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2010年4−5月号

さわがいしゃ制度せいど改革かいかく推進すいしん会議かいぎのその

知的ちてき障害しょうがいしゃのヘルパー24あいだ利用りようによるアパートでの1人ひとりらし事例じれい

4・5がつごう
2010.5.6
編集へんしゅう障害しょうがいしゃ自立じりつ生活せいかつ介護かいご制度せいど相談そうだんセンター
情報じょうほう提供ていきょう協力きょうりょく全国ぜんこく障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょう協議きょうぎかい
〒187−0003 東京とうきょう小平こだいら花小金井南はなこがねいみなみまち1-11-20はないち番館ばんだてかい
発送はっそうがかり定期ていき購読こうどく申込もうしこみ・入会にゅうかい申込もうしこみ、商品しょうひん注文ちゅうもん)  (つききん〜17
  TEL・FAX 0120−870−222 (フリーダイヤル)
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口座こうざめい障害しょうがいしゃ自立じりつ生活せいかつ介護かいご制度せいど相談そうだんセンター  口座こうざ番号ばんごう00120-4-28675
 

2010ねん4・5がつごう    目次もくじ

   

4・・・・西日本にしにほん日本海にほんかいがわのAで24あいだ介護かいご保障ほしょう
4・・・・大分おおいたでも入院にゅういん介護かいご制度せいど開始かいし
6・・・・さわがいしゃ制度せいど改革かいかく推進すいしん会議かいぎについて
7・・・・生活せいかつ保護ほご他人たにん介護かいごりょう特別とくべつ基準きじゅん大臣だいじん承認しょうにん金額きんがくわりました
8・・・・知的ちてき障害しょうがいしゃのヘルパー24あいだ利用りようによるアパートでの1人ひとりらし
15・・・介護かいご福祉ふくし「600あいだ教育きょういくなつまでに結論けつろん 見直みなおしへ
16・・・かた検討けんとうかい資料しりょう厚労省こうろうしょうHPから削除さくじょされ復活ふっかつ
17・・・24あいだ介護かいご保障ほしょう全国ぜんこくマップ
18・・・生活せいかつ保護ほご移送いそう移送いそう問題もんだい改善かいぜん
35・・・過疎かそ自立じりつ生活せいかつセンターをつくりたい障害しょうがいしゃだい募集ぼしゅう
36・・・全国ぜんこくホームヘルパー広域こういき自薦じせん登録とうろく協会きょうかいのご案内あんない



西日本にしにほん日本海にほんかいがわのAで24あいだ介護かいご保障ほしょう

西日本にしにほん日本海にほんかいがわのBけん重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごのみで1にち24時間じかん以上いじょう支給しきゅう決定けってい脳性のうせいまひしゃています(21ねん11がつから)。Bけんでははじめて。
交渉こうしょうった交渉こうしょうをせずにすんなりみとめられました。(A半年はんとしほどまえから、障害しょうがいしゃ団体だんたいはたらきかけをしていた)。
支給しきゅう決定けってい時間じかんつき806あいだ移動いどう加算かさんは80あいだ
806あいだ内訳うちわけは、ヘルパー1にんが24時間じかんつねにつき、そのほか、午前ごぜん午後ごごに1あいだずつ2人ふたりのヘルパーがはいせつや入浴にゅうよくのためについています。



大分おおいたでもコミュニケーション支援しえん事業じぎょう国庫こっこ補助ほじょ使つかった入院にゅういん介護かいご制度せいど開始かいし 

(2010ねん4がつ1にち開始かいし
兵庫ひょうごけん西宮にしのみや松山まつやまつづいて、言語げんご障害しょうがい障害しょうがいしゃ限定げんていではない入院にゅういん介護かいご制度せいどができました。障害しょうがい程度ていど区分くぶん5・6の重度じゅうど訪問ほうもん利用りようしゃならけいそんでもすじジスでも対象たいしょうです。
 1かい入院にゅういんき150あいだ上限じょうげん上限じょうげんないなら1にちなんあいだ使つかっても制度せいどとなりました。(くわしくは来月らいげつごう掲載けいさいします)



さわがいしゃ制度せいど改革かいかく推進すいしん会議かいぎについて

 内閣ないかく事務じむきょくをおいておこなわれている推進すいしん会議かいぎですが、つきかいのペースで開催かいさいされ、差別さべつ禁止きんしほう自立じりつ支援しえんほう教育きょういく児童じどう医療いりょう労働ろうどうなどかく政策せいさくのテーマべつおおまかな意見いけん会議かいぎ一巡いちじゅんし、推進すいしん会議かいぎ構成こうせいいんしていない団体だんたいけにヒアリングがはじまりました。
 参議院さんぎいん選挙せんきょまえの6〜7がつ中間ちゅうかん報告ほうこくして、その、その内容ないよう閣議かくぎ決定けっていすることでぜん省庁しょうちょう拘束こうそくする予定よていです。きわめておおまかなりまとめに限定げんていして中間ちゅうかん報告ほうこくつくられると予想よそうされます。事務じむきょく用意よういしたおおきなテーマ(構成こうせいいん資料しりょう提出ていしゅつフォーマット)にはいったもののうち、推進すいしん会議かいぎ構成こうせいいん意見いけん一致いっちしたものは、中間ちゅうかん報告ほうこくはいると予想よそうされます。当会とうかい関係かんけい分野ぶんやでは、自立じりつ支援しえんほう総合そうごう福祉ふくしほうがテーマのだいかい推進すいしん会議かいぎで24あいだ介護かいご必要ひつようせい異論いろんなくまとまるなど、いくつかの内容ないよう中間ちゅうかん報告ほうこくはいると予想よそうされます。一方いっぽうで、テーマからはずれたこまかなしょ問題もんだい中間ちゅうかん報告ほうこくにははいらず、今後こんごねんはんほどの期間きかん議論ぎろんをやりきれるかどうかとなります。(1ねんはんの1〜2がつ通常つうじょう国会こっかいには自立じりつ支援しえんほうわる総合そうごう福祉ふくしほう上程じょうていすると予想よそうされています。その翌年よくねんがつ新法しんぽう施行しこうができなければ、次回じかい衆議院しゅうぎいん選挙せんきょいません。このため、最終さいしゅう報告ほうこくまでの議論ぎろんはあと1ねんはん予想よそうされます。なお、民主党みんしゅとう支持しじりつ低下ていかなどでそう選挙せんきょはやまるなど、政治せいじ情勢じょうせいわれば、この予定よていおおきくわります)。
 また、推進すいしん会議かいぎ下部かぶに、自立じりつ支援しえんほう廃止はいしして総合そうごう福祉ふくしほうつくるための議論ぎろんをする総合そうごう福祉ふくし部会ぶかいができ、委員いいん55めいでスタートしました。当会とうかい会員かいいん関係かんけい団体だんたいなどからもおお委員いいんています。施設しせつではなく地域ちいき福祉ふくし推進すいしんする立場たちば委員いいん過半数かはんすうで、そのなかでも自立じりつ生活せいかつ運動うんどう理解りかいする委員いいんが20めいほどはいっています。当面とうめんつきかい開催かいさいで、厚労省こうろうしょうでの来年度らいねんど予算よさん策定さくてい作業さぎょうまえに、当面とうめんあいだ自立じりつ支援しえんほうほう改正かいせいなしでできる緊急きんきゅう課題かだいかく委員いいんしあいます。しかし、初回しょかい会議かいぎでは1委員いいんたり発言はつげん時間じかんが5ふんだけでも5あいだ会議かいぎ時間じかん予定よていされており、人数にんずうおおすぎて議論ぎろんができず、いっぱなしでわってしまい、具体ぐたいてき来年度らいねんど自立じりつ支援しえんほう予算よさんこまかいことを反映はんえいすることはむずかしいかもしれません。
 推進すいしん会議かいぎ各回かくかい内容ないようはHPに掲載けいさいしています。内閣ないかく推進すいしん会議かいぎHPにもリンクしており会議かいぎ動画どうが資料しりょうることが可能かのうです。



しん年度ねんど(2010年度ねんど)から生活せいかつ保護ほご他人たにん介護かいごりょう特別とくべつ基準きじゅん大臣だいじん承認しょうにん金額きんがくわりました

デフレで生活せいかつ保護ほご基準きじゅんがく毎年まいとしがるなか、大臣だいじん承認しょうにん介護かいごりょう毎日まいにちあいだぶん介護かいご制度せいど)は、ここすうねんげないで前年ぜんねん同額どうがく設定せっていがされていたのですが、今年度こんねんどは300〜400えんがりました。

