WSL2でのGitHubの認証にんしょうをできる限かぎり簡単かんたんに行おこなう方法ほうほう

2024年ねん07月がつ12日にち 10時じ00分ふん更新こうしん

文ぶん● 室むろ雄太ゆうた／FIXER

　本ほん記事きじはFIXERが提供ていきょうする「cloud.config Tech Blog」に掲載けいさいされた「WSL2でのGitHubの認証にんしょうをできる限かぎり楽らくに行おこなう」を再さい編集へんしゅうしたものです。

きっかけ

　意外いがいと苦労くろうしている人ひとが多おおかったので、知名度ちめいど向上こうじょうのために。

対象たいしょう環境かんきょう

・WSL2上じょうのUbuntu 20.04, 22.04, 24.04

TL;DR

　ghとwsluをインストールしてgh auth loginする。

一般いっぱん的てきな方法ほうほう

　WSL2でGitHubにログインするとなると、ssh認証にんしょうを使つかう人ひとが多おおいと思おもいます。あるいはCredential Managerを使つかう感かんじでしょうか。

　どちらにせよ、意外いがいと面倒めんどうな手段しゅだんであることは確たしかです。自分じぶんは少すこし前まえまではssh認証にんしょうを使用しようしていましたが、毎度まいど認証にんしょうを行おこなうのは億劫おっくうでした。

今回こんかいの方法ほうほう

GitHub CLIを使つかう

　そこで、今回こんかいはGitHub CLIというツールを使用しようします。これはGitHubが公式こうしきで出だしているコマンドラインツールで、リポジトリの作成さくせい/削除さくじょ/クローンやPRの作成さくせいなど、基本きほん的てきなGitHubの操作そうさは大体だいたいできます。

　Ubuntuでは以下いかのコマンドでインストールすることができます。

sudo apt install gh

　さて、これでgh auth loginを実行じっこうしてプロンプトの指示しじに従したがえば、GitHubの認証にんしょうを楽らくに行おこなうことができます。しかし、これではWebブラウザが起動きどうしないので、リンクをWindows側がわのWebブラウザで開ひらいて認証にんしょうを行おこなう必要ひつようがあります。これではあんまりしっくり来きませんよね。

wsluを使つかう

　そこで、wsluというツールを使用しようします。このツールは、WSL向むけの便利べんりツール集しゅうで、このパッケージに含ふくまれるwslviewというツールを使用しようすると、WSL内ないのファイルやリンクをWindows側がわのデフォルトのツールで開ひらくことができます。

　Ubuntuでは以下いかのコマンドでインストールすることができます。

sudo apt install wslu

　これを入いれた上うえでgh auth loginを実行じっこうしてプロンプトの指示しじに従したがえば、Windows側がわのWebブラウザからGitHubの認証にんしょうを通とおすことができます。素晴すばらしい。

おまけ

wslviewで遊あそぶ

　~~他たのコマンドは使つかい道みちが思おもいつかなかったので~~

# リンクを開ひらく例れい
$ wslview "https://wslutiliti.es/wslu/"

# フォルダを開ひらく例れい
$ wslview dotfiles

# ファイルを開ひらく例れい
$ wslview README.md

GitHub CLIで遊あそぶ

# リモートリポジトリを作つくってローカルリポジトリを上あげる
$ gh repo create dotfiles --public --push --source . -d "設定せっていファイル置おき場ば"

# PRを作成さくせいする（この後のちは指示しじに従したがって入力にゅうりょくしていく）
$ gh pr create

# リポジトリをブラウザで開ひらく（wsluとの合あわせ技わざ）
$ gh browse