(Translated by https://www.hiragana.jp/)
ASCII.jp:メールでのコミュニケーションを置き換える、顧客や取引先との「Slackコネクト」

このページの本文ほんぶん

使つかってみようSlack入門にゅうもん使づかたおして業務ぎょうむ効率こうりつアップ! だい30かい

社外しゃがい相手あいてとSlackチャンネルやDMをつうじて効率こうりつてきにコラボレーションしよう

メールでのコミュニケーションをえる、顧客こきゃく取引とりひきさきとの「Slackコネクト」

2021ねん11月29にち 0800ふん更新こうしん

ぶん柳谷やなぎやさとしせん 編集へんしゅう大塚おおつか/TECH.ASCII.jp

提供ていきょう: Slack

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 Slackのとても快適かいてきなコミュニケーション環境かんきょうれると、メールなどで外部がいぶとやりりするのが苦痛くつうになってくる。やはり社外しゃがいともSlackでコミュニケーションしたいところだ。

 以前いぜん紹介しょうかいしたとおり、Slackには「シングルチャンネルゲスト」機能きのうがあり、無料むりょう外部がいぶユーザーを招待しょうたいできる。ただし、招待しょうたいしたユーザーは指定していした1つのチャンネルにしかれないし、招待しょうたいできるのはワークスペースの有料ゆうりょうアクティブメンバー1にんにつき5にんまでという制限せいげんがある。

 相手あいてしょう人数にんずうならばシングルチャンネルゲストとして招待しょうたいすればよいが、たとえば企業きぎょうあいだプロジェクトなどで取引とりひきさきのある部門ぶもん全体ぜんたいとやりりしたい場合ばあいなどには、まず招待しょうたいすべきユーザー全員ぜんいんぶんのリストをもらい、自社じしゃない手分てわけして招待しょうたいする――といった具合ぐあいになる。さらに、やりりにくわわってほしいユーザーがえた場合ばあいはその都度つどあらたに招待しょうたいしなければならない。こういう仕組しくみでは不便ふべんだろう。

 そこで昨年さくねん(2020ねん)、あらたに登場とうじょうしたのが「Slackコネクト」という機能きのうだ。これは複数ふくすうの「組織そしきどうし」を接続せつぞくしておなじチャンネルを共有きょうゆうし、そこでコミュニケーションができる機能きのうとなる。

 相手あいてのワークスペースにログインするシングルチャンネルゲストとはことなり、Slackコネクトで共有きょうゆうされたチャンネル(「Slackコネクトチャンネル」とぶ)は自社じしゃワークスペースない表示ひょうじされ、そこからアクセスできる。ユーザー単位たんい招待しょうたいするかたちではないので、接続せつぞくされた組織そしきのユーザーはだれでも参加さんかできる。やりりにくわわってほしいメンバーがえたら、自社じしゃないでメンバーをチャンネルに追加ついかする(または自分じぶん参加さんかしてもらう)だけでむわけだ。

 また、プロジェクト終了しゅうりょうなどにともなってコネクトを切断せつだんしても、やりりした内容ないようはおたがいのワークスペースにのこっているのでから参照さんしょうできる。これもメリットとえるだろう。

 なお、Slackコネクトを利用りようするには、おたがいの組織そしき有料ゆうりょうプランを契約けいやくしている必要ひつようがある。接続せつぞく相手あいて最大さいだい20しゃまでとなっており、1つのチャンネルに3つ以上いじょう組織そしきから参加さんかすることも可能かのうちゅう

ちゅう:Enterprise Gridユーザーの場合ばあいは、相手あいて無料むりょうプランであってもSlackコネクトで接続せつぞくできるように条件じょうけん緩和かんわされている。また接続せつぞくさきしゃすうは、来年らいねん(2022ねん)には250しゃまで拡大かくだいすることも発表はっぴょうされている。

 それではSlackコネクトの使つかかたていこう。

 まずは相手あいて組織そしき共有きょうゆうするチャンネルを作成さくせいする。左側ひだりがわのメニューから「+チャンネルを追加ついかする」をクリックし、作成さくせい画面がめんしたにある「○○(ワークスペースめいそと共有きょうゆうする」にチェックをれる。すると、ダイアログのタイトルが「チャンネルを作成さくせいする」から「Slackコネクトチャンネルを作成さくせいする」に変更へんこうされる。はチャンネルの名前なまえ説明せつめい入力にゅうりょくして「つぎへ」をクリックする。

 つづいて、接続せつぞくしたい相手あいて組織そしきのユーザーのメールアドレス(Slackアカウントで登録とうろくしているもの)を入力にゅうりょくする。メンバーの種類しゅるい選択せんたくする画面がめんひらくので「べつ会社かいしゃから」をクリックすれば、相手あいて招待しょうたいメッセージが送信そうしんされる。