  2009年度ねんどまで 2010年度ねんど
東京とうきょうほか つき18まん5600えん 18まん5200えん
大阪おおさかほか つき17まん0000えん 16まん9700えん
兵庫ひょうごほか つき15まん7800えん 15まん7500えん
その地域ちいき つき13まん9200えん 13まん8900えん

 

なお、大臣だいじん承認しょうにん継続けいぞく申請しんせいしょセット・新規しんき申請しんせいセットは紙面しめんには掲載けいさいしていません。当会とうかい会員かいいんにのみ配布はいふしていますので、制度せいどがかり直接ちょくせつわせください(不正ふせい利用りようおそれがない団体だんたいとの介護かいご契約けいやくとう審査しんさがあります)。



知的ちてき障害しょうがいしゃのホームヘルパー24あいだ長時間ちょうじかん滞在たいざい介護かいごによるアパートでの1人ひとりらしの支援しえんについて

 CILでのエンパワメント方式ほうしき介護かいご派遣はけん自立じりつ支援しえんについて、こう年齢ねんれいになって施設しせつ脳性のうせいまひしゃ事例じれい前号ぜんごう掲載けいさいしました。いまごうでは、それを発展はってんしたかたちおこなわれている、1人ひとりらしの知的ちてき障害しょうがいしゃの24あいだ介護かいご利用りよう事例じれいいていただきました。

24あいだ介護かいご利用りようによる知的ちてき障害しょうがいしゃ1人ひとりらしの支援しえん事例じれい

自立じりつ生活せいかつセンター・小平こだいら


24時間じかんつねに介助かいじょ必要ひつよう知的ちてき障害しょうがいしゃ1人ひとりらしをホームヘルパーで24あいだ体制たいせい支援しえんする方法ほうほうは、先月せんげつごうなどぜん身性みじょう障害しょうがい知的ちてき障害しょうがい重複じゅうふく障害しょうがい自立じりつ支援しえんれい紹介しょうかいした、障害しょうがい当事とうじしゃ運営うんえいする自立じりつ生活せいかつセンターや、そのもとになった全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょう運動うんどう影響えいきょうけてがった知的ちてき障害しょうがいしゃ個人こじん支援しえんする地域ちいき小規模しょうきぼ団体だんたい(こちらのほう歴史れきしふるい)などの、あたらしい障害しょうがい当事とうじしゃ団体だんたいによって近年きんねんはじめられるようになった方法ほうほうである。全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃへの24あいだ重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご制度せいど使つかった1人ひとりらしの支援しえんおな方法ほうほうをベースに、さらに知的ちてき障害しょうがいしゃけに改良かいりょうくわえて実施じっしされている方法ほうほうである。全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃへの24あいだ重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご制度せいど使つかった1人ひとりらしの支援しえんおな方法ほうほうをベースに、さらに知的ちてき障害しょうがいしゃけに改良かいりょうくわえて実施じっしされている方法ほうほうである。
障害しょうがいしゃ権利けんり条約じょうやくでも、障害しょうがいしゃが「特定とくてい生活せいかつ様式ようしき」にしばられないことを権利けんりとしており、身体しんたい障害しょうがいしゃ当事とうじしゃ団体だんたいあいだでは当然とうぜんのこととしてかんがえられている「同年代どうねんだい健常けんじょうしゃおなじように、成人せいじんしたら、親元おやもとはなれ、アパートとうりて1にんらしをする。そのために介助かいじょ必要ひつようであれば、もっとおも障害しょうがいならば24あいだのヘルパー制度せいど使つかい、障害しょうがいしゃ社会しゃかい参加さんかしながら主体しゅたいてき生活せいかつする」という方法ほうほうを、知的ちてき障害しょうがいしゃ自立じりつ支援しえんでもまったくおな理念りねんおこなっている。
 日本にっぽんでは、まだまだ重度じゅうど知的ちてき障害しょうがいしゃ施設しせつからの地域ちいき移行いこううと、グループホーム・ケアホームしかおもかばないという人々ひとびと行政ぎょうせいもあるが、ヘルパーを利用りようしたアパートとうでの1人ひとりらしも可能かのうだということをっていただきたい。
 このようなみは、まだまだ事例じれいすくなく、東京とうきょう千葉ちばけん静岡しずおかけん大阪おおさかなどの、いくつかのおこなわれているのみである。
 ここでは、自立じりつ生活せいかつセンター小平こだいら事例じれいげた。自立じりつ生活せいかつセンター・小平こだいらは、先月せんげつごう身体しんたい障害しょうがいしゃしょうで24あいだヘルパーを利用りようする脳性のうせいまひしゃ支援しえんおこなっている事例じれい掲載けいさいしているが、このおなじスタッフ(障害しょうがいしゃ役員やくいんであるGM・介護かいごコーディネーター・ヘルパー)たちが知的ちてき障害しょうがいしゃたいしてもおなじようにサポートをおこなっている。

知的ちてき障害しょうがいしゃKさんの状況じょうきょう
年齢ねんれい:41さい(平成へいせい22ねん1がつ現在げんざい)
障害しょうがい知的ちてき障害しょうがい重度じゅうど(東京とうきょうあい手帳てちょう全国ぜんこくてきには知的ちてき判定はんてい相応そうおう))
脳性のうせい麻痺まひによるりょう下肢かし機能きのう障害しょうがいりょう上肢じょうし軽度けいど機能きのう障害しょうがい(身体しんたい障害しょうがいしゃ手帳てちょう4きゅう)
介助かいじょけずに歩行ほこう可能かのう。 

障害しょうがい状況じょうきょう
 Kさんは重度じゅうど知的ちてき障害しょうがいと、軽度けいど身体しんたい障害しょうがいあわ障害しょうがいしゃで、平成へいせい20ねん毎日まいにち24あいだのヘルパーを使つかいアパートでの自立じりつ生活せいかつはじめた。
Kさんは、言語げんごてきコミュニケーションをとることができない。言語げんごてきコミュニケーションによる意思いし表示ひょうじは、下腹部かふくぶたたくことによってトイレをしめすことと、うごかして指差ゆびさしアピールすることである(ただし、指差ゆびさしの場合ばあい指差ゆびさしたものについてのアピールであるとはかぎらない)。本人ほんにん自発じはつてき意思いし表示ひょうじかぎられているため、ひとつの意思いし表示ひょうじかならずしもひとつの行動こうどうしめすとはかぎらない。周囲しゅうい本人ほんにん状況じょうきょう総合そうごうてき判断はんだんしたコミュニケーション介助かいじょ必要ひつようである。
 とく周囲しゅうい状況じょうきょうや、ヘルパーをふく他人たにん行動こうどうとう理解りかいできない状況じょうきょうつづくと、理解りかいすることをあきらめてしまい、非常ひじょう不安ふあんになる。またこのような状況じょうきょうて、うつ状態じょうたいになることがある。一度いちどうつ状態じょうたいになると回復かいふく時間じかんがかかるので、そうならないためにも本人ほんにん意思いしったたかいレベルのコミュニケーション介助かいじょ必要ひつようである。
 歩行ほこうはゆっくりであるが可能かのうである。日常にちじょう生活せいかつ動作どうさは、適切てきせつ介助かいじょこえかけ、見守みまもりがあれば、時間じかんはかかるがおこなうことができる。
 なお、障害しょうがい程度ていど区分くぶん4であるが、これは、障害しょうがい程度ていど区分くぶん知的ちてき障害しょうがいしゃ介護かいご必要ひつようせいただしく反映はんえいする仕組しくみになっていないからである。24あいだ介護かいご必要ひつよう状態じょうたいであることは、市役所しやくしょのワーカーもくわしい調査ちょうさ確認かくにんしている。

