「浄きよし霊れい」を含ふくむ日記にっき

■浄きよし霊れいというものを受うけることになった

朝あさ活かつ的てきなところで知しり合あった人ひとが私わたしをいたく気きに入いってくれたらしい。その人ひとは岡田おかだ茂吉しげよし研究所けんきゅうじょという団体だんたいの人ひとで、その人ひとの手てで私わたしにぜひ浄きよし霊れいというものをしてあげたいと言いう。

サラッと調しらべたところ、ここは宗教しゅうきょうのような宗教しゅうきょうでないような団体だんたいで、主おもに手てをかざすことで何なにか私わたしの中なかの悪わるいものを清きよめてくれるらしい。悪霊あくりょうを払はらう除じょ霊れいとは違ちがい、ヒーリングのようなものだとのこと。費用ひようは取とらないそうだ。

私わたしはこういうものの存在そんざいは中立ちゅうりつ的てきに捉とらえている。

ヒーリング自体じたいはできる人ひとがいることも知しっているし、この団体だんたいの教祖きょうその考かんがえ方かたとしては常軌じょうきを逸いっしてるわけではないと思おもった。ただ教祖きょうそが本物ほんものでも末端まったんに行いくと歪いがんでしまっているパターンも知しっているので、見極みきわめも必要ひつようと思おもっている。

とりあえずやってもらって効果こうかがあればいい経験けいけんだし、なければそれまで。効果こうかがあっても人生じんせい賭かけるものではないので深入ふかいりはしない。一応いちおういい歳としなのでそれなりに分別ふんべつはあるつもりである。

ただ悲かなしいかな、その人ひとには申もうし訳わけないが、知しり合あって間あいだもない人ひとの無条件むじょうけんの親切しんせつにはどうしても不安ふあんが残のこる。

強つよく勧すすめるからにはそれほど自信じしんがあるのだろうが、その自信じしんが私わたしの役やくに立たてることの自信じしんなのか、何なにかそれ以外いがいの自信じしんなのか、測はかりかねるところである。

どういう真意しんいなのか？予想よそうされる最良さいりょうのパターンと最悪さいあくのパターンはどういうものか？

先達せんだつのアドバイスを頂いただきたい。

Permalink | 記事きじへの反応はんのう(4) | 23:58

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■浄きよし霊れいしてもらった話はなし

今日きょう浄きよし霊れいしてもらった。

知人ちじんと私わたしで京都きょうとのとある霊れい能力のうりょく者もののところに行いってきた。

知人ちじんも私わたしもそっちの感性かんせい皆無かいむ。知人ちじんのブログを通つうじての縁えん。その霊れい能力のうりょく者ものの先生せんせいもブログを書かいてて、知人ちじんが、

「この人ひとおもしろそうだぞ」と。試ためしに行いってみっかー、と。

私わたしは「そんなもん（幽霊ゆうれいとか）いない！」みたいな完かん全ぜん否定ひてい派はでもなく、かといって、そういうのを感かんじた経験けいけんも一切いっさいないので、スタンスとしては、「わりとどうでもいい」だった。関係かんけいない、みたいな。

最さい寄よせの駅えきに着つくと、５０代だい半なかばの、白髪はくはつ眼鏡めがねの紳士しんし系けいおっさんが迎むかえに来きてくれた。京都きょうと弁べん。フランクな、サラリーマンとしか見みえないおっさん。スラックスにポロシャツ。

自宅じたくでやってるらしく、１５分ふんほど炎天下えんてんかの中なか歩あるく。家いえは、なんというか、まるで生活せいかつ感かん・生活せいかつ臭しゅうの感かんじられない不思議ふしぎな家いえだった。あと、玄関げんかん先さきとかによくある盛もり塩しおがなかった。

