あの講演こうえんから半年はんとし　ジョイゾーで見みつけた新あたらしいキャリアとは？

kintoneおばちゃん、65歳さいの転職てんしょくについて語かたる

　昨年さくねんのkintone hive tokyoのラスト、還暦かんれきを過すぎてkintoneキャリアを歩あゆみ出だしたという根崎ねさき由よし以子さんの講演こうえんは大おおきな反響はんきょうを呼よんだ。そして根崎ねさきさんは、自みずからを違ちがう世界せかいに導みちびいてくれたkintoneを深ふか掘ほりすべく、kintone SIerジョイゾーへの転職てんしょくという道みちを選えらんだ。根崎ねさきさんの話はなしに共感きょうかんしたジョイゾーの四宮しのみや琴絵ことえさんとともに、お話はなしを聞きいた。（インタビュアー　ASCII編集へんしゅう部ぶ　大谷おおやイビサ　以下いか、敬称けいしょう略りゃく）

ジョイゾー 根崎ねさき由よし以子さん

講演こうえんの日ひは「夢ゆめの中なかにいる気分きぶん」だった

大谷おおや：まずは還暦かんれきを超こえてkintoneにはまってしまったというkintone hiveの講演こうえん後ご、ジョイゾーに入はいるまでの経緯けいいを教おしえてください（関連かんれん記事きじ：山やまあり谷たにあり　kintoneおばちゃんのジャーニーはまだまだ続つづく）。

根崎ねさき：出会であいはkintone hive tokyoですね。講演こうえんが終おわった後のちに、たくさんの方ほうが名刺めいし交換こうかんをしに来きてくれましたが、その中なかにジョイゾーのみなさんが来きてくれました。ドワッとね（笑）。

kintone hive tokyo 2022での根崎ねさきさんとジョイゾーメンバー

ジョイゾーは四宮しのみやさんの本ほんを読よんでいたので、知しっていました。その本ほんを知しったのは、「今夜こんやもkintone」というkintone エバンジェリスト　松田まつだ正太郎しょうたろうさんがやってらっしゃるWebラジオ。その番組ばんぐみに四宮しのみや夫妻ふさいがゲストで参加さんかしていて、とにかく話はなしが面白おもしろくて、そのまま書籍しょせきをAmazonでポチってしまった。読よんでみたら、とにかく共感きょうかんするところが多おおくて、付箋ふせん紙しだらけになっています。講演こうえんのあと、そんな本ほんの筆者ひっしゃが目めの前まえにいるわけです。

それだけで感動かんどうしたのですが、ただ、あのときの私わたしは講演こうえんを終おえた後のちでなんだか魂たましいが抜ぬけたようになっていました。

大谷おおや：すごく魂たましいのこもった講演こうえんでしたし、kintone hive tokyoでは地区ちく代表だいひょうにもなりましたしね。

根崎ねさき：はい。イベントが終おわり、打うち上あげも終おわり、帰宅きたくすべく電車でんしゃに乗のっていたら、琴絵ことえさんからメッセンジャーが入はいっていました。でも、その日ひは興奮こうふんしていたのか、夢ゆめの中なかにいる気分きぶんで、なんだか返信へんしんできなかったんです。

次つぎの日ひの朝あさ、琴絵ことえさんのメッセージを読よみ返かえしてみたら、改あらためて本当ほんとうだったんだなと思おもい、うれしくて返信へんしんさせてもらいました。私わたしのつたない講演こうえんに関かんしての熱あつい感想かんそうをいただいて、いろんな反響はんきょうの中なかでも、特とくにうれしかったんです。

「60歳さい超こえてもチャレンジする姿すがた」が素敵すてき

大谷おおや：琴絵ことえさんは根崎ねさきさんのお話はなしをどう捉とらえたんですか？

四宮しのみや：kintone hiveってkintoneをどのように使つかっているかという会社かいしゃのストーリーを話はなすことが多おおいじゃないですか。でも、その中なかで根崎ねさきさんが発はっするメッセージは明あきらかに違ちがっていました。「40代だいのみなさん、この先さきの働はたらき方かたを想像そうぞうしていないでしょ？」って言いわれたとき、確たしかに想像そうぞうしてないなあと思おもったし、年齢ねんれいとスキルと関係かんけいないのに、歳としがいってるというだけで、価値かちがないみたいなレッテルを貼はられてしまうことに憤いきどおりを感かんじたりしたんです。どう考かんがえても、絶対ぜったいに世よの中なかから撲滅ぼくめつしたい状況じょうきょうなのに、本人ほんにんは楽たのしそうにkintoneについて語かたっている。こんな人じんが身近みぢかにいたらいいなと思おもいました。

ジョイゾー COO 四宮しのみや琴絵ことえ氏し

だから、その想おもいはすぐ伝つたえなきゃと思おもったんです。自分じぶん自身じしんも興奮こうふんしたんですよね。東京とうきょうのkintone hiveが終おわったあとに、ジョイゾーのみんなとご飯はん食たべていたときも、ずっと根崎ねさきさんの話はなしをしていたくらい（笑）。こんなにすごい先輩せんぱいがいるって。

大谷おおや：どういう先輩せんぱいだったんでしょうか？

四宮しのみや：以前いぜん取材しゅざいしてもらったので、イビサさんは知しっていると思おもうのですが、私わたしは出産しゅっさん後ごに勉強べんきょうし直なおして、IT業界ぎょうかいに戻もどってきています（関連かんれん記事きじ：定額ていがく制せいSIにチャレンジするジョイゾー四宮しのみや夫婦ふうふのkintone夫婦ふうふ善哉ぜんざい）。今いまで言いう「リスキリング」を自分じぶんでやったみたいなものです。私わたしが歳としを経へたとき、根崎ねさきさんのような人ひとがいっぱいいる状況じょうきょうって、ある意味いみ、理想りそうに近ちかい。すごくいいロールモデルを見みつけたと思おもいました。

大谷おおや：なるほど。琴絵ことえさんからすると、チャレンジし続つづける根崎ねさきさんは、やはりお手本てほんというか、ロールモデルなんですね。

四宮しのみや：年齢ねんれいを重かさねると、今いままでの経験けいけんでなんとか生いきていけるじゃないですか（笑）。だから、「60歳さいを超こえたら、そんなにチャレンジングに生いきなくてもいいのでは？」と思おもう人ひとが多おおいはずです。でも、根崎ねさきさんはチャレンジしてしまう。そんな彼女かのじょを見みて、みんなは「まだやるの？」と言いうんですが、根崎ねさきさんは「えっ？やらないの」って言いうんです。それがなんとも素敵すてきだなあと。