CES 2016レポート第だい3回かい

ThinkPad X1 Tabletが電撃でんげき発表はっぴょう、合体がったい式しきの個性こせい派はタブレット

2016年ねん01月がつ04日にち 12時じ30分ふん更新こうしん

文ぶん● 編集へんしゅう部ぶ

　レノボは1月がつ3日にち（現地げんち時間じかん）、米国べいこくで「ThinkPad X1 Tablet」を発表はっぴょうした。同時どうじに「ThinkPad X1シリーズ」のラインアップを拡充かくじゅう。ThinkPad X1 Tabletに加くわえ、ThinkPad YogaもX1シリーズに組くみ入いれ、ThinkPad X1 Carbonと合あわせ合計ごうけい3ラインアップの構成こうせいとする。また新しんオプションも追加ついか。WiGigを利用りようしケーブルレスで接続せつぞくできるドック「ThinkPad WiGig Dock」などを追加ついかする。

　ThinkPad X1 Tabletは、Core m7を搭載とうさいし、10時じ間あいだ駆動くどうをうたうほか、独自どくじモジュールを使つかい機能きのうを簡単かんたんに拡張かくちょうできる点てんが特徴とくちょう。装着そうちゃく可能かのうなオプションモジュールとしては、15時じ間あいだまで駆動くどう時間じかんを増ふやせるバッテリーや、HDMI端子たんしを備そなえた小型こがたプロジェクター、RealSenseカメラなどが挙あげられる。また、キーボードはトラックポイント付つきで、3段階だんかいの角度かくど調節ちょうせつが可能かのう。キーボードと合あわせても1kg前後ぜんこうの重量じゅうりょうとなる。またLTE Advancedへの対応たいおうや、バックパネルを外はずすことでパーツ交換こうかんや修理しゅうりが可能かのうだという。

下した側がわにあるのがモジュール

さらにキーボードを追加ついかしたところ

キーボードは非常ひじょうに薄型うすがた。本体ほんたいはキックスタンドスタイルで自立じりつする。カラーはブラック・レッド・シルバー。

3段階だんかいの角度かくど調整ちょうせいができるキーボード

プロジェクターのモジュールをつないで投影とうえいしたところ

　ディスプレーサイズは12型がた。1920×1080ドット、2160×1440ドットの解像度かいぞうどのほかアスペクト比ひ3：2のモデルも用意よういする計画けいかく。最大さいだい16GBメモリー、最大さいだい1TB SSDを搭載とうさい可能かのう。タブレット部分ぶぶんのサイズと重量じゅうりょうは幅はば291.5×奥行おくゆき209.5×高たかさ8.4mm、約やく795g。

　ThinkPad X1 Tabletの価格かかくは899ドル（約やく10万まん8450円えん）からで発売はつばいは2月がつを予定よていしている。オプションのうち、バッテリー（プロダクティビティモジュール）は149ドル（約やく1万まん8000円えん）で発売はつばいは2月がつ。プロジェクター（プロジェクターモジュール）は279ドル（約やく3万まん3570円えん）で発売はつばいは5月。RealSenseカメラ（3Dイメージングモジュール）は279ドルで発売はつばいは5月がつを予定よていしている。

編へん注ちゅう：本体ほんたいの薄うすさの公称こうしょう値ちが更新こうしんされたため修正しゅうせいしました。（2016年ねん1月がつ5日にち）

　「ThinkPad X1 Yoga」は、世界せかい初はつと称しょうする有機ゆうきELディスプレーや充電じゅうでん式しきのアクティブペンを搭載とうさい。薄うすさ約やく16.8mmで約やく1.27kgと薄型うすがた化か（有機ゆうきELモデルの厚あつさは17mm）しつつ、タブレット時じに自動的じどうてきに物理ぶつり的てきなキーロックがかかるLift'n Lock機構きこうを搭載とうさい。アクティブペンではブラウザー（Edge）上じょうに直接ちょくせつマーキングやメモを書かき込こめるという。

