1あいだはんえる延長えんちょう部分ぶぶん単価たんかは、30ふんごとに1820えん加算かさん(=1あいだごとに3640えん)にする。(12月のあんでは介護かいご保険ほけんにあわせて家事かじ援助えんじょ単価たんか830えん/30ふんにするというあんだったがそれは撤回てっかい)。
  • 家事かじ援助えんじょ移動いどう介護かいご身体しんたい介護かいごともなわない)、日常にちじょう生活せいかつ支援しえん現行げんこうどおり。
  • 早朝そうちょう夜間やかんおよ深夜しんやにおける加算かさんがく算定さんてい法式ほうしきをサービス利用りよう開始かいしから、サービス提供ていきょう時間じかんたいおうじて算定さんていする方式ほうしき変更へんこうする。(12月のあんおなじ)

 障害しょうがい福祉ふくし企画きかく資料しりょうおもなものを以下いか抜粋ばっすいして掲載けいさいします。  

障害しょうがい福祉ふくし 資料しりょう

○p21〜23
(3)居宅きょたく生活せいかつ支援しえん改善かいぜん事項じこうとうについて

@ 居宅きょたく介護かいご支援しえんとう事業じぎょう(ホームヘルプサービス)

ア 障害しょうがいしゃ)のためのホームヘルプサービスは、地域ちいき生活せいかつささえる重要じゅうよう事業じぎょうであることから、しん障害しょうがいしゃプランにおいて達成たっせい目標もくひょうさだ計画けいかくてき整備せいびはかることとしているが、16年度ねんど予算よさんあん)においては、この計画けいかく前倒まえだおしをおこない、3,280にんぶんぞう予算よさん計上けいじょうしたところである。
 このホームヘルプサービスについては、当初とうしょ予想よそう上回うわまわるサービスの利用りようがあり、これは、支援しえん制度せいど施行しこうあらたにサービスの利用りようはじめた知的ちてき障害しょうがいしゃ障害しょうがいおおかったほか、全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃ一人ひとりたりの利用りよう時間じかんびたことなどが要因よういんかんがえられる。今後こんごもサービスの利用りようびていく可能かのうせいがあることをかんがみ、それに対応たいおうできる様々さまざま仕組しくみの導入どうにゅう工夫くふう必要ひつようかんがえている。どのような工夫くふうとう可能かのうであるかについては、今般こんぱん、おしめししたところであるが、これらにくわえさらになに必要ひつようかについて関係かんけいしゃ意見いけんうかがいながら検討けんとうしていきたいとかんがえている。

ウ 居宅きょたく介護かいごとう事業じぎょうかんする国庫こっこ補助ほじょ基準きじゅん
 居宅きょたく介護かいごとう事業じぎょう補助ほじょきんについては、適切てきせつ執行しっこう管理かんりとともに、全国ぜんこくてきにみてより公平こうへい公正こうせい補助ほじょきん分配ぶんぱいできる基準きじゅん設定せっていする必要ひつようがあることから、国庫こっこ補助ほじょ基準きじゅん策定さくていしたところである。ほん基準きじゅんは、市町村しちょうそんたいする補助ほじょきん交付こうふ基準きじゅんであって、個々人ここじん支給しきゅうりょう上限じょうげんさだめるものではなく、また、市町村しちょうそんにおける支給しきゅう決定けってい制約せいやくするものではないとこについては、従前じゅうぜんからの説明せつめいのとおりであるので、ご留意りゅういねがいたい。
 今後こんご支援しえん制度せいど施行しこう利用りようじょうきょうとうまえ、障害しょうがいしゃ)の地域ちいき生活せいかつ支援しえんかたかんする検討けんとうかいにおいて、ほん基準きじゅん見直みなおしの必要ひつようせいについて検証けんしょうし、議論ぎろんされることとなっている。この検討けんとうじょうきょうについては、厚生こうせい労働省ろうどうしょうのホームページとうつうじて、適宜てきぎ情報じょうほう提供ていきょうする予定よていである。

A 障害しょうがいしゃ短期たんき入所にゅうしょ(ショートステイ)事業じぎょう

 ほん事業じぎょうについては、地域ちいきのニーズをまえた基盤きばん整備せいびはかることが重要じゅうようであり、しん障害しょうがいしゃプランにおいて達成たっせい目標もくひょうさだ計画けいかくてき整備せいびはかることとしており、16年度ねんど予算よさんあん)において、身体しんたい障害しょうがいしゃについては、1,697しょうぶん知的ちてき障害しょうがいしゃ障害しょうがいについては、2,734しょうぶん予算よさん計上けいじょうしたところである。
 また、16年度ねんどから、身体しんたい障害しょうがいしゃ知的ちてき障害しょうがいしゃおよ障害しょうがい身近みぢか場所ばしょでの宿泊しゅくはくともな指定してい短期たんき入所にゅうしょ利用りよう可能かのうとする目的もくてきから、入所にゅうしょ施設しせつ併設へいせつしない単独たんどくがた事業じぎょうしょにおける短期たんき入所にゅうしょ事業じぎょう可能かのうとすることとしたところであり、この設備せつびとうかんする基準きじゅん取扱とりあつかいについては、っておしめしすることとしている。
 なお、この設備せつびとうかんする基準きじゅん取扱とりあつかいをたすことにより、通所つうしょ施設しせつにおいても宿泊しゅくはくともな短期たんき入所にゅうしょ事業じぎょう実施じっし可能かのうとするものである。

B 障害しょうがいしゃ)のデイサービス事業じぎょう

 障害しょうがいしゃ)のデイサービス事業じぎょうについては、にちちゅう活動かつどうとう確保かくほはかることや、通園つうえん方法ほうほうにより日常にちじょう生活せいかつ基本きほん動作どうさのための訓練くんれん集団しゅうだん生活せいかつへの適応てきおうのための訓練くんれん実施じっしする重要じゅうよう事業じぎょうであり、しん障害しょうがいしゃプランにもとづき計画けいかくてき整備せいびはかっている。16年度ねんど予算よさんあん)において、身体しんたい障害しょうがいしゃデイサービスについては、1,000かしょ知的ちてき障害しょうがいしゃデイサービスについては、301かしょ児童じどうデイサービスについては、10,002にんぶん予算よさん計上けいじょうしたところである。
 また、身体しんたい障害しょうがいしゃおよ知的ちてき障害しょうがいしゃのデイサービス支援しえんの16年度ねんど基準きじゅんがくについては、長時間ちょうじかんにわたるサービス提供ていきょう評価ひょうかする観点かんてんから、従前じゅうぜんの2区分くぶん基準きじゅんがくを、16年度ねんどから「4あいだ未満みまん場合ばあい」、「4時間じかん以上いじょうあいだ未満みまん」、「6時間じかん以上いじょう場合ばあい」の3区分くぶん見直みなおしをおこなうこととしている。

C 知的ちてき障害しょうがいしゃ地域ちいき生活せいかつ援助えんじょ(グループホーム)事業じぎょう

 地域ちいき自立じりつすることを希望きぼうする知的ちてき障害しょうがいしゃたいしては、グループホームにおける支援しえんおこなうことは重要じゅうようであるとかんがえており、しん障害しょうがいしゃプランにおいて達成たっせい目標もくひょうさだ計画けいかくてき整備せいびはかることとしており、16年度ねんど予算よさんあん)においては、16,036にんぶんたい前年度ぜんねんど2,200にんぶんぞう)の予算よさん計上けいじょうしたところである。  このグループホームについては、支援しえん制度せいど施行しこう利用りよう希望きぼうしゃえたことや、区分くぶん1の適用てきようけるもの割合わりあい大幅おおはば増加ぞうかしたこともまえ、16年度ねんどにおいては、なんらかの事業じぎょう運営上うんえいじょう工夫くふうとうこうじなければ、あらたな入居にゅうきょ希望きぼうしゃたいする国庫こっこ補助ほじょには対応たいおうできない状況じょうきょうである。どのような工夫くふうとう可能かのうであるかについては、関係かんけいしゃ意見いけんうかがいながら検討けんとうしていきたいとかんがえているのでご理解りかいねがいたい。

D 利用りよう段階だんかいにおける障害しょうがい特性とくせいおうじた支援しえん

 支援しえん制度せいどにおいては、利用りようしゃのニーズを把握はあくし、適正てきせい支給しきゅう決定けっていおこなわれるよう、支援しえん決定けってい事務じむとう中心ちゅうしんてき役割やくわりにな市町村しちょうそんが、利用りよう援助えんじょとうのための相談そうだん支援しえん機能きのう役割やくわりになうこととなっており、つづきご尽力じんりょくねがいたい。とくに、コミュニケーションに障害しょうがいのあるものがサービスを利用りようするにたり、情報じょうほう提供ていきょう契約けいやく締結ていけつなどかくサービス利用りよう段階だんかいにおいて、障害しょうがい特性とくせいおうじた支援しえんがなされることが重要じゅうようである。
 このため、市町村しちょうそんにおいては、障害しょうがいしゃまた障害しょうがい保護ほごしゃとうたいする情報じょうほう提供ていきょうまた相談そうだん、もしくは指導しどうとう責任せきにんをもって必要ひつようがあり、適切てきせつなサービスまた指定してい事業じぎょうしゃ選択せんたくのための相談そうだん支援しえんを、支援しえん支給しきゅう申請しんせい受付うけつけまたはサービス利用りようかかるあっせん・調整ちょうせい要請ようせい関連かんれんづけながらおこな必要ひつようがある。
 たとえば、情報じょうほう提供ていきょう相談そうだん援助えんじょについては、
ア)点字てんじもちいたパンフレットとうによる制度せいど広報こうほう事業じぎょうしゃ情報じょうほう支給しきゅう決定けってい内容ないようのおらせ。
イ)社会しゃかい参加さんか促進そくしんのための事業じぎょうめくらろうしゃ通訳つうやく介助かいじょ派遣はけん点訳てんやく奉仕ほうしいん派遣はけん事業じぎょうとう)の活用かつよう
などがかんがえられる。
 これらの施策しさくにより、障害しょうがいしゃのニーズに反映はんえいし、障害しょうがいしゃ円滑えんかつ福祉ふくしサービスを利用りようするための支援しえん十分じゅうぶんおこなわれるよう、支援しえん支給しきゅう決定けってい円滑えんかつとう支援しえん事業じぎょう活用かつようふくめ、かく市町村しちょうそんにおいて必要ひつよう体制たいせい整備せいびとうまれるよう周知しゅうちねがいたい。

○p26〜27

3 障害しょうがいしゃ生活せいかつ支援しえんについて
相談そうだん支援しえん事業じぎょう推進すいしんについて

 「市町村しちょうそん障害しょうがいしゃ生活せいかつ支援しえん事業じぎょうおよび「障害しょうがいしゃ地域ちいき療育りょういくとう支援しえん事業じぎょう」については15年度ねんどにおいて一般いっぱん財源ざいげんし、個々ここ都道府県とどうふけん市町村しちょうそん創意そうい工夫くふうつうじ、地域ちいき実情じつじょうおうじてより弾力だんりょくてき事業じぎょう展開てんかいできるよう、財政ざいせいてきには地方ちほう交付こうふぜい措置そちすることとしたものである。
 これら2つの事業じぎょう一般いっぱん財源ざいげん実施じっしじょうきょうについてると、「市町村しちょうそん障害しょうがいしゃ生活せいかつ支援しえん事業じぎょう」については、15年度ねんどの374かしょから16年度ねんどは398かしょ予定よてい)となり、あらたに実施じっしするところは44かしょとなっている。
 かく都道府県とどうふけんとうにおいては、これらの事業じぎょう趣旨しゅし重要じゅうようせいをご理解りかいいただき、積極せっきょくてきんでいただいていると認識にんしきしているが、支援しえんがスタートし、全国ぜんこくどこでも障害しょうがいしゃ必要ひつようなサービスを選択せんたくしていくうえで、地域ちいき実体じったいそくした相談そうだん支援しえん体制たいせい整備せいび益々ますます重要じゅうようであることから、実施じっし市町村しちょうそんについて相談そうだん支援しえん体制たいせい整備せいびはかられるようつとめてもらいたい。
 くにとしても、これを支援しえんする観点かんてんから相談そうだん支援しえん実施じっしのありかたについて技術ぎじゅつてき助言じょげん(「地域ちいきにおける相談そうだん支援しえん実施じっしについて」(平成へいせい15ねん11月16にちさわはつだい1106006ごう厚生こうせい労働省ろうどうしょう社会しゃかい援護えんごきょく障害しょうがい福祉ふくし部長ぶちょう通知つうち))をおこなったところであり、実施じっし市町村しちょうそんたいする指導しどう助言じょげんあわ参考さんこうにされたい。
 また、15年度ねんどより実施じっししている「障害しょうがいしゃ地域ちいき生活せいかつ推進すいしん特別とくべつモデル事業じぎょう」については、「市町村しちょうそん障害しょうがいしゃ生活せいかつ支援しえん事業じぎょう」、「障害しょうがいしゃ地域ちいき療育りょういく支援しえん事業じぎょう」をあらたに実施じっしする市町村しちょうそんすで実施じっししている市町村しちょうそん側面そくめんから支援しえんする事業じぎょうであるので相談そうだん支援しえん体制たいせい整備せいびにあたり積極せっきょくてき活用かつようをおねがいしたい。
 なお、ほんモデル事業じぎょうは2かねん事業じぎょうであるが、実績じっせき報告ほうこくしょ様式ようしきをおしめしするので、15年度ねんどみについて報告ほうこくしていただくことを予定よていしている。

○p29

(5)知的ちてき障害しょうがいしゃたいするサービス利用りよう支援しえんについて

@ 成年せいねん後見こうけん制度せいど利用りよう支援しえん事業じぎょうとう

 平成へいせい15ねんがつから施行しこうする支援しえん制度せいどは、利用りようしゃ事業じぎょうしゃ選択せんたくし、契約けいやくによって、サービスを利用りようする仕組しくみであるから、本日ほんじつ意志いしもとづく利用りよう契約けいやくたいする支援しえん必要ひつようである。
 このため、都道府県とどうふけん市町村しちょうそんにおいては本人ほんにん意思いしにより契約けいやく締結ていけつできるよう、11年度ねんどから実施じっししている地域ちいき福祉ふくし権利けんり擁護ようご事業じぎょう社会しゃかい援護えんごきょく所管しょかん)についていちそう普及ふきゅうをおねがいするとともに、判断はんだん能力のうりょく不十分ふじゅうぶん知的ちてき障害しょうがいしゃかか成年せいねん後見こうけん制度せいど活用かつようについて、広報こうほうとうにより周知しゅうちはかられたい。
 なお、くににおいては、成年せいねん後見こうけん制度せいど利用りようによる支援しえん充実じゅうじつはかるため、「介護かいご予防よぼう地域ちいきささ事業じぎょう」(老健ろうけんきょく所管しょかん)のメニュー事業じぎょうひとつである「成年せいねん後見こうけん制度せいど利用りよう支援しえん事業じぎょう」の対象たいしょうに、14年度ねんどより「知的ちてき障害しょうがいしゃ」を追加ついかし、知的ちてき障害しょうがいしゃ市町村しちょうそんもうてにより成年せいねん後見こうけん制度せいど利用りようする場合ばあい知的ちてき障害しょうがいしゃ福祉ふくしほうだい27じょうの3)に、その手続てつづき後見こうけん活動かつどうかか費用ひようとうについて補助ほじょおこなっているところである。ほん事業じぎょう実施じっしじょうきょうると、平成へいせい14ねんがつにち現在げんざいで342市町村しちょうそん(10.6%)、平成へいせい15ねんがつにち現在げんざいで551市町村しちょうそん(17.1%)となっているが、今後こんごとも成年せいねん後見こうけん制度せいど利用りよう促進そくしんのための広報こうほう普及ふきゅうつとめ、制度せいど利用りようかか経費けいひ助成じょせいについて周知しゅうちはかられたい。

A 療育りょういく手帳てちょうによりけられるサービスの内容ないよう周知しゅうち

 療育りょういく手帳てちょうによる旅客りょかく鉄道てつどう株式会社かぶしきがいしゃとう旅客りょかく運賃うんちん割引わりびきとう援助えんじょ措置そちけられることとされているが、都道府県とどうふけんとうにおいては、すくなくとも療育りょういく手帳てちょう交付こうふするさい知的ちてき障害しょうがいしゃけのサービスについて、都道府県とどうふけんとうでそれぞれの実情じつじょうおうじておこなわれるサービス内容ないようふくめて記載きさいしたしょう冊子さっし配布はいふし、文章ぶんしょうにはふりがなをふり、わかりやすい表記ひょうきをすることとうにより、おおくの機会きかいにおいて、サービス内容ないようについて理解りかいしやすい工夫くふうおこなうなど、特段とくだん配慮はいりょをおねがいしたい。  

企画きかく 資料しりょう

○p3〜4
障害しょうがいしゃケアマネジメント体制たいせい支援しえん事業じぎょうについて

ア 障害しょうがいしゃケアマネジメントについては、平成へいせい9年度ねんど以来いらい、モデルてき事業じぎょうである「障害しょうがいしゃケアマネジメント体制たいせい整備せいび推進すいしん事業じぎょう」などをつうじ、その普及ふきゅうつとめてきたところであり、ほん事業じぎょうについては、平成へいせい15年度ねんどより「障害しょうがいしゃケアマネジメント体制たいせい支援しえん事業じぎょう」と改称かいしょうし、本格ほんかく実施じっしとしたところである。

イ ほん事業じぎょうでは、くにの「指導しどうしゃ研修けんしゅう」の内容ないよう充実じゅうじつするなど全体ぜんたいとして以下いかのような取組とりくみをおこなっているところである。

@ こく実施じっしする「指導しどうしゃ研修けんしゅう」については、新規しんき研修けんしゅうくわえて、すでにくに研修けんしゅう終了しゅうりょうし、だい一線いっせん活躍かつやくしている方々かたがた対象たいしょうとするスキルアップのための上級じょうきゅう研修けんしゅうれることなどにより、つづ都道府県とどうふけんとう中心ちゅうしんてき役割やくわりたす人材じんざい育成いくせいつとめることとしている。
A 都道府県とどうふけんとうについては、「障害しょうがいしゃケアマネジメント体制たいせい支援しえん事業じぎょう」をつうじ、・都道府県とどうふけんとう実施じっしする「従事じゅうじしゃ研修けんしゅう」について、くに研修けんしゅう同様どうように、あらたに上級じょうきゅう研修けんしゅう実施じっしし、さらに専門せんもんせいたか人材じんざい確保かくほつとめる。 ・かく障害しょうがい保健ほけん福祉ふくしけんいき設置せっちされた連絡れんらく調整ちょうせい会議かいぎ総括そうかつし、または「従事じゅうじしゃ研修けんしゅう」の企画きかく立案りつあん社会しゃかい資源しげん開発かいはつとうについて検討けんとうすることを目的もくてきとした「障害しょうがいしゃケアマネジメント推進すいしん協議きょうぎかい」を設置せっちするなどして、都道府県とどうふけんとうにおける障害しょうがいケアマネジメント体制たいせい一層いっそう充実じゅうじつ強化きょうかはかることとしている。

ウ かく都道府県とどうふけんとうにおかれては、障害しょうがいしゃケアマネジメントの一層いっそう発展はってんのために、積極せっきょくてき主体しゅたいてき取組とりくみがなされるようおねがいいたしたい。

○p5
特別とくべつ児童じどう扶養ふよう手当てあてとうについて

(1)手当てあてがく改正かいせいについて

  特別とくべつ児童じどう扶養ふよう手当てあて特別とくべつ障害しょうがいしゃ手当てあて障害しょうがい福祉ふくし手当てあておよ福祉ふくし手当てあて経過けいか措置そちぶん) のがくについては、物価ぶっか変動へんどうおうじて自動的じどうてきがく改定かいていする「自動じどう物価ぶっかスライドせい」 がとられている。平成へいせい15ねん消費しょうひしゃ指数しすうは、前年ぜんねん0.3%の下落げらくとなったことから、特段とくだん措置そちこうじられなければ、法律ほうりつにしたがって平成へいせい16年度ねんど手当てあてがくは、平成へいせい12年度ねんど、13年度ねんどおよび14年度ねんど特例とくれい措置そちとしてかれた▲1.7%とあわせて2.0%の引下ひきさげとなるが、公的こうてき年金ねんきん同様どうよう現下げんか社会しゃかい経済けいざい情勢じょうせいとうをかんがみ、平成へいせい15ねん消費しょうひしゃ物価ぶっか指数しすう下落げらくぶん(マイナス0.3%)のみの改訂かいていおこなうこととし、このために必要ひつよう法案ほうあん本年ほんねんがつにち国会こっかい提出ていしゅつされたところである。

  現行げんこう 平成へいせい16ねんがつ〜)
特別とくべつ児童じどう扶養ふよう手当てあて(1きゅう 51,100 → 50,900
        〃  (2きゅう 34,030 → 33,900
特別とくべつ障害しょうがいしゃ手当てあて 26,620 → 26,520
障害しょうがい福祉ふくし手当てあて 14,480 → 14,430
福祉ふくし手当てあて経過けいか措置そちぶん 14,480 → 14,430
参考さんこう    
障害しょうがい基礎きそ年金ねんきんきゅう月額げつがく 83,025 → 82,758
障害しょうがい基礎きそ年金ねんきんきゅう月額げつがく 66,417 → 66,208

 手当てあてがく改定かいていについては、事務じむ処理しょり遺漏いろうのないよう万全ばんぜんされるとともに、管内かんない市町村しちょうそん関係かんけい機関きかんへの周知しゅうちをおねがいしたい。
 また、受給じゅきゅうしゃたいしては、引下ひきさげとなることについて理解りかいられるようその内容ないようについて広報こうほう手段しゅだん活用かつようとうにより、周知しゅうち徹底てっていはかるとともに、個別こべつ照会しょうかいとうたいしても適切てきせつ対処たいしょすべく管内かんない市町村しちょうそんへの指導しどうをおねがいしたい。

○p25〜32

1 障害しょうがいしゃ社会しゃかい参加さんか促進そくしん事業じぎょうについて

 障害しょうがいしゃれた地域ちいき自立じりつし、積極せっきょくてき社会しゃかい参加さんかできる環境かんきょう整備せいびすることはきわめて重要じゅうようである。このため、従来じゅうらいよりその推進すいしんにご尽力じんりょくいただいているところであるが、平成へいせい16年度ねんどにおける障害しょうがいしゃ社会しゃかい参加さんか促進そくしん事業じぎょうについては、以下いか方針ほうしんにより実施じっしすることとしているので、かく実施じっし主体しゅたい実情じつじょうおうじた積極せっきょくてき取組とりくみをおねがいする。

