式年遷宮について
神宮じんぐうについて
日本人にっぽんじんしんどころとして「お伊勢いせさま」「大神おおがみみやさま」としたしみふかしょうされる伊勢神宮いせじんぐうは、神社じんじゃ神道しんとうほんしゅうあお特別とくべつ神社じんじゃです。
伊勢神宮いせじんぐうただしくは「神宮じんぐう(じんぐう)」としょうし、すめらぎ大神宮だいじんぐう(こうたいじんぐう)とゆたか受大神宮じんぐう(とようけだいじんぐう)のりょうせいみや中心ちゅうしん別宮べつくじゅうよんしゃ摂社せっしゃよんじゅうさんしゃ末社まっしゃじゅうよんしゃ所管しょかんしゃさんじゅうよんしゃ別宮べつみや所管しょかんしゃはちしゃ合計ごうけいひゃくじゅうしゃみや々よりなります。
すめらぎ大神宮だいじんぐうは「内宮ないくう(ないくう)」ともばれ、神路かんじさんみなもととする五十鈴川いすずがわ川上かわかみにご鎮座ちんざしており、祭神さいじんは、天照大御神あまてらすおおみかみ(あまてらすおおみかみ)(正式せいしきにはてんあきらすわすめらぎ大御神おおみかみ(あまてらしますすめおおみかみ)です。神代かみよ天孫てんそん瓊瓊きねみこと(ににぎのみこと)がてんりますさいさづけられた神鏡しんきょう歴代れきだい天皇てんのうおや宮中きゅうちゅうにてたてまつときしておられましたが、だいじゅうだいたかしかみ天皇てんのう御世みよになり皇女おうじょゆたか鍬入くわいれひめいのち(とよすきいりひめのみこと)にたく笠縫かさぬい邑にてまつらせ、さらだいじゅういちだいたれじん天皇てんのう治世ちせいいたるとやまとひめいのち(やまとひめのみこと)が御杖みつえだいとなり諸国しょこくめぐったのち、「この神風かみかぜ伊勢いせこく常世とこよなみじゅうなみするくになり。はたこくれいこくなり。くにらむとよくふ(日本書紀にほんしょき)」との天照大御神あまてらすおおみかみ神慮しんりょけて伊勢いせにおまつもうげることになったのが創始そうしであるとされます。
一方いっぽうゆたか受大神宮じんぐう通称つうしょう外宮げくう(げくう)」とばれ、祭神さいじんゆたか大御神おおみかみ(とようけのおおみかみ)です。内宮ないくう鎮座ちんざやくひゃくねん雄略天皇ゆうりゃくてんのう時代じだい丹波たんばくにから内宮ないくう程近ほどちか高倉山たかくらやま山裾やますそにある山田原やまだはらむかえられました。ゆたか大御神おおみかみの「トヨウケ」の「ケ」とは饌(みけ)すなわちおこめ中心ちゅうしんとする食物しょくもつのことをし、ゆたか大御神おおみかみ饌都しん(みけつかみ)として大御神おおみかみたてまつ饌(=お食事しょくじ)をつかさどっておられます。このことから、衣食住いしょくじゅうはもとよりひろく産業さんぎょう全般ぜんぱん守護神しゅごじんとしてあがめられております。
このように、神宮じんぐう皇室こうしつのご祖神そしんひいては日本人にっぽんじんだい祖神そしんまつぜん国民こくみんそう氏神うじがみとしてあおとなえられ、また我々われわれ日々ひび生活せいかつをおりくださる大神おおがみさままつとうと御社おんしゃなのです。
式年しきねん遷宮せんぐうについて
式年しきねん遷宮せんぐうとは、さだめられたとし式年しきねん)に古式こしきのままに社殿しゃでん新造しんぞうし、装束しょうぞく神宝しんぽうあたらしくととのえ、大神おおがみさま新殿にいどのへお遷りをあおぐ(遷宮せんぐう)おまつりです。
いまからやく1300ねんまえ天武天皇てんむてんのうがおさだめになり、もちすべ天皇てんのうよんねん(690ねん)にだいかい遷宮せんぐうおこなわれました。
なが歴史れきし伝統でんとうぎ、くにげての大祭たいさいおもんじられてきました。
