3月23日放送の「おしゃべり小料理ゆみこ」(MBS放送)でMCの有働由美子が「妊活していた3年間」を述懐。注目を集めているようだ。
この番組は有働が小料理屋の女将に扮し、客(ゲスト)の本音を引き出していくトークバラエティ。この日のゲストだったアンミカとは、アルコールを飲んでも顔色が変わらず「スキがないオンナ」に見られることが多いという共通点をきっかけに、ちゃんと話をするのはこれが初めてとは思えないほどトークが弾んだ。
昨年放送の「24時間テレビ」(日本テレビ系)で、有働が長年サポートペアレントとして支援するウガンダの少女に会いに行ったVTRが放送された際、CM中に同番組に有働とともに出演していたアンミカが涙を流しながら有働のもとに駆け寄ってきたという。
アンミカは「私は子どもができなかったので。自分が取り組んでるのと同じことをされてたから」とその時の理由を説明した。すると有働は「私らの時代は結婚、出産したら一線は下りたと視聴者も思うという刷り込みがあって」と切り出し、「あさイチ」(NHK)でMCをしていた40歳の頃、体調不良で病院にかかると医師から「今すぐ仕事辞めないと子ども産めなくなるよ」と言われたと告白。しかし仕事を継続したまま「3年ぐらい、相手もおらへんのに、不妊治療行って。注射打って。毎日大変やのに」と振り返った。
不妊治療の皮下注射は自身で打つそうで、「何、注射に1時間かけてんねんって思いながら」続けていたがうまくいかず、「こんだけやって、こんなにいろいろお願いしてんのにダメなん、あの時の人生の無力感というか、失敗感というかは、すごかった」と率直に語った。
「ネット上には有働の苦労に感心する声と同時に、前日3月22日放送のドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS系)第9話で、渚(仲里依紗)の後輩が“未婚、恋人なし”の状況で仕事より“妊活”を優先する様子が描かれたため『有働さんは「ふてほど」の渚の後輩と違って仕事を優先したんだ』『未婚で妊活はなかなか会社に言えないよね』『有働さんの告白と「ふてほど」のWで相手がいなくても妊活するもんだと世間もわかったんじゃない? これで妊活しやすくなるといい』といった声もあがっています」(女性誌記者)
努力しても報われないことがあると知っている人は、たくましい。