障害しょうがいしゃ自立じりつ支援しえん社会しゃかい参加さんか総合そうごう推進すいしん事業じぎょう

ア 事業じぎょう統合とうごう再編さいへん

 障害しょうがいしゃ自立じりつ社会しゃかい参加さんか推進すいしんについては、ノーマライゼーションの理念りねん実現じつげんけて、障害しょうがいしゃれた地域ちいき社会しゃかいなか自立じりつし、社会しゃかい参加さんかできることを目的もくてきとして、これまで都道府県とどうふけん指定してい都市としおこなう「障害しょうがいしゃ社会しゃかい参加さんか総合そうごう推進すいしん事業じぎょうおよ市町村しちょうそんおこなう「市町村しちょうそん障害しょうがいしゃ社会しゃかい参加さんか促進そくしん事業じぎょうとうにおいて、生活せいかつ訓練くんれん、コミュニケーション手段しゅだん確保かくほ自立じりつ生活せいかつ支援しえんとう実施じっししてきたところである。
 平成へいせい16年度ねんどにおいては、これまでの社会しゃかい参加さんか促進そくしん関係かんけい事業じぎょう自立じりつ支援しえんとう推進すいしん事業じぎょうくわえて統合とうごう・メニューはかるとことし、あらたに「障害しょうがいしゃ自立じりつ支援しえん社会しゃかい参加さんか総合そうごう推進すいしん事業じぎょう」として実施じっしすることとしているので、了知りょうちねがいたい。
 これにより障害しょうがいしゃ社会しゃかい参加さんか自立じりつ支援しえん一体いったいてき推進すいしんするとともに、地域ちいき実情じつじょうおうじて、総合そうごうてき効果こうかてき効率こうりつてき事業じぎょう実施じっしすることができるとかんがえている。

イ めくらろうしゃ通訳つうやく介助かいじょ派遣はけん事業じぎょう

 めくらろうしゃたいする施策しさくとして、平成へいせい12年度ねんどより通訳つうやく介助かいじょいん派遣はけんとうおこな事業じぎょう実施じっししてきているところであるが、すべての都道府県とどうふけん指定してい都市としにおいて実施じっしされるにいたっていない状態じょうたいにある。
 また、一部いちぶ地域ちいきにおいては、社会しゃかい福祉ふくし法人ほうじん全国ぜんこくめくらろうしゃ協会きょうかいにより「コミュニケーション支援しえんとう調査ちょうさ研究けんきゅう事業じぎょう」として先駆せんくてき実施じっしされているところでもあるが、当該とうがい事業じぎょうは、調査ちょうさ研究けんきゅう事業じぎょうとして期間きかん限定げんていして実施じっし平成へいせい16年度ねんど実施じっし見込みこみ)されているもので、実施じっし都道府県とどうふけん指定してい都市としにおいては、ほん事業じぎょう直接ちょくせつ実施じっしけて早急そうきゅう検討けんとうされるようおねがいする。
 そのさいには、めくらろうしゃ団体だんたいをはじめとする関係かんけい団体だんたいとう意見いけんまえたうえで、派遣はけん対象たいしょうしゃ派遣はけん事由じゆう手当てあてがく調整ちょうせいしゃ設置せっち事業じぎょう実施じっし方法ほうほうとうについて十分じゅうぶん検討けんとうおこない、かく都道府県とどうふけん指定してい都市とし実情じつじょうそくした積極せっきょくてき取組とりくみをおねがいする。

ウ 手話しゅわ通訳つうやく関係かんけい事業じぎょうについて

  手話しゅわ通訳つうやく関係かんけい事業じぎょうについては、従前じゅうぜんよりご尽力じんりょくいただいているところであるが、平成へいせい15年度ねんどから支援しえん制度せいど開始かいしされたことまえ、聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃとうへの的確てきかく情報じょうほう提供ていきょう観点かんてんから、手話しゅわ通訳つうやく養成ようせいおよ派遣はけん事業じぎょうについて、一層いっそう積極せっきょくてき取組とりくみをおねがいする。
 また、手話しゅわ通訳つうやく設置せっち事業じぎょうについては、聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃとうのコミュニケーションの円滑えんかつはかるため、手話しゅわ通訳つうやくおこなもの都道府県とどうふけん本庁ほんちょうおよ福祉ふくし事務所じむしょとう公的こうてき機関きかん設置せっちすることとされてものであるが、設置せっち都道府県とどうふけん指定してい都市としにおかれては、その設置せっち促進そくしんについていちそう配慮はいりょをおねがいする。
 具体ぐたいてき設置せっちについては、それぞれの公的こうてき機関きかん設置せっちすることがのぞましいが、特定とくてい場所ばしょ常設じょうせつすることが困難こんなん場合ばあいには、たとえば、都道府県とどうふけん聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃ団体だんたい手話しゅわ通訳つうやくしゃ設置せっちし、そのもの必要ひつようおうじて公的こうてき機関きかんおもむひとし創意そうい工夫くふうによる設置せっち検討けんとうされたい。
 なお、市町村しちょうそん障害しょうがいしゃ社会しゃかい参加さんか促進そくしん事業じぎょうにおける手話しゅわ通訳つうやく設置せっち事業じぎょうについても同様どうようであるので、管内かんない市町村しちょうそんたいし、助言じょげん指導しどうをおねがいする。
 また、手話しゅわ通訳つうやく設置せっちたっては、できるかぎ通訳つうやく技術ぎじゅつたかもの選任せんにんすることについても、特段とくだん配慮はいりょをおねがいする。

○p44〜45

6 視聴覚しちょうかく障害しょうがいしゃへの情報じょうほう提供ていきょう整備せいびについて
(1) 聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃ情報じょうほう提供ていきょう施設しせつ整備せいび促進そくしんについて

 聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃたいする情報じょうほう提供ていきょうおよびコミュニケーション支援しえん体制たいせい一層いっそう充実じゅうじつについては、日常にちじょう生活せいかつにおける必要ひつようせいくわえて、自然しぜん災害さいがいとう緊急きんきゅう対応たいおう観点かんてんから、喫緊きっきん課題かだいとしてげられてきたところであり、このことをまえ、あらたな「障害しょうがいしゃ基本きほん計画けいかく」においては、聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃ情報じょうほう提供ていきょう施設しせつぜん都道府県とどうふけんでの整備せいび促進そくしんすることをかかげているところである。
 いま聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃ情報じょうほう提供ていきょう施設しせつ設置せっちされていない道府県どうふけんにおいては、具体ぐたいてき整備せいび計画けいかくについて早急そうきゅう検討けんとうするようにおねがいする。
 なお、ほん施設しせつ設置せっちたっては、民法みんぽう昭和しょうわ29ねん法律ほうりつだい89ごうだい34じょうもとづく公益こうえき法人ほうじんとう適切てきせつ運営うんえいおこなうことが可能かのう主体しゅたいについてひろ検討けんとうおこなうなど、地域ちいき実情じつじょうそくした効率こうりつてき効果こうかてき設置せっちかか検討けんとうについても積極せっきょくてきむようおねがいする。

(2)こえ図書としょ事業じぎょうにおけるインターネット配信はいしん導入どうにゅうとうについて

 現在げんざい高度こうど情報じょうほう通信つうしん技術ぎじゅつ発展はってん普及ふきゅうともない、インターネットによる通信つうしんもうは、障害しょうがいしゃのための、情報じょうほうバリアフリー・コミュニケーション支援しえんのためのツールとしてもきわめて有用ゆうようとなっていることから、身体しんたい障害しょうがいしゃ関係かんけい団体だんたい委託いたくうえ実施じっししている視覚しかく障害しょうがいしゃ対象たいしょう情報じょうほう提供ていきょうとう事業じぎょうのうち、以下いか事業じぎょうについて、平成へいせい16年度ねんどより、事業じぎょう実施じっし体制たいせいにインターネットの活用かつよう導入どうにゅうし、利用りようしゃのよりいちそう便宜べんぎすることとしたので、管内かんない市町村しちょうそんつうじて、視覚しかく障害しょうがいしゃたいする利用りよう周知しゅうちをおねがいしたい。

ア こえ図書としょ事業じぎょう委託いたくさき:(ぶく日本点字図書館にほんてんじとしょかん、(ぶく日本にっぽんライトハウス)
  こえ図書館としょかん録音ろくおん図書としょ)の録音ろくおん媒体ばいたい従前じゅうぜんのカセットテープから、より大量たいりょう情報じょうほう収載しゅうさい可能かのうなCDに平成へいせい16年度ねんどより順次じゅんじ移行いこうはかるのとあわせて、インターネットによる配信はいしん開始かいしするもの。

イ 録音ろくおん広報こうほう発行はっこう事業じぎょう委託いたくさき:(ぶく日本にっぽん盲人もうじん連合れんごう
 厚生こうせい労働ろうどう白書はくしょふく各種かくしゅ情報じょうほう提供ていきょう方法ほうほうに、従前じゅうぜんのカセットテープへの録音ろくおんくわえて、インターネットによる配信はいしん導入どうにゅうするもの。

ウ 全国ぜんこく盲人もうじん生活せいかつ相談そうだん事業じぎょう委託いたくさき:(ぶく日本にっぽん盲人もうじんかい連合れんごう
  点字てんじ図書としょ情報じょうほうサービス事業じぎょう委託いたくさき:(ぶく日本にっぽんライトハウス)

 電話でんわまた文書ぶんしょとうによりけていた日常にちじょう各種かくしゅ相談そうだんとうについて、時間じかんとうにせずに送受信そうじゅしん可能かのうとなるメールによる受付うけつけを導入どうにゅうする。



介護かいご保険ほけん支援しえん統合とうごう問題もんだい特集とくしゅう

介護かいご保険ほけん支援しえん統合とうごう結論けつろん延期えんき

 1がつには、厚生こうせい労働省ろうどうしょう障害しょうがい保健ほけん福祉ふくし部長ぶちょうは、3がつまでに結論けつろんしたいとの趣旨しゅし発言はつげんおこなっていましたが、主要しゅよう障害しょうがいしゃ団体だんたい合意ごういられず、時期じきがずれんでいます。審議しんぎかい障害しょうがい部会ぶかい介護かいご保険ほけん部会ぶかいのスケジュール、介護かいご改革かいかく本部ほんぶのスケジュールから、6がつまでが、めどとかんがえられています。
 審議しんぎかい障害しょうがい部会ぶかいでは、介護かいご保険ほけん統合とうごう賛成さんせい委員いいん精神せいしん障害しょうがい関係かんけい事業じぎょうしゃなど)が大幅おおはば増員ぞういんされ、つきかいペースの集中しゅうちゅう審議しんぎおこなわれています。

ヘルパー2かい制度せいどになる可能かのうせいたかまる

介護かいご保険ほけんが1かい部分ぶぶんで、障害しょうがいヘルパーが2かい部分ぶぶん

厚生こうせい労働省ろうどうしょう障害しょうがい保健ほけん福祉ふくし部長ぶちょう障害しょうがい福祉ふくし課長かちょう、1がつ22にちに2かいての趣旨しゅし発言はつげん

 新聞しんぶんでもほうじられていますが、厚生こうせい労働省ろうどうしょう塩田えんでん障害しょうがい保健ほけん福祉ふくし部長ぶちょう高原こうげん障害しょうがい福祉ふくし課長かちょうは1がつ22にちにそれぞれ、広島ひろしま滋賀しがけんのシンポジウム会場かいじょうで、長時間ちょうじかん介護かいご必要ひつよう障害しょうがいしゃたいしては、介護かいご保険ほけんりない部分ぶぶん障害しょうがいヘルパーを上乗うわのせして2かい制度せいど対応たいおうするという趣旨しゅし発言はつげんをしました。
 障害しょうがい保健ほけん福祉ふくし内部ないぶでは、長時間ちょうじかん必要ひつようひとにはきちんと対応たいおうしていくという合意ごういがなされたため、このような発言はつげんひょうたということです。現時点げんじてんで2かい方式ほうしきくという合意ごうい完全かんぜんにされているわけではありませんが、げん段階だんかい長時間ちょうじかん介護かいご対応たいおう可能かのう実現じつげん可能かのうせいのある方法ほうほうは2かい方式ほうしきもっと現実げんじつてきということのようです。おそらく、今後こんごは2かい方式ほうしきなかで、複数ふくすう方式ほうしき検討けんとうし、そのなか制度せいどをどのようなかたちにしていくかの検討けんとうすすむものとおもわれます。  

現状げんじょうの2かい制度せいど

 現状げんじょう制度せいどでは、65さい以上いじょう全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃなどは、介護かいご保険ほけんを1かいとして、そのうえ支援しえんのヘルパー制度せいどを2かいとして使つかっています。
 この方法ほうほうは2000年度ねんど介護かいご保険ほけん開始かいしにはマイナーなイメージでしたが、2003年度ねんど支援しえん制度せいどはじまったことにより、いまでは、全国ぜんこく障害しょうがいヘルパー利用りようしゃの17%は65さい以上いじょうとなっており、介護かいご保険ほけん上乗うわのせするかたち障害しょうがいヘルパーを2かい利用りようしています。
 この2かい方式ほうしきを、「65さい以上いじょう」から、そのまま「ぜん年齢ねんれい」に拡大かくだいするという方法ほうほうは、現行げんこう制度せいどなので、ひとつのおおきなあんとなります。(以下いか、「現行げんこうかい方式ほうしき」と記述きじゅつします)。
 しかし、この「現行げんこうかい方式ほうしき」では、全国ぜんこく3300市町村しちょうそんの9わり市町村しちょうそんで、介護かいご保険ほけんのヘルパー時間じかんだけで充足じゅうそくしてしまい、2かい部分ぶぶん予算よさんが0になってしまうというおおきな問題もんだい発生はっせいします。財政難ざいせいなんおり予算よさんが0になったものが復活ふっかつすることはまずありません。
 つまり、この「現行げんこうかい方式ほうしき」では、日本にっぽんの9わり市町村しちょうそんで、今後こんご、1にち時間じかん以上いじょう介護かいご必要ひつよう障害しょうがいしゃは、施設しせつ親元おやもとから地域ちいきることが永久えいきゅうにできなくなってしまいます。  

べつ方法ほうほうの2かい制度せいど

 一方いっぽう、2かい部分ぶぶん制度せいどを「あらたな時間じかんすう決定けってい方式ほうしき」をもつ障害しょうがいヘルパー制度せいどとして1からてなおす方式ほうしきも、今後こんご、そのなかで複数ふくすう方法ほうほう検討けんとうされることになります。 そのなかには、「このような障害しょうがいしゃならこの時間じかんすうを2かい部分ぶぶんすべきである」と全国ぜんこく共通きょうつう時間じかんすう決定けっていのガイドラインをつくり、それを遵守じゅんしゅするように市町村しちょうそんにおねがいしていく・・・という方法ほうほうもあります。
 この方式ほうしきは、現在げんざい長時間ちょうじかん利用りようしゃがいない地域ちいきでも、たとえば、家族かぞく同居どうきょさい重度じゅうど全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃでも、ある程度ていどはヘルパー利用りよう時間じかん強制きょうせいてきにのばす効果こうかがあるかもしれません。財源ざいげんは、施設しせつ支援しえん予算よさん介護かいご保険ほけんはいるので、税金ぜいきん負担ふたん半分はんぶんむので、そのいた予算よさんを2かいてヘルパー制度せいどにまわすことが可能かのうです。そうすれば、予算よさんは0ではありませんから、重度じゅうど障害しょうがいしゃ突然とつぜんにんらしをはじめても、補正ほせい予算よさんなどで長時間ちょうじかんのヘルパー時間じかん確保かくほできる可能かのうせいもあります(ただし、2かい部分ぶぶん予算よさん規模きぼが、現在げんざい障害しょうがいヘルパー制度せいどよりちいさくなっていれば、長時間ちょうじかんのヘルパー時間じかんけられる可能かのうせい現行げんこう制度せいどよりもひくくなる)

この方法ほうほう欠点けってんは、
(1)市町村しちょうそんくにうことを無視むしして2かい制度せいどおこなわない可能かのうせいがあること。
(2)三位一体さんみいったい改革かいかくで、すうねんくに補助ほじょきんはすべて廃止はいしされ、補助ほじょきんシステムそのものがなくなってしまう可能かのうせいがあり、そうなると、自治体じちたいは2かい制度せいどはやらなくなること。
(3)全国ぜんこく共通きょうつう時間じかんすう決定けっていのガイドラインというものは、現状げんじょう先進せんしん自治体じちたい(24あいだ介護かいご保障ほしょう実現じつげんしている自治体じちたい)の時間じかんすう決定けっていかんがかたよりどうしても(かなり)水準すいじゅんがってしまう。
(4)いままでは、1人ひとりらしをはじめたさい重度じゅうど障害しょうがいしゃ市町村しちょうそん交渉こうしょうをし、いのちにかかわるという現状げんじょうなか市町村しちょうそん補正ほせい予算よさんんで、ヘルパー制度せいどばしてきたという全国ぜんこくでの実績じっせき歴史れきしがあるが、この方法ほうほう予算よさんがとれなくなる可能かのうせいがある(水準すいじゅんひくいガイドラインをつくると、それ以上いじょう制度せいどびなくなる)。
ということです。
(1)の対策たいさくとして、全国ぜんこく市町村しちょうそんはその障害しょうがいしゃ人数にんずう把握はあくし、数値すうち計画けいかくつくり、それにもとづき予算よさん措置そちをしていく・・・ことを法律ほうりつ義務ぎむづけするという方法ほうほうがあります。(強制きょうせいてき義務付ぎむづけは困難こんなんえないとできない)
(2)の対策たいさくとしては、2かい部分ぶぶん介護かいご保険ほけん法律ほうりつ介護かいご保険ほけん特別とくべつ会計かいけいなかれてしまうという方法ほうほうがあるかもれません。(かなりむずかしい)
(3)の全国ぜんこく共通きょうつうガイドラインですが、最高さいこうにち24あいだ人数にんずうをどう規定きていするか(現状げんじょうでは24あいだ保障ほしょうでも10まんにんに2〜3にん程度ていど)、12あいだ人数にんずうをどう規定きていするか、8あいだ人数にんずうをどう規定きていするか、などが予算よさんとの関係かんけいまってしまいます。施設しせつ予算よさん半分はんぶんくといっても予算よさん有限ゆうげんですので、すべての要望ようぼう対応たいおうはできません。それをどうするか、検討けんとう課題かだいです。また、家族かぞく同居どうきょ障害しょうがいしゃ手厚てあつくすると、1にんらしの障害しょうがいしゃ十分じゅうぶん時間じかんすうせなくなり、24あいだヘルパーを使つかえるのは、人工じんこう呼吸こきゅう利用りようしゃだけになってしまいます。現在げんざい24あいだ介護かいご保障ほしょう毎日まいにち24あいだのヘルパーを使つかっている脳性のうせいまひ・けいそんすじジスなどの障害しょうがいでは24あいだ利用りようできないことになります。
(4)の問題もんだいも、交渉こうしょうしてばしていけるような対策たいさく必要ひつようです。 たして、これらの問題もんだい解決かいけつできるかどうかが、課題かだいとなります。

らせ

全国ぜんこく障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょう協議きょうぎかい交渉こうしょう団体だんたい会員かいいん募集ぼしゅう正会員せいかいいんにあたる)

  • 介護かいご保険ほけんとの統合とうごう問題もんだい一般いっぱんせない情報じょうほうなど、交渉こうしょう団体だんたい会員かいいん専用せんようメーリングリストで専用せんよう情報じょうほう配信はいしんし、ご意見いけん随時ずいじ募集ぼしゅうします。
  • 障害しょうがい当事とうじしゃ団体だんたい自立じりつ生活せいかつしゃがいる団体だんたい個人こじん団体だんたいとして加入かにゅうできます)は交渉こうしょう団体だんたい会員かいいん変更へんこうをおねがいします(もうみはお電話でんわ・メールか、資料しりょう注文ちゅうもんよう封筒ふうとうで。)
  • 相談そうだん会員かいいんおなじサービスを3めいたいして1団体だんたい6000えんおこないます。

試算しさん) 全国ぜんこくで1830おくえんくに予算よさん915おくえん)で最高さいこう20〜24あいだのヘルパー制度せいど可能かのう

 現在げんざい支援しえん入所にゅうしょ施設しせつ予算よさんは(くに地方ちほうわせ)やく6250おくえんであるが、上限じょうげんなしのヘルパー制度せいど運用うんようしている自治体じちたい事業じぎょう(925まんにんで130おくえん)を全国ぜんこく人口じんこうかんがえると1830おくえんとなる。施設しせつ予算よさんの3ぶんの1以下いかですむ。
  下記かきひょうの22自治体じちたい合計ごうけい人口じんこう924まんにん)では合計ごうけい130おくえん事業じぎょう(15年度ねんど11ヶ月かげつ実績じっせき)で、最高さいこう20〜24あいだ介護かいご保障ほしょう制度せいど運用うんようされている実績じっせきがある。1おく2000まんにん人口じんこうてはめると、1830おくえん(1年間ねんかん=12ヶ月かげつ事業じぎょう)で最高さいこう20〜24あいだのヘルパー制度せいど全国ぜんこく可能かのう。(くに予算よさんは2ぶんの1負担ふたんなので、915おくえんでよい。それにたいし、現在げんざいのヘルパーこく予算よさんやく400おくえん入所にゅうしょ施設しせつこく予算よさんは3127おくえん)。
 なお、東京とうきょう都内とないけんからしてくる1にんらしの長時間ちょうじかん介護かいご必要ひつよう障害しょうがいしゃおおいので、全国ぜんこく平均へいきんよりおお費用ひようがかかる傾向けいこうがある。

最高さいこう20〜24あいだ障害しょうがいヘルパー制度せいどがある市区しく予算よさん総額そうがく
最高さいこう20〜24あいだにち介護かいご保障ほしょう実現じつげんしている市区しく

市区しく町村ちょうそんめい 15年度ねんどヘルパー事業じぎょう 人口じんこう
政令せいれい指定してい都市とし
(2003ねん4がつから24あいだ保障ほしょう開始かいし
4,438,371,814 3,664,973
東京とうきょう都内とないの20市区しく
(93ねん〜2002年度ねんどに24あいだ介護かいご保障ほしょう開始かいし
8,546,845,223 5,583,478
合計ごうけい 12,985,217,037 9,248,451

