(Translated by https://www.hiragana.jp/)
ASCII.jp:ゲームからクリエイティブまで快適に使えるモンスターPC『G-Master SLI-X399A』 (1/4)

このページの本文ほんぶん

まえ 1 2 3 4 つぎ

無茶むちゃメガタスク」でもRyzen Threadripperはつよかった

ゲームからクリエイティブまで快適かいてき使つかえるモンスターPC『G-Master SLI-X399A』

2017ねん11月22にち 1100ふん更新こうしん

ぶん宮里みやさと圭介けいすけ 編集へんしゅう●ジサトラカクッチ

提供ていきょう: サイコム

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 今年ことしのデスクトップPCはインテルのだい7世代せだいコアの登場とうじょうからはじまり、AMDの「Ryzen」、インテルの「Core X」、AMDの「Ryzen Threadripper」、そしてインテルのだい8世代せだいコアの登場とうじょうと、CPUがだい豊作ほうさくとなっている。これらのあたらしく登場とうじょうしたCPUに共通きょうつうする特徴とくちょうといえば、コアげられるだろう。年始ねんしだい7世代せだいコアこそ4コアまりだったが、そのつづくCPUは6コアや8コアとかずえ、16コア以上いじょうというものもめずらしくなくなり、いままでメインストリームでは4コアが主流しゅりゅうだったというのが不思議ふしぎおもえるほどのかたをしている。もちろんそのぶん高価こうかになっているが、性能せいのう飛躍ひやくてき上昇じょうしょうしたというのもまた事実じじつだ。

 では、この大幅おおはば向上こうじょうした性能せいのうなに使つかえるのだろう。よくわれるのは動画どうがエンコードや、CGレンダリングといったような膨大ぼうだいなデータを処理しょりする「メガタスク」だが、では、こういった用途ようとでPCを使つかわないひとにとっては意味いみがないのだろうか。じつはそんなことはなく、オフィスソフトを使つかひとや、ブラウザーでウェブをまわひとにとっても十分じゅうぶんなメリットがある。それが、複数ふくすうのソフトを同時どうじ起動きどうしたまま使つかう、いわゆる「ながら作業さぎょう」だ。

動作どうさかるいソフトでも、複数ふくすう使つかえばどんどんおもたくなってくる

 単体たんたいおもたいソフトが快適かいてき動作どうさするようになるのが高性能こうせいのうPCのいいところだが、かるいソフトを大量たいりょう起動きどうしたまま使つかえるというのもまた、高性能こうせいのうPCのメリット。たとえばオフィスソフトを使つかって書類しょるいつくるにしても、ブラウザーで関連かんれん情報じょうほう調しらべながら、PDFの資料しりょうひらき、書類しょるいれる写真しゃしん加工かこうするといったように、複数ふくすうのソフトを同時どうじ使つかうというのはごく普通ふつう風景ふうけいだ。

 ノートPCでは、ディスプレイの制約せいやくからすぐに使つかわないウィンドウはじたり、必要ひつよう最低限さいていげんしぼんだりといったことが必要ひつようとなってしまう。複数ふくすうのソフトを使つか場合ばあいでもウィンドウやタブのえが頻繁ひんぱん必要ひつようで、この作業さぎょうだけでも意外いがい手間てまがかかってしまいがちだ。これにたいしてデスクトップPCは、4Kの大型おおがたディスプレイとわせると表示ひょうじ領域りょういき余裕よゆうができるため、おおくのウィンドウをひらきっぱなしにして作業さぎょうができるぶん、効率こうりつてき仕事しごとすすめられるわけだ。

 このひらきっぱなしで作業さぎょうできるというのは便利べんり半面はんめんじつはちょっとしたわなでもある。あと使つかうかもしれないソフトをかたぱしから起動きどうしたままにしてしまうため、ひとつずつはたいした負荷ふかにならなくても、もりもってPCへと多大ただい負荷ふかをかけてしまうようになるからだ。マメに終了しゅうりょうすればいいのだが、終了しゅうりょうしたものにかぎって再度さいどすぐに使つかうことになったりするのはよくあること。そのため、ギリギリまでひらきっぱなしにしてしまいがちだ。高性能こうせいのうなPCになるほどこの限界げんかいになるまでの猶予ゆうよえていくため、よりおおくのソフトが使つかえるようになる。

