最新さいしんパーツ性能せいのうチェック 第だい326回かい

Cyberpunk 2077最高さいこう画質がしつプレイに必要ひつようなRyzenとRadeonの組くみ合あわせについて考かんがえる

　PCゲームは今年ことしさまざまな話題わだい作さくが生うまれたが、2020年ねん終盤しゅうばんにリリースされた「Cyberpunk 2077」は“いろいろな意味いみで”話題わだいを集あつめている。家庭かてい用ようゲーム機きでもプレイできるが、スペックを盛もりに盛もれるPCでプレイするのが一番いちばん精神せいしん的てきに良よいと筆者ひっしゃは考かんがえる。退廃たいはい的てきで煌びやかなナイトシティの凄すごさは、ぜひとも最高さいこう画質がしつでプレイして戴いただきたいものだ。

　しかし、Cyberpunk 2077は要求ようきゅうスペックもそれなりに高たかい。公式こうしき情報じょうほうによれば、2020年ねんに一躍いちやくシェアを拡大かくだいさせたAMDの環境かんきょうで最高さいこうの“ウルトラ”設定せっていで遊あそぶにはCPUが「Ryzen 5 3600」でビデオカードが「Radeon RX 6800 XT」、メインメモリーが16GBに指定していされている。

　そこで今回こんかいはベンチマークを通つうじて、AMD環境かんきょうでCyberpunk 2077をウルトラ設定せっていで快適かいてきに遊あそぶためのスペックを考察こうさつしてみたい。

CD PROJECT REDのサポートページから引用いんようしたCyberpunk 2077の動作どうさ環境かんきょう。画質がしつによって推奨すいしょうスペックが分わかれているが、なぜか画質がしつと解像度かいぞうどがリンクしてしまっているので、フルHDでウルトラ設定せっていで遊あそびたい場合ばあいの推奨すいしょうスペックが分わからない……

Cyberpunk 2077のような重量じゅうりょう級きゅうゲームには、AMD最新さいしんの「Radeon RX 6800 XT」（RX 6800XT）を使つかいたい。写真しゃしんはリファレンスカードのものだ

今回こんかいはCyberpunk 2077のグラフィックの美うつくしさを堪能たんのうするためにウルトラ設定せっていにおけるパフォーマンスを考察こうさつしてみる

Patch 1.06の段階だんかいでは、まだRadeon向むけにレイトレーシング（DXR）は解放かいほうされていない

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Ryzen 3000/5000シリーズとRadeon RX 6000シリーズで検証けんしょう

　話はなしを始はじめる前まえに今回こんかいの検証けんしょう環境かんきょうを紹介しょうかいしよう。CPUはRyzen 3000/5000シリーズ、GPUはRadeon RX 6000（RX 6000）シリーズ3モデルを揃そろえた。さらにGPUは比較ひかく対象たいしょうとして、RDNA世代せだいのRadeon RX 5700（RX 5700）も準備じゅんびしている。

　さらに、RX 6000シリーズのストロングポイントであるSAMこと「Smart Access Memory」だが、検証けんしょう用ようマザーボードのBIOSを最新さいしん版ばん（F31q）に更新こうしんしたところ本来ほんらいサポートされないはずのRyzen 3000シリーズでもResizable BARが有効ゆうこう化かできることが分わかったため、全ぜんCPU環境かんきょうでSAMが活いきている（どの程度ていど効きいているかはさておき……）。

「X570 AORUS MASTER」のBIOS F31q環境かんきょうでは、Ryzen 3000シリーズでもResizable BARの項目こうもくが出現しゅつげん。これを有効ゆうこう化かすることでRX 6000シリーズのSmart Access Memoryが利用りよう可能かのうになっている