自立じりつまでの経緯けいい
 Kさんは自立じりつまえ母親ははおや2人ふたり世帯せたい母子ぼし家庭かてい子供こどもとして生活せいかつしていた。
自立じりつ生活せいかつセンター小平こだいらとKさんとのかかわりのきっかけは、外出がいしゅつ介助かいじょ依頼いらいからであった。Kさんの障害しょうがい状況じょうきょう考慮こうりょし、つきすうかいのペースの外出がいしゅつ介助かいじょに、きちんとコミュニケーションのれるヘルパーをすこしずつそだてていくやりかたで、次第しだいにKさんと支援しえんしゃとの信頼しんらい関係かんけいつよくなっていった。
同居どうきょする母親ははおやも、当初とうしょ施設しせつしか社会しゃかい資源しげんらなかったが、支援しえんしゃかかわるなかで、地域ちいきでの自立じりつ生活せいかつたいして理解りかいをするようになった。
 母親ははおやはKさんとずっと2人ふたりらしていたが、末期まっきがん診断しんだんされ緊急きんきゅう入院にゅういんし、よう介護かいご状態じょうたいとなったため、母親ははおやによるKさんの介助かいじょ不可能ふかのうになった。
 この入院にゅういん時点じてんで、Kさんを介助かいじょするものだれもいなくなったため(あにあねがいるがいずれも遠方えんぽう在住ざいじゅうのため介助かいじょ不可能ふかのう)、緊急きんきゅう対応たいおうとして介助かいじょしゃを24あいだ派遣はけんすることにした。Kさんがなん地域ちいき生活せいかつ体験たいけん母親ははおやのレスパイトで利用りようしてきた自立じりつ生活せいかつセンター小平こだいら自立じりつ生活せいかつ体験たいけんしつ住宅じゅうたくがいなか民間みんかんの2DKアパートを1部屋へやのみげたもの)をKさんの居室きょしつにし、大家たいかとKさん本人ほんにん契約けいやく変更へんこうした。このからKさんの自立じりつ生活せいかつがスタートし、支援しえんしゃがわはA市役所しやくしょたい介助かいじょ制度せいど交渉こうしょうおこなった。

自立じりつ交渉こうしょう
では、身体しんたい障害しょうがいしゃたいしては24あいだ介助かいじょ保障ほしょうをしていたが、常時じょうじ介助かいじょ必要ひつよう地域ちいき生活せいかつしている重度じゅうど知的ちてき障害しょうがいしゃのロールモデルはいなかった。
そのため、知的ちてき障害しょうがいしゃ地域ちいきらすことと介助かいじょ必要ひつようせいについて、いちから交渉こうしょう説明せつめいしていく必要ひつようがあった。
 とくにコミュニケーション介助かいじょ就寝しゅうしん介助かいじょ外出がいしゅつ介助かいじょ具合ぐあいわるいときの介助かいじょといったように、介助かいじょ必要ひつようせいがはっきりするような具体ぐたいてき場面ばめん介助かいじょ内容ないよう資料しりょうにまとめ、ポイントをしぼって説明せつめいした。
市役所しやくしょ一番いちばんつよいてきたのは、言語げんごコミュニケーションがれない知的ちてき障害しょうがいしゃが、本当ほんとう地域ちいきらすことをのぞんでいるのか、ということだった。これにたいしては、これまでのKさんとのかかわり、Kさんとヘルパーとのつよ信頼しんらい関係かんけい、これまでKさんが体験たいけんしてきた集団しゅうだん生活せいかつでのKさんの拒否きょひ反応はんのう、などをれいげ、施設しせつやグループホームではなく地域ちいきでの生活せいかつ本人ほんにんにとって最適さいてきである、ということを市役所しやくしょねばづよはなった。
また、すで地域ちいき生活せいかつする知的ちてき障害しょうがいしゃへの長時間ちょうじかん制度せいど支給しきゅう実績じっせきのあった静岡しずおかけんB東京とうきょうC障害しょうがいしゃ支援しえん団体だんたいに、制度せいど交渉こうしょうのポイントや資料しりょう作成さくせいなどについておおくのアドバイスとはげましをいただいた。
 6ヶ月かげつにわたる交渉こうしょう結果けっか制度せいどじょう重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごのような長時間ちょうじかん見守みまもりをふく介助かいじょ制度せいど知的ちてき障害しょうがいしゃ利用りようできないため、支給しきゅう時間じかんすうとしては1にち24あいだ支給しきゅうされなかったが、重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご単価たんか換算かんさんして24あいだ相当そうとう居宅きょたく介護かいご身体しんたい介護かいご家事かじ援助えんじょ移動いどう支援しえんのミックスで)の時間じかんすう支給しきゅう決定けっていされた。これによって、24あいだ連続れんぞく体制たいせいでヘルパーをつけることができるようになった。

日々ひび生活せいかつ支援しえん
日々ひび生活せいかつは、Kさんの介助かいじょ精通せいつうした10すうめいのヘルパーによって交替こうたいせい介助かいじょおこなわれている。全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃの24あいだ介護かいご利用りようしゃ同様どうように、1かいのヘルパーの勤務きんむ長時間ちょうじかん基本きほんとしている。Kさんの支援しえん方針ほうしんは、Kさんの様子ようすおよびヘルパーからあげられた情報じょうほうをもとに、Kさんの担当たんとうのゼネラルマネージャー(GM:障害しょうがいしゃ役員やくいん)と健常けんじょうしゃコーディネーターが中心ちゅうしんとなりてる。

コミュニケーション
前述ぜんじゅつのようにKさんは言語げんごコミュニケーションをとることができないので、かくヘルパーがぎノートを記入きにゅうし、Kさんの心身しんしん様子ようすやそのにしたことなどをつぎのヘルパーへといでいく。
日常にちじょう生活せいかつ様々さまざま場面ばめんでは、まずヘルパーがまえ行動こうどうをしてせることによって、理解りかいしてもらうこともある。また本人ほんにんをパニックにおちいらせず、かつきちんと理解りかいできるかたちつたえることができる、レベルのたかいコミュニケーション介助かいじょ技術ぎじゅつをもって支援しえんおこなっている。
Kさん本人ほんにん自分じぶんから意思いし表示ひょうじをしないこともおおいため、ヘルパーがせいかけをして、ひとひとつの行動こうどうについて、確認かくにんをしていくことをコミュニケーション介助かいじょ原則げんそくとしている。
とくに、Kさんのすくない意思いし表示ひょうじ見逃みのがさずにしていく介助かいじょは、時間じかんとコミュニケーション介助かいじょ技術ぎじゅつ必要ひつようであり、集団しゅうだん介護かいご体制たいせいのデイサービスや施設しせつなかでは不可能ふかのうなことである。

栄養えいよう管理かんり
 Kさんは食材しょくざいから具体ぐたいてきなメニューを連想れんそうして、調理ちょうり指示しじすことはむずかしいため、写真しゃしんっているほんて、視覚しかくてき理解りかいできるようにしている。調理ちょうり食事しょくじについてヘルパーあいだぎをするために「食材しょくざいノート」をつくり、献立こんだて食材しょくざいのこりを記入きにゅうしてつぎのヘルパーへといでいる。
それでも食材しょくざい献立こんだてえらさいに、Kさんがなにべたいのかわかりづらい場合ばあいがあり(たとえばすべての選択肢せんたくし指差ゆびさして賛成さんせい意思いし表示ひょうじをするなど)、メニューえらびにはじゅうふん時間じかんをかけている。また、Kさん本人ほんにんこのみでえらぶと、ハンバーグやとんカツばかりになってしまうため、介助かいじょしゃ一緒いっしょになって栄養えいようバランスもかんがえ、Kさんに提案ていあんする。
 ただし、指導しどう管理かんりてきせっすると、介助かいじょしゃしんひらかずコミュニケーションをとらなくなってしまうため、ヘルパーはKさん自身じしん意向いこう最大限さいだいげんるようこころがけている。
 調理ちょうりについては、ヘルパーが実際じっさいにやってみせたり、こえをかけたりして、一緒いっしょにやってみることもある。本人ほんにん支援しえんしゃ気付きづいていないKさん自身じしんちから発見はっけんすることがあるかもしれないためである。

掃除そうじ洗濯せんたく入浴にゅうよくなど日常にちじょう生活せいかつ介助かいじょ
 定期ていきてき部屋へや掃除そうじしたり、まわりを清潔せいけつにするという意識いしきはKさん本人ほんにんにはないため、基本きほんてきにはヘルパーがせいかけをして、Kさんと一緒いっしょおこなうというながれがおおい。
掃除そうじうごかしたり、洗濯せんたく操作そうさしたりすることは、ヘルパーと一緒いっしょであればできるが、定期ていきてき家事かじおこなうことはないので、部屋へやよごれていたり、洗濯せんたくぶつがたまっていたりするタイミングで、ヘルパーがせいかけをして、Kさんの行動こうどうのきっかけづくりをすることがある。
 入浴にゅうよくについては、上下じょうげ障害しょうがいもあり、転倒てんとうなどの危険きけんがないように見守みまも必要ひつようがある。また、同様どうよう理由りゆうできちんとあらえない部分ぶぶんけない部分ぶぶんがあるので、そういう部分ぶぶんをヘルパーが介助かいじょする。
介助かいじょでもそうだが、Kさんのペースはゆっくりであるため、Kさん自身じしんのペースにヘルパーがきちんとわせた介助かいじょおこな必要ひつようがある。Kさんのペースがまもられないと、うつ症状しょうじょうにつながっていくことがあるからである。