20ねん一度いちどおこなわれる理由りゆうについては諸説しょせつありますが、20ねんごとにその時代じだい時代じだい代表だいひょうする最高さいこう技術ぎじゅつしゃによってすべてをあたらしくすることは、日本にっぽん古来こらい伝統でんとう工芸こうげい技術ぎじゅつ継承けいしょう可能かのうとするおおいなる文化ぶんかてき意義いぎゆうしています。
また、伊勢神宮いせじんぐうは、内宮ないくう外宮げくうふくめ125のしゃがあり、式年しきねんにはりょうせいみや、その翌年よくねん別宮べつく14しゃ社殿しゃでんあたらしくされます。摂社せっしゃ末社まっしゃ所管しょかんしゃ109しゃかんしては、20ねんだい修理しゅうりつぎの20ねんあたらしくみやつこがえされるのが原則げんそく別宮べつみや遷宮せんぐう翌年よくねんからすうねんをかけておこなわれます。
遷宮せんぐうしょ行事ぎょうじについて
平成へいせい17ねん
山口やまぐちさい(やまぐちさい) 5がつ
遷宮せんぐう造営ぞうえいにあたり最初さいしょおこなわれる祭儀さいぎです。造営ぞうえい用材ようざい伐採ばっさいする杣山そまやま(みそまやま)の山口やまぐちすわ(ま)すかみまつります。
杣山そまやま時代じだいにより変遷へんせんがありますが、れいのまますめらぎ大神宮だいじんぐう(こうたいじんぐう)は神路かんじさん(かみじやま)
ゆたか受大神宮じんぐう(とようけだいじんぐう)は高倉山たかくらやま(たかくらやま)の山麓さんろくおこなわれます
木本もくほんさい(このもとさい)5がつ
新宮しんぐう床下ゆかしたたてまつけんするこころはしら(しんのみはしら)の御料ごりょう伐採ばっさいするにつき、木本もくほんすわ(ま)すかみまつります。
深夜しんやりょうみや域内いきない山中さんちゅうおこなわれるさいで、「物忌ものいみ(ものいみ)」としょうする子供こどもおの(いみおの)をって御料ごりょうたてまつおこないます。
たてまつされた御料ごりょう新殿にいどの完成かんせいまで内宮ないくういね御倉おぐら(みしねのみくら)、外宮げくうそとぬさ殿どの(げへいでん)に安置あんちされます。
そまはじめさい(みそまはじめさい)6がつ
杣山そまやま(みそまやま)で伐採ばっさい作業さぎょうはじめるにあたり、神体しんたいをおおさめする「といだい(みひしろ)」の御料ごりょうざい伐採ばっさいする祭儀さいぎ
すめらぎ大神宮だいじんぐうゆたか大神宮だいじんぐう御料ごりょう祭場さいじょう安全あんぜん祈願きがんし、御料ごりょうを「さんり」という古作こさくほうたおします。
前回ぜんかい長野ながのけん上松うえまつまち岐阜ぎふけん加子母かしもむらおこなわれました。
といだいたてまつ曳式(みひしろぎほうえいしき)6がつ
杣山そまやま(みそまやま)で伐採ばっさいしたといだい(みひしろ)の御料ごりょうは、沿道えんどう各地かくち盛大せいだい歓迎かんげいけながら週日しゅうじつ伊勢いせ陸送りくそうされます。
とうしきはこれをりょうみや域内いきないれる儀式ぎしき到着とうちゃくした御料ごりょうは、すめらぎ大神宮だいじんぐう(こうたいじんぐう)は五十鈴川いすずがわさかのぼふういのりみやきょう(かざひのみのみやばし)
付近ふきんから神域しんいきげられ、ゆたか受大神宮じんぐう(とようけだいじんぐう)は外宮げくう北御門きたごもん(きたみかど)から神域しんいきはい
それぞれたけ殿どの(ごじょうでん)まえ安置あんちされます。
御船みふねだいさい(みふなしろさい)9がつ
といだい(みひしろ)」をおおさめする船形ふながたの「御船みふねだい(みふなしろ)」の用材ようざい伐採ばっさいする祭儀さいぎです。