(16年度ねんど国庫こっこ補助ほじょ要望ようぼう資料しりょうより作成さくせい。11ヶ月かげつ予算よさんである。)
上限じょうげんなしでヘルパー制度せいど運用うんようしている市町村しちょうそんすう東京とうきょう以外いがいはもっとおおい(政令市せいれいしは  6一般いっぱん人口じんこうまんにんだいから各地かくち点在てんざいする)が、 人口じんこうおおきい政令市せいれいしの  み計算けいさんした。)

(2004ねん3がつ22にち 福祉ふくし新聞しんぶんより)

障害しょうがいしゃ85%が反対はんたい 支援しえん介護かいご保険ほけん統合とうごう"った" JIL調査ちょうさ

当事とうじしゃの85%は支援しえん制度せいど介護かいご保険ほけん統合とうごう反対はんたい――。

全国ぜんこく自立じりつ生活せいかつセンター協議きょうぎかい協議きょうぎかい(JIL‐中西なかにし正司せいじ代表だいひょう)が当事とうじしゃ対象たいしょうった緊 きゅうアンケートであきらかになった。「統合とうごう賛成さんせい」は、3%だった。「からない」と したひと大半たいはんは「介護かいご保険ほけん支援しえん先行さきゆきは不安ふあん」とており、「統合とうごうしかじゅつはな い」といった厚生こうせい労働省ろうどうしょう論調ろんちょうに"った"をかける要素ようそとなりうそうだ。

 緊急きんきゅうアンケートはJILが2がつ下旬げじゅんからインナーネットじょうおこなったもので、2週間しゅうかんと いう短期間たんきかんながらろくひゃくはちじゅうにん回答かいとうた。「介護かいご保険ほけん障害しょうがいしゃ施策しさくについての論議ろんぎ をどうおもうか」と理由りゆう複数ふくすう回答かいとう)もいかけたところ、全体ぜんたいの85%にたるひゃくなな じゅうにんが「統合とうごう反対はんたい」とこたえた。うち90%が「そもそも障害しょうがいしゃ高齢こうれいしゃ介護かいご ニーズがちがう。同一どういつのシステムにせるには無理むりがあるから」と指摘してきしている。  

 介護かいご保険ほけん統合とうごうされた場合ばあい生活せいかつ想像そうぞうし、反対はんたいは「社会しゃかい参加さんか保障ほしょうされなくな るのでは」「よう介護かいご認定にんていのようにADLで判定はんていされれば利用りよう時間じかんげられるので は」などの不安ふあんしめしている。「介護かいご保険ほけんには支給しきゅう限度げんどがくがあるから」「保険ほけんりょういち わり負担ふたんはらえない」などの意見いけんおおい。  

 また、介護かいご保険ほけん制度せいどがリハビリを重視じゅうししてよう介護かいごかるくすることで介護かいご給付きゅうふおさえる方向ほうこうすすんでいることから、「社会しゃかい生活せいかつのために必要ひつようなだけ介助かいじょしゃけると いう障害しょうがいしゃかんがかたとは方向ほうこうせいちがう」という意見いけんおおい。「介護かいご保険ほけん財源ざいげん将来しょうらい てきにはまる可能かのうせいたかい」ときもある。

 さらには、「からない」とこたえたななじゅうにん全体ぜんたいの10%)のうちよんじゅうさんにんはその よしを「介護かいご保険ほけん制度せいど支援しえん制度せいどのどちらも先行さきゆ不安ふあんだから」とした。賛成さんせいともはん たいともれなかった様子ようすかる。  

 一方いっぽう賛成さんせいじゅうにんで、全体ぜんたいの3%だった。理由りゆうは「支援しえんのサービスが毎年まいとし っていくことをかんがえると、介護かいご保険ほけんで4あいだぶん財源ざいげん確保かくほされることがだいいち」と したひとが10にん最多さいた。「いまのままの介護かいご保険ほけん吸収きゅうしゅうされるようなら反対はんたいだが・・・」 と前置まえおきしたうえで、「障害しょうがいしゃはいることで介護かいご保険ほけん制度せいどくなるなら賛成さんせい」「介護かいご 保険ほけん精神せいしん障害しょうがいしゃのサービスがはじまるなら、支援しえん制度せいど精神せいしん障害しょうがいしゃはいるまでつ よりい」といった意見いけんもあった。

 ただ、議論ぎろんくちでも賛否さんぴ両論りょうろんある。アンケートでは、「障害しょうがいしゃサービスをくに責任せきにんではなく保険ほけんおこなうことは根本こんぽんてきあやまり」と統合とうごう発想はっそうそのものに批判ひはんてきこえだい多数たすうだったが、「統合とうごうして国民こくみんてき課題かだいとしてのあるべき介護かいご制度せいど構築こうちくすべきだ」 とのこえもあった。

 この問題もんだいをめぐっては、おおくの当事とうじしゃらが「財源ざいげんきびしいから統合とうごうを」と厚労省こうろうしょうか ら提案ていあんされた印象いんしょうっており、主要しゅよう当事とうじしゃ団体だんたい慎重しんちょう議論ぎろんすべきとの姿勢しせいつらぬけ いているのが現状げんじょう。JILは支援しえん制度せいど評価ひょうかしており、「財源ざいげん安定あんていしないのは在宅ざいたく 支援しえん義務ぎむてき経費けいひではなく裁量さいりょうてき経費けいひだから。財源ざいげん確保かくほは、施設しせつ在宅ざいたくで8たい2のざい げん是正ぜせいからだ」と財源ざいげんろんにはクールだ。


だいかい(2004ねん2がつ27にち障害しょうがいしゃ団体だんたい厚生こうせい労働省ろうどうしょう障害しょうがい福祉ふくしとのはないの報告ほうこく

 先週せんしゅうつづき、障害しょうがいしゃ団体だんたいはないを2がつ27にち午後ごごよりおこなった。
 前回ぜんかい厚労省こうろうしょうとのはないでは、介護かいご保険ほけん支援しえん関係かんけいについて、支給しきゅう限度げんどがくよう介護かいご認定にんてい、ケアマネジメントにかんする問題もんだいはなわれたことをけて、そのやり とりのなか疑問ぎもんてんがあるのでさらに議論ぎろんふかめたいという意見いけんがだされた。 また、滋賀しがけん開催かいさいされたアメニティフォーラムや新聞しんぶん報道ほうどうなどで厚労省こうろうしょうが「全身ぜんしんせい強度きょうど行動こうどう障害しょうがいなど特別とくべつのニーズがあるひとたいしては、ぜい財源ざいげん上乗うわのせのサービスを おこなう」と発言はつげんしていることが報告ほうこくされ、このてんについても議論ぎろんしていくことになっ た。

  午後ごごからは、村木むらき課長かちょうあいだ課長かちょう補佐ほさをはじめとする障害しょうがい福祉ふくしはないを おこなった。
 最初さいしょに、特別とくべつのニーズにたいする上乗うわのせサービスについて意見いけんわされた。障害しょうがいしゃ 団体だんたいがわからは、

  • 介護かいご保険ほけんぜい財源ざいげんでサービスを上乗うわのせする仕組しくみにした場合ばあい生命せいめい維持いじ必要ひつようもと いしずえ部分ぶぶんである介護かいご保険ほけんえるサービスを市町村しちょうそんおこなわない可能かのうせいたかい。
  • 介護かいご保険ほけん基礎きそ部分ぶぶんになったとき支援しえん制度せいどはどうなるのか。
  • これまでの政策せいさく転換てんかんして、基礎きそ部分ぶぶん市町村しちょうそんにない、重度じゅうど障害しょうがいしゃなどの基礎きそ部分ぶぶんえるサービスはくに責任せきにんつというかんがかたはどうか。
  • 介護かいご保険ほけん導入どうにゅうときに、介護かいご保険ほけん以外いがいのサービスはあまりえなかった。障害しょうがいしゃ統合とうごうして、介護かいご保険ほけん対応たいおうできないサービスを確保かくほできるのか。

などの意見いけんされた。
 これにたいして厚労省こうろうしょうからは以下いかのようなかんがえがしめされた。

  • 財源ざいげんは、ぜい介護かいご保険ほけん医療いりょう保険ほけん自己じこ負担ふたんしかないので、介護かいご保険ほけん上乗うわのせをかんがえ えた場合ばあいぜいおこなうことが有力ゆうりょくかんがかたである。
  • 現在げんざいの65さい以上いじょうと40さい以上いじょう特定とくてい疾病しっぺい障害しょうがいしゃっているように介護かいご保険ほけん基礎きそ にして支援しえん制度せいど上乗うわのせで使つか方法ほうほうをとることもできるし、それ以外いがいによりかた ほうがあるかについてもかんがえている。
  • スウェーデンのように市町村しちょうそん基本きほんてき部分ぶぶんおこなって、それをえるものをくにくだり うというかんがかたはわかるが、くに全額ぜんがく負担ふたんする場合ばあいきわめて限定げんていされたひと限定げんていされ た使つかかたになり、自由じゆうせばまるのではないか。
  • 介護かいご保険ほけん導入どうにゅうときは、介護かいご保険ほけん本体ほんたいおおきくしてそれ以外いがいのサービスをやすと いう視点してんはなかった。障害しょうがいしゃ場合ばあい事情じじょうちがって、介護かいご保険ほけん以外いがいのサブシステムが 重要じゅうようだとかんがえている。

 これらのやりとりをけて、かいてをとる場合ばあい具体ぐたいてき仕組しくみとその将来しょうらいてき安全あんぜんせい担保たんぽされないと、地域ちいき重度じゅうど障害しょうがいをもって生活せいかつしているひと不安ふあんぬぐえな いので、もっと判断はんだんのための材料ざいりょうしいということをつたえた。

 つづいて、厚労省こうろうしょうよりニーズを顕在けんざいさせる仕組しくみとしての市町村しちょうそん障害しょうがいしゃ計画けいかく必要ひつよう せいについて資料しりょうをもとに説明せつめいがなされた。高齢こうれいしゃには、市町村しちょうそん老人ろうじん福祉ふくし計画けいかく老人ろうじん 保健ほけん計画けいかく介護かいご保険ほけん事業じぎょう計画けいかく義務ぎむづけられており、市町村しちょうそん計画けいかく策定さくていつうじてニー ズを把握はあくするよう仕組しくまれている。市町村しちょうそん障害しょうがいしゃ計画けいかく現在げんざい義務ぎむづけされておらず、 計画けいかく策定さくていしても数値すうち目標もくひょうまでかかげているところはすくない。今後こんご市町村しちょうそん障害しょうがいしゃ計画けいかく義務ぎむづけし、市町村しちょうそん障害しょうがいしゃ計画けいかくげてくに障害しょうがいしゃ基本きほん計画けいかくつくっていくこと などの必要ひつようせいについて議論ぎろんがなされた。

 また、前回ぜんかいから議論ぎろんされている特別とくべつのニーズへの対応たいおうとしてどういう介助かいじょ必要ひつようと しているひとにどれくらい費用ひようがかかっているのかという論点ろんてんについては、障害しょうがいしゃこう よわいしゃくらべてかずかぎられており、現在げんざい障害しょうがいしゃ統計とうけい支給しきゅう決定けってい内容ないようからじゅうふん把握はあく できるのではないかという意見いけんもだされた。

 知的ちてき障害しょうがいしゃ分野ぶんやからは、グループホームについて支援しえんでは出身しゅっしん市町村しちょうそんささえ 援費を支給しきゅうしており、介護かいご保険ほけんではグループホームのある居住きょじゅう市町村しちょうそん保険ほけんしゃ になっていることのちがいにたいする懸念けねんしめされた。

 次回じかいは3がつにち)17から、つづ介護かいご保険ほけん支援しえんとの関係かんけいかんがえると ともに、障害しょうがい福祉ふくし施策しさく立場たちばから研究けんきゅうしゃ北野きたの誠一せいいちからの意見いけんうかが予定よていである。

だいかい(2004ねん3がつ4にち障害しょうがいしゃ団体だんたい厚生こうせい労働省ろうどうしょう障害しょうがい福祉ふくしとのはないの報告ほうこく

 先週せんしゅうつづき、障害しょうがいしゃ団体だんたいはないを3がつにち午後ごごよりおこなった。
 今回こんかい研究けんきゅうしゃ北野きたの誠一せいいちはなしうかがうとともに、前回ぜんかいからの厚労省こうろうしょうとのはないの なかでの疑問ぎもんてんについてさらに議論ぎろんふかめていくこととなった。
 また、3月さんがつにち開催かいさいされた社会しゃかい保障ほしょう審議しんぎかい障害しょうがいしゃ部会ぶかいなかでも介護かいご保険ほけん障害しょうがいしゃ 施策しさくについての議論ぎろんがなされており、その報告ほうこくおこなわれた。

 午後ごごからは、村木むらき課長かちょうあいだ課長かちょう補佐ほさをはじめとする障害しょうがい福祉ふくしと、老健ろうけんきょくから 渡辺わたなべ企画きかくかん宮崎みやざき課長かちょう補佐ほさ出席しゅっせきのもとではないをおこなった。

 最初さいしょに、北野きたの誠一せいいちから「支援しえん制度せいど介護かいご保険ほけん制度せいど展望てんぼう」とした資料しりょうをもとに以 はなしがなされた。

  • 支援しえん介護かいご保険ほけんかたるときに、ケア・介護かいご介助かいじょ支援しえん・パーソナルアシスタン トという言葉ことばもちいるが、ひとによって言葉ことばのイメージがちがっている。それぞれの言葉ことば定義ていぎをしたうえ議論ぎろんしないと内容ないようふかまらない。
  • 介護かいご保険ほけんほうは“介護かいご”の明確めいかく定義ていぎがなく、サービスのメニューを列挙れっきょすることに とどまっている。知的ちてき障害しょうがいしゃ福祉ふくしほうが“知的ちてき障害しょうがいしゃ”を定義ていぎしていないのと同様どうようかい まもる定義ていぎせずに法律ほうりつ成立せいりつしていることが様々さまざま問題もんだいんでいる。
  • 世界せかい障害しょうがいしゃ問題もんだい研究所けんきゅうじょではパーソナルアシスタントの定義ていぎを「本人ほんにんえらんだ生活せいかつに おいて、通常つうじょう本人ほんにんがする(はずの)ことを、障害しょうがいがあるために他者たしゃ直接ちょくせつ援助えんじょする こと」としており、この定義ていぎすべての障害しょうがいしゃ高齢こうれいしゃつニーズにたいして普遍ふへんてき定義ていぎである。
  • 自立じりつ概念がいねんはさらにちがっており、共通きょうつう定義ていぎつく必要ひつようがある。「福祉ふくし自治体じちたいユ ニット改革かいかくへの提言ていげん」での自立じりつ概念がいねんは“残存ざんそん能力のうりょく維持いじ向上こうじょう”で医療いりょう・リハビリ テーションてき定義ていぎである。一方いっぽう、10ねんまえされた「高齢こうれいしゃ介護かいご自立じりつ支援しえんシステ ム研究けんきゅうかい報告ほうこくしょ」の自立じりつろん当時とうじとしては画期的かっきてきであり、重度じゅうど障害しょうがい高齢こうれいしゃ外出がいしゅつし、社会しゃかい参加さんかし、生活せいかつたのしむことが介護かいご基本きほん理念りねんとされている。ただ、在宅ざいたく での生活せいかつのイメージが中心ちゅうしんで、障害しょうがいしゃのように社会しゃかいにでていって活動かつどうするというビ ジョンがよわかった。このビジョンをもたないと高齢こうれい障害しょうがいをあわせたサービス、地域ちいき 生活せいかつ支援しえん保険ほけんにはむすびつかない。
  • いま厚労省こうろうしょうでは様々さまざま検討けんとうかいをやっているが全体ぜんたいのビジョンをしめすことが重要じゅうようであ る。生活せいかつ保護ほご検討けんとうかいでは、扶養ふよう義務ぎむ規定きてい他人たにん介護かいごりょう住宅じゅうたく扶助ふじょたんきゅう救護きゅうご施設しせつ問題もんだいがある。障害しょうがいしゃしゃ総合そうごう福祉ふくしほう制定せいてい必要ひつようである。医療いりょう保険ほけん見直みなおされてお り、介護かいご保険ほけん統合とうごうして高齢こうれいしゃ医療いりょう介護かいご保険ほけん構想こうそうもあり、この構想こうそう高齢こうれいしゃ障害しょうがいしゃ統合とうごう構想こうそうはどのような関係かんけいになるのか。
     また、権利けんり擁護ようごについても、消費しょうひしゃ保護ほご基本きほんほう改正かいせい検討けんとうされており、団体だんたい訴訟そしょう 制度せいど導入どうにゅう検討けんとうされている。このながれで、障害しょうがいしゃ差別さべつ禁止きんしほう真剣しんけん議論ぎろんすべきで ある。知的ちてき障害しょうがいしゃ入所にゅうしょ更生こうせい施設しせつ指定してい基準きじゅんにも地域ちいき移行いこう計画けいかく作成さくせい義務付ぎむづけられ た。これの実効じっこうせい担保たんぽするためには差別さべつ禁止きんしほう重要じゅうようである。手話しゅわ通訳つうやくなどの情報じょうほう 保障ほしょうにとっても差別さべつ禁止きんしほう重要じゅうようである。
     費用ひよう負担ふたん応益おうえき負担ふたんもとめていくなら、所得しょとく保障ほしょうがセットであり、就労しゅうろう支援しえんすすめ ていく必要ひつようがある。法定ほうてい雇用こようりつ差別さべつ禁止きんしほう法的ほうてき両立りょうりつできる。
  • 介護かいご保険ほけん問題もんだいについては、よう介護かいご認定にんてい仕組しくみと介護かいご給付きゅうふがくの2てん決定的けっていてきとい だいである。よう介護かいご認定にんていで、痴呆ちほう知的ちてき障害しょうがいしゃ、コミュニケーションの支援しえんをするとし たら、こまかい設定せってい必要ひつようとなる。また、よう介護かいご認定にんてい施設しせつでの介護かいご時間じかん調査ちょうさであっ て、施設しせつなら入浴にゅうよく介護かいご食事しょくじ介護かいごより時間じかんみじかくてすむが、在宅ざいたくでは入浴にゅうよくのほうがとき あいだがかかる。
  • 支給しきゅう限度げんどがくなかでのサービスの選択せんたくとなると、痴呆ちほう専用せんようデイサービスは単価たんかたかく て利用りよう時間じかんがすくなるというしつりょうがトレードオフになる。
  • よう介護かいご5の認定にんていに、一人暮ひとりぐらしの重度じゅうど障害しょうがいしゃ想定そうていしていたら、もっと支給しきゅう限度げんど がくたかくなっていたはずである。介護かいご保険ほけん守備しゅび範囲はんい明確めいかくにして、一人暮ひとりぐらしのおも たび障害しょうがいしゃをモデルとして想定そうていしないなら、にどういうシステムを想定そうていするのかしめす べきである。
  • グループホームの単価たんかくに単価たんか比較ひかくした場合ばあい、アメリカではグループホー ムの単価たんかは12とおりあり、一番いちばんたか単価たんかは100まんちかくになる。民間みんかんのサービスがグルー プホームをやっているので、単価たんかひくいと契約けいやくをしてもらえない。ひく単価たんかだとサー ビスのしつちて、人権じんけん侵害しんがいがおこる。
     しかし、アメリカ方式ほうしきにすると、おな単価たんかおな障害しょうがい)のひとばかりになって、ノー マライゼーションにはんする。日本にっぽんのように、個人こじんごとに支援しえんすのは世界せかいてきにす ぐれた制度せいどである。グループホームでも一人ひとりいちにんのニーズにおうじて、ホームヘルプ、 ガイドヘルプをつけられる日本にっぽん方式ほうしきのよさをいかしてしい。
  • ケアマネジメントの問題もんだいは、民間みんかん事業じぎょうしょがケアマネジメントをやっており、公正こうせい 中立ちゅうりつ担保たんぽできていない。また、知的ちてき障害しょうがいしゃ聴覚ちょうかく視覚しかく障害しょうがいしゃ精神せいしん障害しょうがいしゃ重度じゅうど 身心しんしん障害しょうがいしゃ全部ぜんぶをケアマネできるひとはいないので、様々さまざまなものがあって消費しょうひしゃえらべ をまかせるのがいい。カナダのブリティッシュコロンビアしゅう幅広はばひろいコンサルティ ングの仕組しくみをもっており、サービスの自己じこ管理かんりモデルから一部いちぶ自己じこ決定けってい自己じこ選択せんたく モデル、専門せんもんしょくへの委任いにんモデルまで、幅広はばひろ仕組しくみをもっている。日本にっぽん介護かいご保険ほけんの ケアマネジメントはおおくある選択肢せんたくしひとつであり、当事とうじしゃ主導しゅどう自立じりつ支援しえんマネジメン トの可能かのうせいわれている。

 つづいて、あいだ課長かちょう補佐ほさより、資料しりょうもとづき費用ひよう負担ふたんについて、措置そち制度せいど精神せいしん障害しょうがいしゃ支援しえん制度せいど介護かいご保険ほけん比較ひかくしながらの説明せつめいがあった。
措置そち制度せいど支援しえん制度せいどはサービスにかかる費用ひよう負担ふたん援護えんご実施じっししゃである市町村しちょうそんで あり、市町村しちょうそんたいしてくにおよ都道府県とどうふけん補助ほじょをする仕組しくみになっている。利用りようしゃ負担ふたん範囲はんい障害しょうがいしゃ本人ほんにん扶養ふよう義務ぎむしゃである。負担ふたんがくおうのう負担ふたん費用ひよう徴収ちょうしゅうひょうによってけつ まっていて、限度げんどがくがある。
介護かいご保険ほけん保険ほけん給付きゅうふについては保険ほけんしゃである市町村しちょうそんであり、保険ほけん給付きゅうふ以外いがい利用りようしゃ 担となる仕組しくみ(保険ほけん給付きゅうふが9わりであるので、のこりの1わり利用りようしゃ負担ふたん)になってい る。利用りようしゃ負担ふたん範囲はんい利用りようしゃのみである。負担ふたんがく応益おうえき負担ふたんであり、介護かいご保険ほけん ようしゃ負担ふたんにも限度げんどがくがある。
 おうのう負担ふたん仕組しくみでは扶養ふよう義務ぎむしゃからの費用ひよう徴収ちょうしゅう問題もんだいがでてくる。また、サービ スを使つかっているひと使つかっていないひととのをどうかんがえるかも問題もんだいである。
 高齢こうれいしゃサービスが措置そち制度せいどであったときにはおうのう負担ふたんであり、おおくのひと利用りようしゃ負担ふたんはらっていなかった。介護かいご保険ほけん導入どうにゅうには、それまで使つかっていたひと生計せいけい中心ちゅうしんしゃじゅう みんぜい非課税ひかぜいしゃ場合ばあいは、1わり利用りようしゃ負担ふたんを3%、6%と段階だんかいてきげる経過けいかおけおこなった。さらに生計せいけい中心ちゅうしんしゃ市町しちょう村民そんみんぜい世帯せたい非課税ひかぜいしゃとう場合ばあいに、社会しゃかい福祉ふくし法人ほうじん市町村しちょうそん相談そうだんして利用りようしゃ負担ふたん半分はんぶんもしくはゼロにでき、その一部いちぶくに都道府県とどうふけん補填ほてんする仕組しくみもつくった。また、生活せいかつ保護ほご介護かいご扶助ふじょのみ適用てきようするたんきゅう仕組しくみも ある。ストック、フローはないが、生活せいかつ保護ほごけるまででもないというひとをどうす るかは課題かだいで、所得しょとく保障ほしょうとのはなしともからんでいる。