金銭きんせん管理かんり
 Kさん自身じしんは、おかね計算けいさんはできないので、ヘルパーが代行だいこうする。購入こうにゅうしたもののレシートはかなら保存ほぞんし、家計かけい簿につけて収支しゅうしわせる。コーディネーターはGMの指導しどうしたに、Kさんの金銭きんせん管理かんり責任せきにんつ。
多額たがくかねつと紛失ふんしつなどのおそれがあるので、生活せいかつ事務所じむしょ金庫きんこ保管ほかんして、財布さいふ中身なかみりなくなった場合ばあいはヘルパーからコーディネーターに連絡れんらくし、随時ずいじ補充ほじゅうするかたちをとっている。
 Kさんができることとして、財布さいふからおかねしたり、自動じどう販売はんばい券売けんばいのボタンをしたりすることがあるので、そういったことはヘルパーがせいかけをして、一緒いっしょおこなう。

 上記じょうきのような支援しえん結果けっか自立じりつまえとはくらべものにならないほどKさんの意思いし表示ひょうじおおくなり、また活発かっぱつになった。このような自己じこ実現じつげんはかることができる支援しえんは、知的ちてき障害しょうがいしゃであっても、言語げんごコミュニケーションがれなくても、本人ほんにん意思いし本来ほんらいっているちからなんらかのかたちそうとするエンパワメントのかんがかたによってのみ、実現じつげんできるものである。
現在げんざいは、Kさんはほぼ毎日まいにち外出がいしゅつし、夕方ゆうがたには自立じりつ生活せいかつセンターにり、Kさんの直接ちょくせつ担当たんとうでない自立じりつ生活せいかつセンターのスタッフとうとも交流こうりゅうができるようになっている。アパートのあるふる商店しょうてんがいでは、毎日まいにち食料しょくりょうひんものにヘルパーとともにるので、商店しょうてんがいのさまざまなみせ地域ちいきのお得意とくいさま1人ひとりとしてかおおぼえられ、おな町内ちょうない住民じゅうみんとして認知にんちされている。

 障害しょうがいしゃ権利けんり条約じょうやくにもしめされているように、障害しょうがいしゃがどこにむかは本人ほんにんめられることが基本きほんであり、グループホームのような集団しゅうだん生活せいかつは、健常けんじょうしゃにはられない形態けいたいであり、本来ほんらいはそのような施策しさくはおかしい。
 山奥やまおくとうだい規模きぼ入所にゅうしょ施設しせつがたくさんある現状げんじょうでは、入所にゅうしょ施設しせつ解体かいたい知的ちてき障害しょうがいしゃとしてグループホーム・ケアホームとうをただちに否定ひていすることは困難こんなんではあるが、将来しょうらい財政ざいせいてき課題かだい解決かいけつするのであれば、グループホーム・ケアホーム移行いこうつぎのステップは、やはり、身体しんたい障害しょうがいしゃ同様どうよう地域ちいきでのアパートとうでの1人ひとりらしを中心ちゅうしんとする自立じりつ生活せいかつであろう。その支援しえん方法ほうほうはすでに実践じっせんされており、全国ぜんこくてきむことに、技術ぎじゅつてき困難こんなんはそれほどないといえよう。
重度じゅうど知的ちてき障害しょうがいしゃ支援しえんは24あいだなどの長時間ちょうじかん介護かいご必要ひつよう全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃ自立じりつ支援しえんおこな障害しょうがいしゃ団体だんたいのノウハウの延長線えんちょうせんじょうにあり、これらの団体だんたい育成いくせいと、ヘルパー制度せいど全国ぜんこくいちりつでの最高さいこう24あいだ制度せいど実施じっし大事だいじになってくる。
また、1人ひとりでは法律ほうりつ抵触ていしょくする行為こうい商店しょうてん商品しょうひんっていってしまう、ちいさい子供こどもきつくなど)をこす知的ちてき障害しょうがいしゃ精神せいしん障害しょうがいしゃでも、24あいだのヘルパーを使つかって自立じりつ生活せいかつすれば、まちなからすことができる。人権じんけんてき批判ひはんされている法律ほうりつおかした知的ちてき障害しょうがいしゃ精神せいしん障害しょうがいしゃ収容しゅうようする施設しせつ不要ふようになる。
介護かいご制度せいど支援しえんわせはCIL小平こだいらまたは介護かいご保障ほしょう協議きょうぎかいへ。直接ちょくせつ市役所しやくしょへのわせはしないでください



介護かいご福祉ふくし「600あいだ教育きょういくなつまでに結論けつろん 介護かいご人材じんざい養成ようせい見直みなおしへ 

(シルバー新報しんぽう 2010/04/01)
 厚生こうせい労働省ろうどうしょうは3がつ29にち、「今後こんご人材じんざい養成ようせいのありかたかんする検討けんとうかい」をスタートさせた。まず、7がつまでに2012年度ねんどから実務じつむ経験けいけんねん以上いじょうだけでは介護かいご福祉ふくし国家こっか試験しけん受験じゅけんができなくなることについて見直みなおすかどうかの結論けつろんす。厚生こうせい労働省ろうどうしょう社会しゃかい援護えんごきょくなど推進すいしんは、「600あいだ専門せんもん教育きょういく必要ひつよう」と主張しゅちょうしたが、「はたらきながら受講じゅこうするには時間じかん費用ひよう負担ふたんおおぎる」「それだけの努力どりょくをしても介護かいご福祉ふくし資格しかく取得しゅとくするメリットがない」など異論いろん相次あいついだ。
 介護かいご福祉ふくし資格しかく社会しゃかい援護えんごきょく、ヘルパーは老健ろうけんきょく所管しょかん。これまでは縦割たてわりで、教育きょういく資格しかくについて体系たいけいてき議論ぎろんされることはなかった。矛盾むじゅん噴出ふんしゅつしたのは、介護かいご福祉ふくし資格しかく取得しゅとくルートの見直みなおしだ。「3ねん以上いじょう実務じつむ経験けいけん」にくわえ、あらたに「6カ月かげつ以上いじょう養成ようせい教育きょういく」が義務付ぎむづけられた。600時間じかん以上いじょう通学つうがくなら半年はんとし通信つうしんで1ねんかかる。実施じっしは2013ねんがつから。



支援しえん制度せいど開始かいしとし(2003ねん)にひらかれた「障害しょうがいしゃ)の地域ちいき生活せいかつ支援しえんかたかんする検討けんとうかい」の資料しりょう厚労省こうろうしょうHPから削除さくじょされ復活ふっかつ

 2003ねんの「ありかた検討けんとうかい」の厚労省こうろうしょう作成さくせい資料しりょうには、24あいだヘルパーを使つか障害しょうがいしゃ事例じれいした掲載けいさい)もっており、24あいだ介護かいご存在そんざいらない地方ちほう市町村しちょうそんなどにせるには有効ゆうこう資料しりょうでした。一般いっぱんてき掲載けいさい期間きかんがすぎ、削除さくじょされたので、当会とうかい要望ようぼうしてふたた掲載けいさいしてもらいました。

http://www.mhlw.go.jp/shingi/2003/09/s0908-6b.html#3 (厚労省こうろうしょう作成さくせい

(ケース3) 全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃ(20さい学生がくせいすじジス
         家族かぞく:なし(単身たんしん

 



24あいだ介護かいご保障ほしょう全国ぜんこくマップ

 中国ちゅうごく地方ちほう九州きゅうしゅう地方ちほうではぜんけんで24あいだ介護かいご保障ほしょうのあるが1かしょ以上いじょうあります。

都道府県とどうふけんない市町村しちょうそんに24あいだ介護かいご保障ほしょうが1かしょ以上いじょうある=りつぶし

重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごにち20あいだ生活せいかつ保護ほご大臣だいじん承認しょうにん介護かいごりょうあいだで24あいだ保障ほしょうとした)



生活せいかつ保護ほご移送いそう移送いそう問題もんだい改善かいぜん  

 みなさんにご協力きょうりょくいただいていた生活せいかつ保護ほご通院つういん移送いそう局長きょくちょう通知つうち改正かいせいすることができました。(3がつ12にち厚生こうせい労働省ろうどうしょう保護ほご改正かいせいした局長きょくちょう通知つうちしました。)

 このようなあいまいな行政ぎょうせい通知つうちのこつづけていたことのほう異常いじょう事態じたいであったとおもいます。ようやく財政ざいせい基礎きそ構造こうぞう改革かいかくのもとにすすめられていた社会しゃかい保障ほしょう削減さくげん、ひずみのひとつを改正かいせいしました。

