福士ふくし蒼あお汰も真まっ青さお？「仮面かめんライダーゴースト」主演しゅえん・西銘にしめ駿しゅんは母性ぼせい本能ほんのうをどこまでくすぐる？

　テレビ朝日てれびあさひ系列けいれつの子供こども番組ばんぐみ「仮面かめんライダー」シリーズといえば、今いまや若手わかて俳優はいゆうたちの登竜門とうりゅうもん。これまでも、水島みずしまヒロ、オダギリジョー、要よう潤ほとび、佐藤さとう健けんといった錚々たる役者やくしゃを世よに送おくり出だし、最近さいきんでは『仮面かめんライダーフォーゼ』（2011～2012年ねん放送ほうそう）で主演しゅえんした福士ふくし蒼あおい太ふとしの活躍かつやくぶりも熱あつい。

　そんな仮面かめんライダー俳優はいゆうたちが次々つぎつぎと出世しゅっせしていく背景はいけいは、お母かあさん世代せだいを狙ねらった“イケメン俳優はいゆうの起用きよう”というだけではない。1年ねんを通とおして放送ほうそうが続つづくなかで、はじめはまだ初々ういういしさを見みせていた俳優はいゆうたちが、番組ばんぐみ終了しゅうりょう間際まぎわには立派りっぱな俳優はいゆうとして成長せいちょうしたのが見みえるという仕組しくみにもあるようだ。

　たとえば当初とうしょ見みられた台詞せりふの棒読ぼうよみや戦闘せんとうシーンのアフレコのぎこちなさなどが、物語ものがたり後半こうはんからはまったく気きにならなくなる。それは、ただ見みるほうが「慣なれてきたから」ではなく、彼かれらが「成長せいちょうしたから」に違ちがいない。

　そんな成長せいちょうぶりを見みせつけられては思おもい入いれが強つよくなり、知しらぬ間あいだに応援おうえんしたくなるのも当然とうぜん。男おとこの子こたちが成長せいちょうする姿すがたに“母性ぼせい本能ほんのうがくすぐられる”というのは、女性じょせい特有とくゆうの感覚かんかくなのである。

　そんな仮面かめんライダーシリーズは、毎年まいとし秋あきに新しんシリーズがはじまる。今年ことし10月がつからスタートしたのは『仮面かめんライダーゴースト』。主役しゅやくの天空てんくう寺てらタケルを演えんじるのは、沖縄おきなわ県けん出身しゅっしんの西銘にしめ駿しゅん（17）だ。

　昨年さくねん、高校こうこう2年生ねんせいで第だい27回かいJUNONスーパーボーイコンテスト・グランプリを獲得かくとくした彼かれは、今回こんかいがドラマ初はつ出演しゅつえん。まだ現役げんえき高校生こうこうせいという“成長せいちょう期きまっさかり”で、これは、見守みまもり甲斐がいがありそうだ。

　ちなみに、今年ことし9月がつに最終さいしゅう回かいを迎むかえた『仮面かめんライダードライブ』で泊とまり進すすむノ介かい役やくを演えんじた竹内たけうち涼すずか真しん（22）は、10月18日にちからスタートの池いけ井戸いど潤じゅん原作げんさくのドラマ「下町したまちロケット」（TBS系けい）に出演しゅつえん。その“ライダー卒業そつぎょう後ご”の活躍かつやくにもあわせて注目ちゅうもくしたいものだ。