変異へんい株かぶ「KP.3」を受うけての働はたらき方かたの変化へんかは

またテレワーク回帰かいき？約やく1年ねん半はんぶりに実施じっし率りつ増加ぞうか ― 日本にっぽん生産せいさん性せい本部ほんぶ・継続けいぞく調査ちょうさ

2024年ねん07月がつ31日にち 09時じ30分ふん更新こうしん

文ぶん● ASCII

　日本にっぽん生産せいさん性せい本部ほんぶは、2024年ねん7月がつ29日にち、新型しんがたコロナウイルス感染かんせん症しょう（以下いかコロナ）が働はたらく人ひとの意識いしきに及およぼす影響えいきょうについての継続けいぞく調査ちょうさの最新さいしん結果けっかを公表こうひょうした。

　本ほん調査ちょうさは、2020年ねん5月がつ以降いこうに定期ていき的てきに実施じっしされ、今回こんかいが15回かい目め。今回こんかいは、企業きぎょうに雇用こようされている労働ろうどう者しゃ1100名めいを対象たいしょうに、2024年ねん7月がつ8日にち～9日にちに実施じっしされた。コロナの法ほう上じょうの位置いちづけが「5類るい」となって約やく1年ねん2か月げつ経たった一方いっぽうで、変異へんい株かぶ「KP.3」により感染かんせん者しゃ数すうが増加ぞうか傾向けいこうにある中なか、働はたらき方かたに変化へんかはあっただろうか。

　調査ちょうさでは、テレワークの実施じっし率りつは「16.3％」となり、過去かこ最低さいていであった前回ぜんかい2024年ねん1月がつの14.8％から微増びぞうして、2023年ねん1月がつ以来いらいの増加ぞうかに転てんじた。従業じゅうぎょう員いん規模きぼ別べつでは、1001名めい以上いじょうの企業きぎょうでは前回ぜんかいの29.4%から26.7%に減少げんしょうしているが、101～1000名めいは13.4%から17.7%に増加ぞうか、100名めい以下いかも9.4%から10.9%に増加ぞうかと、中なか・小規模しょうきぼ企業きぎょうにおけるテレワーク実施じっし率りつが伸のびている。

　また、テレワークの週しゅう当あたりの出勤しゅっきん日数にっすうは、「3日にち以上いじょう」が「57.0％」と前回ぜんかいより増加ぞうか、自宅じたく勤務きんむでの仕事しごとの効率こうりつが、「上あがった」もしくは「やや上あがった」とする割合わりあいは「78.9%」となり過去かこ最高さいこうとなっている。

継続けいぞく調査ちょうさにおけるテレワーク実施じっし率りつの変遷へんせん

　日本にっぽん生産せいさん性せい本部ほんぶでは、テレワーク実施じっし率りつの低下ていか傾向けいこうが止とまったことに対たいして「底そこを打うった表あらわれなのか、それとも次回じかい以降いこうまた低下ていかに転てんじるか注目ちゅうもくに値あたいする」とコメント。

　加くわえて、「テレワーク実施じっし者しゃからはテレワークによる仕事しごと効率こうりつの向上こうじょうや満足まんぞく度どの高たかさ、継続けいぞくを望のぞむ声こえが多おおく見受みうけられることからも、今後こんごもコロナ禍かに対たいする一時いちじ的てきな対応たいおうではなく、多様たような働はたらき方かたのニーズに対応たいおうする選択肢せんたくしの一ひとつとして、企業きぎょうがテレワークを継続けいぞく活用かつようすることが期待きたいされる」とまとめている。