霊れい能力のうりょく者ものの先生せんせい（以下いか、先生せんせい）はどういう人ひとか。

彼かれは小ちいさいときから能力のうりょくがあったらしい。「生うまれてくる前まえは綺麗きれいな世界せかいだったのに、この世よはなんか暗くらいなあ」とか言いって両親りょうしんを困惑こんわくさせたりしたという。また、色々いろいろ「見みえてた」という。中なかでも面白おもしろかったのは、他たの「見みえる」ものとは何なにか違ちがうものが見みえていたこと。「ゴリラみたいなのが見みえてた」と。ずうっとそのゴリラ的てきなのが不思議ふしぎだったが、大人おとなになり会社かいしゃ員いんになってから、あるつてで霊れい能力のうりょく者もの（先生せんせいの師匠ししょうとなる人ひと）に出会であいう。その師匠ししょうに、「その変へんなゴリラは不動明王ふどうみょうおう様ようだ」と指摘してきを受うける。また、「龍神りゅうじんも守護しゅごしてるよ」と言いわれる。その師匠ししょうに、「お不動ふどう様さま＆龍りゅう神様かみさまがバックにいるんだから、のちのちは私わたしと同おなじ職業しょくぎょうになるねwww」とも言いわれる。

先生せんせい曰いわく、先生せんせい自身じしんは、「そういう『神かみの眷属けんぞく』の道具どうぐ」であり、「彼かれらのロボット」なんだとか。

師匠ししょうに弟子でし入いりして能力のうりょくを磨みがき、脱だつサラ。そのあたりから、透視とうし（霊れい視しのことだと思おもう）→浄きよし霊れい（除じょ霊れいではなく、昇天しょうてんさせる）ができるようになる。

二に階かいの部屋へやに上あがる。五ご段だんのデカい神棚かみだな以外いがい簡素かんそすぎる室内しつない。テーブルに知人ちじんと私わたし、対面たいめんして先生せんせい。

先生せんせい、仕事しごと着ちゃくに着替きがえる。紺色こんいろの作さく務つとむ衣ころも。首くびに、坊ぼうさんが掛かけるような模様もよう入いりのやつ。手てに長ながい茶色ちゃいろの数珠じゅず。

以下いか、浄きよし霊れいタイム。

名前なまえと生年月日せいねんがっぴをきかれる。先生せんせい、ノートに縦たて書がきで書かく。

何なにをするかと思おもったら、右手みぎての指ゆびでやたらノートに書かいた名前なまえをさする。この時点じてんでもう「あーなるほどね」的てきな感かんじの先生せんせい。さらに画数かくすうも見みる。それは意外いがいだった。（ちなみに知人ちじんの画数かくすうは完璧かんぺきで、しかも霊的れいてきにも何なににも問題もんだいなし、とのことだった）

「自分じぶんのこと以外いがいでなんかある？」とのことだったので、自宅じたくについて見みてもらう。先生せんせい、住所じゅうしょをノートに書かく。さする。

遠距離えんきょりもできるらしい。ただし効果こうか半減はんげんとのこと。

先生せんせい、テーブルを移動いどうし、デラックス神棚かみだなの前まえへ。私わたしそのまま。

最初さいしょに自宅じたく。

先生せんせいは神棚かみだなに向むかいかいなにやらぶつぶつ言いう。あまりき取きとれなかったが、なんとなくこんな感かんじだった。

先生せんせい「岐阜ぎふ県けん〇○群ぐん〇○についてでありますが・・・不動明王ふどうみょうおう様よう・・・龍りゅう神様かみさま・・・なんちゃらかんちゃら・・・・」

数珠じゅずをこねこねする。

実家じっかには特とくになんかあるわけではないらしい。が、「暗くらい」「若干じゃっかん淀よどんでる」とのこと。なので、「空気くうき入いれ替かえまめにしてね」と。

次つぎは私わたし本人ほんにん。

知人ちじんはオールクリアだったが、私わたしには「憑ひょういてる」とのこと。

同おなじようにお不動ふどう様さまと龍りゅう神様かみさまに呼よびかける。今度こんどは数珠じゅずを先生せんせい自身じしんの胸むねにバシバシ当あてる。さらに背中せなかにもバシバシ当あてる。３～５分ふんほどそれを眺ながめる。で、浄きよし霊れい、つまり憑ひょういてたやつの昇天しょうてん（成仏じょうぶつ？）終了しゅうりょう。

私わたしは特とくになんにも感かんじない。喫茶店きっさてんで冷つめたいコーヒー飲のみたいなあと思おもってた。

先生せんせい曰いわく、憑ひょういてたのは江戸えど時代じだいあたりの女おんなの不ふ成仏じょうぶつ霊れい（４０歳さいくらい）だと。

結構けっこう長ながい間あいだ私わたしに憑ひょういていたと。そんで、私わたしの生命せいめいエネルギーをちゅうちゅう吸すってたと。そりゃしんどーなるわ、と。でももう昇天しょうてんさせたので、これからは元気げんきいっぱいになる、と。あと、私わたしはごくごく弱よわい霊媒れいばい体質たいしつだと。

