コストパフォーマンスの高たかいNGFW、150～2000名めい規模きぼ向むけの「Clavister W20/W30」

キヤノンITS、NGFW「Clavister」にミッドレンジモデル追加ついか

2016年ねん04月がつ20日はつか 11時じ00分ふん更新こうしん

文ぶん● 大塚おおつか昭彦あきひこ／TECH.ASCII.jp

　キヤノンITソリューションズ（キヤノンITS）は4月がつ20日はつか、中規模ちゅうきぼオフィス向むけの次世代じせだいファイアウォール（NGFW）／UTMアプライアンス「Clavister Wolfシリーズ」の国内こくない販売はんばい開始かいしを発表はっぴょうした。コストパフォーマンスが高たかく堅牢けんろうなClavister製品せいひんのラインアップを拡充かくじゅうする。

キヤノンITSが国内こくない販売はんばいする「Clavister W30」

　キヤノンITSは昨年さくねん10月がつ、スウェーデンのクラビスター社しゃとの販売はんばい代理だいり店てん契約けいやく締結ていけつを発表はっぴょうした。クラビスターの開発かいはつするNGFW/UTMは、完全かんぜん独自どくじ開発かいはつの軽量けいりょうなファームウェア（容量ようりょう約やく17MB）を採用さいようしており、リソース消費しょうひが少すくなく高こうパフォーマンス、オープンソースソフトウェアの脆弱ぜいじゃく性せい（Heartbleed、Shellshockなど）の影響えいきょうを受うけない、ハードウェアがゼロスピンドルで故障こしょうしにくい、稼働かどう監視かんし用ようOSが独立どくりつして動作どうさしている（異常いじょう停止ていしを検知けんち、自動的じどうてきに再さい起動きどうさせる）などの特徴とくちょうを持もつ。

ClavisterのNGFW/UTMは独自どくじ開発かいはつのファームウェアを採用さいようしている

　昨年さくねんの第だい1弾だん発表はっぴょう時じには、IoTデバイスへの組くみ込こみUTMエンジンとしてOEM販売はんばいするほか、小規模しょうきぼオフィス（150ユーザーまでの規模きぼ）向むけデスクトップ型がたアプライアンスの「Clavister E80」を発売はつばいしていた。

　顧客こきゃくからの要望ようぼうに応こたえ、今回こんかいの第だい2弾だん発表はっぴょうでは、中規模ちゅうきぼオフィス（150～2000ユーザー規模きぼ）／データセンター向むけの1Uラックマウント型がた2モデル「Clavister W20」「同どう W30」を発売はつばいする。両りょうモデルの違ちがいはキャパシティのみで、W20は同時どうじ接続せつぞく数すう50万まん、FWパフォーマンス4Gbps、UTMパフォーマンス268Mbps、W30は同時どうじ接続せつぞく数すう75万まん、FWパフォーマンス6Gbps、UTMパフォーマンス364Mbps（いずれも最大さいだい値ち）。