 もうすこ具体ぐたいれいげてみよう。たとえばAtom搭載とうさいのネットブックならYouTubeで動画どうがるというのがやっとで、同時どうじにブラウザーゲームなどをプレイする性能せいのうてき余裕よゆうはない。これが、フルHD液晶えきしょう搭載とうさいでCore i5以上いじょうのCPUを搭載とうさいしたノートPCであれば、動画どうがながらのゲームプレイはもちろん、さらに攻略こうりゃくページの表示ひょうじやメッセンジャーを使つかった仲間なかまとの連絡れんらくまで可能かのうになるだろう。PCの性能せいのうがれば、ひとつのソフトが軽快けいかいうごくようになるというだけでなく、複数ふくすうのソフトをわせた「ながら作業さぎょう」で、より便利べんり使つかえるようになるわけだ。

使つかかたひとそれぞれ
Ryzen Threadripperなら「無茶むちゃメガタスク」でも活躍かつやく

 現代げんだいもりはること、編集へんしゅうのジサトラハッチも、そんな「ながら作業さぎょう」をよくしている一人ひとりだ。ただし、ソーシャルゲームをこよなくあいする使つかかたはやや特殊とくしゅで、プレイしているブラウザゲームを多数たすう表示ひょうじし、それぞれのゲームの時間じかん利用りようして並行へいこうしてあそんでいるという。ながら作業さぎょうというよりも、ブラウザーゲームがひとつのタスクとして存在そんざいする……「無茶むちゃメガタスク」として処理しょりしているともいえるだろう。

 ちなみに、すこふるい4コアのCPUを使つかっていたときは、ゲームを3つくらいひらいたあたりからおもくなりはじめたそうだ。CPUだけでなくメモリーの問題もんだいもありそうだが、PCへの負担ふたんおおきいというてんではおなじ。また、ブラウザゲームだけでなく普通ふつうのPCゲームをあそぶこともあるというのだから、負担ふたんはさらにおおきくなるだろう。

ブラウザゲームを4つ、さらに情報じょうほう収集しゅうしゅうのためにウェブページをひらきつつ、ゲーム実況じっきょうながら、自分じぶんでもゲームをプレイする、というようなシーンを再現さいげんしてみた。少々しょうしょうあたまわるかんじになったが、こんな状況じょうきょうでもRyzen ThreadripperならCPU負荷ふかかる

 ちなみに4K液晶えきしょうでもこのかずのブラウザゲームを表示ひょうじするには画面がめん余裕よゆうがないのだが、ハッチはさも当然とうぜんかのように縮小しゅくしょう表示ひょうじにしていた。グラフィックが主体しゅたいのブラウザゲームで縮小しゅくしょう表示ひょうじするという発想はっそうがなかっただけに少々しょうしょうおどろかされたが、複数ふくすうのゲームを同時どうじにプレイするためにされたわざなのだろう。

 こういった無茶むちゃメガタスク用途ようとでも、コアのCPUであれば余裕よゆうでこなせるというのがつよみ。『G-Master SLI-X399A』はCPUに「Ryzen Threadripper」を採用さいようしているBTOパソコンで、メモリースロットも8つ装備そうびしており、よりおおくのメモリーを搭載とうさいできる。16GBのモジュールを使つかえば16GB×8、つまり128GBものメモリーをせることも可能かのうだ。

さい上位じょういとなる16コアの「Ryzen Threadripper 1950X」。メモリーは最大さいだい8つまで装着そうちゃくでき、128GBというだい容量ようりょう実現じつげん可能かのう

 今回こんかい試用しようした『G-Master SLI-X399A』は、CPUに「Ryzen Threadripper 1950X」、メモリーは最大さいだいとなる128GB、さらに「GeForce GTX 1080 Ti」×2をSLI構成こうせい搭載とうさいしたモンスターきゅうのBTOパソコンだ。さすがに無茶むちゃメガタスクに使つかうにはもったいなさすぎる構成こうせいだけに、もうすこ実力じつりょくがわかるテストから、その性能せいのうていくことにしよう。

おもなSPEC
CPU AMD Ryzen Threadripper 1920X([3.5GHz/12コア)
CPUクーラー Corsair H100i V2 (CW-9060025-WW)
マザーボード ASRock X399 Taichi (AMD X399)
メモリー 16GB(4GB×4、DDR4 PC4-19200)
SSD Crucial CT525MX300SSD1(525GB)
グラフィックス GeForce GTX1080Ti 11GB×2(SLI)
電源でんげんユニット Corsair RM1000x (1000W、80PLUS GOLD)
直販ちょくはん価格かかく 50まん3300えん送料そうりょうみ)

まえ 1 2 3 4 つぎ

カテゴリートップへ