 そのはなしけて、障害しょうがいしゃ団体だんたいがわ厚労省こうろうしょうとで以下いか意見いけん交換こうかんがなされた。
 障害しょうがいしゃ団体だんたいからは

  • 北野きたのさんがはなされた「介護かいご」「自立じりつ」の定義ていぎよう介護かいご認定にんてい、ケアマネジメントのゆび 摘をどうかんがえるか。
  • 介護かいご保険ほけん利用りようしゃ負担ふたん本人ほんにん負担ふたんのみとうが、利用りようしゃ負担ふたん減免げんめんでは生計せいけい中心ちゅうしんしゃ非課税ひかぜいという条件じょうけんがあり、扶養ふよう義務ぎむかんがえがでてくる。支援しえん扶養ふよう義務ぎむしゃ対象たいしょうおやはずれたが、介護かいご保険ほけんでは親元おやもとらすひと減額げんがくにならない。
  • 地域ちいき生活せいかつ移行いこうをどうするかが重要じゅうよう政策せいさく課題かだいであって、親元おやもとから、施設しせつから地域ちいき具体ぐたいてきにどういう道筋みちすじがつくれるのか。

などの意見いけんがだされ、これにたいして厚労省こうろうしょうからは以下いか意見いけんがだされた。

  • 「2015ねん高齢こうれいしゃ介護かいご」のなかでは痴呆ちほうせい高齢こうれいしゃのケアをかんがえて、これからのかい まもる生活せいかつ全体ぜんたいていくとしている。サービス体系たいけい、ケアのメニューについもかんがえて いかなければならない。わか障害しょうがいしゃ高齢こうれいしゃ比較ひかくすると社会しゃかいたいするかかわりかたちがうかもしれないが、高齢こうれいしゃ外出がいしゅつ社会しゃかいてき自立じりつ観点かんてん必要ひつようである。
  • よう介護かいご認定にんてい仕組しくみは客観きゃっかんてきにニーズをはかるものであり、介護かいご保険ほけんおおきな成果せいかで ある。その基準きじゅん障害しょうがいしゃかんがえるさいにはデータをもとに見直みなおす。高齢こうれいしゃ介護かいごにおいても、緊急きんきゅう対応たいおう医療いりょうニーズへの対応たいおうなどの課題かだいがあって試行しこう錯誤さくごしている。
  • ケアマネジメントの課題かだい認識にんしきとしてっていて、一人ひとりのケアマネージャーがあら ゆる障害しょうがいのマネジメントをおこなうのはむずかしいのではないか。専門せんもんがチームをんでかい けっする体制たいせい重要じゅうようである。
  • 減免げんめんにはぜいをあてているので、扶養ふよう関係かんけいわれてくる。住民じゅうみんぜい非課税ひかぜい生活せいかつ保護ほご 世帯せたいあいだにもいろんなかたがいるので、障害しょうがいしゃをいれる場合ばあいてい所得しょとくしゃをどうかんがえる かを議論ぎろんしなければいけない。
  • どの制度せいどかをわず、地域ちいき生活せいかつ支援しえんすすめていくことは重要じゅうようである。現在げんざい施設しせつはいっているひと施設しせつときは、みなさん並々なみなみならない決意けついをしている。そのきっかけ は、地域ちいきでの障害しょうがいしゃ仲間なかま出会であいであり、そういった機会きかいをどうつくり、また、た いとおもったときのサポートやシステムをどうつくっていくか。施設しせつひとそとにでて、地域ちいきひと交流こうりゅうする仕組しくみをガイドヘルプやそれ以外いがい方法ほうほうふくめてかんがえないといけな い。

 これまで厚労省こうろうしょうとの6かいにわたる討議とうぎにおいて双方そうほう意見いけん交換こうかんおこなってきたが、いま つづき、しゅうかいのペースではないをおこなうこととなった。次回じかいは、障害しょうがいしゃ団体だんたい がわ現時点げんじてんでの質問しつもんをとりまとめて、それをもとにさらなる議論ぎろんつづけることとなっ た。次回じかいは3がつ11にち)を予定よていしている。

だいかい(2004ねん3がつ11にち障害しょうがいしゃ団体だんたい厚生こうせい労働省ろうどうしょう障害しょうがい福祉ふくしとのはないの報告ほうこく

 先週せんしゅうつづき、障害しょうがいしゃ団体だんたいはないを3がつ11にち午後ごごよりおこなった。
 前日ぜんじつの10にち午前ごぜんちゅう障害しょうがいしゃ団体だんたい会合かいごうち、かく団体だんたい検討けんとう状況じょうきょう厚労省こうろうしょう とのはないを今後こんごどのようにすすめていくべきかを意見いけん交換こうかんしたところ、かく団体だんたいとも 判断はんだんするための必要ひつよう情報じょうほう不足ふそくしているという認識にんしきでは共通きょうつうし、それぞれの団体だんたいの もつ課題かだい集約しゅうやくして質問しつもんとして厚労省こうろうしょうげかけていくこととなった。このはない をけて、事務じむきょくで「介護かいご保険ほけん障害しょうがいしゃ施策しさく統合とうごうかんする質問しつもん」「今後こんご障害しょうがいしゃほどこせ さく基本きほんてき方向ほうこうせいかんする質問しつもん事項じこう」の2種類しゅるい質問しつもんしょつくり、本日ほんじつはないで 厚労省こうろうしょう提出ていしゅつすることを確認かくにんした。

 午後ごごからは、村木むらき課長かちょうあいだ課長かちょう補佐ほさをはじめとする障害しょうがい福祉ふくしと、老健ろうけんきょくから 渡辺わたなべ企画きかくかん出席しゅっせきのもとではないをおこなった。

 最初さいしょ障害しょうがいしゃ団体だんたいがわから、「これまではないをつづけてきたが、もうすこ具体ぐたいてき内容ないようえてこないと判断はんだんをすることができない。障害しょうがいしゃ団体だんたい会員かいいんだけでなく、 おおくの障害しょうがいしゃ関係かんけいしゃがこの議論ぎろん関心かんしんっている。8団体だんたい現時点げんじてん課題かだいについ て集約しゅうやくして質問しつもんしょ作成さくせいしたので、げん段階だんかいでのかんがえをしめしていただきたい。」と要望ようぼうべるとともに、ふたつの質問しつもんしょ提出ていしゅつした。
 ついで、JDの太田おおたより「今後こんご障害しょうがいしゃ施策しさく基本きほんてき方向ほうこうせいかんする質問しつもんごと こう」、DPIの中西なかにしより「介護かいご保険ほけん障害しょうがいしゃ施策しさく統合とうごうかんする質問しつもん」についての 内容ないよう説明せつめいおこなった。

 これをけて厚労省こうろうしょうからは、障害しょうがいしゃ施策しさく基本きほんてき方向ほうこうせいについては、

  • サービスの給付きゅうふ世帯せたい単位たんいから個人こじん単位たんいえていくことについては、民法みんぽうとのせき がかりがあって障害しょうがいしゃだけ個人こじん単位たんいにするということはすぐにはできないが、方向ほうこうせいとし ては日常にちじょうてきなサービスを利用りようする、負担ふたんすることについては個人こじん単位たんいにじょじょにシ フトしていくのではないか。個別こべつほうわるなか民法みんぽうわるということもあるだろ う。
  • 障害しょうがい定義ていぎについては、個別こべつ法律ほうりつについてはそのほう目的もくてきにあったかたち障害しょうがいてい していくことがいのではないか。これまでのように、障害しょうがいしゃ手帳てちょうにサービスがづけ ずいするのではなく、必要ひつようがあるひとにサービスを給付きゅうふすることが重要じゅうようだとかんがえる。
  • 所得しょとく保障ほしょうについては就労しゅうろう施策しさく重要じゅうようであり、現在げんざい厚生こうせい労働ろうどう審議しんぎかんをトップに省内しょうない検討けんとうかいおこなっている。また、利用りようりょう負担ふたんについてのてい所得しょとくしゃ対策たいさくはしっかりやるべ きだとおもう。年金ねんきん問題もんだいについても坂口さかぐち大臣だいじん私案しあんもでて、現在げんざい検討けんとうしている。
  • 住宅じゅうたくについては所管しょかん省庁しょうちょう意見いけん交換こうかんもしており、福祉ふくしのサポートについても明確めいかく にしながら、具体ぐたいてき政策せいさくのイメージをかためていこうとうごいている。
  • 総合そうごう福祉ふくしほうについては、さん障害しょうがいおな施策しさくすすめていくなかで、もっと具体ぐたいてき法律ほうりつえてくるのではないか。とく精神せいしん障害しょうがいしゃ福祉ふくし課題かだいで、現実げんじつてきかさねをし ていくことが必要ひつようではないか。

 介護かいご保険ほけん障害しょうがいしゃ施策しさく統合とうごうかんする質問しつもんについては、

  • 社会しゃかい保障ほしょう審議しんぎかい介護かいご保険ほけん部会ぶかいでは保険ほけんしゃ問題もんだいは4がつまつ議論ぎろんする予定よていであ る。委員いいんから障害しょうがいしゃ部会ぶかいでの議論ぎろんについてきたいという意見いけんもでている。介護かいご保険ほけん自治体じちたい健康けんこう保険ほけん事業じぎょうしゃなどの様々さまざま関係かんけいしゃがいる。いま段階だんかい個々ここのサービス をどうするかはまっていない。現行げんこうの15種類しゅるいのサービスにくわえて、「2015ねん高齢こうれい しゃ介護かいご」の報告ほうこくしょにもあった痴呆ちほうせい高齢こうれいしゃへのサービス、小規模しょうきぼ機能きのうサービスな ども検討けんとうする。介護かいご報酬ほうしゅう報酬ほうしゅう関係かんけいするところがまるのは2006ねんになる。
  • 理念りねん問題もんだいも、介護かいご保険ほけんは「自立じりつ支援しえん」がキーワードではじまったが、これからはそ れにくわえて「尊厳そんげん」をキーワードとしていく。よう介護かいご状態じょうたいからすことだけでな く、介護かいごサービスをけながら日々ひび生活せいかつごすことをかんがよう介護かいご状態じょうたいでの尊厳そんげんささえる方向ほうこう介護かいご保険ほけん見直みなおしていく。高齢こうれい障害しょうがい目指めざすところは共通きょうつうしてい る。
  • よう介護かいご認定にんていについても、客観きゃっかんてきなニーズ判定はんていのシステムは必要ひつようであるが、その基準きじゅんわらないかというと、去年きょねん痴呆ちほうせい高齢こうれいしゃ対応たいおうできるようにえている。障害しょうがい にあったシステムを実証じっしょうデータをもとに段階だんかいてきつくっていく。
  • 授産じゅさんについてはにちちゅう活動かつどうから就労しゅうろうまで多様たよう活動かつどうをしている。その中身なかみ整理せいりして、介護かいご保険ほけんだけでなく就労しゅうろう支援しえん施策しさくともからめて検討けんとうしていくことになる。
  • ガイドヘルプは重要じゅうよう制度せいどであり、使つかいやすさもふくめてどのようなかたちいのかかんがえ えている。ガイドヘルプだから、社会しゃかい参加さんかだから介護かいご保険ほけんはいらないということでは ない。
  • 手話しゅわ通訳つうやくについては、通訳つうやくしゃ人材じんざいがいないというこえもいただいていて、養成ようせいとい だいとも関係かんけいしている。
  • 精神せいしん障害しょうがいしゃ医療いりょう福祉ふくし範囲はんいについては、いま精神せいしん障害しょうがいしゃ施策しさくは、本来ほんらい福祉ふくしささえるところまで医療いりょうささえており、現在げんざい精神せいしん医療いりょう一部いちぶ介護かいご保険ほけんうつることも あるかもしれない。精神せいしん障害しょうがいしゃのサービスのかたかんがえ、地域ちいきもどるためのしか け、サービス体系たいけいふくめて見直みなおしをはかる。 ・装具そうぐ日常にちじょう生活せいかつ用具ようぐについては議論ぎろん十分じゅうぶんではないが、装具そうぐはそのかた個人こじんに あうもので、介護かいご保険ほけん標準ひょうじゅんてきなものをレンタルしている。現状げんじょうでも個々人ここじんにあわせ たものが必要ひつよう場合ばあい装具そうぐをだしている。
  • 団塊だんかい世代せだい高齢こうれいしゃになってくると、高齢こうれいしゃ障害しょうがいしゃおなじように権利けんりとして主張しゅちょう するようになる。いま障害しょうがいしゃサービスのノウハウも高齢こうれいしゃ必要ひつようとなり、サポートの レベルもえていかないといけない。障害しょうがいしゃ現場げんば実践じっせんなかみがかれてきたものが 高齢こうれいしゃのケアにいきるとおもう。

などの意見いけんがだされた。

 今回こんかい議論ぎろんできていないてんおおくあり次回じかい質問しつもんしょ事項じこうについて議論ぎろんするととも に、さらに自立じりつ生活せいかつセンターと高齢こうれいしゃ生活協同組合せいかつきょうどうくみあいとでおこなった共同きょうどう調査ちょうさ結果けっかからさわ がいしゃ高齢こうれいしゃのサービス利用りようちがいについても議論ぎろんすることとなった。

以下いか当日とうじつ提出ていしゅつした2種類しゅるい質問しつもんしょ

平成へいせい16ねんがつ11にち

厚生こうせい労働省ろうどうしょう 障害しょうがい保健ほけん福祉ふくし部長ぶちょう
塩田しおだ幸雄ゆきお さま

今後こんご障害しょうがいしゃ施策しさく基本きほんてき方向ほうこうせいかんする質問しつもん事項じこう

 平素へいそより障害しょうがいしゃ福祉ふくし向上こうじょうにご尽力じんりょくいただき感謝かんしゃもうげます。
 ご承知しょうちのとおり、2000ねんにわがくに社会しゃかい福祉ふくし制度せいどおおきな転換てんかんてんむかえました。社会しゃかい福祉ふくし基礎きそ構造こうぞう改革かいかくのもと、それまでの措置そち制度せいどから「契約けいやく」による福祉ふくしサービスを提供ていきょうして、提供ていきょうしゃ利用りようしゃ対等たいとう関係かんけい構築こうちくし、利用りようしゃ主体しゅたい制度せいどつくるという、方向ほうこうせいおおきな転換てんかんがはかられました。その制度せいどじょう仕掛しかけとして「支援しえん制度せいど」が今年度こんねんどより施行しこうされ、様々さまざま改善かいぜんすべきてんはあるものの、制度せいど利用りよう当事とうじしゃからはたか評価ひょうかされています。
 しかし、昨年さくねんまつごろより、制度せいど基礎きそてき理念りねん問題もんだいきにした財政ざいせいてき論議ろんぎから、障害しょうがいしゃ施策しさく介護かいご保険ほけん統合とうごうわれはじめ、最近さいきんではマスコミとうでもおおきくげられています。
 わたしたちはこの問題もんだい関連かんれんして、厚生こうせい労働省ろうどうしょうがわ様々さまざま意見いけん交換こうかんってきましたが、はなし中身なかみ介護かいご保険ほけん統合とうごう問題もんだい終始しゅうしし、施策しさくささえる基礎きそてき理念りねん展望てんぼうまったえてきていません。介護かいご保険ほけん制度せいど障害しょうがいしゃ地域ちいき生活せいかつ社会しゃかい参加さんか保障ほしょうするものとなりうるのかというてんかんしておおきな疑念ぎねんっており、財政ざいせいろんのみの理念りねんなき統合とうごう議論ぎろんをみると、政府せいふ障害しょうがいしゃ施策しさく方向ほうこうせいについて非常ひじょう危惧きぐせざるをません。
 こうした問題もんだい意識いしきから、障害しょうがいしゃ施策しさく基本きほんてき課題かだいについて以下いかのとおり要望ようぼういたしますので、できるかぎり早急そうきゅうにご回答かいとうくださいますようおねがいいたします。

1. 障害しょうがいしゃ政策せいさく給付きゅうふ単位たんいについて、障害しょうがいしゃ自立じりつした地域ちいき生活せいかつ推進すいしんするために、世帯せたい単位たんいから個人こじん単位たんい変更へんこうすること。

2. 障害しょうがい定義ていぎ認定にんていのありかたについては、いわゆるさん障害しょうがいだけではなく、あらゆる障害しょうがい包括ほうかつできるものにし、日常にちじょう生活せいかつ社会しゃかい生活せいかつ支障ししょう度合どあいをきちんと反映はんえいできるものとすること

3. 憲法けんぽう保障ほしょうされた基本きほんてき人権じんけん実質じっしつてき保障ほしょうするため、障害しょうがいしゃ年金ねんきん政策せいさくなど、所得しょとく保障ほしょうをきちんとおこなうこと。とく年金ねんきん障害しょうがいしゃをなくすための施策しさく早急そうきゅうおこなうこと

4. だつ施設しせつすすめ、地域ちいき生活せいかつ支援しえんしていくため、公営こうえい住宅じゅうたく整備せいび、グループホームなどの整備せいび家賃やちん補助ほじょ制度せいど、バリアフリーけた改造かいぞう施策しさくなどの多様たよう住宅じゅうたく政策せいさくをとること

5. わがくににおける障害しょうがいしゃ劣悪れつあく就労しゅうろうじょうきょう改善かいぜんするため、多様たよう就労しゅうろう用意よういし、ひとりひとりにった就労しゅうろう支援しえんシステム、社会しゃかい参加さんかシステムを構築こうちくすること

6. こく障害しょうがいしゃ施策しさく土台どだいとなる包括ほうかつてき社会しゃかいサービスほう、あるいは総合そうごうてき障害しょうがいしゃ福祉ふくしほうなどの制定せいていけた研究けんきゅう着手ちゃくしゅすること

よう もち だん からだ  
社会しゃかい福祉ふくし法人ほうじん 日本にっぽん身体しんたい障害しょうがいしゃ団体だんたい連合れんごうかい 会長かいちょう  兒玉こだま あきら
日本にっぽん障害しょうがいしゃ協議きょうぎかい 代表だいひょう  河端かわばた 静子しずこ
特定とくてい営利えいり活動かつどう法人ほうじん DPI日本にっぽん会議かいぎ 議長ぎちょう  山田やまだ 昭義あきよし
社会しゃかい福祉ふくし法人ほうじん 日本にっぽん盲人もうじんかい連合れんごう 会長かいちょう  笹川ささがわ 吉彦よしひこ
財団ざいだん法人ほうじん 全日本ぜんにほん聾唖ろうあ連盟れんめい  理事りじちょう 安藤あんどう 豊喜とよき
社団しゃだん法人ほうじん 全国ぜんこく脊髄せきずい損傷そんしょうしゃ連合れんごうかい 理事りじちょう つま あきら
社会しゃかい福祉ふくし法人ほうじん 全日本ぜんにほんしゅをつなぐ育成いくせいかい 理事りじちょう 藤原ふじわら 
財団ざいだん法人ほうじん 全国ぜんこく精神せいしん障害しょうがいしゃ家族かぞくかい連合れんごうかい  理事りじちょう 小松こまつ せいやすし

     


平成へいせい16ねんがつ11にち

厚生こうせい労働省ろうどうしょう 障害しょうがい保健ほけん福祉ふくし部長ぶちょう
塩田しおだ幸雄ゆきお さま

介護かいご保険ほけん障害しょうがいしゃ施策しさく統合とうごうかんする質問しつもん

 日頃ひごろより障害しょうがいしゃ福祉ふくし向上こうじょうにご尽力じんりょくいただき感謝かんしゃもうげます。
 さて、介護かいご保険ほけん障害しょうがいしゃ施策しさく統合とうごう是非ぜひについて、1がつ29にちから6かいにわたる検討けんとう障害しょうがいしゃ団体だんたい厚生こうせい労働省ろうどうしょうとのあいだってきました。しかしながら、まだなおおおくの課題かだいがあり、さらなる検討けんとう必要ひつようであるとかんがえおります。また、わたしたち障害しょうがいしゃ団体だんたい会員かいいんのみならず、おおくの障害しょうがいしゃおよびその関係かんけいしゃもこの問題もんだいについておおきな関心かんしんっています。つきましてはこれまでの検討けんとう内容ないようまえ以下いか質問しつもんをさせていただきますので、げん段階だんかいにおけるおかんがえを早急そうきゅうしめしていただけますよう、何卒なにとぞよろしくおねがもうげます。

全体ぜんたい施策しさくとの関係かんけい
1. 介護かいご保険ほけん障害しょうがいしゃ施策しさく適用てきようする場合ばあい現行げんこうすべての障害しょうがい施策しさくについて、介護かいご保険ほけん対象たいしょうになるもの、支援しえん対象たいしょうとなるもの、措置そち対応たいおうとなるもの、その各種かくしゅ施策しさくでの対応たいおうになるものがあるとかんがえられるが、その全体ぜんたいぞうについてどうかんがえられているのか。

  いちれいとしてあげれば、  
支援しえん居宅きょたくサービス・施設しせつサービス  
通所つうしょ授産じゅさん施設しせつ小規模しょうきぼ通所つうしょ授産じゅさん施設しせつ小規模しょうきぼ作業さぎょうしょ就労しゅうろう支援しえん施策しさく
・ガイドヘルプ(移動いどう介護かいご)  
手話しゅわ通訳つうやく
日常にちじょう生活せいかつ用具ようぐ装具そうぐ
更生こうせい医療いりょう
精神せいしん障害しょうがいしゃ福祉ふくし医療いりょうとの範囲はんい
  など、現行げんこうすべての障害しょうがいしゃ施策しさくについてしめしていただきたい。

