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ASCII.jp:ソニーが開発したスマートウォッチならぬ“スマートバックル”「wena wrist」を衝動買い! (1/3)

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T教授きょうじゅの「戦略せんりゃくてき衝動しょうどうい」 だい378かい

ソニーが開発かいはつしたスマートウォッチならぬ“スマートバックル”「wena wrist」を衝動しょうどうい!

2016ねん05がつ11にち 1200ふん更新こうしん

ぶん● T教授きょうじゅ撮影さつえい● T教授きょうじゅ

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wena wristはスマートウォッチではなくスマートバックルと言った方が正確だ

wena wristはスマートウォッチではなくスマートバックルとったほう正確せいかく

 いままで「クラウドファンディング」というの“先行せんこう支払しはらがた衝動しょうどうい”をいったいなんかいやっただろうか。

 筆者ひっしゃがwena wrist Watchの「Chronograph Premium Black」プロジェクトの支援しえんめたのが2015ねんの9がつ1にち決済けっさい金額きんがくは6まん9800えんだった。そして実際じっさい商品しょうひんったのはその8ヵ月かげつの2016ねん4がつ29にち

 筆者ひっしゃ過去かこのクラウドファンディングけいでは支援しえんから納入のうにゅうまでの最長さいちょう記録きろくだった。発表はっぴょう当初とうしょの2015ねんあきのメディアの紹介しょうかいでは、「ソニーが開発かいはつしたおサイフケータイ対応たいおうスマートウォッチ」というのが一般いっぱんてきだったように記憶きおくしている。

 商品しょうひんがデリバリーされてきてからGW期間きかんちゅう、ほぼ毎日まいにちこのwenaを使つかってみた。今回こんかいはwenaというコンセプトにもとづいて開発かいはつされた「wena wrist」を筆者ひっしゃ独断どくだん偏見へんけんもとづいてご紹介しょうかいしたい。

 wenaとは「wear electronics naturally」のりゃくだそうで「人々ひとびとにもっと自然しぜんに、違和感いわかんなく、ウェアラブルデバイスをけてしい」というコンセプトだそうだ。

スマートウォッチとスマートウォッチっぽいものがあふれる現状げんじょう

ごく普通の腕時計もスマートウォッチや過去の腕コンも購入して使ってきた

ごく普通ふつう腕時計うでどけいもスマートウォッチや過去かこうでコンも購入こうにゅうして使つかってきた

 スマートウォッチの先祖せんぞである「Wrist Computer」(うでコンピュータ)がまれてすでに四半世紀しはんせいき以上いじょう実際じっさい市場いちば浸透しんとうしたかどうかはべつにして、すでになかには「Apple Watch」やAndroid Wearを搭載とうさいしたスマートウォッチがあふれている。

 ほんのすこしだけ腕時計うでどけいマニアの筆者ひっしゃも、ここすうねんは、各社かくしゃより発売はつばいされたスマートウォッチをいくつか購入こうにゅうしてあそんでいる。すでに手元てもとにはないモノもあるが、すうだいのスマートウォッチと“スマートウォッチもどき”は、ごく普通ふつう腕時計うでどけいとともにいま併用へいようしている。

 Apple WatchやAndroidけいのスマートウォッチは、スマホのセカンドディスプレーやリモートの入出力にゅうしゅつりょく機器ききとしての位置いちづけがつよく、Pebble Watchはその機能きのう独自どくじけいOSでそこそこ実現じつげんしているユニークな存在そんざい根強ねづよいファンもおおい。

 拡大かくだい解釈かいしゃくをするならカシオの「EDIFICE Bluetooth」ウォッチなども、複雑ふくざつ世界せかい時計とけい機能きのうなどの設定せっていをスマホのシンプルなUIからくだりなえるスマートウォッチの隣接りんせつ市場いちば位置いちする次世代じせだい腕時計うでどけいだともえる。

 物入ものいりで登場とうじょうしたタグ・ホイヤーのスマートウォッチは、腕時計うでどけい老舗しにせじくあし腕時計うでどけいサイドにおいてつくったスマートウォッチではあるが、その基本きほんてき機能きのうはAndroidスマートウォッチと大差たいさない。いいかえれば“気分きぶんはタグ・ホイヤー”というブランドパワーだけにとどまっているところがすこ残念ざんねんだ。

本体ほんたい普通ふつう腕時計うでどけい
スマート機能きのうはブレスレット&バックルに!

