不定期特番だったバラエティ番組「有吉の壁」(日本テレビ系)がこの4月から水曜19時からの定期放送に昇格。アシスタントを務めるモデルでタレント・佐藤栞里がまたレギュラー番組を増やすこととなった。
2001年にモデルとして雑誌デビューした佐藤は、2014年に「1億人の大質問!?笑ってコラえて!」(日本テレビ系)の人気コーナー「朝までハシゴの旅」でブレイク。現在も同番組のほか、「ヒルナンデス!」(日本テレビ系)の火曜レギュラー、「王様のブランチ」(TBS系)ではMCとして番組の顔を務めている。
「以前は『かわいくないのに出すぎ』『ゴリ押し』『笑顔が嘘くさい』などと言われ、アンチも大量に抱えていました。ところがこのところ、お茶の間の評価は一変。女性タレントによくみられるガツガツした感じがしないし、どんなイジリにも笑顔で対応してくれるので、下手な女優よりもよっぽどいいと評判です。いまや男性ファンのほか、多くの女性にも支持されていますね」(テレビ局関係者)
ネットでも、《この人の出ている番組は何故かホッとするし和む》《派手さはないけど地味でもなく華がある》《ガツガツしてないから好き》《稀少価値のあるタレント》と、アシスタントとして必要な場面でのみ存在感を出す“出しゃばらない”姿を称賛する声が上がっている。
「爪痕を残そうと、多くのタレントが前のめりになる中、佐藤のようなクセのないキャラクターは逆に貴重。コンプライアンスの厳しいこのご時世、失言や炎上の心配もほとんどありません。しかも彼女には現状、同じポジションのタレントが見当たらない。しばらくは安泰でしょうね」(テレビ誌ライター)
コロナ禍で暗いニュースが続く昨今。今後、ニーズが高まるのは佐藤のような波風を立てない“引き立て型”のタレントなのかもしれない。
(岡嶋名月)