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ASCII.jp:アップルはiPhoneよりスゴイものを発表していた (1/2)

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iPhone X&iPhone 8、ASCII徹底てっていだい特集とくしゅう だい17かい

iOS 11のAR機能きのう未来みらいだ:

アップルはiPhoneよりスゴイものを発表はっぴょうしていた

2017ねん09がつ19にち 0700ふん更新こうしん

ぶん広田ひろた みのる

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iPhoneはすでにハードとして成熟せいじゅくしている。注目ちゅうもくすべきはむしろアップルがiOS 11に搭載とうさいしたAR(拡張かくちょう現実げんじつ技術ぎじゅつ可能かのうせいだ。次世代じせだいTechメディア「PANORA」広田ひろた みのる編集へんしゅうちょうかたる、iPhoneのつぎえてくるアップルのつよみとは。

 今回こんかい発表はっぴょうでは「iPhone X」をはじめとするハードウェアが注目ちゅうもくあつめているが、個人こじんてきにはソフトウェアをしたい。「PANORA」というVR・360パノラマけいウェブサイトをやっていることもあって、とくになったのはiOS 11で提供ていきょうするARプラットフォーム「ARKit」だ。

次世代じせだいの「空間くうかんディスプレー」体験たいけんへの布石ふせき

 むかしからのiPhoneユーザーならつたわるかもしれないが、ここすうねんのハードウェアのアップデートは弱点じゃくてんつぶして順当じゅんとう進化しんかで、初期しょきのように「この不便ふべんなのがなおったんだ!」というインパクトがうすれてている。それは成熟せいじゅくしているという、とてもいいことだろう。

 そうしたハードウェアを、ユーザーにどう活用かつようしてもらうかというてんで、ソフトウェアが非常ひじょう重要じゅうようになっている。もちろんApp Storeには多様たようなジャンルのアプリがあって、いまでもさまざまなニーズにこたえてくれるが、そこに新風しんぷうむのがARKitになる。

 ARとは拡張かくちょう現実げんじつ(Augmented Reality)のこと。視覚しかくでいえば、現実げんじつにCGなどをかさわせて、まさにそこにあるようにかんじさせてくれる技術ぎじゅつだ。言葉ことばにVR(Virtual Reality、人工じんこう現実げんじつかん)があるが、こちらは完全かんぜんにCGの世界せかい没入ぼつにゅうさせるというちがいがある。

 ARKitで重要じゅうようなのが、特別とくべつ準備じゅんびなしにiPhoneのカメラでまえ現実げんじつるだけで、CGが出現しゅつげんするというてん。しかも、端末たんまつうごかせば、連動れんどうして表示ひょうじしている領域りょういきわっていく。たとえば、キャラクターをつくえうえ出現しゅつげんさせたら、iPhoneをまわませたり、ちかづけたりして、さまざまな方向ほうこうからながめられるわけだ。

 ARというと、従来じゅうらいはQRコードのようなマーカーを用意よういして、それを目印めじるしにしてCGをかさねていたりしたのだが、それをiPhoneだけで実現じつげんできるように完結かんけつさせてしまった。しかも、OS標準ひょうじゅん開発かいはつしゃ使つかえるようになったわけで、これははかれないインパクトをめている。

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