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ASCII.jp:次期「Office 2019」は対象OSを3つに限定、メインは「Windows 10 SAC」

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仕事しごとがつく!阿久津あくつ良和よしかず「Office 365のスゴわざ だい20かい

サポートサイクルも変更へんこう

次期じき「Office 2019」は対象たいしょうOSを3つに限定げんてい、メインは「Windows 10 SAC」

2018ねん02がつ08にち 0800ふん更新こうしん

ぶん阿久津あくつ良和よしかず 編集へんしゅう羽野はの/TECH.ASCII.jp

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ほん連載れんさいは、マイクロソフトのSaaSがたデスクトップ&Webアプリケーション「Office 365」について、仕事しごと生産せいさんせいたかめる便利べんり機能きのうしん機能きのう、チームコラボレーションを促進そくしんする使つかかたなどのTipsを紹介しょうかいする。

 Office 365を使つかいこなして仕事しごとはやわらせたい皆様みなさまにおとどけするほん連載れんさいだい20かい次期じきOfficeとなるOffice 2019のサポートOSについて推考すいこうする。

Office 2019のメインターゲットはWindows 10 SAC

 マイクロソフトは2018ねん2がつ1にち、Windows 10およびOffice 365 ProPlusにたいするサポート期間きかん変更へんこう公式こうしきブログ発表はっぴょうした。おも内容ないようはWindows 10かくバージョンのサポート終了しゅうりょう期間きかん明確めいかくにし、2020ねん1がつ14にち以降いこうのOffice 365 ProPlusはWindows 8.1以前いぜんなどのサポート対象たいしょうがいとするといったものだが、注目ちゅうもくすべきは次期じきOfficeとなるOffice 2019にかんする話題わだいだ。

Windows 10サポート期間きかん変更へんこうやOffice 2019にかんする発表はっぴょうおこなった公式こうしきブログ

 Office 2019は、2018ねんだい2四半期しはんきにプレビューばん、2018ねん下半期しもはんきのリリースを予定よていしている。マイクロソフトはOffice 2019が動作どうさするOSを以下いかの3つにしぼった。

・サポート期間きかんないのWindows 10 SAC(Semi-Annual Channel:半期はんきチャネル) ・Windows 10 Enterprise LTSC(Long Term Servicing Channel) 2018 ・Windows Serverの次期じきLTSCリリース

 一般いっぱんてきなビジネスユーザーが、クライアントOSとしてWindows Serverを使つかうことや、ミッションクリティカルなシナリオを想定そうていしたWindows 10 Enterprise LTSCをメインOSとして利用りようする場面ばめんすくないとおもう。そのため、おおくのユーザーにとって、Office 2019を使つか環境かんきょうは、サポート期間きかんないのWindows 10 SACとなるだろう。

 Office 2019では、従来じゅうらいのMSI(Microsoft Installer Package)形式けいしきのセットアッププログラムは提供ていきょうせず、Click-To-Run技術ぎじゅつもちいたクイック実行じっこうインストーラーのみ提供ていきょうする。Office Serverぐん従来じゅうらいどおりとなる。

 さらに、従来じゅうらいのメインストリームサポート期間きかん(5ねん)と延長えんちょうサポート期間きかん(5ねん)を見直みなおし、5年間ねんかんのメインストリームサポート+やく2年間ねんかん延長えんちょうサポート期間きかん短縮たんしゅくした。その理由りゆうとしてマイクロソフトは、「リリースから10ねん以上いじょう経過けいかすると、作業さぎょう効率こうりつげる技術ぎじゅつ革新かくしん提供ていきょうむずかしい」とべている。なお、既存きそんのOfficeサポート期間きかん従来じゅうらいどおりだ。

Windows 10 SACとは

 ここで1整理せいりしよう。Windows 10のサービスチャネルは、とし2かい機能きのう更新こうしんプログラムを適用てきようする「半期はんきチャネル」と、医療いりょう装置そうちやATMデバイスなどミッションクリティカルな場面ばめん利用りよう想定そうていし、しん機能きのうやく3ねんごとに適用てきようする「長期ちょうきサービスチャネル」、次期じきWindows 10のしん機能きのうたいするテストなどを目的もくてきにした「Windows Insider Program」の3種類しゅるいがある。以前いぜんはCB(Current Branch)、CBB(Current Branch for Business)、LTSB(Long-Term Servicing Branch)といった呼称こしょうもちいられていたが、Windows 10 バージョン1703以降いこう現在げんざいのサービスチャネルにわった。

Windows 10 Proバージョン1709では、「半期はんきチャネル(ターゲット指定してい)」「半期はんきチャネル」が選択せんたくできる

 うえはWindows 10の「設定せってい」だが、「半期はんきチャネル(ターゲット指定してい)」という選択肢せんたくしがある。これはCBおよびCBBのコンセプトをそのまま半期はんきチャネルにいでいるための暫定ざんていてき処置しょちおもわれる。機能きのう更新こうしんプログラムは最大さいだい1ねん品質ひんしつ更新こうしんプログラムは最大さいだい30にち延期えんきすることができるため、将来しょうらいてきには半期はんきチャネルに集約しゅうやくされるだろう。

 はなしをOffice 2019にもどそう。前述ぜんじゅつのとおりOffice 2019はサポート期間きかんないのWindows 10 SACのみサポートする。たとえば現行げんこうのWindows 10 バージョン1709は2017ねん10がつ17にちをリリースとしているが、公式こうしきブログの記事きじではHomeやProといったエディションは2019ねん4がつ9にちにサポート終了しゅうりょう、EnterpriseおよびEducationは2019ねん10がつ8にち終了しゅうりょうする予定よていだ。そのため企業きぎょうのシステム管理かんりしゃは、あらたなサポートサイクルに沿った機材きざいリースの手配てはいや、アップデートプロセスの見直みなおしがもとめられる。

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