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ASCII.jp:情報整理の決定版「NotebookLM」が最高すぎる。こういうのがほしかったのよ!! (1/7)

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情報じょうほう整理せいり決定けっていばん「NotebookLM」が最高さいこうすぎる。こういうのがほしかったのよ!!

2024ねん06がつ15にち 1200ふん更新こうしん

ぶん田口たぐち和裕かずひろ

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 最新さいしんのアプリやサービスのニュースをくのが仕事しごと筆者ひっしゃにとって情報じょうほう整理せいり永遠えいえん課題かだいだ。

 もちろんくことを仕事しごとにしているひとかぎらず、氾濫はんらんする大量たいりょう情報じょうほう必要ひつようときして利用りようしたいという欲求よっきゅうおおくのひとっているはずだ。

 以前いぜん手書てがきノートやファイルのようなかみ媒体ばいたい保存ほぞんしていた情報じょうほうも、時代じだいとともに完全かんぜんにデジタルに移行いこうし、Evernote、Microsoft OneNote、Notionといったメモを作成さくせいすることにとくしたクラウドアプリを利用りようしているひとおおいだろう。

 筆者ひっしゃはおそらく普通ふつうひとよりはおおくのサービスにれているはずだが、どれもおびたんしたすきにながしにかんじてしまい、複数ふくすうのメモアプリに情報じょうほう散乱さんらんしてしまっているのが実情じつじょうだ。

 そこで6がつ6にち日本にっぽんでも提供ていきょう開始かいしされたグーグルの「NotebookLM」だ。

 「AI駆動くどうがたのリサーチ、執筆しっぴつアシスタント」と説明せつめいされているように、参照さんしょう文献ぶんけん(ソース)として、PDF、テキストファイル、ウェブページのURLなどをアップロードすると、グーグルの最新さいしんだい規模きぼ言語げんごモデル「Gemini 1.5 Pro」がそれらの資料しりょうみ、ふか理解りかいし、必要ひつようなサポートを提供ていきょうするというみだ。

 現在げんざいはまだ「Google Labs」からの提供ていきょうということで、正式せいしきなサービスではなく実験じっけん段階だんかいではあるが、筆者ひっしゃはすでに本格ほんかく活用かつよう決意けついしている。

らないことをらないとってくれる」すばらしさ

 それでは簡単かんたん使つかかた説明せつめいしよう。NotebookLMを利用りようするには「ノートブック」を作成さくせいする必要ひつようがある。サービスめいもノートブックなので混乱こんらんするが、すべての情報じょうほうげんいち箇所かしょれるのではなく、「◯◯ようノートブック」「△△ようノートブック」といった複数ふくすうのノートブックを作成さくせいし、それぞれに必要ひつよう情報じょうほう格納かくのうしていくというスタイルだ。

 それでは実際じっさいさわってみよう。した表示ひょうじされているのがグーグルアカウントでNotebookLMにログインした初期しょき画面がめんだ。まずはノートブックを作成さくせいするために「あたらしいノートブック」をクリックしよう。

 情報じょうほうげんをアップロードする方法ほうほうを「Google Drive」「PDF」「テキストファイル」「コピーされたテキスト」「ウェブサイト」のなかから選択せんたく今回こんかいはウェブサイトをんでもらいたいので「ウェブサイト」をえらぶ。

 「ウェブサイトのリンクをける」とかれたウィンドウが表示ひょうじされた。

 今回こんかいは「NotebookLM」を紹介しょうかいするグーグルのブログを情報じょうほうげんとしてみたいので、該当がいとうページのURL(https://blog.google/intl/ja-jp/company-news/technology/notebooklm-google/)をコピー。

 NotebookLMのウィンドウにURLをけたら「挿入そうにゅう」をクリック。

 情報じょうほうげんませてしばらくつと、自動的じどうてきにソースを分析ぶんせきして「ノートブックガイド」とばれるコンテンツが表示ひょうじされる。

 ノートブックガイドには、情報じょうほうげんもとにテンプレート作業さぎょう実行じっこうできる5つの「生成せいせいボタン」、情報じょうほうげん要約ようやくした「概要がいよう」、情報じょうほうげんもと生成せいせいされた「想定そうてい質問しつもん(Suggested Questions)」という3つのコンテンツが表示ひょうじされている。この3つだけでも十分じゅうぶんやくつレベルだ。

 情報じょうほうげんとなるファイルやURLは、画面がめん左側ひだりがわのサイドバーにある「+」をクリックすることで追加ついかできる。チェックボックスを利用りようすることで特定とくてい情報じょうほうげんだけをもと回答かいとう生成せいせいすることも可能かのうだ。

 それではチャットウィンドウから情報じょうほうげんかんする質問しつもんをしてみよう。

 回答かいとうらん表示ひょうじされるちいさな数字すうじにカーソルをっていくと、その部分ぶぶんのエビデンスとなる情報じょうほうげん該当がいとう箇所かしょ表示ひょうじされる。原典げんてんをしっかり確認かくにんすることで、もうLLMのハルシネーションをうたが必要ひつようはなくなるのだ。

 つづいて「NotebookLMは完全かんぜん無料むりょう?」という質問しつもんをしてみると、「ソースに記載きさいされている情報じょうほうだけでは、NotebookLM が完全かんぜん無料むりょうかどうかはわかりません」と回答かいとうされた。

 このようにNotebookLMは、情報じょうほうげんかれていないことを質問しつもんしても無理むりやり回答かいとう捏造ねつぞうするようなことはせず、わからないことはわからないと正直しょうじきこたえてくれる。そう、これがほしかったんだよ!これが!!!

 やく回答かいとう生成せいせいされたら「ピン」アイコンをクリックしておこう。

 「メモ」として保存ほぞんされるので、もう一度いちど質問しつもんしなくてもいつでも参照さんしょうすることができる。

 重要じゅうようなのは「生成せいせいされた回答かいとう出典しゅってん参照さんしょうできる」ことと「わからないことはわからないと正直しょうじきってくれる」ことの2てんきる。これだけでも利用りようする価値かち十分じゅうぶんにある。ぎゃくえば、これができないAI関連かんれん製品せいひんがいかにおおいことか……。

 さて、ここからはNotebookLMにいろいろな資料しりょうをアップロードして(わせて)、想定そうていされる使つかかたかんがえてみることにする。

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