　ディスプレーサイズは14型がたで、有機ゆうきELパネルの解像度かいぞうどは2560×1440ドット。ほかにフルHDとWQHDの液晶えきしょうディスプレーも選えらべる。CPUはCore i7、最大さいだい16GBメモリー、最大さいだい1TBのNVMe SSDを搭載とうさい。最大さいだい11時じ間あいだのバッテリー駆動くどうが可能かのうとなっている。価格かかくは1449ドル（約やく17万まん4330円えん）で発売はつばいは1月がつを予定よていしている（有機ゆうきELモデルは4月がつ投入とうにゅう、価格かかく未定みてい）。

ThinkPad X1 Yoga

ヒンジを裏返うらがえすと連動れんどうしてキーが沈しずみ込こみ、タブレット使用しよう時じの誤動作ごどうさを防ふせぐ。

有機ゆうきELパネルを採用さいようして非常ひじょうに明あかるく高こうコントラストだという。

ペンとSIMカード

　「ThinkPad X1 Carbon」はさらに薄型うすがた化かし、NVMe SSDやAdvanced LTE対応たいおうモジュール（Snapdragon X7 LTE modem）を選択せんたく可能かのうとなった。世界せかいで最もっとも薄うすい14型がたノートをうたっており、ディスプレー選択肢せんたくしの増加ぞうか、メモリー／ストレージ容量ようりょうの増加ぞうか、接続せつぞく性せいの向上こうじょうなどを実施じっししつつ、約やく1.2kgまで軽量けいりょう化かした。

　CPUはCore i7、最大さいだい16GBメモリー、最大さいだい1TBのNVMe SSDなどを搭載とうさい可能かのう。バッテリー駆動くどう時間じかんは最大さいだい11時じ間あいだ。ディスプレー解像度かいぞうどは2560×1440ドットまたは1920×1080ドットが選えらべる。本体ほんたいサイズは幅はば333×奥行おくゆき229×高たかさ16.45㎜。価格かかくは1299ドル（約やく15万まん6280円えん）からで発売はつばいは2月がつを予定よていしている。

ThinkPad X1 Carbon

薄型うすがた化かしつつ、スペックアップしている

　また、一体いったい型がたの「ThinkCentre X1 AIO」も追加ついか。23.8型がたで解像度かいぞうどは1920×1080ドット。幅はば11mmと非常ひじょうに狭せまいフレームを持もつ。CPUは第だい6世代せだいのCore i7。最大さいだい16GBのSSDを搭載とうさい可能かのう。本体ほんたいサイズは幅はば570×奥行おくゆき240×高たかさ451mmで、重量じゅうりょうは約やく5kg。また7.5mmと非常ひじょうに薄型うすがたの「ThinkVision X1」は、27型がたでTUV Eye-Comfort認証にんしょうを受うけた最初さいしょの4Kディスプレーとのこと。入力にゅうりょく端子たんしはHDMI 2.0、DisplayPort 1.2に加くわえ、USB 3.1 Type-C端子たんしも装備そうびする。本体ほんたいサイズは幅はば714×奥行おくゆき186×高たかさ526mm。

　ThinkCentre X1 AIOの価格かかくは1029ドル（約やく12万まん3800円えん）からで発売はつばいは3月がつ。ThinkVision X1の価格かかくは799ドル（約やく9万まん6130円えん）で発売はつばいは3月がつ。

ThinkCentre X1 AIO

ThinkVision X1

　なお、ThinkPad X1シリーズ用ようのオプションも投入とうにゅう予定よていで、「ThinkPad X1 Wireless Touch Mouse」が69.99ドル（約やく8420円えん）で1月がつ末まつ投入とうにゅう。「ThinkPad X1 In-Ear Headphones」が69.99ドルで1月がつ投入とうにゅう。ThinkPad X1 Sleeveは50ドル（約やく6000円えん）で2月がつ投入とうにゅう。ThinkPad 65W Micro Power Adapterは80ドル（約やく9620円えん）からで2016年ねん後半こうはんの投入とうにゅうになる見込みこみ。