今後こんごそういうのを遠とおざけるには何なにしたらいいかと聞きいたら、「とにかく汗あせをかくこと！（循環じゅんかん・新陳代謝しんちんたいしゃよくする意味いみで）」と言いわれた。「サウナは？」と聴きいたら、「サウナ？サウナね・・・」と、ちょっと微妙びみょうな顔かおされた。運動うんどうですかそうですか。あとは、「よくわからないお地蔵じぞうさんとか微妙びみょうな神社じんじゃとか祠ほこらとかに絶対ぜったいに手てを合あわしたらあかん」と。他たには他たには？としつこく聞きくと、「それ以外いがい別べつにない」とのこと。ただ、「源泉げんせんかけ流ながしにかぎり温泉おんせんはいいよ」とのこと。下呂げろ温泉おんせんはあかんらしい。まじか。

その後ごしばし雑談ざつだん。色々いろいろ聴きいてみたことを箇条書かじょうがきに。

・一番いちばんエライのは大日如来だいにちにょらい。他たのはその使役しえき。

・神社じんじゃでするお祓はらいはほとんど意味いみなし。

・極々ごくごくまれに力ちからを持もった神官しんかんさんいるが、ほとんどいない。

・メンタルの病やまいの７割わり方かたは霊れい障さわ。ガチは三さん割わりくらい

・医者いしゃ、特とくに精神せいしん科か医いの人ひとは強つよくないとやられる。気付きづいてないけどすごいのを背負せおってたりするらしい。

・仕事しごとの対象たいしょうは、「憑りついた不ふ成仏じょうぶつ霊れい」「邪気じゃき」「因縁いんねん」のみっつ。

・「邪気じゃき」とは、妬ねたみや恨うらみとかの、その人ひとに向むけられた負まけの感情かんじょう

・「因縁いんねん」とは、先祖せんぞがやらかしたことの報むくいみたいな。先祖せんぞが武士ぶしだった人ひとに多おおいらしい。これが一番いちばん難儀なんぎらしい。

・あの世よは霊れいの格かく？みたいなので完全かんぜん序列じょれつ社会しゃかい。格差かくさ社会しゃかい。

・この世よは、霊れい格かくの高低こうてい色いろんな人ひとがいる。神かみレベルの人ひとから、しょうもないのまでピンキリでごちゃまぜ。

・だからこそ面白おもしろい、とのこと。あの世よに行いったら同どうレベルのとしか関かかわれないとのこと。

・この世よは悟さとりを開ひらくための修行しゅぎょうの場ば。

・死しぬ前ぜん一いち週間しゅうかんくらいにお迎むかえがくるらしい。

・自殺じさつの場合ばあいはこない。むしろ、厳罰げんばつ喰くらうらしい。成仏じょうぶつできずさまよったり？する。

・成仏じょうぶつできても、向むこうの序列じょれつで最下さいか級きゅう。

・木村きむら藤子とうこという人ひとはガチ。ただ、客きゃくが殺到さっとうしすぎて力ちからが弱よわまってるらしい。

・「生霊いきりょう」というのはない。というか、それは「邪気じゃき」のことらしい。（生いきてる人ひとが憑りつくとかはないということ）

・「なんか知しらんけど自分じぶんが元気げんきになる場所ばしょ」こそがパワースポット。有名ゆうめい所しょが自分じぶんに合あうとは限かぎらない。

はっきり言いって今こん一ひとつ実感じっかんはないのですが、「霊れい能のう師し」という人ひとに初はじめて対面たいめんしたので、面白おもしろかった。

もともとこの世界せかいもわからないことの方ほうが多おおいと思おもってるので、話はなしが興味深きょうみぶかく、有意義ゆういぎな時間じかんを過すごせた。

とりあえず色いろんな意味いみで運動うんどうだ。運動うんどうしよ。

Permalink | 記事きじへの反応はんのう(0) | 22:35

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■皆みなさんはホメオパシーの起源きげんを誤解ごかいしています

