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これ以上いじょうのぞめない、i9-14900HX、RTX 4090、メモリ128GB、SSDはRAID 0で4TB

圧倒的あっとうてきはやくてストレス一切いっさいなし、ぜんパーツがさい上位じょういのゲーミングノートPC「Titan 18 HX A14V」シリーズ徹底てっていレビュー

ぶん石川いしかわひさよし 編集へんしゅう●ASCII

提供ていきょう: エムエスアイコンピュータージャパン

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 評価ひょうかとどいたとき宅急便たっきゅうびんのおにいさんがった、「すこおもいのでおをつけください」と。梱包こんぽうばこはそれほどおおきくない。いや、18がたノートPCだから通常つうじょうレビューようとどくものよりは若干じゃっかんおおきめだが、つとずっしりとしたおもみとうか違和感いわかんおぼえた。中身なかみすと、たしかにおもかった。ACアダプタをいた、本体ほんたいのみでもかなりのおもさだ。とくに中身なかみがギチギチにまったハイエンドノートPCであることがつたわってくる。そして巨大きょだいだ。梱包こんぽうばこすこおおきい程度ていどだったのに、した本体ほんたいはそこから想像そうぞうするサイズかんよりもひとまわおおきかった。

 このゲーミングノートPCはMSI「Titan 18 HX A14V」。同社どうしゃのゲーミングノートPCのなかでも最上さいじょうちゅうさい上位じょうい規格きかくがいおおきさ、おもさ……でありながらスタイリッシュな外観がいかんたものを魅了みりょうする。そしておおきいゆえに従来じゅうらいのノートPCをえるだい迫力はくりょくと、圧倒的あっとうてきなゲーミングパフォーマンスを実現じつげんする。おそらくこれまで筆者ひっしゃがレビューしてきたなかでもっとも高価こうか製品せいひんかもしれない。それではTitan 18 HX A14Vの詳細しょうさいをレポートしよう。

MSI「Titan 18 HX A14V」 

本当ほんとうにゲーミング!? スタイリッシュ路線ろせんのTitan 18 HX A14V

 ゲーミング=ハデなLEDをイメージするほうがほとんどだろう。ただし、ゲーミング最盛さいせいとは全体ぜんたいてきなデザイントレンドとしてはシンプルへの回帰かいきられる。ゲーミングらしさをのこしつつ、過剰かじょうとはならない絶妙ぜつみょうなライン……それがTitan 18 HX A14Vだ。

 Titan 18 HX A14VのLED搭載とうさい箇所かしょはディスプレイてんばんのバッジ、キーボード、タッチパッド……以上いじょうである。同社どうしゃでも「Raider GE78」はパームレストのエンド部分ぶぶんにもLEDイルミネーションを搭載とうさいしていたし、以前いぜんのモデルになるが「Titan GT77」は背面はいめん排気はいきこうにもLEDイルミネーションを搭載とうさいしていた。それらとくらべると大人おとなしい。

LED発光はっこう箇所かしょはそこまでおおくはなく、キーボード&タッチパッドの操作そうさデバイス部分ぶぶん液晶えきしょうてんばんのエンブレムだけ

 もちろんTitan 18 HX A14VのLEDイルミネーションはアニメーション可能かのうだし、キーボードについてはPer Key RGB仕様しようなのでインパクトは十分じゅうぶんにある。ゲーミングノートPCとしてひかってほしいところは発光はっこう一方いっぽう発光はっこう箇所かしょ集約しゅうやくしたことで全体ぜんたいとしてればメリハリのあるひかかたをしているという解釈かいしゃくがよいだろう。

 デザインもスッキリとした印象いんしょうだ。ひとむかしまえに「ステルス」とばれたななめカットのラインはなく、そのつぎてきたGTカーのボンネットやエキゾーストのようなレーシングデザインでもない。とくに正面しょうめんからのはフラットと直線ちょくせん構成こうせいされていて、ちょう大型おおがたであるところをのぞけば、Titan 18 HX A14Vをってカフェで仕事しごとをしていてもそんなに違和感いわかんはないだろう。