2.介護かいご保険ほけん障害しょうがいしゃ施策しさく適用てきようした場合ばあい支援しえん制度せいどはどうなるのか。

3.障害しょうがいしゃ地域ちいき生活せいかつ支援しえんシステムという観点かんてんから、介護かいごサービスを底上そこあげしていく展望てんぼうがあるのかどうか

4.介護かいご保険ほけん(メインシステム)およ介護かいご保険ほけん以外いがい施策しさく(サブシステム)のわせについて、高齢こうれいしゃ施策しさく現状げんじょうでは介護かいご保険ほけん以外いがいのサブシステムが十分じゅうぶん機能きのうしていない。介護かいご保険ほけん障害しょうがいしゃ適用てきようした場合ばあい、サブシステムは高齢こうれいしゃ施策しさく以上いじょう重要じゅうようになってくるが、これについてどのようにかんがえられているのか。

理念りねんについて)
5.現状げんじょう障害しょうがいしゃ施策しさく介護かいご保険ほけんにおいて、「自立じりつ」「社会しゃかい参加さんか」などの概念がいねんちがうとおもわれるが、これについてどのようにかんがえられているのか。

6.介護かいご保険ほけん障害しょうがいしゃ施策しさく適用てきようした場合ばあい今後こんご施設しせつからの地域ちいき生活せいかつ移行いこうについてどのような方向ほうこうせい展望てんぼうをもたれているのか。

利用りようしゃ負担ふたんについて)
7.障害しょうがいしゃ統合とうごうする場合ばあい保険ほけんりょう利用りようしゃ負担ふたんてい所得しょとくしゃたいする方策ほうさくについて、現行げんこうよりあらたなものをかんがえているのか。

申請しんせい契約けいやくなどの利用りよう援助えんじょについて)
8.視覚しかく障害しょうがいしゃ聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃについては、支援しえんにおいても手続てつづ支援しえん、コミュニケーション支援しえん不十分ふじゅうぶんであり、申請しんせい事業じぎょうしゃとの契約けいやくができないためにサービスを利用りようしづらい状況じょうきょうがある。現行げんこう介護かいご保険ほけんには、手続てつづ支援しえん、コミュニケーション支援しえんてんでさらに不安ふあんがあり、これついてどのような対応たいおうかんがえられているのか。

よう介護かいご認定にんていについて)
9.介護かいご保険ほけんの79項目こうもくのアセスメントでは、全身ぜんしんせい障害しょうがい知的ちてき障害しょうがい精神せいしん障害しょうがい視覚しかく障害しょうがいしゃ聴覚ちょうかく障害しょうがいしゃ言語げんご障害しょうがいとう多様たよう障害しょうがいのアセスメントをおこなさい十分じゅうぶんではないとおもわれるが、これについてどうかんがえられているのか。
 また、障害しょうがいしゃにとって重要じゅうよう社会しゃかい参加さんかのニーズのアセスメントについてどうかんがえられているのか。

(ケアマネジメントについて)
10.現行げんこう障害しょうがいしゃケアマネジメントと介護かいご保険ほけん居宅きょたく介護かいご支援しえんでは理念りねん手法しゅほう従業じゅうぎょうしゃ養成ようせいなどにおおくのちがいがあるが、これをどのようにかんがえられているのか。

11.サービスがケアプランどおりにおこなわれる介護かいご保険ほけんくらべ、支援しえんのサービス利用りよう比較的ひかくてき自由じゆうたかくなっているが、これについてはどうかんがえられているのか。

支給しきゅう限度げんどがくについて)
12.介護かいご保険ほけん支給しきゅう限度げんどがくではサービスが不足ふそくする障害しょうがいしゃがでてくるが、この対応たいおうとして具体ぐたいてきにどのような方策ほうさくこうじられるのか。
 ぜいによるかいての仕組しくみが検討けんとうされているという報道ほうどうもあるが、ぜいによるかいての仕組しくみをとる場合ばあいぜい部分ぶぶん財政ざいせい安定あんていはかるために具体ぐたいてきにどのような方策ほうさくこうじられるか。

13. よう介護かいご認定にんていかりに3ないしは4の場合ばあいであっても、ぜいによるかいてサービスが展開てんかいるのかどうか

(ホームヘルプサービスについて)
14.介護かいご保険ほけんホームヘルプは本人ほんにんへの支援しえんのみに限定げんていされるため家事かじ援助えんじょ適正てきせい事例じれいさだめられているが、障害しょうがいホームヘルプでは障害しょうがいしゃ自立じりつして生活せいかつするための援助えんじょ目的もくてきのため子育こそだ支援しえん家族かぞくふくめた家事かじ援助えんじょみとめられている。これについてはどうかんがえられているのか。

15.視覚しかく障害しょうがいしゃ透析とうせき利用りようしゃ身体しんたい介護かいごともなうガイドヘルプについて、介護かいご保険ほけんなかでどう対応たいおうするのか。

16.現行げんこうでは精神せいしん障害しょうがいしゃのホームヘルプサービスの認定にんてい医者いしゃがかかわっているが、介護かいご保険ほけんではどうなるのか。

17.介護かいご保険ほけんではホームヘルパー資格しかくきゅう以上いじょう必要ひつようとするが、支援しえんでは日常にちじょう生活せいかつ支援しえん、ガイドヘルパー(視覚しかく障害しょうがい全身ぜんしんせい障害しょうがい知的ちてき障害しょうがい)の障害しょうがい独自どくじ資格しかく制度せいどがあり、これについてはどうかんがえられているのか。

(グループホームについて)
18.グループホームについて支援しえんでは出身しゅっしん市町村しちょうそん支援しえん支給しきゅうしており、介護かいご保険ほけんではグループホームのある居住きょじゅう市町村しちょうそん保険ほけんしゃになっていることのちがいがあるが、これについてはどうかんがえられているのか。

19.介護かいご保険ほけんのグループホームは居宅きょたくサービスとの併給へいきゅうができないが、支援しえんのグループホームはホームヘルプ、ガイドヘルプの併給へいきゅうができている。これについてはどうかんがえられているのか。

給付きゅうふ方法ほうほう
20.給付きゅうふ方法ほうほうについてダイレクトペイメントの導入どうにゅう意思いしがあるか回答かいとう要求ようきゅうしたい。

よう もち だん からだ  
社会しゃかい福祉ふくし法人ほうじん 日本にっぽん身体しんたい障害しょうがいしゃ団体だんたい連合れんごうかい 会長かいちょう  兒玉こだま あきら
日本にっぽん障害しょうがいしゃ協議きょうぎかい 代表だいひょう  河端かわばた 静子しずこ
特定とくてい営利えいり活動かつどう法人ほうじん DPI日本にっぽん会議かいぎ 議長ぎちょう  山田やまだ 昭義あきよし
社会しゃかい福祉ふくし法人ほうじん 日本にっぽん盲人もうじんかい連合れんごう 会長かいちょう  笹川ささがわ 吉彦よしひこ
財団ざいだん法人ほうじん 全日本ぜんにほん聾唖ろうあ連盟れんめい  理事りじちょう 安藤あんどう 豊喜とよき
社団しゃだん法人ほうじん 全国ぜんこく脊髄せきずい損傷そんしょうしゃ連合れんごうかい 理事りじちょう つま あきら
社会しゃかい福祉ふくし法人ほうじん 全日本ぜんにほんしゅをつなぐ育成いくせいかい 理事りじちょう 藤原ふじわら 
財団ざいだん法人ほうじん 全国ぜんこく精神せいしん障害しょうがいしゃ家族かぞくかい連合れんごうかい  理事りじちょう 小松こまつ せいやすし

 

障害しょうがいれん事務じむきょくFAXレター NO74 2004.3 18(木)もく より転載てんさい

NO74 2004.3 18(木)もく
千代田ちよだ神田かんだにしきまち3−11−8
  武蔵野むさしのビル5かい障害しょうがいれん事務じむきょく
TEL03-5282-0016 Fax03-5282-0017
編集へんしゅうじん 太田おおた修平しゅうへい

障害しょうがい保健ほけん福祉ふくしとの勉強べんきょうかいだいかい

  先週せんしゅうつづき、8団体だんたいにちれん、JD、DPI、にちめくられん全日ぜんじつろうれん、脊損連合れんごう育成いくせいかいぜんいえれん)が共同きょうどうした質問しつもんしょたいする回答かいとうと、それにもとづく意見いけん交換こうかんとなった。

   だいかい勉強べんきょうかいは、老健ろうけんきょくのメンバー同席どうせきのもと、3月さんがつ18にち(木)もく夕方ゆうがたおこなわれた。

   てい所得しょとくしゃたいする利用りようしゃ負担ふたん配慮はいりょのありかたについて、「障害しょうがいしゃ介護かいご保険ほけんはいるとしても、いちわり負担ふたん原則げんそくにはわりはない」としながらも、なんらかの措置そち必要ひつようとなるだろうと障害しょうがい保健ほけん福祉ふくし老健ろうけんきょくのメンバーはべた。その内容ないようについては「これからの問題もんだい」とした。また、「扶養ふよう義務ぎむ範囲はんいについては見直みなおしていくことも必要ひつよう」とした。

 団体だんたいがわは「やはり所得しょとく保障ほしょう重要じゅうようである」や、「利用りようしゃ負担ふたんができないから十分じゅうぶん介護かいごけられないことがないように」などと発言はつげんをした。

 障害しょうがい保健ほけん福祉ふくしは「社会しゃかい参加さんかのための介護かいご一定いってい必要ひつようである」とした。そのための方法ほうほうろんとして、"介護かいご保険ほけんおこなうのか""べつてで個別こべつ給付きゅうふおこなうのか""事業じぎょう方式ほうしきおこなうのか" 色々いろいろかんがかたはあるとした。

 「介護かいご保険ほけんとの統合とうごうについて、対等たいとう合併がっぺい吸収きゅうしゅう合併がっぺいなのか」という質問しつもん再三さいさんだされたが、明確めいかく回答かいとうられなかった。

 障害しょうがい保健ほけん福祉ふくしがわは、「今後こんご障害しょうがいしゃ部会ぶかい介護かいご保険ほけん部会ぶかいでだされた方向ほうこうせいたいし、かく団体だんたい協議きょうぎかさねていきたい」とした。

   4がつ30にちかね)この介護かいご問題もんだい公開こうかいヒアリングを8団体だんたい企画きかくし、厚労省こうろうしょうにも参加さんかしてもらうことになっている。

毎週まいしゅう木曜もくようおこなわれている8団体だんたいと、厚生こうせい労働省ろうどうしょう障害しょうがい保健ほけん福祉ふくしとの勉強べんきょうかいですが、3月さんがつ25にち)は無念むねんきん問題もんだい判決はんけつ対応たいおうわれたため、中止ちゅうしされました。わりに8団体だんたい今後こんごについての会議かいぎおこなわれました。4月しがつにち予定よていどおおこなわれ、再度さいど要望ようぼうしょ12ばん支給しきゅう限度げんどがく(2かい問題もんだい)についてや、今後こんごすすかたなどについて、はないがおこなわれます。


3月さんがつにち 社会しゃかい保障ほしょう審議しんぎかい障害しょうがいしゃ部会ぶかい報告ほうこく

 この部会ぶかいはこれまで、とし2〜3かいひらかれることが通常つうじょうでしたが、今回こんかいは6がつまでに 5かい連続れんぞくして開催かいさいされることになっており、介護かいご保険ほけん障害しょうがいしゃ施策しさく関係かんけいについて ろんがなされるのではないかということがわれていました。

 昨年さくねん12月じゅうにがつ委員いいんかい委員いいん任期にんき終了しゅうりょうし、今回こんかいあらたな委員いいん選出せんしゅつされていま す。

 まず、障害しょうがいしゃ部会ぶかい審議しんぎ事項じこうについて以下いかのようにしめされました。

障害しょうがいしゃ部会ぶかい審議しんぎ事項じこうについて

1.審議しんぎ事項じこう

○ライフステージとうおうじたサービス提供ていきょうかた、ケアマネジメントのかたやとい よう施策しさくとうとの連携れんけい財源ざいげんのありかたとう支援しえん制度せいど精神せいしん保健ほけん福祉ふくし施策しさくなど障害しょうがいしゃ施策しさく体系たいけい制度せいどかたかんする事項じこう
○「精神せいしん保健ほけんおよ精神せいしん障害しょうがいしゃ福祉ふくしかんする法律ほうりつ」の規定きていによりほん審議しんぎかい権限けんげんぞくさ れた事項じこう
○「心神喪失しんしんそうしつとう状態じょうたい重大じゅうだいたが行為こういおこなったもの医療いりょうおよ観察かんさつとうかんする法律ほうりつ」 の規定きていにより本心ほんしん議会ぎかい権限けんげんぞくされた事項じこう処遇しょぐう改善かいぜん請求せいきゅうによる審査しんさかかわること こうのぞく)

2.当面とうめんのスケジュール

3月さんがつにち開催かいさい以後いご週間しゅうかんに1かい程度ていどのペースで開催かいさい予定よてい
当面とうめん障害しょうがい種別しゅべつえた(さん障害しょうがい共通きょうつうの)障害しょうがいしゃ施策しさく体系たいけい制度せいどかたについ て介護かいご保険ほけん制度せいどとの関係かんけいふくめて議論ぎろんし、おおきな方向ほうこうせいについて6がつ目途もくとにとりま とめ
障害しょうがい種別しゅべつごとの個別こべつ法律ほうりつ改正かいせい事項じこうとうあき以降いこう議論ぎろん

参考さんこう)これまでの審議しんぎ事項じこう

平成へいせい15年度ねんどから実施じっしされる障害しょうがいしゃ福祉ふくしサービスのあらたな制度せいど支援しえん制度せいど)の施行しこうけた議論ぎろん
○「精神せいしん保健ほけんおよ精神せいしん障害しょうがいしゃ福祉ふくしかんする法律ほうりつ」の規定きていによりほん審議しんぎかい権限けんげんぞくさ れた事項じこう

 こののち障害しょうがいしゃ施策しさく状況じょうきょうについて、資料しりょう説明せつめい厚労省こうろうしょうよりなされ、具体ぐたいてきしん はいりました。

 まず、安藤あんどう委員いいん聾唖ろうあ連盟れんめい)から 「障害しょうがいしゃ部会ぶかい審議しんぎ事項じこうで、"今後こんごおおきな方向ほうこうせいをとりまとめ"とあるが、これは 介護かいご保険ほけんへの統合とうごう是非ぜひをとりまとめるということだとおもう。肝心かんじん障害しょうがいしゃ団体だんたいゆい ろんでていないし、時間じかんてきむずかしい。支援しえん制度せいどがはじまっていちねんで、支援しえん理念りねんに そって改善かいぜんしていくこと先決せんけつではないか。介護かいご保険ほけんとの統合とうごう検討けんとうについては、余裕よゆう をもって審議しんぎしていくことが必要ひつようである。」
との意見いけんされました。

 また、福島ふくしま委員いいん東大とうだい助教授じょきょうじゅ)からも、 「安藤あんどう委員いいんがおっしゃったように支援しえんはじまっていちねんらずの状況じょうきょうである。支援しえん制度せいど設計せっけいをしてきたが計画けいかくせいあまさがあり、審議しんぎかいのメンバー、行政ぎょうせいがわ障害しょうがいしゃだん 体側たいそくそれぞれに責任せきにんがある。今後こんごあたらしい制度せいど設計せっけいをするときにはおなごとかえさな いように慎重しんちょうにすべきである。結論けつろんありきでなく、きちんと議論ぎろんすること必要ひつようであ る。
 支援しえん制度せいど介護かいご保険ほけんとの基本きほんてき枠組わくぐみの検討けんとうがなされるのなら、昨年さくねんから障害しょうがい しゃ地域ちいき生活せいかつ支援しえんかた検討けんとうかい精力せいりょくてき検討けんとうされてきているし、また、障害しょうがいしゃ団体だんたい介護かいご保険ほけん勉強べんきょうかいをしているといている。この部会ぶかいなか障害しょうがいしゃ団体だんたいのヒア リングをするもうけてしい。全部ぜんぶ団体だんたい無理むりなら、すくなくともここに委員いいんをだ していないDPI、JDからヒアリングして、それ以外いがい団体だんたいはヒアリングに相当そうとうす る発言はつげんをしていただきたい。介護かいご保険ほけんとの関係かんけいおおきな分水嶺ぶんすいれいである。障害しょうがいしゃ団体だんたい意見いけんこと重要じゅうようである。」 との意見いけんされました。

 このように、最初さいしょ介護かいご保険ほけんとの統合とうごうについては、支援しえん現状げんじょう分析ぶんせきまえ慎重しんちょう審議しんぎする必要ひつようがあるという意見いけんされる一方いっぽうで、つづいて高橋たかはし委員いいん立教大学りっきょうだいがくきょう 授)からは
支援しえん導入どうにゅうされた時点じてんと、いまとはまった判断はんだんことなる。三位一体さんみいったい改革かいかく過小かしょう評価ひょうか した発言はつげんおおい。今後こんご一般いっぱん財源ざいげん方向ほうこう支援しえんくことは支援しえん発足ほっそくには 認識にんしきされていなかった。支援しえん情勢じょうせい判断はんだん実態じったい把握はあくうまかったということもある が、なによりもおおきなのは三位一体さんみいったい改革かいかくであり、この認識にんしきみな共有きょうゆうしたい。」
との発言はつげんがあり、
京極きょうごく部会ぶかいちょう
三位一体さんみいったい改革かいかくではくにかねをださず、市町村しちょうそんすべてやれということである。支援しえん充実じゅうじつするといっても根本こんぽんがなくなる。これをいそいで議論ぎろんしていかないといけない。とう はつはここまできびしい認識にんしきかった。三位一体さんみいったい改革かいかく介護かいご保険ほけんはリンクしている。さん 一体いったい改革かいかくわって障害しょうがいしゃ福祉ふくしについてなにかしようとしても、財源ざいげんくにから市町村しちょうそんうつったのちになってしまう。ただ、支援しえんのエンジンがくるしいから、介護かいご保険ほけんのエン ジンをということではない。」
あいだ課長かちょう補佐ほさ企画きかく
三位一体さんみいったい改革かいかくは、3年間ねんかんで4ちょうえん地方ちほう税源ぜいげん委譲いじょうし、地方ちほう交付こうふぜいらすとい うことで、自治体じちたい裁量さいりょうをもってできるようにすることである。民主党みんしゅとうのマニュフェ ストでは18ちょうえんすべてを地方ちほう移管いかんすると主張しゅちょうしている。市町村しちょうそんからも一般いっぱん財源ざいげん希望きぼうがある。現在げんざいのサービスの地域ちいき格差かくさをそのままに、一般いっぱん財源ざいげんするとこれがどう なっていくのか。拡大かくだいするのか縮小しゅくしょうするのか。そういった観点かんてんでのご議論ぎろんをおねがい いしたい。」
などの三位一体さんみいったい改革かいかくかんする発言はつげんがなされ、議論ぎろん財源ざいげんろんから介護かいご保険ほけん検討けんとうをせざ るないという方向ほうこうながれました。また、精神せいしん障害しょうがいしゃ関係かんけいしゃからは、さん障害しょうがい介護かいご 保険ほけんはいって安定あんていてき財源ざいげん確保かくほのぞこえがでました。
 このような議論ぎろんなか安藤あんどう委員いいんから再度さいど
審議しんぎ事項じこうのスケジュールとして6がつをめどにとりまとめるというタイムリミットが ある。いろんな立場たちばからの意見いけん集約しゅうやくしないといけない。介護かいご保険ほけん見直みなおしもあり、 ほう改正かいせい必要ひつようである。これは政府せいふ全体ぜんたいかんがえないといけない問題もんだいであり、三位一体さんみいったいあらため かわとの関連かんれんかんがえないといけない。介護かいご保険ほけんとの統合とうごういちねんねんばすという選択せんたく はなくて、統合とうごう決定けっていということでせまってきているようにかんじる。支援しえん見切みき発車はっしゃ という反省はんせいがあり、介護かいご保険ほけん見切みき発車はっしゃにならないか不安ふあんである。」
という意見いけんされ、これにたいして、村木むらき企画きかく課長かちょうより
おおきな方向ほうこうを6がつにともうげたので、委員いいん圧迫あっぱくかんあたえたことはおびする。 かり介護かいご保険ほけん統合とうごうになったと仮定かていすると、介護かいご保険ほけん部会ぶかいでも6がつまでに方向ほうこうせい決定けってい する。両方りょうほう並行へいこうしてすすめている。6がつをめどに区切くぎって、その高齢こうれい障害しょうがいとも どおり議論ぎろんをし、そこから経済けいざい団体だんたいなどのこえきながら、議論ぎろんをすすめていく。 法律ほうりつ来年らいねん通常つうじょう国会こっかいにだす。6月ろくがつ区切くぎりであるが最終さいしゅう決定けっていではない。
 三位一体さんみいったい改革かいかく財源ざいげん委譲いじょうされるのこりの2ちょうえん内容ないようについては、なつ予算よさん編成へんせいまえ経済けいざい財政ざいせい諮問しもん委員いいんかいからでてくる。障害しょうがいしゃ福祉ふくし方向ほうこうかたまっているかが重要じゅうようで、 三位一体さんみいったい改革かいかく地方ちほう財源ざいげんわたしていいのか、そうではないのか。できるだけみなさん のコンセンサスをつくっていただいて、6がつをめどに議論ぎろんいただきたい。」
とのやりとりもありました。
 また、高齢こうれいしゃ障害しょうがいしゃのサービスをおなじベースでかんがえるべきかか、さん障害しょうがいのそれ ぞれの障害しょうがい固有こゆう部分ぶぶん共通きょうつうする部分ぶぶんについての意見いけんわされました。

 今回こんかい議論ぎろんかく委員いいん一巡いちじゅん議論ぎろん終了しゅうりょうし、厚労省こうろうしょう現在げんざいもうけられている各種かくしゅ検討けんとうかいについての報告ほうこく障害しょうがい福祉ふくし精神せいしん保健ほけん福祉ふくしからなされてわりました。

   次回じかいは、今回こんかい委員いいんからでた問題もんだい事務じむきょく整理せいりし、また要望ようぼうされた資料しりょう用意よういする ということで、今後こんご議論ぎろんすすめていくこととなりました。
 福島ふくしま委員いいんから障害しょうがいしゃ団体だんたいからのヒアリングの提案ていあん厚労省こうろうしょう検討けんとうされることに なりました。

詳細しょうさいはホームページの傍聴ぼうちょうメモをごらんください。

3月さんがつ17にち 社会しゃかい保障ほしょう審議しんぎかい障害しょうがいしゃ部会ぶかい報告ほうこく

自薦じせんヘルパー推進すいしん協会きょうかい本部ほんぶ事務じむきょく

 前回ぜんかいの3/2の部会ぶかいででた様々さまざま意見いけん集約しゅうやくし、事務じむきょく論点ろんてん整理せいりしたものと、今後こんごのスケジュールあんてきました。