内宮ないくう外宮げくうりょうみや域内いきない宮山みややま祭場さいじょう(みややまさいじょう)をさだ木本もくほん(このもと)のかみをまつり、「物忌ものいみ(ものいみ)」とばれるわらわおとこ童女どうじょ草木くさきはじめ、しょうこう(こだくみ)が伐採ばっさいしきおこないます。
平成へいせい18ねん
曳初しき(おきひきぞめしき)4がつ
伊勢いせ二見ふたみまち ( ふたみちょう ) ・ 御薗みそのむら( みそのむら ) のさん市町村しちょうそんきゅうかみ領民りょうみんによって、造営ぞうえい用材ようざいりょうみやたてまつ曳 ( ほうえい ) する伝統でんとう行事ぎょうじ曳 ( おきひき ) 」のはじめにおこなわれる儀式ぎしきです。せいみや別宮べつくむねばしら ( むなもちばしら ) などにあてられる「 やく ( やくぎ ) 」といふ代表だいひょうてき用材ようざいを、ゆかりふか特定とくていまち住民じゅうみん神域しんいきみ 
やく曳 ( やくぎひき ) 」ともしょうします。
木造きづくりはじめさい(こづくりはじめさい)4がつ
造営ぞうえい工事こうじ開始かいしさいして作業さぎょう安全あんぜんいのおこなわれる祭儀さいぎです。 たけ殿どの ( ごじょうでん ) で饗膳きょうぜん ( きょうぜん ) のおこなどう殿しんがりまえ安置あんちしてある曳初しきたてまつ曳された御料ごりょうしょうこう ( こだくみ ) が おの ( いみおの ) をれます。
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行事ぎょうじだいいち)(おきひきぎょうじ)5がつ~7がつ
きゅう神領しんりょうにあたる伊勢いせ二見ふたみまち御薗みそのむら住民じゅうみんヶ月かげつあいだにわたり用材ようざいりょうみやれる盛大せいだい行事ぎょうじです。
きゅう神領しんりょう町内ちょうない総出そうで舞台ぶたいで、数日すうじつまえぞろいの 法被はっぴ ( はっぴ ) 姿すがた二見浦ふたみのうら ( ふたみがうら ) に「 はま参宮さんぐう ( はまさんぐう ) 」をして心身しんしんきよめて行事ぎょうじのぞみます。内宮ないくう領民りょうみんそり ( きぞり ) に用材ようざい積載せきさいして五十鈴川いすずがわで「 かわ曳 ( かわび ) き」をおこな外宮げくう領民りょうみん巨大きょだい曳車 ( おきひきぐるま ) で「 りく曳 ( おかび ) き」をおこないます。全国ぜんこくの「特別とくべつしん領民りょうみん」も多数たすう参加さんかし、期間きかんちゅう伊勢いせまち勇壮ゆうそうごえ木遣きやり音頭おんど ( きやりおんど ) でつつまれます。前回ぜんかい翌年よくねんだい二次御木曳行事とあわせてじゅうまんにん参加さんかしました。
栃木とちぎ県内けんないでは、7支部しぶ・4団体だんたいで1040めい特別とくべつしん領民りょうみんとして、5月ごがつ~6がつ上旬じょうじゅんにかけて参加さんか、ご奉仕ほうししました。

かりといだい伐採ばっさいしき(かりみひしろぎばっさいしき)5がつ
「 遷御 ( せんぎょ ) 」のさい神体しんたいおさめる「 かりといだい (かりみひしろ ) 」と「 かり御船みふねだい ( かりみふなしろ ) 」の用材ようざい伐採ばっさいするにあたり木本もくほんすわ ( ま ) すかみまつおの ( いみおの ) をれるしきです。
平成へいせい19ねん
行事ぎょうじだい)(おきひきぎょうじ)5がつ~7がつ
きゅう神領しんりょうにあたる伊勢いせ二見ふたみまち御薗みそのむら住民じゅうみんヶ月かげつあいだにわたり用材ようざいりょうみやれる盛大せいだい行事ぎょうじです。