強力きょうりょく性能せいのうつゲーミングノートPCながらスタイリッシュな

 ボディカラーはベースがブラック(メーカー表記ひょうきはコアブラック)で、底面ていめんから背面はいめんにかけてシルバーとしている。背面はいめん造形ぞうけいはおそらくほん製品せいひんでもっともゲーミングらしさをかんじるところだろう。シルバーの上面うわつら部分ぶぶんはエンボス加工かこう採用さいようするとともに、左右さゆうはしのえぐられた部分ぶぶんひかり反射はんしゃしスリムにせている。「TRUE GAMING」の刻印こくいんもある背面はいめん部分ぶぶんはブラックをベースにブルーの仕切しきりがななめに、つまり非対称ひたいしょうなデザインがくわえられている。ブルー部分ぶぶん目立めだつ&ブラック部分ぶぶん細部さいぶ目立めだたなくさせることによって、背面はいめん全体ぜんたい排気はいきこうのような印象いんしょうあたえる。しかし、実際じっさいには中央ちゅうおう電源でんげんジャック、HDMI、LANといったインターフェースを配置はいちしている。

エンボス処理しょりほどこされた「TRUE GAMING」の刻印こくいん

中央ちゅうおう電源でんげんジャック、HDMI、2.5GbE LANをそなえている

 左右さゆうりょう側面そくめん底面ていめんりに注目ちゅうもくだ。底面ていめんのシルバーが側面そくめんからても露出ろしゅつしラインを形成けいせいする。これによって手前てまえのパームレストがわはスリムにえ、背面はいめん排気はいきこう部分ぶぶん迫力はくりょくしている。

スペックじょう数値すうちよりうすかんじるデザイン処理しょり

左側ひだりがわめんにはUSB 3.2 Gen2(10Gbps)が2ポート、SDXC対応たいおうカードリーダー

右側みぎがわめんにはThunderbolt 4×2、USB 3.2 Gen2×1ポート、オーディオコンボジャック

 液晶えきしょうてんばんじたとき、ここも底面ていめんのシルバーラインがシャープな印象いんしょうあたえている。また、その手前てまえめん側面そくめんからるとMのようになっており、デザインせいもさることながら実用じつようめんでもてんばんひらさいのかかりになってくれる。

側面そくめんなど細部さいぶもスタイリッシュ

 キーボードめんていこう。404mmとけっこうなはばがあるほん製品せいひんなので、10キーを搭載とうさいしつつも左右さゆうにゆとりがあり、そこにスピーカーを搭載とうさいしている。キーボードはSteelSeriesせい。キーはメカニカルしきでCHERRY MXスイッチかつ個別こべつにRGB LEDを搭載とうさいするPer-Key RGB仕様しようだ。ノートPCでありながら、キーをしたさいにカチッと極上ごくじょう打鍵だけんかんられる。

ライバルにつにはまずデバイス。メカニカルキーボード&LEDバックライト仕様しようで、そとけキーボードを用意よういしなくても十分じゅうぶん操作そうさかんられる

 なお、英語えいご配列はいれつなのでこれまで日本語にほんごキーボードしかれてこなかったほう普段ふだん使づかいですこ戸惑とまどうかもしれない(OSは日本語にほんごばんなので日本語にほんご表示ひょうじ日本語にほんご入力にゅうりょく問題もんだいない)。ただしゲーミングにおいては英語えいご配列はいれつならではのメリットもおおい。たとえば操作そうさミスでプレイちゅうにIMEがONになるといった「あるある」を回避かいひできる。ほん製品せいひんをきっかけに英語えいごキーボードを使つかってみるのもよいだろう。

 そしてパームレスト。じつはこのパームレストとそこにあるタッチパッドは完全かんぜんにフラット、ツライチになっている。ここになぜLEDバックライトがあるかとうと、点灯てんとうしていないとどこがタッチパッドかからないからだ。

タッチパッド部分ぶぶん完全かんぜんにフラット

 まず普段ふだん、このクラスをモバイルすることはないとおもわれるが最後さいご重量じゅうりょう紹介しょうかいしておこう。Titan 18 HX A14Vの重量じゅうりょうは3.6kg。おなじノートPCでは16がたクラスのStealth 16 Mercedes-AMG Motorsport A13Vが1.88kgなのでこれの2だいぶんじゃく。デスクトップPCユーザーがイメージするなら、同社どうしゃGeForce RTX 4090カードのさい上位じょういモデル「GeForce RTX 4090 SUPRIM X 24G」がパッケージをふくめて3.636kg(本体ほんたいのみなら2.413kg )とうのでだいたいおなじくらいになる。この重量じゅうりょう大半たいはん冷却れいきゃく機構きこうおもえば、これほど心強こころづよいものはない。

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