論点ろんてん整理せいりあん

1 基本きほんてき方向ほうこうせい

2 障害しょうがいしゃ自立じりつ支援しえんのための保健ほけん福祉ふくし施策しさく体系たいけいかた

(1)ライフステージとうおうじたサービス提供ていきょう
@保健ほけん福祉ふくしサービスの機能きのう現状げんじょう
A地域ちいき生活せいかつ支援しえんするために今後こんご重視じゅうしすべきてん
Bライフステージごとに重視じゅうしすべきてん
(2)就労しゅうろう支援しえん
@就労しゅうろう支援しえんにおける福祉ふくし工場こうじょう授産じゅさん施設しせつ小規模しょうきぼ作業さぎょうしょとう役割やくわり
A福祉ふくしてき就労しゅうろうから一般いっぱん就労しゅうろうへの移行いこうかた雇用こようとの連携れんけいとう
(3)まい対策たいさく
 ○まい(生活せいかつ)のかた
3 ケアマネジメントとうかた

@ケアマネジメントの範囲はんい
Aケアマネジメントをになものかた
B権利けんり擁護ようごかた

4 サービスの計画けいかくてき整備せいび財源ざいげん配分はいぶん)のかた

@ニーズを把握はあくして計画けいかくてきにサービスを整備せいびする仕組しく
A障害しょうがいしゃ施策しさくかんする財源ざいげん配分はいぶんかた福祉ふくし医療いりょう所得しょとく保障ほしょう
B障害しょうがいしゃ施策しさくかんする財源ざいげん構成こうせいかた利用りようしゃ負担ふたん保険ほけんりょう公費こうひ
C支援しえん必要ひつようとうおうじた効率こうりつてき財源ざいげん配分はいぶんかた

今後こんごすすかたあん
3月さんがつ17にちみず) だいかい

  • 論点ろんてん整理せいりあん
  • 基本きほんてき方向ほうこうせい
  • 障害しょうがいしゃ自立じりつ支援しえんのための保健ほけん福祉ふくし施策しさく体系たいけいかた(ライフステージとうおうじ たサービス提供ていきょう

3月さんがつ30にち) だいかい

  • 障害しょうがいしゃ自立じりつ支援しえんのための保健ほけん福祉ふくし施策しさく体系たいけいかた(ライフステージとうおうじ たサービス提供ていきょう

がつ14にちみず) だいかい

  • 障害しょうがいしゃ自立じりつ支援しえんのための保健ほけん福祉ふくし施策しさく体系たいけいかた就労しゅうろう支援しえんまい対策たいさく

がつ28にちみず) だいかい

  • ケアマネジメントとうかた
  • サービスの計画けいかくてき整備せいび財源ざいげん配分はいぶん)のかた

5月ごがつ〜6がつ

  • 関係かんけいしゃからのヒアリング
  • とりまとめの議論ぎろん  

 本日ほんじつはまず、厚労省こうろうしょうから論点ろんてん整理せいりあん)の説明せつめいがされました。介護かいご保険ほけんという文言もんごん一切いっさいはいっていませんが、今日きょう議論ぎろんなかでは、4がつ28にちだいかい)でケアマネジ メントとサービスの整備せいび財源ざいげんはなしをするなか介護かいご保険ほけんについてあつかうそうです。ま た、この時期じきには介護かいご保険ほけん部会ぶかいのほうでも保険ほけんしゃ範囲はんいについて議論ぎろんされることが 予定よていされおり、4がつ下旬げじゅんから障害しょうがいしゃ部会ぶかい介護かいご保険ほけん部会ぶかいりょう部会ぶかい障害しょうがいしゃ施策しさく介護かいご 保険ほけん論議ろんぎがオフィシャルにスタートします。障害しょうがいしゃ部会ぶかい議論ぎろんでは、障害しょうがいしゃ施策しさくに ついて全体ぜんたいてき議論ぎろんをしながら、その議論ぎろんなかで、介護かいご保険ほけん適用てきようするかどうか、てき ようする場合ばあい範囲はんいについてしぼんでいくことになりそうです。
 また、前回ぜんかい提案ていあんのあった障害しょうがいしゃ団体だんたいからのヒアリングも5がつ一巡いちじゅん議論ぎろん以降いこうおこなうそうです。

   また、今日きょう議論ぎろんでは厚労省こうろうしょうより「おも機能きのうべつ障害しょうがい保健ほけん福祉ふくしサービスのからだ けい」という資料しりょうしめされました。ここのなかで、通所つうしょ入所にゅうしょ施設しせつサービスについて" 生活せいかつ支援しえん機能きのう""生活せいかつ訓練くんれん機能きのう""就労しゅうろう就労しゅうろう支援しえん機能きのう""医療いりょうケア機能きのう""居住きょじゅう のう"という機能きのう分類ぶんるいにわけて説明せつめいされました。今後こんご議論ぎろんとして「デイサービス」 「通所つうしょ更生こうせい施設しせつ」などの制度せいどになっているサービスについての議論ぎろんをするのでなく、 施設しせつがもつ機能きのうについて分解ぶんかいし、施設しせつ在宅ざいたく二元論にげんろんでなくおな位置いちづけで議論ぎろんをし たいということがしめされました。
 この厚労省こうろうしょう説明せつめいたいして、委員いいんからは「施設しせつサービスが予定よていしていた機能きのうはてた せていない。機能きのうだけでなく、水準すいじゅん問題もんだいで、療護りょうご施設しせつ居住きょじゅう機能きのうはあるが、雑居ざっきょで あり水準すいじゅんまずしい。生活せいかつ訓練くんれん就労しゅうろう支援しえん機能きのうたせていないのなら、ただの居住きょじゅう 機能きのうしかない。」というきびしい指摘してきもでました。
 また就労しゅうろう支援しえんについては、「就労しゅうろう支援しえん重要じゅうようであり、サービスのおおきな機能きのうとして べつかんがえてはどうか」という意見いけんと「就労しゅうろう支援しえん一般いっぱん雇用こようだけをすのか。企業きぎょうはたらけ かないはたらかたもある。仕事しごととはばなくても地域ちいきらしている障害しょうがいしゃたしてい る役割やくわりもある。就労しゅうろう全面ぜんめんにでることの問題もんだいてんがある。」という両論りょうろん意見いけんがありま した。

 介護かいご保険ほけんとの関係かんけいについては以下いかのやりとりがありましたので紹介しょうかいします。
障害しょうがいしゃ部会ぶかい全体ぜんたい議論ぎろんについてはホームページをごらんください。

安藤あんどう委員いいん聾唖ろうあ連盟れんめい
議論ぎろんをはじめるまえ基本きほんてきなスタンスを確認かくにんしたい。前回ぜんかい議論ぎろん厚労省こうろうしょう政府せいふぜん からだ哲学てつがくはなしがでた。障害しょうがいしゃ団体だんたいとしては支援しえん理念りねん問題もんだいなくりないのは財源ざいげん だけである。支援しえんのスタートするまえ三位一体さんみいったい改革かいかくはなしはなく、三位一体さんみいったい改革かいかくにつ いても様々さまざま議論ぎろんがある。介護かいご保険ほけんとの統合とうごうやむなしということですすめるのか、そう ではなくて障害しょうがいしゃ一線いっせんかくしてべつかんがえていくのか。それによって論語ろんご方向ほうこうせいわってくる。
介護かいご保険ほけん前提ぜんていにするのなら、手話しゅわ通訳つうやく支援しえんはいっていないが、それはどうなっ ていくのか。このてんがはっきりしないとどうかんがえていっていいかわからない。」

村木むらき企画きかく課長かちょう
障害しょうがいしゃ生活せいかつささえるのは社会しゃかい参加さんかなどのはばひろいニーズがあり、議論ぎろんしないとい けない。基本きほんてき施策しさく、サービス体系たいけい、ケアマネジメントについて、障害しょうがいしゃ必要ひつよう施策しさくなにか、それにふさわしい財源ざいげんかたをご議論ぎろんいただきたい。障害しょうがい介護かいご保険ほけん統合とうごう前提ぜんていはなしすすめるのではなく、議論ぎろんのなかで必要ひつよう道具どうぐとして、支援しえんかい まもる保険ほけんについての議論ぎろん整理せいりされてくるのではないか。」

安藤あんどう委員いいん聾唖ろうあ連盟れんめい
課長かちょう気持きもちはわかるが、現実げんじつてき判断はんだん必要ひつようだ。タイムリミットが6がつである。 介護かいご保険ほけんとの統合とうごうがやむをえないという認識にんしきすすめていくのなら、それにしぼったしゅう ちゅうした議論ぎろんをしないといけないのではないか。」

村木むらき企画きかく課長かちょう
時間じかんかぎられたなかで、論点ろんてん整理せいりして、哲学てつがくはこれまでの審議しんぎかい議論ぎろん活用かつようし て、現時点げんじてん必要ひつようなテーマをしぼる。まず1じゅん議論ぎろんして、財源ざいげんも、介護かいご保険ほけんについ ても議論ぎろんしていただく。」

京極きょうごく部会ぶかいちょう
安藤あんどう委員いいん危惧きぐもわかるが、障害しょうがいしゃ施策しさくについておかねがないから介護かいご保険ほけんというの はせま議論ぎろんになる。全体ぜんたいをみて判断はんだんして、この部分ぶぶん介護かいご保険ほけん、この部分ぶぶんべつ手厚てあつ くという議論ぎろんをしていく。介護かいご保険ほけんだけではせま議論ぎろん歪曲わいきょくされた議論ぎろんになる。ぜん からだてき議論ぎろんからしぼんでいくのがいいのではないか。」

嵐谷あらしだに委員いいんにちれん
介護かいご保険ほけん支援しえん統合とうごう問題もんだいがあるということだが、厚労省こうろうしょう大枠おおわくからしぼん でいって、介護かいご保険ほけん支援しえん統合とうごうするというかんがかたなのか。いろんな障害しょうがいしゃ立場たちば論点ろんてんちがう、こんなことでやっていればまとまらない。」

斉藤さいとう委員いいん社会しゃかい就労しゅうろうセンター協議きょうぎかい
支援しえん制度せいど発足ほっそくして1ねんたたないうちに問題もんだいこしている。しかし、介護かいご保険ほけんそう費用ひようが6.1ちょうえんある、2010ねんには8ちょうえるのではないかというはなしも聞 く。」

渡辺わたなべ企画きかくかん老健ろうけんきょく
平成へいせい14ねんの5がつ見通みとおししたものは、名目めいもく金額きんがくだが、2010年度ねんどで8ちょうえん。 2025ねんで20ちょうえん経済けいざい国民こくみん所得しょとく)にしめるウエイトは2010ねんで2%。2 025ねんで3.5%」

斉藤さいとう委員いいん社会しゃかい就労しゅうろうセンター協議きょうぎかい
「2010ねんに8ちょうえんになる。今後こんご、ホテルコストの徴収ちょうしゅうや、利用りようしゃ負担ふたんがあがる。 支援しえん制度せいど介護かいご保険ほけんながれた場合ばあい利用りようしゃ負担ふたんえる。ここを認識にんしきしておかな いと。」

京極きょうごく部会ぶかいちょう
介護かいご保険ほけん部会ぶかい議論ぎろんでは2わり負担ふたんという意見いけんもあるが、少数しょうすうで1わり負担ふたん堅持けんじす るということわれている。老齢ろうれい年金ねんきん支払しはらこと介護かいご保険ほけん制度せいど設計せっけい基礎きそになっ ている。2わりになると、年金ねんきんはらえない。ただし、ホテルコストについては、在宅ざいたくと の関係かんけい負担ふたんのバランスからるとどうか、はらわざるをえない。どちらかというと、 2わり負担ふたんとホテルコストの負担ふたん比較ひかくすると、ホテルコストではないかという、全体ぜんたい空気くうきがある。」

武田たけだ委員いいん((ぶく)くわとも
介護かいご保険ほけんが8ちょうえんになっていくということの負担ふたん問題もんだいがある。しかし精神せいしん障害しょうがいしゃ補助ほじょきんであって、義務ぎむ規定きていい。税金ぜいきんまっていて、障害しょうがい分野ぶんや税金ぜいきん今後こんご おおきなところにとられていくのではないか。障害しょうがい全体ぜんたいをどう確保かくほするのか。自己じこ負担ふたん問題もんだいがあるが、障害しょうがいしゃであっても所得しょとくがあればはらうのは仕方しかたがない。てい所得しょとく問題もんだい障害しょうがい高齢こうれいおなじ。それはそういう視点してん議論ぎろんしていくことではないか。」

京極きょうごく部会ぶかいちょう
現状げんじょうでは40さい以上いじょう特定とくてい疾患しっかんひと介護かいご保険ほけんからサービスをけられるがそれ以 がいひとけられない。しかし、保険ほけんりょうはらっている。こういうしきりがいいのかど うか。」

高橋たかはし委員いいん立教大学りっきょうだいがく
介護かいご保険ほけん議論ぎろん仕方しかただが、さきほどの厚労省こうろうしょう説明せつめい介護かいご保険ほけんのスキームを活用かつようし た高齢こうれいしゃケアについていたということ。高齢こうれいしゃケアは介護かいご保険ほけんだけではない、の サービスもある。障害しょうがいしゃサービスと介護かいご保険ほけん議論ぎろんをするさいには、障害しょうがいしゃ全体ぜんたい議論ぎろん して、介護かいご保険ほけんのスキームはどこに有効ゆうこうなのか。介護かいご保険ほけんでできない問題もんだいもある、ところ とく保障ほしょう住宅じゅうたく介護かいご保険ほけんではできない。制度せいど接続せつぞく問題もんだい整理せいりして議論ぎろんしないとい けない。」

渡辺わたなべ企画きかくかん老健ろうけんきょく
「40さいから64さいの2ごう保険ほけんしゃについては給付きゅうふでは限定げんていされている。介護かいご保険ほけん かいで4がつ保険ほけんしゃ範囲はんい議論ぎろんするときに、障害しょうがいしゃ部会ぶかいでの議論ぎろんかせていただ いて、介護かいご保険ほけん部会ぶかいでも議論ぎろんいただく。」

安藤あんどう委員いいん聾唖ろうあ連盟れんめい
障害しょうがいしゃ福祉ふくし介護かいご保険ほけん統合とうごうするさいに、障害しょうがい高齢こうれい理念りねんがずれている。整合せいごうせいかんがえて、ほうそのものを改正かいせいしないといけない。介護かいご保険ほけんなか障害しょうがい部門ぶもん高齢こうれい部門ぶもん必要ひつようである。介護かいご保険ほけんそのままに障害しょうがいしゃてはめることはできない。介護かいご保険ほけんへの スタンスをめないと議論ぎろんできない。」  



ヘルパー派遣はけん一体いったいとしておこなわれる、移送いそう問題もんだい厚生省こうせいしょう国土こくど交通省こうつうしょう方針ほうしん決定けってい

 2年間ねんかん猶予ゆうよ期間きかんぎると、支援しえん介護かいご保険ほけんのヘルパー派遣はけん一体いったいで、この80じょう許可きょかとうってない移送いそうサービスを おこなうと、介護かいご保険ほけん支援しえん支払しはらわれないことになります。また、道路どうろ運送うんそうほう違反いはん警察けいさつ逮捕たいほされます。 (一体いったい範囲はんいは、はっきりしません。ヘルパー派遣はけん途中とちゅうでヘルパーが運転うんてんしゅとなり移送いそうするのは当然とうぜんこの規制きせいにかかります。)
 また、支援しえん介護かいご保険ほけん関係かんけいなく移送いそうサービスをおこなっている団体だんたいも、無料むりょうでないかぎり、80じょう許可きょかなどをることが必要ひつようになりました。(有料ゆうりょうでもガソリンだい程度ていど場合ばあい許可きょか不要ふよう

おもなポイントは

 くるま団体だんたいのリフトカーのほか、ヘルパーのくるまでもよいことになりました (ただし、当面とうめん福祉ふくし車両しゃりょうでないといけません。来年らいねんをめどにセダンなどでもいいという改正かいせいがあるかもしれません)
 運輸うんゆきょくやバスタクシー運転うんてんしゅ代表だいひょうしゃはいった運営うんえい協議きょうぎかいでOKがないと80じょう許可きょかません。
 運転うんてんしゅはNPO内部ないぶ研修けんしゅうを2にち(15あいだ前後ぜんこう想定そうていされている)おこない、さらに、公安こうあん委員いいんかいとう実施じっしする実車じっしゃ運転うんてんともな特定とくてい任意にんい講習こうしゅうとう講習こうしゅう(2〜3まんえんかかるとかんがえられます)を受講じゅこうしたものとなります。(実車じっしゃ運転うんてんともな特定とくてい任意にんい講習こうしゅうおこなわれていないけんでは講義こうぎのみになることがあるようです。)
 地域ちいきによっては、運営うんえい協議きょうぎかい規模きぼしい制限せいげんをつけたり、公安こうあん委員いいんかいとう実施じっしする実車じっしゃ運転うんてんともな特定とくてい任意にんい講習こうしゅうとしに1かい県庁けんちょう所在地しょざいちでしかひらかれないという事態じたい予想よそうされま す。
 しゅうかい移動いどう介護かいごのみにはいるヘルパーなどがおお団体だんたいは、ヘルパー全員ぜんいん受講じゅこうするのは事実じじつじょう不可能ふかのうです。講習こうしゅう費用ひようもかかります。

以下いか通知つうち抜粋ばっすいです

福祉ふくし有償ゆうしょう運送うんそうおよ過疎かそ有償ゆうしょう運送うんそうかか道路どうろ運送うんそうほうだい80じょうだいこうによるもと 取扱とりあつかいについて

( NPOとうによるボランティア輸送ゆそうとしての有償ゆうしょう運送うんそう以下いか福祉ふくし有償ゆうしょう運送うんそう」という。)

りゃく

1.許可きょか手続てつづき地方ちほう公共こうきょう団体だんたいが、当該とうがい地域ちいきない輸送ゆそう現状げんじょうらしてタクシーとう公共こうきょう交通こうつう 機関きかんによっては移動いどう制約せいやくしゃかか十分じゅうぶん輸送ゆそうサービスが確保かくほできないとみとめるとともに、 運営うんえい協議きょうぎかいもうけた場合ばあいにおいて、運営うんえい協議きょうぎにおける協議きょうぎて、以下いかかかげる要件ようけんたしている場合ばあいには、許可きょかをするものとする。
許可きょかたっては原則げんそくとして2年間ねんかん期限きげんすものとする。

使用しよう車両しゃりょう

@福祉ふくし有償ゆうしょう運送うんそう使用しよう車両しゃりょう
福祉ふくし有償ゆうしょう運送うんそうにあっては、くるまいすしくはストレッチャーのためのリフト、スロープ、 だいとう特殊とくしゅ設備せつびもうけた自動車じどうしゃまた回転かいてんシート、リフトアップシートとう乗降じょうこう容易ようい にするための装置そうちもうけた自動車じどうしゃであることをようするものとする。
A使用しよう権原けんげん
使用しようする車両しゃりょうについては、運送うんそう主体しゅたい使用しよう権原けんげんゆうしていることをようするものとする。こ の場合ばあいにおいて、運転うんてんしゃとうから提供ていきょうされる自家用じかよう自動車じどうしゃ使用しようするときは、以下いか事項じこう適合てきごうすることをようするものとする。
団体だんたい内部ないぶ研修けんしゅうなどをすればいいのでりゃく

運転うんてんしゃ

普通ふつうだいしゅ免許めんきょゆうすることを基本きほんとする。これによりがたい場合ばあいには、当該とうがい地域ちいきにおける交通こうつう状況じょうきょうとう考慮こうりょして、十分じゅうぶん能力のうりょくおよ経験けいけんゆうしているとみとめられることをようする ものとする。 この場合ばあいにおいて、「当該とうがい地域ちいきにおける交通こうつう状況じょうきょうとう考慮こうりょして、十分じゅうぶん能力のうりょくおよ経験けいけんゆうしている」かどうかの判断はんだんたっては、運営うんえい協議きょうぎにおける意見いけんとうまえ、合理ごうりてき理由りゆうしめして判断はんだんおこなわれることが必要ひつようである。そのさい検討けんとうたり具体ぐたいてき検討けんとう すべきてん例示れいじするとおおむねつぎのとおりである。

申請しんせいぜん一定いってい期間きかん運転うんてん免許めんきょ停止ていし処分しょぶんけていないこと
都道府県とどうふけん公安こうあん委員いいんかいとう実施じっしする実車じっしゃ運転うんてんともな特定とくてい任意にんい講習こうしゅうとう講習こうしゅう受講じゅこうしたものであること 福祉ふくし有償ゆうしょう運送うんそうにあっては、上記じょうきのほか、   
社団しゃだん法人ほうじん全国ぜんこく乗用じょうよう自動車じどうしゃ連合れんごうかいとう実施じっしするケア輸送ゆそうサービス従事じゅうじしゃ研修けんしゅう修了しゅうりょうしたもの
移送いそうサービス運営うんえいマニュアル編集へんしゅう委員いいんかい発行はっこうするテキストとうもとづき運送うんそう主体しゅたい自主じしゅてきおこな福祉ふくし輸送ゆそうかんする研修けんしゅう修了しゅうりょうしたもの
−その移動いどう制約せいやくしゃ輸送ゆそう安全あんぜん確保かくほかん必要ひつよう知識ちしきまた経験けいけんゆうするものであることひとし
(3)構成こうせいいん運営うんえい協議きょうぎかい構成こうせいいんは、地方ちほう公共こうきょう団体だんたいさだめる。  

なお、標準ひょうじゅんてきなものとして想定そうていされる関係かんけいしゃ例示れいじすると、おおむね以下いかのとおりであ る。

関係かんけいする地方ちほう公共こうきょう団体だんたい長又ながまたはその指名しめいする職員しょくいん
地方ちほう運輸うんゆ局長きょくちょうしくは運輸うんゆ支局しきょく長又ながまたはその指名しめいする職員しょくいん
公共こうきょう交通こうつうかんする学識がくしき経験けいけんしゃ
想定そうていされる有償ゆうしょう運送うんそう利用りようしゃ代表だいひょう
関係かんけいする地域ちいき住民じゅうみん代表だいひょう 関係かんけいする地域ちいきのボランティア団体だんたい
バス、タクシーとう関係かんけい交通こうつう機関きかんおよ運転うんてんしゃ代表だいひょうとう