だい一次御木曳行事同様、全国ぜんこくの「特別とくべつしん領民りょうみん」も多数たすう参加さんかし、期間きかんちゅう伊勢いせまち勇壮ゆうそうごえ木遣きやり音頭おんど ( きやりおんど ) でつつまれます。
栃木とちぎ県内けんない支部しぶ・5団体だんたいで365めいが5がつ特別とくべつしん領民りょうみんとして参加さんか、ご奉仕ほうししました。
平成へいせい20ねん
鎮地さい(ちんちさい)4がつ
新宮しんぐう ( にいみや ) をてる しん敷地しきち ( しんみしきち ) でおこなわれる最初さいしょ祭儀さいぎで、造営ぞうえい作業さぎょう安全あんぜんいの新宮しんぐう大宮地おおみやじ ( おおみやどころ ) に すわ ( ま ) すかみをまつります。
平成へいせい21ねん
ujibashiwatarihajimeshiki
宇治橋うじばしわたりはじめしき(うじばしわたりはじめしき) 11月じゅういちがつ
すめらぎ大神宮だいじんぐう ( こうたいじんぐう ) のくちかる 宇治橋うじばし ( うじばし )は 、ひのきじゅん和風わふうはしで、そのうつくしさは伊勢いせ神宮じんぐう象徴しょうちょうともなっており 遷宮せんぐうたびえがおこなわれます。大橋おおはし守護神しゅごじんである きょう土橋どばしひめ神社じんじゃ ( あえどはしひめじんじゃ ) での祭儀さいぎつづき、古式こしきにのっとりわたはじめがおこなわれます。
わたりおんな ( わたりめ ) 」を先頭せんとう全国ぜんこくからえらばれたさん世代せだいそろった夫婦ふうふつづいて、全国ぜんこく関係かんけいしゃ市民しみんなどが新橋しんばしわたっておいしおおくの参拝さんぱいしゃにぎわいます。

平成へいせい24ねん
たてはしらさい(りっちゅうさい)3がつ
正殿せいでん建築けんちくはじめにさいし、 はしら ( みはしら ) をたてまつまつりで、 素襖すおう烏帽子えぼし ( すおうえぼし )姿すがたしょうこう ( こだくみ ) がよんくみかれて それぞれのはしら木口きぐちづちかた新殿にいどの安泰あんたいいのります。
御形ごぎょうさい(ごぎょうさい)3がつ
御形ごぎょう ( ごぎょう ) 」とは正殿せいでん東西とうざいつまたばばしらにある装飾そうしょく一種いっしゅで、それを 穿ほじ ( うが ) つ祭儀さいぎです。御形ごぎょうは「 御鏡おかがみがた ( みかがみがた ) 」ともしょうし、円形えんけい図様ずよう穿うがさいです。たてはしらさいつづいておこなわれます。
上棟じょうとうさい(じょうとうさい)3がつ
正殿せいでん棟木むなぎげる祭儀さいぎ正殿せいでん ( しょうでん ) がぶんまわしどおりの位置いちにあるかを測量そくりょうする「 たけりょう ( じょうりょうのぎ ) 」があり つづいてだい宮司ぐうじ以下いか棟木むなぎからばされたつないて棟上むねあげの所作しょさをし、「 千歳ちとせ御棟おむなぎ ( せんざいとう ) 、 万歳ばんざいとう ( まんざいとう ) 、曳々おくむね ( えいえいおくとう ) 」のかけごえとも屋上おくじょうしょうこう ( こだくみ ) が棟木むなぎづちがためます。
檐付さい(のきつけさい)5がつ
新殿にいどの屋根やねかや ( かや ) を 葺 ( ふ ) きめる祭儀さいぎです。
いらかさい(いらかさい)7がつ
新殿にいどの屋根やねおさめの祭儀さいぎで、 いらかくつがえ ( いらかおおい ) などの金物かなものちます。
平成へいせい25ねん