「Slackコネクトチャンネル」を新規しんき作成さくせいする

メールアドレスを入力にゅうりょくして招待しょうたいする

べつ会社かいしゃから」を選択せんたくして「了解りょうかい」をクリックする

 招待しょうたいけたユーザーは、Slackをひらくと招待しょうたいメッセージが表示ひょうじされるので「承諾しょうだくする」をクリックする。Slackコネクトチャンネルの設定せってい画面がめんひらくので、「承諾しょうだくしてチャンネルに参加さんかする」をクリックすれば、ワークスペースにチャンネルが追加ついかされる。追加ついかされたチャンネルめいにはダイヤモンドがた(ひしがた)アイコンがき、「外部がいぶメンバーが参加さんかしている」という通知つうち表示ひょうじされる。あとは、いつもとおりにコミュニケーションできる。

 なお複数ふくすうのワークスペースに参加さんかしている場合ばあいは、「ワークスペースめい変更へんこうする」をクリックすれば、現在げんざいログインしているワークスペース以外いがいにチャンネルを追加ついかすることもできる。また、たとえば「○○しゃ-××案件あんけん」として接続せつぞくさき組織そしき明示めいじするなど、チャンネルめい変更へんこうすることもできる。だれでも参加さんかできる「パブリックチャンネル」ではなく、招待しょうたいメンバーのみ参加さんか可能かのうな「プライベートチャンネル」にすることも可能かのうだ。

招待しょうたいされたら、チャンネルを追加ついかする

Slackコネクトチャンネルに参加さんかできた

Slackコネクトチャンネルめいにはダイヤモンド(ひしがた)アイコンがき、通常つうじょうのチャンネルと区別くべつできる

 Slackコネクトではダイレクトメッセージ(DM)も利用りようできる。取引とりひきさきとのメールのやりりをSlackにえたいが、関係かんけいしゃすくないのでいきなりチャンネルをつくってやりりするまでもない、という場合ばあい利用りようするとよいだろう。

 Slackコネクトの「社外しゃがいのメンバーを追加ついかする」メニューから「新規しんきメッセージを開始かいしする」を選択せんたくし、メールアドレスを入力にゅうりょくする。あとは相手あいてがわ招待しょうたい承諾しょうだくされれば、DMでのやりりができるようになる。

 顧客こきゃくとSlackコネクトでつながり、要望ようぼうたいして迅速じんそくなリアクションができればカスタマーサクセスにつながる。取引とりひきさきとのあいだでも、メールのわりにスピーディなコミュニケーションができるはずだ。フィッシングやスパムメール、宛先あてさき間違まちがいの誤送信ごそうしんなどの心配しんぱいもなく、リスクも軽減けいげんされる。メールをえればいいことずくめだ。

社外しゃがいのメンバーを追加ついかする」メニューから「新規しんきメッセージを開始かいしする」を選択せんたく

相手あいてのメールアドレスを入力にゅうりょくして招待しょうたいする

招待しょうたいされたひとにはメールがとどく。「続行ぞっこうする」をクリックして承諾しょうだくする

参加さんかできるのは相手あいてのワークスペースの通常つうじょうメンバーとなる。ゲストメンバーは追加ついかできないので要注意ようちゅうい

 組織そしきどうしでやりりできるSlackコネクトチャンネルは便利べんりだが、組織そしきない全員ぜんいん自由じゆう参加さんかできるのはこまる、プロジェクト関係かんけいしゃ以外いがい情報じょうほうれるのはこまる、といったケースもあるだろう。その場合ばあいは、前述ぜんじゅつしたSlackコネクトチャンネルの作成さくせいに「プライベートチャンネル」の設定せっていにして、特定とくていメンバーのみを招待しょうたいすればよい。なおプライベートチャンネルに設定せっていすると、からす(パブリックチャンネルに変更へんこうする)ことはできないので注意ちゅういしてほしい。

 さらに、チャンネル参加さんかしゃによる外部がいぶメンバー招待しょうたい制限せいげんすることもできる。ワークスペースの「設定せってい権限けんげん画面がめんから「権限けんげん」タブをひらき、「Slackコネクトチャンネル」を表示ひょうじする。「だれがこれらの招待しょうたい送信そうしんできますか?」で、ワークスペースのオーナーや管理かんりしゃのみに設定せっていすればよい。外部がいぶメンバーには閲覧えつらんのみ許可きょかしてメッセージ投稿とうこう制限せいげんすることも可能かのうだ。

設定せってい権限けんげん画面がめんでSlackコネクトの権限けんげん設定せっていおこなえる

提供ていきょう:Slack)

カテゴリートップへ

この連載れんさい記事きじ