これ。

http://b.hatena.ne.jp/entry/24208162

ブコメがひどいですね。リストに挙あげられた故人こじんの名誉めいよのために少すこしお話はなしをさせていただく必要ひつようがあるようです。

ホメオパシーは電波でんぱな医者いしゃが編あみ出だした電波でんぱな理論りろんだと思おもわれていますが、それは違ちがいます。提唱ていしょうされた当初とうしょは、当時とうじの先端せんたん医療いりょうの延長線えんちょうせん上じょうに立たてられた有意義ゆういぎな仮説かせつであり、当時とうじの標準ひょうじゅん医療いりょうよりましなものでさえありました。その当時とうじの信奉しんぽう者しゃは、必かならずしもおかしなものを妄信もうしんしていた非ひ開明かいめい的てきな人物じんぶつであるとは言いえません。

今いまのように、ベルリンの壁かべを分子ぶんし0.6個こ(平均へいきん値ち)しか残のこらないまでに薄うすめたものを教室きょうしつや会社かいしゃに噴霧ふんむすれば非ひコミュのお前まえらもいじめられなくなるなどというオカルトではなかったのです。(ベルリンウォールのレメディは、人間にんげん関係かんけい修復しゅうふく、いじめや鬱うつ対策たいさく、戦死せんし者しゃやテロ被害ひがい者しゃの浄きよし霊れいなどに効果こうかがあります。)

ホメオパシーはワクチンの拡張かくちょう理論りろん

症状しょうじょうを引ひき起おこす物質ぶっしつを薄うすめて体内たいないに入いれることで症状しょうじょうに対抗たいこうするという理屈りくつ。

何なにかに似にていると思おもいませんか？

非常ひじょうに薄うすめた菌きんを植うえて抵抗ていこう力りょくを獲得かくとくする、ワクチンですね。

エドワード・ジェンナーが種痘しゅとうの接種せっしゅに成功せいこうしたのは1796年ねん、発表はっぴょうは1798年ねん。それ以前いぜんから天然痘てんねんとうの接種せっしゅは行おこなわれていましたが、なにせ病人びょうにんの膿うみをそのまま植うえるので、結構けっこう発病はつびょうして死しにました。薄うすめて接種せっしゅすることで危険きけん性せいを下さげ、うまく効果こうかだけを得える方式ほうしきを編あみ出だしたのがジェンナーなのですね。

一方いっぽうホメオパシーの始祖しそであるドイツの医師いし、サミュエル・ハーネマンが類似るいじの法則ほうそくを初はじめて世よに問とうたのは1796年ねん(医学いがく誌しにエッセーを発表はっぴょう。これをホメオパシーと名付なづけたのは1807年ねん？で、体系たいけい付つけて理論りろん書しょにまとめるのは1810年ねん)。この時点じてんでは薄うすめることを条件じょうけんとしていないようですが、1800年ねんには希釈きしゃくしたベラドンナを用もちいた記録きろくが確認かくにんできます。

はい。ワクチンとごく初期しょきの同種どうしゅ療法りょうほうは、同どう時代じだいの似通にかよった発想はっそうなのです。

ハーネマンは希釈きしゃくという手法しゅほうをおそらくはワクチン研究けんきゅうから取とり入いれ、薬草やくそうでも同様どうように毒性どくせいを下さげて薬効やっこうを得えられるのではないかと考かんがえたのでしょう。当時とうじの最先端さいせんたん医療いりょうを勉強べんきょうし、さらに拡張かくちょうして薬草やくそうの効果こうかにまで敷衍ふえんできないかと考かんがえたのではないでしょうか。毒どくを薄うすめて薬くすりにする薬草やくそうは結構けっこう多おおいですしね。結果けっか的てきには同種どうしゅ療法りょうほうの考かんがえ方かたは誤あやまっていたものの、当時とうじおかしくはない着想ちゃくそうであり、悪わるくない医学いがく上うえの仮説かせつであったと言いえます。

ハーネマンはアホではない。真摯しんしな学究がっきゅうの徒とでした。砒素ひそ中毒ちゅうどくに関かんするまっとうな専門せんもん書しょを書かき残のこしてもいます。だからこそ砒素ひそや水銀すいぎんを処方しょほうしていた当時とうじの医療いりょうを嫌きらって独自どくじの療法りょうほうに走はしったのであり、先端せんたん医療いりょうから希釈きしゃくという発想はっそうを取とり入いれる聡明そうめいさも持もち合あわせていました。