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しろ石持いしもち行事ぎょうじ(おしらいしもちぎょうじ)8がつ
完成かんせいした正殿せいでん ( しょうでん ) が敷地しきち(みしきち)に白石しろいし奉献ほうけんする行事ぎょうじ行事ぎょうじ ( おきひきぎょうじ ) と同様どうようきゅう神領しんりょう住民じゅうみんぞろいの法被はっぴ ( はっぴ ) 姿すがたで「 はま参宮さんぐう ( はまさんぐう ) 」ののち内宮ないくうかわ曳 ( かわび ) き、外宮げくうりく曳 ( おかび ) きでお白石しろいしはこび、敷地しきち奉献ほうけんします。「 行事ぎょうじ ( おきひきぎょうじ ) 」と同様どうよう地元じもときゅうかみ領民りょうみんくわえ、全国ぜんこくの「特別とくべつしん領民りょうみん」も参加さんかします。
前回ぜんかい ( 平成へいせいねん ) はじゅういちまんにん参加さんかしました。
栃木とちぎ県内けんない支部しぶ県内けんない神社じんじゃ崇敬すうけいかいとうしょ団体だんたいの434めい特別とくべつしん領民りょうみんとして参加さんか、ご奉仕ほうし予定よていしています。

戸祭とまつり(みとさい)9がつ
新殿にいどのとびらける祭儀さいぎとびらくことは殿しんがりがい造作ぞうさく完了かんりょう意味いみします。建物たてものかみである せん大神おおがみ ( やふねのおおかみ ) をまつり とびら鑰 ( みかぎ ) のあな穿ほじ(うが)ちます。
御船みふねだい奉納ほうのうしき(みふなしろほうのうしき)9がつ
神体しんたいしずまる「 御船みふねだい ( みふなしろ ) 」を殿内とのうち奉納ほうのうします。
あらいきよし(あらいきよめ)9がつ
新殿にいどの竣功しゅんこうにあたり殿内とのうちあらきよめます。
こころはしらたてまつけん(しんのみはしらほうけん)9がつ
こころはしら ( しんのみはしら ) は 正殿せいでん ( しょうでん ) の床下ゆかしたてられる特別とくべつはしらで、 ばしら ( いみばしら ) ・ てんはしら ( あめのみはしら ) ・てんりょうばしら ( あめのみはかりのはしら ) ともばれます。こころはしらたてまつけん遷宮せんぐうもろさいなかでもひときわおもんじられてきた深夜しんや秘事ひめごとです。
杵築きつきさい(こつきさい)9がつ
新殿にいどの竣功しゅんこうさいし、敷地しきちである 大宮地おおみやじ ( おおみやどころ ) を 撞 ( つ ) きかためる祭儀さいぎです。祭儀さいぎ先立さきだち、 たけ殿どの ( ごじょうでん ) で饗膳きょうぜん ( きょうぜん ) のおこない、新殿にいどのまわりをめぐはしら根本こんぽんうたとなえながらしろつえがためます。
こう鎮祭(ごちんさい)10がつ
新殿にいどの竣功しゅんこうさいし、 大宮地おおみやじ ( おおみやどころ ) の平安へいあんいのります。
装束しょうぞく神宝しんぽう読合(おんしょうぞくしんぽうとくごう)10がつ
すめらぎ陛下へいかより大御神おおみかみけんぜられる 装束しょうぞく神宝しんぽう ( おんしょうぞくしんぽう ) の式目しきもく新宮しんぐう ( にいみや ) のよんたけ殿どの ( よじょうでん ) において わせる儀式ぎしきです。装束しょうぞく大御神おおみかみ御召おめもの殿内とのうち装飾そうしょく御料ごりょう神宝しんぽう威儀いぎぶつ遷宮せんぐうごと古式こしきどお新調しんちょう奉納ほうのうされます。
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川原かわはら大祓おおはらい(かわらおおはらい)10がつ
