ケーブルにLIANLI「Strimer Plus V2」採用さいよう、白しろく光ひからせると統一とういつ感かんがめっちゃいい！

NZXT「H9 Elite」に合あわせてコダワリまくったパーツ選定せんていがスゴイBTOPC

　白しろいPCケースを使つかってる人ひとは多おおいと思おもうが、内部ないぶのパーツは黒色こくしょくのものが一般いっぱん的てきなため、そのほとんどは完全かんぜんに白色はくしょくにはできず、白しろと黒くろのツートンカラーになっているのではないだろうか。そのため、完全かんぜんに近ちかい白色はくしょくのパソコンがほしいとなると、ひと手間てまもふた手間てまも必要ひつようになってくる。

　今回こんかい紹介しょうかいするパソコンショップSEVENの「ZEFT G43WH」は、内部ないぶを構成こうせいするパーツも白色はくしょくにこだわったゲーミングデスクトップパソコン。白しろいマシンがほしい人ひとにとって、かなり魅力みりょく的てきなマシンだが、果はたしてどのようなパソコンなのだろうか。

試用しよう機きの主おもなスペック
モデル名めい	ZEFT G43WH
CPU	Core i9-13900KF（定てい格かくクロック3.0GHz、最大さいだいクロック5.4GHz）、22コア（Pコア：6、Eコア：16）／32スレッド、共有きょうゆうキャッシュ32MB
CPUクーラー	NZXT「KRAKEN RGB 360 White」
PCケース	NZXT「H9 Elite White」
グラフィックス	GIGABYTE「GeForce RTX 4070 Ti AERO OC 12G」（GeForce RTX 4070 Ti）
メモリー	CORSAIR VENGEANCE DDR5 16GB×4
ストレージ	2TB M.2 SSD（Western Digital「WD Black SN850X」、PCIe 4.0）
内蔵ないぞうドライブ	DVDスーパーマルチドライブ（USB接続せつぞく）
通信つうしん規格きかく	有線ゆうせんLAN（2.5GBASE-T）、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.0
電源でんげんユニット	CoolerMaster「V850 GOLD-V2 WHITE EDITION」（定てい格かく出力しゅつりょく850W、80PLUS Gold認証にんしょう）※「ZEFT G43WH」はカスタマイズにてLIANLI STRIMER PLUS V2 グラボ補助ほじょ電源でんげん用よう RGBケーブル」を別途べっと追加ついか
OS	Windows 11 Home（64bit）

NZXTの「H9 Elite」を採用さいよう
内部ないぶ構成こうせいはアッパーミドル向むけ

　まずは、ZEFT G43WHの基本きほんスペックから紹介しょうかいしていこう。ZEFT G43WHは、ケースにNZXTの「H9 Elite」を採用さいよう。H9 Eliteは、サイズがおよそ幅はば290×奥行おくゆき466×高たかさ495mmのミドルタワーケース。幅はばが一般いっぱん的てきなモデルより大おおきめで、マザーボードベースの裏側うらがわに電源でんげんユニットが配置はいちされるユニークな構造こうぞう。

　さらに、フロントパネルが強化きょうかガラス製せいで、内部ないぶがより見みやすくなっているほか、前面ぜんめんにファンを配置はいちしない構造こうぞうのため内部ないぶ空間くうかんはかなり広ひろく、メンテナンス性せいも良好りょうこうだ。H9 Eliteの工場こうじょう出荷しゅっか時じ状態じょうたいでは、側面そくめんに120mm角かくファンを3基き、背面はいめんに1基き搭載とうさいしているが、ZEFT G43WHでは側面そくめんファンを底面ていめんに移設いせつ。側面そくめんにはCPUクーラーのラジエーターを装着そうちゃくすることで、内部ないぶのエアフローはかなり強力きょうりょくなものになっている。

　ZEFT G43WHでは、CPUに第だい13世代せだいCoreプロセッサーとなる「Core i9-13900KF」（以下いか、i9-13900KF）を採用さいよう。このi9-13900KFは、Pコアを8基き、Eコアを16基き備そなえた24コア／32スレッドタイプのCPUで、モデルナンバーに“F”が付ついていることからもわかるとおり、グラフィックス機能きのうを持もたないモデルだ。Turboboost Technologyによる最大さいだい動作どうさクロックは5.4GHzと非常ひじょうに高たかく、共有きょうゆうキャッシュも32MBも有ゆうしており、ゲーミング用途ようとなどで高たかい性能せいのうが期待きたいできる。

ビデオカードやCPUクーラーも白しろモデルを採用さいよう
試用しよう機きのケーブルはLian Li「Strimer Plus V2」で白しろく光ひからせるコダワリっぷり

　このi9-13900KFを冷却れいきゃくするため、ZEFT G43WHではNZXT製せいの簡易かんい水冷すいれいクーラーの「KRAKEN RGB 360 White」を搭載とうさい。このKRAKEN RGB 360 Whiteは、360mmサイズのラジエーターを備そなえ、3基きの120mm角かくファンはブレードにLEDが搭載とうさいされ、付属ふぞくアプリケーションの「NZXT CAM」を使用しようすることでかなり凝こったイルミネーションを設定せってい可能かのう。