全文ぜんぶん以下いかのHPを参照さんしょうください。

国土こくど交通省こうつうしょう関係かんけい通知つうちほん移送いそうサービスについてかんがえるHPに掲載けいさいされています
http://www010.upp.so-net.ne.jp/taxi-kangaeru/

福祉ふくし有償ゆうしょう運送うんそうおよ過疎かそ有償ゆうしょう運送うんそうかか道路どうろ運送うんそうほうだい80じょうだい1こうによる許可きょか取扱とりあつかいにつ いて
 (NPOのヘルパー事業じぎょうしょ純粋じゅんすい移送いそう団体だんたいけ)
患者かんじゃとう輸送ゆそうサービスをおこなうことを条件じょうけんとした一般いっぱん乗用じょうよう旅客りょかく自動車じどうしゃ運送うんそう事業じぎょう許可きょかとう あつかいについて
営利えいり法人ほうじんのヘルパー事業じぎょうしょむけ)
厚生省こうせいしょう関係かんけい通知つうちはWAMネットHPに掲載けいさいされています http://www.wam.go.jp/wamappl/bb05Kaig.nsf/vAdmPBigcategory20/BA75934F86C0425B49256E5A001D28FA?OpenDocument



2003年度ねんどのホームヘルプサービスの国庫こっこ補助ほじょ金額きんがくについて

自薦じせんヘルパー推進すいしん協会きょうかい本部ほんぶ事務じむきょく

 2003年度ねんどのホームヘルプサービスの国庫こっこ補助ほじょきんかく市町村しちょうそんへの交付こうふ金額きんがくが3がつ23にち内示ないじされました。(都道府県とどうふけん政令市せいれいし中核ちゅうかく厚労省こうろうしょうから直接ちょくせつ通知つうちされますが、一般いっぱん市町村しちょうそんについては都道府県とどうふけん経由けいゆでの通知つうちとなります。)
 なお、ホームヘルプサービスの国庫こっこ補助ほじょきん状況じょうきょうについては、厚労省こうろうしょうから障害しょうがいしゃ団体だんたいたいして説明せつめいをしたいというむねもうがありましたので、3月さんがつ24にち午前ごぜんちゅう説明せつめいけました。
 その内容ないようをとりまとめると以下いかとおりです。

○ホームヘルプの国庫こっこ補助ほじょきんについて

T 市町村しちょうそんからあがってきた申請しんせいがくそう合計ごうけい・・・・・・・・・・・379おくえん

U 1がつしめした国庫こっこ補助ほじょ基準きじゅんおよ従前じゅうぜんがくたすための金額きんがく・・・368おくえん
 (従前じゅうぜんがく:2003ねんがつ提供ていきょうしていたホームヘルプ時間じかんすう支援しえん単価たんか計算けいさんしたもの)

V 2003年度ねんど最終さいしゅうてき交付こうふできる国庫こっこ補助ほじょ金額きんがく 354おくえん
  (※当初とうしょ予算よさん278おくえんに、予算よさん流用りゅうようして76おくえんし)

  • 368おくえん(*2)をカバーできるようぎりぎりの努力どりょくをしたが、10がつ以降いこうもホームヘルプがびており年末ねんまつ見込みこがくよりさらにえたため、354おくえんしか確保かくほできず、最終さいしゅうてきかく市町村しちょうそんには(*2)96%しか交付こうふできない。
  • (*2)の金額きんがくえる市町村しちょうそんについては、くに補助ほじょ対象たいしょうがい市町村しちょうそん負担ふたんをおねがいするしかない。おおきく不足ふそくしているのはおも東京とうきょう市町村しちょうそんで、東京とうきょう全体ぜんたいでは申請しんせいがくの85%しか配分はいぶんできなかった。

在宅ざいたくサービス全体ぜんたいについて

  • 当初とうしょ予算よさんがくたいして128おくえん上回うわまわ見込みこみで、114おくえん追加ついか財源ざいげんとして確保かくほした。
  • デイサービス、ショートステイ、グループホームについては100%の交付こうふで、ホームヘルプは96%の交付こうふ在宅ざいたくサービス全体ぜんたいでは98%の交付こうふ
  • ホームヘルプ(身体しんたい知的ちてき)ショート(身体しんたい)は社会しゃかい福祉ふくし諸費しょひ、デイ(身体しんたい)は身体しんたい障害しょうがいしゃ保護ほご、デイ(知的ちてき)ショート(知的ちてき)グループホームについては児童じどう保護ほご予算よさん項目こうもくになっており、障害しょうがい部局ぶきょくおな項目こうもく予算よさんからの流用りゅうようした。そのためホームヘルプと事業じぎょうについては交付こうふりつちがう。

厚労省こうろうしょう配付はいふ資料しりょう:「平成へいせい15年度ねんど支援しえん制度せいど在宅ざいたくサービスの執行しっこうについて」 http://zenrenkyo.infoseek.livedoor.net/2003sikkou.pdf

 これまでの経緯けいいとして、今年度こんねんどのホームヘルプサービスの利用りようびたこともあり、予定よていしていた国庫こっこ補助ほじょきん大幅おおはば不足ふそくするという問題もんだい昨年さくねん11がつ表面ひょうめんし、これにたいして、障害しょうがいしゃ団体だんたい厚生こうせい労働省ろうどうしょうおよ政治せいじはたらきかけをし、その結果けっか厚労省こうろうしょうより「省内しょうない予算よさん追加ついかてき確保かくほして、所要しょようがくのほぼ全額ぜんがく確保かくほできる見通みとおしとなった。」という説明せつめいけていました。
 しかし、今年ことしはいり、かく自治体じちたいしめした国庫こっこ補助ほじょ配分はいぶん予定よてい金額きんがく都市とし中心ちゅうしん不足ふそくしていることがあきらかになり、障害しょうがいしゃ団体だんたい事前じぜん説明せつめいちがうことを厚労省こうろうしょういただしてきました。厚労省こうろうしょうは「さき年末ねんまつ確保かくほするとったのは国庫こっこ補助ほじょ基準きじゅん範囲はんいないでの補助ほじょである」「10がつ以降いこうのホームヘルプのびがさらに増加ぞうか傾向けいこうにあり見込みこみがちがってきた」「国庫こっこ補助ほじょ配分はいぶんについては自治体じちたいから2がつまでのデータがあがってこないと確定かくていしないので確保かくほけてぎりぎりの努力どりょくをする」などとってきました。
 その結果けっかが、国庫こっこ補助ほじょ基準きじゅんにおいても96%しか確保かくほできず、市町村しちょうそん実施じっししたホームヘルプの事業じぎょう比較ひかくするとやく25おくえんがでることになり、これをかく市町村しちょうそん負担ふたんしなければなりません。
 しかし、この説明せつめいにはとうてい納得なっとくできるものではなく、急遽きゅうきょ、12時半じはんからおも都内とない団体だんたい中心ちゅうしんとして抗議こうぎ行動こうどうおこないました。おりしも昼過ひるすぎから雲行くもゆきがあやしくなり、あめはじめましたが、あめなかやく200めい障害しょうがいしゃ関係かんけいしゃあつまり、ビラくばりと街宣がいせん活動かつどうおこないました。
 1時半じはんからは政治せいじのかたもかけつけてくださり、公明党こうめいとう福島ふくしま議員ぎいん桝屋ますや議員ぎいん民主党みんしゅとう山井やまい議員ぎいんから支援しえん言葉ことばをいただきました。とく公明党こうめいとう桝屋ますや議員ぎいんは「坂口さかぐち大臣だいじん支援しえん十分じゅうぶん財源ざいげん確保かくほについておこなうよう指示しじをしていたのにこのような事態じたいになって残念ざんねんである。この状況じょうきょうについては大臣だいじんつたえるし、地方ちほう議員ぎいんつうじて市町村しちょうそんでサービス低下ていかこらないよう注視ちゅうししていく。また、来年度らいねんど予算よさん不足ふそくについても非常ひじょう危惧きぐしている。支援しえん介護かいご保険ほけんとの統合とうごう議論ぎろんがあるが、それには疑問ぎもんをもっていて、障害しょうがい福祉ふくしとしてきちんと予算よさん確保かくほされるのが先決せんけつだ。」との言葉ことばがありました。
 また、2からはやく10めい代表だいひょうだん障害しょうがい福祉ふくし交渉こうしょうおこないました。
 とく焦点しょうてんになったのは、身体しんたい障害しょうがいしゃのデイサービスで22おくえん支援しえん予算よさんあま見込みこみであるのに、予算よさん項目こうもくちがうため(ホームヘルプ−社会しゃかい福祉ふくし諸費しょひ、デイ−身体しんたい障害しょうがいしゃ保護ほご)にまわせないてんでした。
 このてんについて、厚労省こうろうしょう説明せつめいもとめましたが、「財政ざいせいほう23じょう・33じょうによって項目こうもくちが予算よさん流用りゅうようすることはできない」「いまから補正ほせい予算よさんむことはできない」ということをかえすばかりでした。
 また、この支援しえん予算よさん項目こうもく措置そち制度せいどをそのままいだもので、「支援しえん制度せいどになったとき在宅ざいたくサービスをおな予算よさん項目こうもくにすることはかんがえなかったのか」といういにたいしては、「支援しえん予算よさん不足ふそくあきらかになったとき財務省ざいむしょうとは協議きょうぎしたが、今年ことしすぐにおこなうのではなく長期ちょうきてき実態じったい検討けんとうすることとなった。重要じゅうよう事項じこうであるのでつづ検討けんとうしていきたい。」という回答かいとうでした。この検討けんとうについては、障害しょうがい福祉ふくしとして真摯しんし検討けんとうおこなうことを確約かくやくさせましたが、2004年度ねんど予算よさん成立せいりつしており、予算よさん項目こうもくおなじにしたとしても2005年度ねんど予算よさんからしかできないということです。
 このほかにも「国庫こっこ補助ほじょ不足ふそくが1おくえんえる市町村しちょうそんもあり、2004年度ねんど支給しきゅう決定けっていさいにサービスのげをおこなう、新規しんき利用りようしゃみとめないなどの自治体じちたいがでてくる。」「来年度らいねんどのホームヘルプの予算よさんは342おくえんで、不足ふそくすることがかっている。これについてどう対応たいおうすることをかんがえているのか。」という指摘してきをしましたが、厚労省こうろうしょうは「国庫こっこ補助ほじょ基準きじゅんについては現状げんじょうのものがいとはおもっていないので、今年ことし実績じっせき障害しょうがいしゃ団体だんたい自治体じちたいなどの意見いけんきながらかた検討けんとうかい議論ぎろんいただく。」「4がつから事業じぎょう運営うんえい工夫くふううことで単価たんかげをおこなったし、10がつからも様々さまざま見直みなおし・工夫くふうをしていく。サービスのしつりょう確保かくほしながら制度せいど安定あんていてき運用うんようはかっていく。」という回答かいとうにとどまり、参加さんかしゃからは「その程度ていど工夫くふうでカバーできる問題もんだいではない」という批判ひはんがでましたが、厚労省こうろうしょうとのやりとりは平行へいこうせんをたどりました。
 いずれにせよ、今年ことしのデイからホームヘルプへの流用りゅうようについては、現状げんじょうでできないとわれても納得なっとくできず、国会こっかいにかけて承認しょうにんをとるなど流用りゅうようできる方策ほうさく検討けんとうして返事へんじをもらえるようもうれ、交渉こうしょうを4時半じはんごろりました。
 そのあめつづ厚労省こうろうしょうまえ交渉こうしょう報告ほうこくおこない、今後こんご障害しょうがいしゃ地域ちいき生活せいかつ保障ほしょうもとめていくことを確認かくにんして、今回こんかい抗議こうぎ行動こうどう終了しゅうりょうしました。
 支援しえん居宅きょたくサービスの支給しきゅう期間きかんは1年間ねんかんであり、現在げんざいかく市町村しちょうそん支援しえんさい認定にんていおこなわれているとおもいますが、今回こんかい国庫こっこ補助ほじょきん大幅おおはば不足ふそくした地域ちいきについては、とく注意ちゅういはらっていく必要ひつようがあるとおもわれます。国庫こっこ補助ほじょきん不足ふそく理由りゆう不当ふとうなサービスのげ、施設しせつ親元おやもとから自立じりつするひとのサービス利用りようについてみとめないなどがおこってくる可能かのうせいがあります。
 そういう事例じれいがあれば、厚労省こうろうしょうにもつたえていきたいとおもいますので、事務じむきょくまでご情報じょうほう提供ていきょういただければさいわいです。



生活せいかつ保護ほご基準きじゅん・16年度ねんどばん (1人ひとりらしの場合ばあい月額げつがく)

(このがくより収入しゅうにゅうすくなかったら生保せいほ開始かいしになる基準きじゅん
住宅じゅうたく扶助ふじょ基準きじゅんがくは15年度ねんどがく使用しよう


介護かいご必要ひつようないひとは69970+14430(重度じゅうど障害しょうがいしゃ加算かさん他人たにん介護かいごりょう一般いっぱん基準きじゅん)をいたがく生保せいほ基準きじゅんになります。(※重度じゅうど障害しょうがいしゃ加算かさんは16ねん7がつまでは14480えん。)
実際じっさいには介護かいごりょう特別とくべつ基準きじゅん知事ちじ承認しょうにん大臣だいじん承認しょうにん生保せいほがくえます。
★このひょうっている部分ぶぶん申請しんせいして原則げんそく14にち以内いないけられます。特別とくべつ基準きじゅん部分ぶぶんはもうすこしかかります。(電話でんわ毎日まいにち進行しんこうかないと特別とくべつ基準きじゅん書類しょるいたなざらしにされることがあるので注意ちゅうい)

厚生省こうせいしょう保護ほご係長かかりちょうだん生保せいほけられるかどうかの『生保せいほ基準きじゅん』の算定さんていに、『介護かいご必要ひつよう車椅子くるまいす障害しょうがいしゃ場合ばあいは、住宅じゅうたく扶助ふじょ(1.3ばいがく)と他人たにん介護かいごりょう一般いっぱん基準きじゅんれるよう』各地かくち福祉ふくし事務所じむしょのワーカーに指導しどうしているのですが、まもられていない場合ばあい指導しどうしますので連絡れんらくください。」

★↑生保せいほ基準きじゅんについて、福祉ふくし事務所じむしょのワーカーが無知むち場合ばあい、@このひょうせて指摘してきしてください。Aそれでもだめなら、当会とうかい事務所じむしょ連絡れんらくいただけば、厚生省こうせいしょう保護ほごから指導しどうしてもらいます。

くわしい自治体じちたいがくりたいほうは、「平成へいせい16年度ねんど 生活せいかつ保護ほご基準きじゅん生活せいかつ保護ほご実施じっし要領ようりょう」(1000えん予定よてい)を購入こうにゅうしてください。やく受付うけつけちゅう

生活せいかつ保護ほご16年度ねんど基準きじゅんひょう月額げつがく

だいるい 基準きじゅんがく  えん
    きゅうべつ
年齢ねんれい区分くぶん
きゅう−1 きゅう−2 きゅう−1 きゅう−2 きゅう−1 きゅう−2
0さい 14,970 14,300 13,620 12,950 12,280 11,600
1さい 〜 2さい 21,790 20,810 19,830 18,850 17,870 16,890
3さい 〜 5さい 26,950 25,740 24,520 23,310 22,100 20,890
6さい 〜 8さい 32,030 30,590 29,150 27,710 26,260 24,820
9さい 〜 11さい 36,450 34,810 33,170 31,530 29,890 28,250
12さい 〜 14さい 44,010 42,030 40,050 38,070 36,090 34,110
15さい 〜 17さい 47,310 45,180 43,050 40,920 38,790 36,670
18さい 〜 19さい 42,010 40,120 38,230 36,340 34,440 32,560
20さい 〜 40さい 39,970 38,170 36,370 34,570 32,780 30,980
41さい 〜 59さい 38,180 36,460 34,740 33,030 31,310 29,590
60さい 〜 69さい 36,100 34,480 32.850 31,230 29,600 27,980
70さい以上いじょう 32,340 31,120 29,430 28,300 26,520 25,510

(1るいおも食費しょくひ出費しゅっぴ想定そうていした基準きじゅんがくたとえば、(1きゅう−1)にむ30さい夫婦ふうふと3歳児さいじ世帯せたい場合ばあい、39,970+39,970+26,950えん合計ごうけいがその世帯せたいの1るいがくとなる。)

だいるい 基準きじゅんがく  えん
基準きじゅんがく冬季とうき加算かさん省略しょうりゃく   おび  ひと  いん  べつ
1人ひとり 2人ふたり にん にん にん以上いじょうにんすごとに 加算かさんするがく
きゅう−1 43,430 48,070 53,290 57,980 440
きゅう−2 41,480 45,910 50,890 55,370 440
きゅう−1 39,520 43,740 48,490 52,760 400
きゅう−2 37,570 41,580 46,100 50,150 400
きゅう−1 35,610 39,420 43,700 47,540 360
きゅう−2 33,660 37,250 41,300 44,930 360

(2るい世帯せたいごとの光熱こうねつ備品びひん経費けいひ想定そうていした基準きじゅんがく世帯せたいごとに、人数にんずうおうじて基準きじゅんがくまる。夫婦ふうふ子供こどもにんの3にん世帯せたい場合ばあい、(1きゅう−1で)53,290えん基準きじゅんがくとなる。)

障害しょうがいしゃ加算かさん(1・2きゅう
きゅうべつ 在宅ざいたく 入院にゅういん入所にゅうしょ
きゅう 26,850 22,340
きゅう 24,970
きゅう 23,100

いわゆる重度じゅうど障害しょうがいしゃ加算かさん
常時じょうじ介護かいご必要ひつようとするもの
ぜんきゅう共通きょうつう 14,430えん
家族かぞく介護かいご場合ばあいは12,090えんとなる

重度じゅうど障害しょうがいしゃ加算かさん金額きんがくは16ねん7がつより。それまでは上記じょうきより50えん上乗うわのせした金額きんがく

家賃やちん扶助ふじょ
ぜん都道府県とどうふけん指定してい都市とし中核ちゅうかくごとに、1〜2きゅうと3きゅう基準きじゅんがくがある。全国ぜんこく一覧いちらんひょうは、4がつごう掲載けいさいします。

以上いじょう生活せいかつで、 以下いか生活せいかつ使つかえない(介護かいごしゃ支払しはらう)もの

他人たにん介護かいご加算かさん(16年度ねんど基準きじゅん)
 ひと かい まもる  さん
(いわゆる一般いっぱん基準きじゅん):ぜんきゅう共通きょうつう  69,970えん
所長しょちょう承認しょうにん)    :ぜんきゅう共通きょうつう 104,970えん

大臣だいじん承認しょうにん):きゅうとはべつ基準きじゅん かく都道府県とどうふけん賃金ちんぎん水準すいじゅん全国ぜんこくよん段階だんかいけている

(ここすうねん生活せいかつ保護ほご生活せいかつ部分ぶぶん介護かいごりょう一般いっぱん基準きじゅん所長しょちょう承認しょうにん物価ぶっか下落げらくにあわせて下落げらくしていますが、大臣だいじん承認しょうにんがっていない)

16年度ねんど単価たんかは5がつごろまるため、15年度ねんどがく紹介しょうかいします。
つき18まん5600えん東京とうきょうほか)
つき17まん0000えん大阪おおさかほか)
つき15まん7800えん兵庫ひょうごほか)
つき13まん9200えん(その地域ちいき

 1〜3きゅう全国ぜんこく3300市町村しちょうそんごとに物価ぶっかとうもとめられています。(大都市だいとしが「1きゅう−1」)自分じぶん市町村しちょうそんきゅうるには、自分じぶん市町村しちょうそん役場やくば保護ほご電話でんわしてくか、以下いか冊子さっし掲載けいさいされていますので参照さんしょうしてください。

@生活せいかつ保護ほご手帳てちょうぜん社協しゃきょう発行はっこう:2500えん程度ていど毎年まいとししん年度ねんどばんなつごろ発行はっこうされる。書店しょてん注文ちゅうもん可能かのう。(役所やくしょ生活せいかつ保護ほご担当たんとうしゃ(ケースワーカー)は、これをながら仕事しごとをしています)
A15年度ねんど生活せいかつ保護ほご基準きじゅん生活せいかつ保護ほご実施じっし要領ようりょう (当会とうかい直接ちょくせつ注文ちゅうもん)1500えん送料そうりょう生活せいかつ保護ほご手帳てちょう前半ぜんはん部分ぶぶん医療いりょう扶助ふじょ以外いがい)とほぼおな内容ないようです)

生活せいかつ保護ほごには、以上いじょうのほか、様々さまざま加算かさんや、控除こうじょ特例とくれいなどがあります。

 



生活せいかつ保護ほご介護かいごりょう大臣だいじん承認しょうにん

平成へいせい18年度ねんど他人たにん介護かいごりょう継続けいぞく申請しんせいしょセットと説明せつめい 2006/03/22



全国ぜんこく47都道府県とどうふけんのCIL空白くうはく地域ちいきで、施設しせつ親元おやもとから自立じりつしてCILをつくりたい障害しょうがいしゃ人材じんざい募集ぼしゅう介護かいご長時間ちょうじかん必要ひつようほう