かりといだい ( かりみひしろ ) 」・「 かり御船みふねだい ( かりみふなしろ ) 」や装束しょうぞく神宝しんぽうをはじめ、 遷御 ( せんぎょ ) に奉仕ほうしする 神宮じんぐう祭主さいしゅ ( じんぐうさいしゅ ) 以下いか奉仕ほうしいんを「川原かわはら はらいしょ ( はらいしょ ) 」ではらきよめます。

かざり(おかざり)10がつ
遷御 ( せんぎょ ) 当日とうじつ殿内とのうち装飾そうしょくして 遷御 ( せんぎょ ) の準備じゅんびをします。
遷御(せんぎょ)10がつ
大御神おおみかみ本殿ほんでんから新殿にいどのへとお遷り(うつ)になる遷宮せんぐうさい中核ちゅうかくをなす祭儀さいぎひゃくめいえる奉仕ほうしいんは、「 召立 ( めしたて ) 」にしたがって装束しょうぞく神宝しんぽうにして整列せいれつ天皇陛下てんのうへいかさだめがあった時刻じこく前回ぜんかい午後ごごはち)に 大御神おおみかみ ( おおみかみ ) はだい宮司ぐうじ ( だいぐうじ ) ・しょう宮司ぐうじ ( しょうぐうじ )・禰宜ねぎ ( ねぎ ) に 奉戴ほうたい ( ほうたい ) されて本殿ほんでんから出御しゅつぎょ ( しゅつぎょ ) され、新殿にいどのいれ ( にゅうぎょ ) されます。
天皇陛下てんのうへいかには 遷御 ( せんぎょ ) にさいして 勅使ちょくし ( ちょくし ) を派遣はけんされ、また出御しゅつぎょ時刻じこくには宮中きゅうちゅうかみよしみ殿どの ( しんかでん ) の前庭ぜんていからはるかに伊勢いせのかたを はい ( ぎょはい ) されるとうけたまわります。また前回ぜんかい皇族こうぞく代表だいひょう秋篠宮あきしののみや殿下でんか参列さんれつされ、参道さんどう沿いでは各界かくかい代表だいひょうしゃはじ特別とくべつ参拝さんぱいしゃ多数たすう祭儀さいぎ見守みまもりました。
だい饌(おおみけ)10がつ
遷御 ( せんぎょ ) 翌日よくじつ早朝そうちょう新殿にいどのにおいてはじめて大御神おおみかみだい饌 ( おおみけ )といわれる神饌しんせんまつります。
奉幣ほうへい(ほうへい)10がつ
天皇陛下てんのうへいかからたてまつられる 幣帛へいはく ( へいはく ) を奉納ほうのうします。ふるくは「 いちしゃ奉幣ほうへい ( いっしゃほうへい ) 」としょうされ
遷御とともにひときわおもんじられてきた祭儀さいぎです。
古物ふるものわたり(こもつわたし)10がつ
古殿ふるどのない神宝しんぽうるい新殿にいどの西にし宝殿ほうでん ( さいほうでん ) にうつ儀式ぎしきです。
御神楽みかぐら饌(みかぐらみけ)10がつ
御神楽みかぐら ( みかぐら ) 」をおこなうに先立さきだだい饌 ( おおみけ ) といわれる神饌しんせんまつります。
御神楽みかぐら(みかぐら) 10がつ
天皇陛下てんのうへいかには 遷御 ( せんぎょ ) ののち神宮じんぐう宮中きゅうちゅう楽師がくし ( がくし ) をつかわされ 御神楽みかぐら ( みかぐら ) および秘曲ひきょく( ひきょく ) をご奉納ほうのうになります。勅使ちょくし神宮じんぐう祭主さいしゅ以下いかよんたけ殿どの ( よじょうでん ) ないき、 にわ燎 ( ていりょう ) のあかりがゆれるなか 深夜しんやまで神楽かぐらかなでられます。
伊勢神宮いせじんぐう式年しきねん遷宮せんぐう奉賛ほうさんかい広報こうほう本部ほんぶHPより抜粋ばっすい県内けんない状況じょうきょう追記ついきいたしました。

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