一生いっしょう使つかいたいヘッドホンを見みつけた。その名なは「The Industrial-ist Wired」だ！

2024年ねん05月がつ18日にち 11時じ00分ふん更新こうしん

文ぶん● 貝塚かいづか／ASCII

提供ていきょう: 株式会社かぶしきがいしゃユー・エス・イー

Layfic Toneの「The Industrial-ist Wired」をレビュー

音おとの裏側うらがわを知しる企業きぎょうが作つくり出だす音おととは

　Layfic Toneというオーディオブランドを知しっているだろうか。

　Layfic Toneは1992年ねん設立せつりつの老舗しにせ企業きぎょう、株式会社かぶしきがいしゃユー・エス・イーが2023年ねんに立たち上あげたブランドだ。同社どうしゃは主おもにAV機器ききや車載しゃさい関連かんれん製品せいひんのODM開発かいはつを続つづけてきた企業きぎょう。ODM開発かいはつだけでなく、センサー、GPS、DSP（デジタルシグナルプロセッサー）、アンプ、Bluetoothチップなど、音おとにまつわる組くみ込こみ用ようのモジュールの開発かいはつ、販売はんばいも行おこなってきた。

　そんな同社どうしゃが、プロユース／オーディオファイル向むけに立たち上あげたのがLayfic Toneである。噛かみ砕くだいていうと、30年ねん以上いじょう、音おと環境かんきょうにまつわるあれこれの“裏側うらがわ”を作つくり続つづけてきた会社かいしゃが始はじめた、自社じしゃブランドということ。

　ODMなどを通つうじて30年ねん以上いじょう培つちかった膨大ぼうだいなノウハウを持もつ企業きぎょうが、改あらためて自社じしゃを押おし出だす形かたちで作つくる機材きざいって、どんな仕上しあがりになるんだろうか。気きになる。「名店めいてんの調理場ちょうりばを長年ながねん渡わたり歩あるいてきたシェフが、自分じぶんでお店みせを開ひらくならどんなお店みせになるんだろう？」という好奇心こうきしんに似にている。

化粧けしょう箱ばこはマットで厚あつみのある高級こうきゅう感かんのある仕様しよう。ケースのタグが本ほん革かわなのもさりげないこだわり

　そんなLayfic Toneの第だい一いち弾だん製品せいひん「The Industrial-ist Wired」を借かりたので、ガチでレビューしていきたい。

本物ほんもののカーボンや本ほん革かわなど、こだわりのハイエンドな素材そざい

　The Industrial-ist WIREDがどういう性質せいしつの製品せいひんなのか、まず公式こうしきサイトのキャプションを引用いんようして紹介しょうかいみる。

　The Industrial-ist WIREDは、クリエイターの為ためのフラッグシップ・密閉みっぺい型がたモニターヘッドホンです。高こう解像度かいぞうど、高こう繊細せんさい、正確せいかくな定位ていいと現代げんだい的てきな低音ていおんを内包ないほうしたフラット音質おんしつを実現じつげん。スタジオワーク・クリエイター・DJ・動画どうが編集へんしゅう・PAなど、プロに求もとめられる品質ひんしつを追求ついきゅうしました。（The Industrial-ist WIRED公式こうしきサイトより）

　日常にちじょうのリスニング用途ようとで気軽きがるに買かうものというよりは、実際じっさいの制作せいさく現場げんばや、プログレードの音おとを求もとめる人ひとに向むけた製品せいひんであるようだ。それもあって、フジヤエービックなどのオーディオ店てんだけでなく、宮地みやじ楽器がっきやFive Gといった音楽おんがく業界ぎょうかいのプロが出入でいりする楽器がっき店てんでも取とり扱あつかいがある。

　仕様しようを参照さんしょうしていくと、The Industrial-ist WIRED専用せんように独自どくじ開発かいはつした50mmの大型おおがたダイナミックドライバーの搭載とうさい、高たかい品質ひんしつに定評ていひょうのあるアメリカのブランドDekoni Audio製せいのイヤーパッドの採用さいよう、そして本物ほんもののカーボンや工業こうぎょう用ようアルミ、エンジニアリングプラスチックの使用しよう。ケーブルにはオーディオみじんこ製せいのOFCケーブルを採用さいよう。物理ぶつり的てきな特徴とくちょうはこのあたりになるだろう。