  全国ぜんこく障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょう協議きょうぎかい自薦じせんヘルパー(パーソナルアシスタント制度せいど推進すいしん協会きょうかいでは、全国ぜんこく3300市町村しちょうそんさい重度じゅうど障害しょうがいしゃ運営うんえいする自立じりつ生活せいかつセンター(CIL)のサービスがけられるようになるように、かくけん最低さいてい10箇所かしょ程度ていどのCILをつくることを目標もくひょう金銭きんせんめん研修けんしゅうとう支援しえんおこなっています。当会とうかいは、どんな重度じゅうど障害しょうがいしゃでもれた地域ちいきらしていけるような状況じょうきょう全国ぜんこく3300市町村しちょうそんつくられていくべきだとかんがえています。そのために、それらの地域ちいき自立じりつして地域ちいきらしていきたい、さらにCIL設立せつりつにつなげたいという障害しょうがいしゃたいして情報じょうほう提供ていきょう研修けんしゅう、それにかかるしょ費用ひようふくめた全面ぜんめんてきなバックアップをしています。2001年度ねんど〜2002年度ねんど空白くうはくけん最低さいていひとつのCILをつくることを目標もくひょう研修けんしゅう助成じょせいなどで支援しえんおこないました。今年度こんねんどからはかくけん最低さいてい2〜3箇所かしょのCILをつく支援しえんおこないます。
 現在げんざい毎日まいにち24あいだ介護かいご必要ひつよう全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃ施設しせつ家族かぞくもとからて1にんらしし、CILをげています。こういったさい重度じゅうど障害しょうがいしゃ過疎かそけんでたくさんています。近県きんけんCILや東京とうきょうなどでなん研修けんしゅうおこない、介助かいじょしゃやとかた指示しじかた、アパートのかた介護かいご制度せいど使つかかた、CILのつくかた、など、1つ1つ研修けんしゅうけていくことで、やる努力どりょくで1つ1つ解決かいけつしていきます。研修けんしゅう交通こうつう介護かいごしゃ費用ひようなどは助成じょせいいたします。1人ひとりらし開始かいし介護かいご費用ひようなども交渉こうしょうして制度せいどがのびるまでの期間きかん助成じょせい貸付かしつけします。実地じっち研修けんしゅう補完ほかんする「通信つうしん研修けんしゅう」もおこなっています。
 募集ぼしゅうする地域ちいきは、県庁けんちょう所在地しょざいちからはなれているCIL空白くうはく地域ちいきです。(秋田あきた宇都宮うつのみや群馬ぐんま徳島とくしま高知こうち県庁けんちょう所在地しょざいち募集ぼしゅう)。また、これ以外いがい地域ちいきでも、現在げんざいすでにがっている団体だんたいつづ障害しょうがいしゃ人材じんざい募集ぼしゅうおこなっています
 自分じぶん参加さんかしたい・・というほうは、どしどしご相談そうだんください。
 自薦じせんヘルパー推進すいしん協会きょうかい 0120−66−0009 10:00〜23:00

 自立じりつ生活せいかつセンター(CIL)とは 理念りねんはJILホームページhttp://www.j-il.jp/ などをご参照さんしょうください。 障害しょうがいしゃ主体しゅたいてき運営うんえいするサービス提供ていきょう団体だんたいうん動体どうたいです。介助かいじょ利用りようしゃ自身じしんがエンパワメントしていく(ちからをつけていく)スタイルのホームヘルプサービスと運動うんどうおこないます。24あいだ介護かいご必要ひつようほうなどの1人ひとりらし支援しえんおこない、介護かいご制度せいど交渉こうしょうおこない、地域ちいき制度せいど改善かいぜんしていきます。



全国ぜんこくホームヘルパー広域こういき自薦じせん登録とうろく協会きょうかいのご案内あんない

介護かいご保険ほけんヘルパー広域こういき自薦じせん登録とうろく保障ほしょう協会きょうかいから名称めいしょう変更へんこうしました)略称りゃくしょう広域こういき協会きょうかい
フリーダイヤル  0120−66−0009
フリーダイヤル FAXふぁっくす 0037−80−4446

自分じぶん介助かいじょしゃ登録とうろくヘルパーにでき自分じぶん介助かいじょ専用せんよう使つかえます
対象たいしょう地域ちいき:47都道府県とどうふけん全域ぜんいき

介助かいじょしゃ登録とうろくさき事業じぎょうしょのみつからないほう相談そうだんください。いろいろな問題もんだい解決かいけつします。

 全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃ介護かいごじん派遣はけん事業じぎょう自薦じせん登録とうろくヘルパーとおなじような登録とうろくのみのシステムを支援しえんヘルパー利用りようしゃ介護かいご保険ほけんヘルパー利用りようしゃむけに提供ていきょうしています。自分じぶん確保かくほした介助かいじょしゃ自分じぶん専用せんよう制度せいどじょうのヘルパー(自薦じせん登録とうろくヘルパー)として利用りようできます。介助かいじょしゃ人選じんせん介助かいじょ時間じかんたい自分じぶんめることができます。全国ぜんこくのホームヘルプ指定してい事業じぎょうしゃ運営うんえいする障害しょうがいしゃ団体だんたい提携ていけいし、全国ぜんこくでヘルパーの登録とうろくができるシステムを整備せいびしました。介助かいじょしゃ時給じきゅういままでの制度せいどより介助かいじょしゃ給与きゅうよちない個別こべつ相談そうだんシステムです。

利用りよう方法ほうほう
  広域こういき協会きょうかい 東京とうきょう本部ほんぶFAXふぁっくす郵送ゆうそう介助かいじょしゃ利用りようしゃ登録とうろくをすれば、翌日よくじつから支援しえん介護かいご保険ほけん自薦じせん介助かいじょサービスが利用りよう可能かのうです。東京とうきょう本部ほんぶからかくけん指定してい事業じぎょうしゃ業務ぎょうむ委託いたくおこな支援しえん手続てつづきをります。各地かくち団体だんたいまりや給与きゅうよ体系たいけいとは関係かんけいなしに、広域こういき協会きょうかいせんもん条件じょうけんでまとめて委託いたくするかたちになりますので、すべての契約けいやく条件じょうけん広域こういき協会きょうかい本部ほんぶ利用りようしゃあいだ利用りようしゃこまらないようにはなってめます。ですから、わせ・もうみは東京とうきょう本部ほんぶ0120−66−0009におかけください。
 介助かいじょしゃへの給与きゅうよ介護かいごがた時給じきゅう1500えん家事かじがた1000えん日常にちじょう生活せいかつ支援しえん時給じきゅう1300〜1420えん基本きほんですがいままでの制度せいど時給じきゅうがもっとたか場合ばあいにはいままでの時給じきゅうになるようにします。また、夜間やかん利用りようほう時給じきゅうアップの相談そうだんにのります。介助かいじょしゃは1〜3きゅうヘルパー、介護かいご福祉ふくし看護かんご日常にちじょう生活せいかつ支援しえん研修けんしゅう修了しゅうりょうしゃなどのいずれかのほうである必要ひつようがあります。ただし、支援しえん制度せいどのほうは、14ねんがつまで自薦じせんヘルパーや全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃ介護かいごじん派遣はけん事業じぎょう登録とうろく介護かいごじんとしてはたらいている場合ばあい県知事けんちじから証明しょうめい永久えいきゅうにヘルパーとしてはたらけます。2003ねんがつ以降いこう新規しんき介護かいごはい場合ばあいも、日常にちじょう生活せいかつ支援しえん移動いどう介護かいごであれば、20あいだ研修けんしゅうれます。

くわしくはホームページもごらんください http://www.kaigoseido.net/2.htm



自薦じせん介助かいじょしゃにヘルパー研修けんしゅう実質じっしつ無料むりょうけていただけます

 広域こういき協会きょうかいでは、障害しょうがい当事とうじしゃ主体しゅたい理念りねんの3きゅうヘルパー通信つうしん研修けんしゅうおこなっております。通信つうしん部分ぶぶん自宅じたく受講じゅこうでき、通学つうがく部分ぶぶん東京とうきょうなで3日間にちかん受講じゅこう可能かのうです。3きゅう受講じゅこう身体しんたい介護かいごはいることができます。
 日常にちじょう生活せいかつ支援しえん研修けんしゅうは、東京とうきょう会場かいじょうでは、緊急きんきゅうには希望きぼうわせて365にち毎日まいにち開催かいさい可能かのうです。2日間にちかん受講じゅこうできます。東京とうきょう隣接りんせつけん利用りようしゃは1にちのみの受講じゅこうでかまいません(のこりは利用りよう障害しょうがいしゃ自身じしん自宅じたく研修けんしゅう可能かのうのため)。日常にちじょう生活せいかつ支援しえん研修けんしゅう受講じゅこうしゃ全身ぜんしんせい移動いどう介護かいごにもれます。3きゅう日常にちじょう生活せいかつ支援しえん研修けんしゅう受講じゅこう一定いってい時間じかん規定きていによる時間じかんすう介護かいごはいったのち参加さんか交通こうつう宿泊しゅくはく全額ぜんがく助成じょせいします。

このような仕組しくみをつく運営うんえいしています
仕組み図

問合といあわせは TEL 0120−66−0009(通話つうわりょう無料むりょう)へ。受付うけつけ10〜22 
みなさんへおねがい:この資料しりょうおおくのほうにおらせください。 介護かいご保険ほけんヘルパー広域こういき自薦じせん

登録とうろく保障ほしょう協会きょうかい 発起人ほっきにん都道府県とどうふけんじゅん敬称けいしょうりゃく、2000ねん4がつ時点じてん

名前なまえ 所属しょぞく団体だんたいとう
花田はなた貴博たかひろ (ベンチレーター使用しようしゃネットワーク)
篠田しのだ たかし 自立じりつ生活せいかつ支援しえんセンター新潟にいがた
三澤みさわ りょう (DPI日本にっぽん会議かいぎ
中西なかにし正司せいじ  (DPIアジア評議ひょうぎ委員いいん/全国ぜんこく自立じりつ生活せいかつセンター協議きょうぎかい
八柳やつやなぎ卓史たかし  ぜんさわ連関れんかんひがしブロック)
樋口ひぐち恵子けいこ  全国ぜんこく自立じりつ生活せいかつセンター協議きょうぎかい
佐々木ささき信行のぶゆき (ピープルファースト東京とうきょう
加藤かとうしん規子のりこ 精神せいしん障害しょうがいしゃピアサポートセンターこらーる・たいとう)
横山よこやま晃久あきひさ  全国ぜんこく障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょう協議きょうぎかい/HANDS世田谷せたがや
えきとめ俊樹としき  (NPO自立じりつ生活せいかつ企画きかく/NPO自立じりつ福祉ふくしかい
川元かわもと恭子きょうこ  全国ぜんこく障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょう協議きょうぎかい/CIL小平こだいら
名前なまえ 所属しょぞく団体だんたいとう
渡辺わたなべ正直まさなお  静岡しずおか市議しぎ)
山田やまだ昭義あきよし  (DPI日本にっぽん会議かいぎ社会しゃかい福祉ふくし法人ほうじんAJU自立じりついえ
斎藤さいとうまこと 名古屋なごや市議しぎ共同きょうどうれん社会しゃかい福祉ふくしほうわっぱのかい
尾上おがみ浩二こうじ  障害しょうがいしゃ総合そうごう情報じょうほうネットワーク)
森本もりもと秀治しゅうじ  共同きょうどうれん
村田むらた敬吾けいご  自立じりつ生活せいかつセンターほくせつ24)
光岡みつおかかおるあきら  特定とくてい営利えいり活動かつどう法人ほうじんすてっぷ)
栗栖くりす豊樹とよき  (CILてごーす)
佐々ささ和信かずのぶ  香川かがわけんすじ萎縮いしゅくせい患者かんじゃすくかい)
藤田ふじためぐみこう  土佐とさ在宅ざいたく重度じゅうど障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょうかんがえるかい
田上たうえささえろう  (NPO重度じゅうど障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょう協会きょうかい



全国ぜんこくホームヘルパー広域こういき自薦じせん登録とうろく協会きょうかい理念りねん 47都道府県とどうふけん介助かいじょしゃ自薦じせん登録とうろく可能かのう

障害しょうがい施策しさく自薦じせん登録とうろくヘルパーの全国ぜんこくネットワークをつくろう

 2003年度ねんどから全国ぜんこく障害しょうがいしゃ団体だんたい共同きょうどうして47都道府県とどうふけんのほぼ全域ぜんいき離島りとうなどをのぞく)で介助かいじょしゃ自薦じせん登録とうろく可能かのうになりました。
 自薦じせん登録とうろくヘルパーは、さい重度じゅうど障害しょうがいしゃ自立じりつ生活せいかつする基本きほんの「社会しゃかい基盤きばん」です。重度じゅうど障害しょうがいしゃとう自分じぶん求人きゅうじん広告こうこくをしたり知人ちじんくちコミで、自分じぶん介助かいじょしゃ確保かくほすれば、自由じゆう体制たいせい介助かいじょ体制たいせいつくれます。自立じりつ生活せいかつできる重度じゅうど障害しょうがいしゃえます。(とくにCILとうのない空白くうはく市町村しちょうそんで)。
 小規模しょうきぼ障害しょうがいしゃ団体だんたい構成こうせいする障害しょうがいしゃ障害しょうがい種別しゅべつ以外いがい介護かいごサービスノウハウをたないことがおおいです。たとえば、脳性のうせいまひやけいそんなどの団体だんたいは、ALSなど難病なんびょうのノウハウや視覚しかく障害しょうがい知的ちてき障害しょうがいのノウハウをたないことがほとんどです。
 このような場合ばあいでも、まず過疎かそなどでも、だれもが自薦じせん登録とうろくをできる環境かんきょうつくっておけば、解決かいけつ道筋みちすじができます。地域ちいき自分じぶん障害しょうがい種別しゅべつ自立じりつ支援しえん介護かいごノウハウを障害しょうがいしゃ団体だんたいがない場合ばあい自分じぶん障害しょうがいしゃ)の周辺しゅうへんひと協力きょうりょくだけで介護かいご体制たいせいつくれば、かくけん最低さいてい団体だんたいある自薦じせん登録とうろく団体だんたい介助かいじょしゃ登録とうろくすれば、自立じりつ生活せいかつつくってこと可能かのうです。一般いっぱん介護かいごサービス事業じぎょうしゃでは対応たいおうできないさい重度じゅうど障害しょうがいしゃ特殊とくしゅ介護かいごニーズのある障害しょうがいしゃも、自分じぶん介護かいご体制たいせいつくり、自立じりつ生活せいかつ可能かのうになります。
 このように様々さまざま障害しょうがい種別しゅべつひと自分じぶん介護かいご体制たいせいてていくことができることで、そのなかから、グループができ、障害しょうがいしゃ団体だんたい発展はってんするかずえていきます。
 また、自立じりつ生活せいかつをしたり、自薦じせんヘルパーを利用りようするひとえることで、ヘルパー時間じかんすうのアップの交渉こうしょう各地かくちおこなわれ、全国ぜんこく47都道府県とどうふけんでヘルパー制度せいど改善かいぜんしていきます。
 支援しえん制度せいど導入どうにゅうされることにあわせ、47都道府県とどうふけんでCILとう自立じりつ生活せいかつけい障害しょうがい当事とうじしゃ団体だんたい全国ぜんこく47都道府県とどうふけん居宅きょたく介護かいご(ヘルパー)指定してい事業じぎょうしゃになります。
 全国ぜんこく障害しょうがいしゃ団体だんたい共同きょうどうすれば、全国ぜんこく47都道府県とどうふけんでくまなく自薦じせん登録とうろくヘルパーを利用りようできるようになります。これにより、全国ぜんこく重度じゅうど障害しょうがいしゃ自立じりつすすみ、ヘルパー制度せいど時間じかんすうアップの交渉こうしょうすすむとかんがえられます。
47都道府県とどうふけんぜんけんで、けん最低さいてい箇所かしょ、CILや障害しょうがいしゃ団体だんたいのヘルパー指定してい事業じぎょうしょ自薦じせん登録とうろくれをおこなえば、全国ぜんこく47都道府県とどうふけんのどこにすんでいる障害しょうがいしゃも、自薦じせんヘルパーを登録とうろくできるようになります。(支援しえん制度せいどのヘルパー指定してい事業じぎょうしゃは、交通こうつう2〜3あいだ圏内けんないであれば県境けんきょう市町村しちょうそんさかいえて利用りようできます)。(できればかくけんに2〜3ヶ所かしょあれば、よりいい)。
全国ぜんこく交渉こうしょうによって介護かいご制度せいどびているすべての地域ちいきは、まず、自薦じせん登録とうろくヘルパーができてから、それから24あいだよう介護かいご1人ひとりらしの障害しょうがいしゃがヘルパー時間じかんすうアップの交渉こうしょうをして制度せいどをのばしています。(他薦たせんヘルパーでは時間じかんすうをのばすと、各自かくじ障害しょうがい生活せいかつスタイルにわず、いろんな規制きせい生活せいかつしにくくなるので、交渉こうしょうして時間じかんすうをのばさない)
自薦じせんヘルパーを利用りようすることで、自分じぶん介助かいじょしゃやとい、トラブルにも自分じぶん対応たいおうして、自分じぶん自分じぶん生活せいかつ責任せきにんっていくということ経験けいけんしていくことで、ほかの障害しょうがいしゃ自立じりつ支援しえんもできるようになり、あらたなCIL設立せつりつにつながりがります。(現在げんざいでは、やとかたやトラブル対応たいおう雇用こよう責任せきにんなどは、「介助かいじょしゃとの関係かんけいのILP」実施じっしCILで勉強べんきょう可能かのうたとえば、札幌さっぽろのCILで自薦じせん登録とうろくれをおこなって、旭川あさひかわ障害しょうがいしゃ自分じぶん介助かいじょしゃ確保かくほ自薦じせん登録とうろく利用りようした場合ばあい。それが旭川あさひかわ障害しょうがいしゃ自立じりつや、旭川あさひかわでのヘルパー制度せいど時間じかんすう交渉こうしょうや、すうねんのCIL設立せつりつにつながる可能かのうせいがあります。これとおなじことが全国ぜんこくこります。(すでに介護かいご保険ほけん対象たいしょうしゃ自薦じせん登録とうろく取組とりくみでは、市町村しちょうそん自立じりつ開始かいし交渉こうしょう開始かいしやCIL設立せつりつにつながった実例じつれいがいくつかあります)
自薦じせん登録とうろく受付うけつけはかく団体だんたいのほか、全国ぜんこく共通きょうつうフリーダイヤルで広域こういき協会きょうかいでも受付うけつけます。全国ぜんこく広報こうほうおこない、おおくの障害しょうがいしゃ情報じょうほうつたわるようにします。
自薦じせん登録とうろくによる事業じぎょうしょはい資金しきんは、まず経費けいひとしてかく団体だんたい支払しはらい(かく団体だんたい自薦じせん登録とうろく利用りようしゃえた場合ばあいには、常勤じょうきん介護かいご福祉ふくしとう専従せんじゅう事務じむいんとしてやとえる費用ひよう事業じぎょうなどを支払しはらいます)、のこった資金しきんがある場合ばあいは、全国ぜんこく空白くうはく地域ちいきでのCIL支援しえん、24あいだ介護かいご制度せいど交渉こうしょうおこなうための24あいだよう介護かいご障害しょうがいしゃ自立じりつ支援しえん&CILげ、海外かいがい途上とじょうこくのCIL支援しえんなど、公益こうえき活動かつどう全額ぜんがく使つかわれます。全国ぜんこく団体だんたいなかから理事りじ評議ひょうぎいん選出せんしゅつして方針ほうしん決定けっていおこなっていきます。

 これにより、将来しょうらいは3300市町村しちょうそんぜん障害しょうがいにサービス提供ていきょうできる1000のCILをつくり、24あいだ介護かいご保障ほしょう全国ぜんこく実現じつげんおこない、くに制度せいど全国ぜんこくいちりつで24あいだ保障ほしょうのパーソナルアシスタント制度せいどえることを目標もくひょうにしています。

全国ぜんこくホームヘルパー広域こういき自薦じせん登録とうろく協会きょうかい利用りようしゃこえ

★(東日本ひがしにっぽんのA) 市内しない移動いどう介護かいご実施じっしする事業じぎょうしょが1かしょもなく、自薦じせん登録とうろく移動いどう介護かいご使つかいたいのですがが「事業じぎょうしょつからないと移動いどう介護かいご決定けっていせない」とっていました。知人ちじん介護かいごしてもいいというひとつかり、東京とうきょう移動いどう介護かいご研修けんしゅうけてもらい広域こういき協会きょうかい登録とうろくし、から広域こういき協会きょうかい提携ていけい事業じぎょうしょ連絡れんらくしてもらい、移動いどう介護かいご決定けっていがおり、利用りようできるようになりました。

★(西日本にしにほんのBむら) むらひとつしかヘルパー事業じぎょうしょがなくサービスがわるいので、近所きんじょ知人ちじんにヘルパー研修けんしゅうけてもらい広域こういき協会きょうかい登録とうろく自薦じせんヘルパーになってもらいました。

★(東京とうきょう) 3がつまでは全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃ介護かいごじん派遣はけん事業じぎょう使つかって自薦じせん介助かいじょしゃ使つかっていたのですが、4がつにちにBからC転居てんきょした関係かんけいで、あたらしい受給じゅきゅうしゃしょうがなかなか発行はっこうされず、5がつはじめに4がつにちづけ受給じゅきゅうしゃしょうおくられてきました。から広域こういき協会きょうかい紹介しょうかいされ、電話でんわしたところ、緊急きんきゅう事態じたいですからということで、特別とくべつ4月しがつにちにさかのぼって自薦じせん介護かいごしゃ介護かいご支援しえん対象たいしょうにしてくれるということで4がつ介助かいじょしゃ給与きゅうよることになりたすかりました。

★(北海道ほっかいどう) 視覚しかく障害しょうがいですが、いままでで1箇所かしょ事業じぎょうしょだけが視覚しかく障害しょうがいのガイドヘルパーをおこなっており、いま休日きゅうじつ夕方ゆうがた以降いこう利用りようできません。よる視覚しかく障害しょうがいのサークルにくときこまっていましたら、ほかの参加さんかしゃ広域こういき協会きょうかい使つかっており、介助かいじょしゃ紹介しょうかいしてくれたので自分じぶんよる休日きゅうじつものにもつかえるようになりました。

★(東北とうほくのC) 24あいだ呼吸こきゅう利用りようのALSで介護かいご保険ほけん使つかっています。吸引きゅういんしてくれる介助かいじょしゃ自費じひやとっていましたが、介護かいご保険ほけん事業じぎょうしょ吸引きゅういんをしてくれないので介護かいご保険ほけん家事かじ援助えんじょをわずかしか使つかっていませんでした。自薦じせん介助かいじょしゃがヘルパー資格しかくをとったので広域こういき協会きょうかい登録とうろくして介護かいご保険ほけん使つかえるようになり、自己じこ負担ふたんも1わり負担ふたんだけになりました。さらに、今年ことしの4がつからは支援しえん制度せいどはじまり、介護かいご保険ほけんいっぱい使つかっているということで支援しえんのヘルパーも毎日まいにち時間じかん使つかえるようになり、これも広域こういき協会きょうかい登録とうろくしています。求人きゅうじん広告こうこくして自薦じせん介助かいじょしゃいまにんになり、あわせて毎日まいにち10あいだ吸引きゅういんのできる介護かいご自薦じせん介助かいじょしゃまるようになりました。求人きゅうじん広告こうこく費用ひよう広域こういき協会きょうかい負担ふたんしてくれました。介助かいじょしゃ時給じきゅうも「求人きゅうじんして介助かいじょしゃがきちんと確保かくほできる時給じきゅうにしましょう」ということで相談そうだんのうえ、この地域ちいきではたかめの時給じきゅう設定せっていしてくれ、介助かいじょしゃしゅうにち勤務きんむつき20まんほどの収入しゅうにゅうができ、安定あんていしてきました。

 
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