改正かいせい内容ないよう
○ 「一般いっぱんてき給付きゅうふ」「例外れいがいてき給付きゅうふ」のべつをなくしたこと
○ 電車でんしゃバスの場合ばあいの「へきち」や「高額こうがく」というしばりをなくしたこと
○ 「原則げんそく管内かんない」「最寄もより」が「比較的ひかくてき近距離きんきょり」という表現ひょうげんになったこと
○ さらに、傷病しょうびょうとう常態じょうたい治療ちりょう実績じっせき主治医しゅじいとの信頼しんらい関係かんけいとうすべ
  ごう考慮こうりょ適切てきせつ医療いりょう機関きかんへの通院つういんみとめたこと
○ 給付きゅうふ手続てつづき周知しゅうち明示めいじした。
○ やむをない場合ばあいには事後じご申請しんせいとしたこと
などにより、必要ひつよう場合ばあいについては、きちんとせるようになっているはずです。是非ぜひ仲間なかま共有きょうゆうし、必要ひつようほうとどけてください。

生活せいかつ保護ほごほうによる医療いりょう扶助ふじょ運営うんえい要領ようりょうについて」の一部いちぶ改正かいせい通院つういん移送いそう関係かんけい)(22ねんがつ12にち改正かいせい)については下記かき参照さんしょうください。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000004ucp.html
文責ぶんせき山本やまもと そう 2010ねん3がつ



過疎かそ自立じりつ生活せいかつセンターをつくりたい障害しょうがいしゃだい募集ぼしゅう過疎かそ対策たいさく助成じょせい貸付かしつけ実施じっし

自薦じせんヘルパー(パーソナルアシスタント制度せいど推進すいしん協会きょうかい

 全国ぜんこく各地かくち障害しょうがい当事とうじしゃ主体しゅたいてきにCIL(重度じゅうど障害しょうがいしゃ施設しせつ親元おやもとから地域ちいき自立じりつ生活せいかつできるように支援しえんする事業じぎょうたいうん動体どうたい)をげるための助成じょせい貸付かしつけ、さまざまな研修けんしゅう提供ていきょうしています。(通信つうしん研修けんしゅう宿泊しゅくはく研修けんしゅうわせた研修けんしゅうおこなっています)。エンパワメント(サービスを使つか障害しょうがいしゃ自身じしん社会しゃかいりょくなどをつける)方式ほうしき自立じりつ支援しえんサービスをおこないながら地域ちいき制度せいどえる運動うんどうおこなうという理念りねんにそった当事とうじしゃ団体だんたいつくるというほう研修けんしゅう受講じゅこうりょう無料むりょうです。研修けんしゅう参加さんか交通こうつう助成じょせいされます。内容ないようは、団体だんたい設立せつりつ方法ほうほう、24あいだ介助かいじょサービスと個別こべつ自立じりつプログラム、介護かいご制度せいど交渉こうしょう施設しせつとうからの自立じりつ支援しえん団体だんたい資金しきん計画けいかく経理けいり人事じんじ指定してい事業じぎょう運動うんどう理念りねんなどなど。通信つうしん研修けんしゅう参加さんかしゃ募集ぼしゅうしています。(通常つうじょう、CILのげには、古参こさんのCILでのすうねん研修けんしゅう勤務きんむ)が必要ひつようで、運動うんどう経験けいけん社会しゃかい経験けいけんがあるひとでも2ねんほどの研修けんしゅう時間じかんすう必要ひつようです。しかし、大都市だいとしからはなれた地域ちいきでCILをつくるためには、すう年間ねんかん勤務きんむ研修けんしゅうむずかしいため、地元じもと生活せいかつしつつ、通信つうしん研修けんしゅう合宿がっしゅく研修けんしゅう基礎きそまなんだのち実地じっちすこしずつちいさなCILをはじめながら、毎週まいしゅう連絡れんらくりつつ5〜10ねんほどかけてノウハウをおぼえて成長せいちょうしていく育成いくせい方法ほうほうおこなっています)。 くわしくはお問合といあわください。フリーダイヤル0120−66−0009(推進すいしん協会きょうかい団体だんたい支援しえん10〜22)へ。



全国ぜんこくホームヘルパー広域こういき自薦じせん登録とうろく協会きょうかいのご案内あんない

介護かいご保険ほけんヘルパー広域こういき自薦じせん登録とうろく保障ほしょう協会きょうかいから名称めいしょう変更へんこうしました)略称りゃくしょう広域こういき協会きょうかい
フリーダイヤル  0120−66−0009
フリーダイヤル 

2009ねんがつより重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご給与きゅうよに12%加算かさん手当てあて開始かいし条件じょうけんあり)
区分くぶん6むけ時給じきゅう1250えんほうは、加算かさんがつくと、+150えん時給じきゅう1400えんに。)

自分じぶん介助かいじょしゃ登録とうろくヘルパーにでき自分じぶん介助かいじょ専用せんよう使つかえます
対象たいしょう地域ちいき:47都道府県とどうふけん全域ぜんいき

介助かいじょしゃ登録とうろくさき事業じぎょうしょのみつからないほう相談そうだんください。いろいろな問題もんだい解決かいけつします。

 全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃ介護かいごじん派遣はけん事業じぎょう自薦じせん登録とうろくヘルパーとおなじような登録とうろくのみのシステムを支援しえんヘルパー利用りようしゃ介護かいご保険ほけんヘルパー利用りようしゃむけに提供ていきょうしています。自分じぶん確保かくほした介助かいじょしゃ自分じぶん専用せんよう制度せいどじょうのヘルパー(自薦じせん登録とうろくヘルパー)として利用りようできます。介助かいじょしゃ人選じんせん介助かいじょ時間じかんたい自分じぶんめることができます。全国ぜんこくのホームヘルプ指定してい事業じぎょうしゃ運営うんえいする障害しょうがいしゃ団体だんたい提携ていけいし、全国ぜんこくでヘルパーの登録とうろくができるシステムを整備せいびしました。介助かいじょしゃ時給じきゅう求人きゅうじんしてひとあつまる金額きんがくにアップする個別こべつ相談そうだんシステムもあります。

利用りよう方法ほうほう
 広域こういき協会きょうかい 東京とうきょう本部ほんぶFAXふぁっくす郵送ゆうそう介助かいじょしゃ利用りようしゃ登録とうろくをすれば、翌日よくじつから障害しょうがい介護かいご保険ほけん自薦じせん介助かいじょサービスが利用りよう可能かのうです。東京とうきょう本部ほんぶからかくけん指定してい事業じぎょうしゃ業務ぎょうむ委託いたくおこないヘルパー制度せいど手続てつづきをります。各地かくち団体だんたいまりや給与きゅうよ体系たいけいとは関係かんけいなしに、広域こういき協会きょうかいせんもん条件じょうけんでまとめて委託いたくするかたちになりますので、すべての契約けいやく条件じょうけん広域こういき協会きょうかい本部ほんぶ利用りようしゃあいだ利用りようしゃこまらないようにはなってめます。ですから、わせ・もうみは東京とうきょう本部ほんぶ0120−66−0009におかけください。 介助かいじょしゃへの給与きゅうよ身体しんたい介護かいごがた時給じきゅう1500えん(1.5あいだ以降いこうは1200えん)(東京とうきょう周辺しゅうへんけん時給じきゅう1900えん。1.5あいだ以降いこうは1300えん)、家事かじがた1000えん重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご区分くぶんにより時給じきゅう1100(区分くぶん以下いか)・1250えん区分くぶん6)・1450えんさい重度じゅうど)が基本きほんですが、長時間ちょうじかん利用りよう場合ばあい求人きゅうじん広告こうこくして(広告こうこく費用ひよう助成じょせいあり)にん確保かくほできる水準すいじゅんになるよう時給じきゅうアップの相談そうだんります。(なお、2009ねんがつより重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごのヘルパーには12%の手当てあてを加算かさんします。(手当てあては、厚生こうせい年金ねんきんれない短時間たんじかんほうのみ。また、契約けいやく時間じかん120あいだ未満みまん利用りようしゃ介護かいごしゃ加算かさんがつきません)。介助かいじょしゃは1〜3きゅうヘルパー、介護かいご福祉ふくし看護かんご重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご研修けんしゅう修了しゅうりょうしゃなどのいずれかのほうである必要ひつようがあります。(3きゅう障害しょうがい制度せいどのみ。介護かいご保険ほけんにはれません)。重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごは、障害しょうがいしゃ新規しんき資格しかくしゃ求人きゅうじん広告こうこくとうして確保かくほし、2にちで20あいだ研修けんしゅう受講じゅこうしてもらえば介護かいごれます。