MUJIの腕時計のようなシンプルなパッケージのwena

MUJIの腕時計うでどけいのようなシンプルなパッケージのwena

 デリバリーされてきたwena wristはApple Watchのように華美かび大袈裟おおげさなパッケージではなく、MUJIの腕時計うでどけいみたいなシンプルで好感こうかんてるパッケージでやってた。

 どうこりぶつである充電じゅうでんようのmicroUSBケーブルや充電じゅうでん専用せんようクリップがなければごく普通ふつう腕時計うでどけいだ。

第一印象はごく普通のクォーツクロノグラフ腕時計に見える

だいいち印象いんしょうはごく普通ふつうのクォーツクロノグラフ腕時計うでどけいえる

microUSBケーブルと充電用クリップを除けば同梱品もごくありきたり

microUSBケーブルと充電じゅうでんようクリップをのぞけばどうこりひんもごくありきたり

 wena wristが昨今さっこんのスマートウォッチと明快めいかいちがうのは、あくまで腕時計うでどけい部分ぶぶんは、専用せんようにデザインされたとはえ、機能きのうてきにはごく一般いっぱんてき市販しはんのクォーツしき腕時計うでどけいであることだ。

直径42mmのクロノグラフは24時間計、カレンダー機能の付いた精度月差20秒のクォーツ駆動で3気圧防水

直径ちょっけい42mmのクロノグラフは24あいだけい、カレンダー機能きのういた精度せいどがつ20びょうのクォーツ駆動くどうで3気圧きあつ防水ぼうすい

FeliCaアイコンの付いた“スマートバックル”と呼ぶべきバンド部分

FeliCaアイコンのいた“スマートバックル”とぶべきバンド部分ぶぶん

この部分をかざすだけで楽天EdyやANA スマートフォンSkipサービス、ヨドバシカメラのゴールドポイントカードなどに対応する

この部分ぶぶんをかざすだけで楽天らくてんEdyやANA スマートフォンSkipサービス、ヨドバシカメラのゴールドポイントカードなどに対応たいおうする

LEDインジケーターのカラーでさまざまなステータスを表現するが、常時見えない位置にあるため、見るためには腕を裏返す手間がかかる

LEDインジケーターのカラーでさまざまなステータスを表現ひょうげんするが、常時じょうじえない位置いちにあるため、るためにはうで裏返うらがえ手間てまがかかる

 各社かくしゃのスマートウォッチが腕時計うでどけい本体ほんたい部分ぶぶん時計とけい機能きのう以外いがい機能きのうんだのにたいして、wena wristは、腕時計うでどけい本体ほんたいではなく、ブレスレットや腕時計うでどけいうで固定こていするバックル部分ぶぶん論理ろんり回路かいろ電池でんち、Bluetooth機能きのうなどをんだスタイルとなっている。

 そのため、一般いっぱんのスマートウォッチでは常識じょうしきになっている、文字もじばん兼用けんようのディスプレーが見当みあたらない。各種かくしゅ通知つうち機能きのう充電じゅうでんじょうきょう無線むせんのステータスなどはバックル部分ぶぶんけられたLEDライトの点灯てんとうバリエーションとバイブレーションでユーザーが判断はんだんすることとなる。

 腕時計うでどけいけい充電じゅうでん方法ほうほうかんしては、過去かこ30ねんちかくさまざまなこころみがなされてきたが、残念ざんねんながらいまだにこれが本命ほんめいという方式ほうしき発見はっけんできていない。

充電のための特殊な専用クリップ。操作性は悪くはないが、これをなくすと充電できなくなってしまう

充電じゅうでんのための特殊とくしゅ専用せんようクリップ。操作性そうさせいわるわるくはないが、これをなくすと充電じゅうでんできなくなってしまう

標準添付ではないmicroUSBケーブルを使って充電してみたが問題はなかった

標準ひょうじゅん添付てんぷではないmicroUSBケーブルを使つかって充電じゅうでんしてみたが問題もんだいはなかった

 もっともおおいドッキングステーションがた特殊とくしゅ形状けいじょうのマグネットがたコネクター、クリップがたなど、さまざまなモノが登場とうじょうしてはえているが、wena wristが今回こんかい採用さいようしたのは専用せんようクリップを市販しはんのmicroUSBケーブル・コネクターのさきけて充電じゅうでんする方式ほうしきだ。

 クリップはけになやむことなく接続せつぞくでき、はじめてでも、だれでも問題もんだいなく充電じゅうでんできるが、専用せんようクリップをなくしたり、長期ちょうき出張しゅっちょうっていくのをわすれてしまうと、充電じゅうでんかんしてはお手上てあ状態じょうたいになることも覚悟かくごしておかなければならない。

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