　さらに、CPU枕まくらにはLEDディスプレーが装備そうびされており、CPUやGPUの各種かくしゅステータスのほか、GIF形式けいしきの画像がぞうや動画どうがを表示ひょうじすることもできる。しかも、ラジエーターやファンが白色はくしょくであるのはもちろんのこと、CPU枕まくらやそこから伸のびるホースも白色はくしょくに統一とういつされている点てんも見みどころだ。

　組くみ合あわされるビデオカードは、GIGABYTEの「GeForce RTX 4070 Ti」を搭載とうさいした「GeForce RTX 4070 Ti AERO OC 12G」。このカードもGPUクーラーが白色はくしょく、バックプレートが銀色ぎんいろと、銀ぎん白色はくしょくでまとめられた製品せいひん。製品せいひん名めいからもわかるとおり、ブーストクロックを2640MHzに引ひき上あげたクロックアップモデルだ。

　「WINDFORCE」と呼よばれるオリジナルクーラーを採用さいようし、3基きの100mm角かくファンは中央ちゅうおうの1基きが時計とけい周まわり、残のこり2基きが反はん時計とけい周まわりと向むきが異ことなっているのが特徴とくちょう的てきだ。また、7本ほんのヒートパイプとGPU周まわりにベイパーチャンバーを用もちいるなど、冷却れいきゃく性能せいのうにもかなり注力ちゅうりょくした仕様しように仕上しあがっている。また、補助ほじょ電源でんげんコネクターは、12VHPWRに対応たいおうした16ピンが1基きで、今回こんかいの試用しよう機きではケーブルがLEDを内蔵ないぞうしたLian Liの「Strimer Plus V2」に変更へんこうされていた。

　さて、ZEFT G43WHの標準ひょうじゅん構成こうせいでは、マザーボードはASUSのインテル Z790チップセットを搭載とうさいした「TUF Gaming Z790-PLUS WIFI」だが、今回こんかい使用しようしたモデルではASRockの「Z790 Pro RS」に変更へんこうされていた。Z790 Pro RSは、2.5GbE対応たいおうの有線ゆうせんLANを備そなえ、さらにWi-Fi 6に増設ぞうせつされていた。

　このZ790 Pro RSは、パッケージカラーに白色はくしょくを採用さいようし、ヒートシンクにも銀色ぎんいろや白色はくしょくのものを装着そうちゃくするなど、ZEFT G43WHのイメージカラーによりマッチした製品せいひんともいえる。

　メモリーはDDR5-5200に対応たいおうしたCORSAIRの「CMH32GX5M2B5200C40W」を2セット、つまり16GB×4の64GB構成こうせい。容量ようりょうの大おおきさも特徴とくちょう的てきだが、このメモリーモジュールはアルミニウム製せいヒートスプレッダにLEDが搭載とうさいされ、付属ふぞくアプリケーションの「iCUE」により制御せいぎょ可能かのうだ。

　また、ストレージはWestern DigitalのM.2タイプのSSD「WD Black SN850X」の2TBモデルが装備そうびされ、読よみ込こみ速度そくどが最大さいだい7300MB／s、書かき込こみ速度そくどが最大さいだい6600MB／sと、速度そくど・容量ようりょうともに申もうし分ぶんない仕様しようとなっている。

　ZEFT G43WHの電源でんげんユニットは、標準ひょうじゅん構成こうせいではCoolerMasterの定てい格かく出力しゅつりょく850Wの「V850 Gold」だが、試用しよう機きではそのホワイトモデルとなる「V850 Gold White」に変更へんこう。80PLUS Gold認証にんしょうを取得しゅとくしたモデルで、ケーブルまでもが白色はくしょくになっている点てんが特徴とくちょう的てきだ。

価格かかくは標準ひょうじゅん構成こうせいで49万まん6760円えん
白色はくしょくPCに興味きょうみあるなら魅力みりょく的てきな存在そんざい

　以上いじょうのように、ZEFT G43WHは白色はくしょくという点てんにこだわりながらも、高こうスペックを実現じつげんしたハイエンド向むけゲーミングパソコンだ。価格かかくは、標準ひょうじゅん構成こうせいで49万まん4780円えん、今回こんかいの構成こうせいで50万まん3760円えんとそれなりにするが、このスペックであればかなり快適かいてきなゲーム体験たいけんを得えられることは間違まちがいない。人ひととは違ちがったパソコンで、なおかつ白しろいマシンに興味きょうみがあるのであれば、このZEFT G43WHはかなり魅力みりょく的てきではないだろうか。

　しかし、ZEFT G43WHがゲームでどの程度ていどのパフォーマンスを発揮はっきするのかは気きになるところ。そこで、別べつ記事きじではZEFT G43WHでテストを行おこない、そのパフォーマンスに迫せまりたい。