くわしくはホームページもごらんください http://www.kaigoseido.net/2.htm

2009ねん10がつよりさらに大幅おおはば時給じきゅうアップ(東京とうきょうブロックほか)

 

 補正ほせい予算よさんによる基金ききん事業じぎょう財源ざいげんに、2009ねん10がつより臨時りんじ手当てあてがつきます。各地かくちがくちがいますが、広域こういき協会きょうかい東京とうきょうブロック(東京とうきょう千葉ちばけん西部せいぶ埼玉さいたまけん南部なんぶ神奈川かながわけん北部ほくぶ山梨やまなしけん東部とうぶ)では、以下いかのように臨時りんじ手当てあてにより時給じきゅうがアップします。

<09ねん10がつ以降いこう時給じきゅう体系たいけい>(東京とうきょうブロック(東京とうきょう千葉ちばけん西部せいぶ埼玉さいたまけん南部なんぶ神奈川かながわけん北部ほくぶ山梨やまなしけん東部とうぶ))

重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごさい重度じゅうど 1830えん基本給きほんきゅう1450えん+保険ほけん手当てあて170えん(※2)+臨時りんじ手当てあて210えん
重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご区分くぶん6) 1610えん基本給きほんきゅう1250えん+保険ほけん手当てあて150えん(※2)+臨時りんじ手当てあて210えん
重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご区分くぶん以下いか 1440えん基本給きほんきゅう1100えん+保険ほけん手当てあて130えん(※2)+臨時りんじ手当てあて210えん
身体しんたい介護かいごがた(※1) 1.5hまで時給じきゅう2110えん基本給きほんきゅう1900えん+臨時りんじ手当てあて210えん
1.5h以降いこう時給じきゅう1510えん基本給きほんきゅう1300えん+臨時りんじ手当てあて210えん
家事かじ援助えんじょがた(※1) 時給じきゅう1210えん基本給きほんきゅう1000えん+臨時りんじ手当てあて210えん
介護かいご保険ほけん身体しんたい介護かいごがた(※1) 1.5hまで時給じきゅう2090えん基本給きほんきゅう1900えん+臨時りんじ手当てあて190えん
1.5h以降いこう1490えん(1300えん+臨時りんじ手当てあて190えん
介護かいご保険ほけん生活せいかつ援助えんじょがた(※1) 時給じきゅう1190えん基本給きほんきゅう1000えん+臨時りんじ手当てあて190えん

(※1)身体しんたい介護かいごがた3きゅうヘルパーやみなし資格しかくしゃはい場合ばあい時給じきゅうが70%(東京とうきょう地区ちく以外いがい場合ばあい1.5あいだまで1050えん、1.5あいだ以降いこう840えん)、家事かじ援助えんじょ生活せいかつ援助えんじょは90%(900えん)になります。

(※2)保険ほけん手当てあては、当会とうかい重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごを120h以上いじょう利用りようしている利用りようしゃのヘルパーのうち、社会しゃかい保険ほけん加入かにゅうしゃたいして支給しきゅうされます。常勤じょうきんの4ぶんの3以上いじょう稼動かどうして社会しゃかい保険ほけん加入かにゅうした場合ばあい手当てあて支給しきゅうはありません

 

自薦じせん介助かいじょしゃにヘルパー研修けんしゅう実質じっしつ無料むりょうけていただけます
求人きゅうじん広告こうこく助成じょせい・フリーダイヤルでの求人きゅうじん電話でんわ受付うけつけ代行だいこうなども実施じっし

 全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい利用りようしゃ登録とうろく介助かいじょしゃけに重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご研修けんしゅう開催かいさいしています。東京とうきょう会場かいじょうでは、緊急きんきゅうには希望きぼうわせて365にち毎日まいにち開催かいさい可能かのうで、2日間にちかん受講じゅこう完了かんりょうです。(東京とうきょう隣接りんせつけん利用りようしゃは1にちのみの受講じゅこうでOK。のこりは利用りよう障害しょうがいしゃ自身じしん自宅じたく研修けんしゅう可能かのうのため)。障害しょうがい身体しんたい介護かいごれる3きゅうヘルパー通信つうしん研修けんしゅう開催かいさいしています。通信つうしん部分ぶぶん(2週間しゅうかん)は自宅じたく受講じゅこうでき、通学つうがく部分ぶぶん東京とうきょうなどで3日間にちかん受講じゅこう可能かのう。3きゅう受講じゅこう身体しんたい介護かいごはいることができます。3きゅう重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご研修けんしゅう受講じゅこう一定いってい時間じかん規定きていによる時間じかんすう介護かいごはいったのち研修けんしゅう参加さんか東京とうきょうまでの交通こうつう宿泊しゅくはく求人きゅうじん広告こうこく全額ぜんがく助成じょせいします。(3きゅう身体しんたい介護かいご時給じきゅう3わりげんのため、はたらきながら2きゅうをとればその費用ひよう助成じょせい対象たいしょうです)。求人きゅうじん広告こうこく助成じょせい・フリーダイヤル求人きゅうじん電話でんわ受付うけつけ代行だいこうかならひとやとえる効果こうかてき広告こうこく方法ほうほうのアドバイスなども実施じっし

このような仕組しくみをつく運営うんえいしています
仕組み図

問合といあわせは TEL 0120−66−0009(通話つうわりょう無料むりょう)へ。受付うけつけ10〜22 
みなさんへおねがい:この資料しりょうおおくのほうにおらせください。 介護かいご保険ほけんヘルパー広域こういき自薦じせん

登録とうろく保障ほしょう協会きょうかい 発起人ほっきにん都道府県とどうふけんじゅん敬称けいしょうりゃく、2000ねん4がつ時点じてん

名前なまえ 所属しょぞく団体だんたいとう
花田はなた貴博たかひろ (ベンチレーター使用しようしゃネットワーク)
篠田しのだ たかし 自立じりつ生活せいかつ支援しえんセンター新潟にいがた
三澤みさわ りょう (DPI日本にっぽん会議かいぎ
中西なかにし正司せいじ  (DPIアジア評議ひょうぎ委員いいん/全国ぜんこく自立じりつ生活せいかつセンター協議きょうぎかい
八柳やつやなぎ卓史たかし  ぜんさわ連関れんかんひがしブロック)
樋口ひぐち恵子けいこ  全国ぜんこく自立じりつ生活せいかつセンター協議きょうぎかい
佐々木ささき信行のぶゆき (ピープルファースト東京とうきょう
加藤かとうしん規子のりこ 精神せいしん障害しょうがいしゃピアサポートセンターこらーる・たいとう)
横山よこやま晃久あきひさ  全国ぜんこく障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょう協議きょうぎかい/HANDS世田谷せたがや
えきとめ俊樹としき  (NPO自立じりつ生活せいかつ企画きかく/NPO自立じりつ福祉ふくしかい
川元かわもと恭子きょうこ  全国ぜんこく障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょう協議きょうぎかい/CIL小平こだいら
渡辺わたなべ正直まさなお  静岡しずおか市議しぎ)
名前なまえ 所属しょぞく団体だんたいとう
山田やまだ昭義あきよし  (DPI日本にっぽん会議かいぎ社会しゃかい福祉ふくし法人ほうじんAJU自立じりついえ
斎藤さいとうまこと 名古屋なごや市議しぎ共同きょうどうれん社会しゃかい福祉ふくしほうわっぱのかい
尾上おがみ浩二こうじ  障害しょうがいしゃ総合そうごう情報じょうほうネットワーク)
森本もりもと秀治しゅうじ  共同きょうどうれん
村田むらた敬吾けいご  自立じりつ生活せいかつセンターほくせつ24)
光岡みつおかかおるあきら  特定とくてい営利えいり活動かつどう法人ほうじんすてっぷ)
栗栖くりす豊樹とよき  (CILてごーす)
佐々ささ和信かずのぶ  香川かがわけんすじ萎縮いしゅくせい患者かんじゃすくかい)
藤田ふじためぐみこう  土佐とさ在宅ざいたく重度じゅうど障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょうかんがえるかい
田上たうえささえろう  (NPO重度じゅうど障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょう協会きょうかい

全国ぜんこくホームヘルパー広域こういき自薦じせん登録とうろく協会きょうかい自薦じせん利用りようについてのQ&Aきゅーあんどえー 求人きゅうじん広告こうこく費用ひよう助成じょせい・ヘルパー研修けんしゅう費用ひよう交通こうつう宿泊しゅくはく助成じょせい

 自薦じせんヘルパーの確保かくほは、みなさん、どうしているのでしょうか?
  知人ちじんなどにこえをかけるのでしょうか?