ふと思おもい付ついてキナ皮かわを飲のんでみたらマラリア類似るいじの症状しょうじょうになったことから同種どうしゅ療法りょうほうを考かんがえ付ついたという逸話いつわが有名ゆうめいですが、ここに薄うすめる手続てつづきはありませんよね。そこは他人たにんの先端せんたん研けん究きわむを意欲いよく的てきに取とり入いれた部分ぶぶんです。

ホメオパシーがまったく新あたらしいオリジナルの着想ちゃくそうだと言いいたいホメオパスが元もとネタを隠蔽いんぺいしたためにここがミッシングリンクになっているのです。もっとも、ハーネマン自身じしんもそうだったのかもしれません。そのまま採用さいようするのが癪しゃくで、薄うすめれば薄うすめるほど有効ゆうこうなどという蛇足だそくを加くわえたのかもしれません。

同種どうしゅ療法りょうほうが伝染でんせん病びょうに効きいた！

同種どうしゅ療法りょうほうはハーネマンの元もとでほそぼそと試ためされていたのですが、これが世間せけんの知しるところとなったのは、1800年ねんの猩紅熱しょうこうねつの流行りゅうこうです。若草わかくさ物語ものがたりで三さん女じょのベスが死しの淵ふちをさまよう病気びょうきですね。この時とき、上うえで述のべた通とおり、希釈きしゃくしたベラドンナを使用しようしています。

ワクチンまでも開発かいはつされたご時世じせいではありましたが、標準ひょうじゅん医療いりょうとしては依然いぜん、瀉血しゃけつと(動物どうぶつの血ちの)輸血ゆけつが行おこなわれていました。そんなもん、ぴんぴんしてても死しんでまうわ。

のちにナイチンゲールが語かたった通とおり、害がいのある行為こういよりは意味いみのない行為こういの方ほうがましです。なので、同種どうしゅ療法りょうほうは標準ひょうじゅん医療いりょうより生存せいぞん率りつを高たかめました！

おめでとうございます。最先端さいせんたん医療いりょうである同種どうしゅ療法りょうほうの有効ゆうこう性せいが確たしかめられました。

ホメオパシーの零落れいらくと再興さいこう

かくて華々はなばなしい実績じっせきを引ひっさげてデビューした同種どうしゅ療法りょうほうはやがてホメオパシーと名なを変かえ、1830年ねん代だいまでは標準ひょうじゅん医療いりょうに追おわれながらも果敢かかんに戦たたかっていたようです。が、1828年ねん頃ころには、ハーネマンが次々つぎつぎ思おもい付つく新しん理論りろんについていけないホメオパスも現あらわれていました。ホメオパシーはもはやまったく医学いがく上うえの一いち仮説かせつではなくなってしまっており、理論りろんを信しんじて従したがってきた者ものとどこまでもハーネマンに付つく者ものという形かたちでホメオパス同士どうしの内部ないぶ抗争こうそうが始はじまりました。

1830年ねんからのコレラ大だい流行りゅうこうで英えい仏ふつが水際みずぎわ作戦さくせんに失敗しっぱいしたため近代きんだい医療いりょうへの不信ふしんが高たかまったことがホメオパシーの最後さいごの味方みかたとなりました。ハーネマンは若わかい妻つまを娶めとり、パリの社交しゃこう界かいに招まねかれさえもして、幸しあわせな晩年ばんねんを送おくります。

しかし、それが最後さいごの輝かがやき。所詮しょせんは誤あやまった仮説かせつであったので、医療いりょうの目覚めざましい進展しんてんに伴ともない取とり残のこされてしまいました。お疲つかれ様さまでした。役目やくめを果はたし終おえた仮説かせつに用ようはありません。誤謬ごびゅうでしかなかったホメオパシーは、そのままマイナーな代替だいたい療法りょうほうの一種いっしゅに零落れいらくしていったのでしょう。

ですが、第だい一いち次じ世界せかい大戦たいせん終おわり戦後せんごの暗くらい世相せそうの中なか、ホメオパシーは再ふたたび胎動たいどうを始はじめるのでした……。ハーネマンの遺稿いこう(と称しょうするもの)が1920年ねんに刊行かんこうされるほどに。

お知しらせ

このエントリはあくまで当方とうほうの史観しかんを示しめす読よみ物ものです。

Permalink | 記事きじへの反応はんのう(0) | 18:07

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