 おおくの障害しょうがいしゃは、求人きゅうじん広告こうこく使つかっています。おおいのはコンビニなどで無料むりょうえきやコンビニなどで配布はいふしているタウンワークなどです。掲載けいさいりょうは1週間しゅうかん掲載けいさいで1ばんちいさいわくで2〜3まんえんほどです。
  重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごは、かならず8あいだ程度ていど以上いじょう連続れんぞく勤務きんむにし、日給にっきゅうまんえん以上いじょう広告こうこく掲載けいさいします。資格しかく経験けいけんしゃ対象たいしょう広告こうこくします。
  全国ぜんこく広域こういき協会きょうかいでは、求人きゅうじん広告こうこく費用ひよう助成じょせいしています。(広告こうこく内容ないようのアドバイスを広域こういき協会きょうかいけ、OKがてから広告こうこく掲載けいさいした場合ばあいで、やとった介護かいごしゃ一定いってい時間じかん介護かいごはいったあとに全額ぜんがく助成じょせい長時間ちょうじかん連続れんぞく勤務きんむ体系たいけいめば、かならず介護かいごしゃ雇用こようできるようにアドバイスいたします。
  また、求人きゅうじん広告こうこく利用りようしゃ各自かくじ責任せきにんすものですが、わせ電話でんわはフリーダイヤル番号ばんごう貸付かしつけします。電話でんわ受付うけつけ全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい代行だいこうします。   

  つぎに、すうにんすうじゅうにん面接めんせつし、採用さいようしゃめます。採用さいよう自分じぶんかんがかた生活せいかつのこと、介護かいご方法ほうほうなどをしっかりつたえ、教育きょういくします。
  そのつぎに、たとえば重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご利用りようしゃは、やとった介護かいごしゃ重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご研修けんしゅう(20あいだ)を受講じゅこうさせる必要ひつようがあるので、東京とうきょう本部ほんぶ東海とうかい関西かんさい西日本にしにほん関係かんけい団体だんたいなどで、重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご研修けんしゅう東京とうきょう受講じゅこう場合ばあいは2日間にちかん受講じゅこう完了かんりょう)を受講じゅこうさせます。
  全国ぜんこく広域こういき協会きょうかいでは、研修けんしゅう受講じゅこうりょう交通こうつう宿泊しゅくはく助成じょせいしています(自薦じせんヘルパーが一定いってい期間きかん介護かいごはいったあとに、全額ぜんがく助成じょせいします。)
 (障害しょうがいのヘルパー制度せいど身体しんたい介護かいご利用りようしゃは、3きゅう研修けんしゅう受講じゅこうすることが必要ひつようで、2週間しゅうかん自宅じたく学習がくしゅうのあと2はくにち東京とうきょう西日本にしにほん受講じゅこう必要ひつようがあります。3きゅう時給じきゅうが3わりダウンです。はたらきながら2きゅう研修けんしゅう地元じもとなどで受講じゅこうします。3きゅうや2きゅう受講じゅこうりょう一定いってい期間きかんはたらいたあとに全額ぜんがく助成じょせいします)
 (介護かいご保険ほけん身体しんたい介護かいご利用りようしゃのヘルパーは、2きゅう受講じゅこうする必要ひつようがありますので、資格しかくしゃをいきなり雇用こようするのは困難こんなんです。2きゅう限定げんてい求人きゅうじんすしかありませんが、2きゅうっている労働ろうどう人口じんこう資格しかくしゃくらべてとてもすくないので、かなり給与きゅうよたかくないと、求人きゅうじんしてもひとあつまりにくいです。さい重度じゅうど場合ばあい介護かいご保険ほけんけていても、上乗うわのせして障害しょうがい重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごなどを利用りようできますので、まずは障害しょうがい制度せいど部分ぶぶんのみで自薦じせんヘルパーを雇用こようして、はたらきながら2きゅうをとり、介護かいご保険ほけん自薦じせんにするという方法ほうほうがあります。この場合ばあいでも2きゅう受講じゅこうりょう一定いってい時間じかん助成じょせいします)

ヘルパーの保険ほけん保障ほしょう充実じゅうじつ

 全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい使つか障害しょうがいしゃ自薦じせんヘルパーの怪我けが物品ぶっぴん損傷そんしょうなどの保険ほけん保障ほしょうは?

 民間みんかん損害そんがい保険ほけんはいっているので、障害しょうがいしゃもの福祉ふくし機器ききこわしたり、外出がいしゅつ介護かいごさきくしたりしても、損害そんがい保険ほけん全額ぜんがく保障ほしょうされます。
 また、ヘルパーの怪我けが労災ろうさい保険ほけんで、治療ちりょうだい収入しゅうにゅう保障ほしょうられます。病気びょうき連続れんぞく4にち以上いじょうやすむと社会しゃかい保険ほけんから(常勤じょうきんの4ぶんの3以上いじょうひとかぎる)保障ほしょうされます。通院つういん入院にゅういんなどは民間みんかん損害そんがい保険ほけんからも給付きゅうふ場合ばあいがあります。

全国ぜんこくホームヘルパー広域こういき自薦じせん登録とうろく協会きょうかい理念りねん

47都道府県とどうふけん介助かいじょしゃ自薦じせん登録とうろく可能かのう障害しょうがい施策しさく自薦じせん登録とうろくヘルパーの全国ぜんこくネットワークをつくろう

 2003年度ねんどから全国ぜんこく障害しょうがいしゃ団体だんたい共同きょうどうして47都道府県とどうふけんのほぼ全域ぜんいき離島りとうなどをのぞく)で介助かいじょしゃ自薦じせん登録とうろく可能かのうになりました。

 自薦じせん登録とうろくヘルパーは、さい重度じゅうど障害しょうがいしゃ自立じりつ生活せいかつする基本きほんの「社会しゃかい基盤きばん」です。重度じゅうど障害しょうがいしゃとう自分じぶん求人きゅうじん広告こうこくをしたり知人ちじんくちコミで、自分じぶん介助かいじょしゃ確保かくほすれば、自由じゆう体制たいせい介助かいじょ体制たいせいつくれます。自立じりつ生活せいかつできる重度じゅうど障害しょうがいしゃえます。(とくにCILとうのない空白くうはく市町村しちょうそんで)。

 小規模しょうきぼ障害しょうがいしゃ団体だんたい構成こうせいする障害しょうがいしゃ障害しょうがい種別しゅべつ以外いがい介護かいごサービスノウハウをたないことがおおいです。たとえば、脳性のうせいまひやけいそんなどの団体だんたいは、ALSなど難病なんびょうのノウハウや視覚しかく障害しょうがい知的ちてき障害しょうがいのノウハウをたないことがほとんどです。

 このような場合ばあいでも、まず過疎かそなどでも、だれもが自薦じせん登録とうろくをできる環境かんきょうつくっておけば、解決かいけつ道筋みちすじができます。地域ちいき自分じぶん障害しょうがい種別しゅべつ自立じりつ支援しえん介護かいごノウハウを障害しょうがいしゃ団体だんたいがない場合ばあい自分じぶん障害しょうがいしゃ)の周辺しゅうへんひと協力きょうりょくだけで介護かいご体制たいせいつくれば、かくけん最低さいてい団体だんたいある自薦じせん登録とうろく団体だんたい介助かいじょしゃ登録とうろくすれば、自立じりつ生活せいかつつくってこと可能かのうです。一般いっぱん介護かいごサービス事業じぎょうしゃでは対応たいおうできないさい重度じゅうど障害しょうがいしゃ特殊とくしゅ介護かいごニーズのある障害しょうがいしゃも、自分じぶん介護かいご体制たいせいつくり、自立じりつ生活せいかつ可能かのうになります。

 このように様々さまざま障害しょうがい種別しゅべつひと自分じぶん介護かいご体制たいせいてていくことができることで、そのなかから、グループができ、障害しょうがいしゃ団体だんたい発展はってんするかずえていきます。

 また、自立じりつ生活せいかつをしたり、自薦じせんヘルパーを利用りようするひとえることで、ヘルパー時間じかんすうのアップの交渉こうしょう各地かくちおこなわれ、全国ぜんこく47都道府県とどうふけんでヘルパー制度せいど改善かいぜんしていきます。

 2003年度ねんど支援しえん制度せいど導入どうにゅうされることにあわせ、47都道府県とどうふけんでCILとう自立じりつ生活せいかつけい障害しょうがい当事とうじしゃ団体だんたいなどのNPO法人ほうじん全国ぜんこく47都道府県とどうふけん居宅きょたく介護かいご(ヘルパー)指定してい事業じぎょうしゃになりました。全国ぜんこく障害しょうがいしゃ団体だんたい共同きょうどうすれば、全国ぜんこく47都道府県とどうふけんでくまなく自薦じせん登録とうろくヘルパーを利用りようできるようになりました。これにより、全国ぜんこく重度じゅうど障害しょうがいしゃ自立じりつすすみ、ヘルパー制度せいど時間じかんすうアップの交渉こうしょうすすむとかんがえられます。47都道府県とどうふけんぜんけんで、けん最低さいてい箇所かしょ、CILや障害しょうがいしゃ団体だんたいのヘルパー指定してい事業じぎょうしょ自薦じせん登録とうろくれをおこない、全国ぜんこく47都道府県とどうふけんのどこにすんでいる障害しょうがいしゃも、自薦じせんヘルパーを登録とうろくできるようになりました。(支援しえん制度せいどのヘルパー指定してい事業じぎょうしゃは、交通こうつう2〜3あいだ圏内けんないであれば県境けんきょう市町村しちょうそんさかいえて利用りようできます)。

全国ぜんこく交渉こうしょうによって介護かいご制度せいどびているすべての地域ちいきは、まず、自薦じせん登録とうろくヘルパーができてから、それから24あいだよう介護かいご1人ひとりらしの障害しょうがいしゃがヘルパー時間じかんすうアップの交渉こうしょうをして制度せいどをのばしています。

自薦じせんヘルパーを利用りようすることで、自分じぶん介助かいじょしゃやとい、トラブルにも自分じぶん対応たいおうして、自分じぶん自分じぶん生活せいかつ責任せきにんっていくということ経験けいけんしていくことで、ほかの障害しょうがいしゃ自立じりつ支援しえんもできるようになり、あらたなCIL設立せつりつにつながりがります。(現在げんざいでは、やとかたやトラブル対応たいおう雇用こよう責任せきにんなどは、「介助かいじょしゃとの関係かんけいのILP」実施じっしCILで勉強べんきょう可能かのう

たとえば、札幌さっぽろのCILで自薦じせん登録とうろくれをおこなって、旭川あさひかわ障害しょうがいしゃ自分じぶん介助かいじょしゃ確保かくほ自薦じせん登録とうろく利用りようした場合ばあい。それが旭川あさひかわ障害しょうがいしゃ自立じりつや、旭川あさひかわでのヘルパー制度せいど時間じかんすう交渉こうしょうや、すうねんのCIL設立せつりつにつながる可能かのうせいがあります。これとおなじことが全国ぜんこくこります。(すでに介護かいご保険ほけん対象たいしょうしゃ自薦じせん登録とうろく取組とりくみでは、市町村しちょうそん自立じりつ開始かいし交渉こうしょう開始かいしやCIL設立せつりつにつながった実例じつれいがいくつかあります)

自薦じせん登録とうろく受付うけつけは全国ぜんこく共通きょうつうフリーダイヤルで全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい受付うけつけます。全国ぜんこく広報こうほうおこない、おおくの障害しょうがいしゃ情報じょうほうつたわるようにします。

自薦じせん登録とうろくによる事業じぎょうしょはい資金しきんは、まず経費けいひとしてかく団体だんたい支払しはらい(かく団体だんたい自薦じせん登録とうろく利用りようしゃえた場合ばあいには、常勤じょうきん介護かいご福祉ふくしとう専従せんじゅう事務じむいんとしてやとえる費用ひよう事業じぎょうなどを支払しはらいます)、のこった資金しきんがある場合ばあいは、全国ぜんこく空白くうはく地域ちいきでのCIL支援しえん、24あいだ介護かいご制度せいど交渉こうしょうおこなうための24あいだよう介護かいご障害しょうがいしゃ自立じりつ支援しえん&CILげ、海外かいがい途上とじょうこくのCIL支援しえんなど、公益こうえき活動かつどう全額ぜんがく使つかわれます。全国ぜんこく団体だんたいなかから理事りじ評議ひょうぎいん選出せんしゅつして方針ほうしん決定けっていおこなっていきます。

 これにより、将来しょうらいは2000市町村しちょうそんぜん障害しょうがいにサービス提供ていきょうできる1000のCILをつくり、24あいだ介護かいご保障ほしょう全国ぜんこく実現じつげんおこない、くに制度せいど全国ぜんこくいちりつで24あいだ保障ほしょうのパーソナルアシスタント制度せいどえることを目標もくひょうにしています。

全国ぜんこくホームヘルパー広域こういき自薦じせん登録とうろく協会きょうかい利用りようしゃこえ

★(関西かんさい) 24あいだ介護かいご必要ひつよう人工じんこう呼吸こきゅう利用りようしゃですが一般いっぱん事業じぎょうしょはどこも人工じんこう呼吸こきゅう利用りようしゃへヘルパー派遣はけんをしてくれないので、広告こうこく募集ぼしゅうした介助かいじょしゃ全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい紹介しょうかいでヘルパー研修けんしゅう受講じゅこうしてもらい、全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい利用りようしています。求人きゅうじんでの求人きゅうじん募集ぼしゅう方法ほうほうのアドバイスもけました。介助かいじょしゃへの介助かいじょ方法ほうほうおしえるのは家族かぞく支援しえんしています。

★(東日本ひがしにっぽん過疎かそまち) 1人ひとりらしで24あいだ介護かいご必要ひつようですが、介護かいご保障ほしょう交渉こうしょうをするために、身体しんたい介護かいごにちあいだ全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい契約けいやくして、のこり19あいだ全国ぜんこく広域こういき協会きょうかいから助成じょせいけ、24あいだ介助かいじょしゃをつけてまち交渉こうしょうしています。

★(東北とうほくのA) 市内しない移動いどう介護かいご実施じっしする事業じぎょうしょが1かしょもなく、自薦じせん登録とうろく移動いどう介護かいご使つかいたいのですがが「事業じぎょうしょつからないと移動いどう介護かいご決定けっていせない」とっていました。知人ちじん介護かいごしてもいいというひとつかり、東京とうきょう移動いどう介護かいご研修けんしゅうけてもらい全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい登録とうろくし、から全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい提携ていけい事業じぎょうしょ連絡れんらくしてもらい、移動いどう介護かいご決定けっていがおり、利用りようできるようになりました。

★(西日本にしにほんのBむら) むらひとつしかヘルパー事業じぎょうしょがなくサービスがわるいので、近所きんじょ知人ちじんにヘルパー研修けんしゅうけてもらい全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい登録とうろく自薦じせんヘルパーになってもらいました。

★(北海道ほっかいどう) 視覚しかく障害しょうがいですが、いままでで1箇所かしょ事業じぎょうしょだけが視覚しかく障害しょうがいのガイドヘルパーをおこなっており、いま休日きゅうじつ夕方ゆうがた以降いこう利用りようできません。よる視覚しかく障害しょうがいのサークルにくときこまっていましたら、ほかの参加さんかしゃ全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい使つかっており、介助かいじょしゃ紹介しょうかいしてくれたので自分じぶんよる休日きゅうじつものにもつかえるようになりました。

★(東北とうほくのC) 24あいだ呼吸こきゅう利用りようのALSで介護かいご保険ほけん使つかっています。吸引きゅういんしてくれる介助かいじょしゃ自費じひやとっていましたが、介護かいご保険ほけん事業じぎょうしょ吸引きゅういんをしてくれないので介護かいご保険ほけん家事かじ援助えんじょをわずかしか使つかっていませんでした。自薦じせん介助かいじょしゃがヘルパー資格しかくをとったので全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい登録とうろくして介護かいご保険ほけん使つかえるようになり、自己じこ負担ふたんも1わり負担ふたんだけになりました。さらに、今年ことしの4がつからは支援しえん制度せいどはじまり、介護かいご保険ほけんいっぱい使つかっているということで支援しえんのヘルパーも毎日まいにち時間じかん使つかえるようになり、これも全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい登録とうろくしています。求人きゅうじん広告こうこくして自薦じせん介助かいじょしゃいまにんになり、あわせて毎日まいにち10あいだ吸引きゅういんのできる介護かいご自薦じせん介助かいじょしゃまるようになりました。求人きゅうじん広告こうこく費用ひよう全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい負担ふたんしてくれました。介助かいじょしゃ時給じきゅうも「求人きゅうじんして介助かいじょしゃがきちんと確保かくほできる時給じきゅうにしましょう」ということで相談そうだんのうえ、この地域ちいきではたかめの時給じきゅう設定せっていしてくれ、介助かいじょしゃ安定あんていしてきました。

 
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