PC･携帯けいたい･スマホで見みる “無料むりょう”プロレス・格闘技かくとうぎニュースサイト

　日本にっぽん時間じかん6日にち、ポール・ヘイマンがWWE殿堂でんどう入いりのスピーチを行おこなった。

　ポール・ヘイマンは、プロレスマスコミから悪役あくやくマネージャーに転身てんしん。その小しょう悪党あくとうぶりは全ぜん世界せかいで支持しじされ、ECWのプロデューサーを経へてオーナーとなってからはその地位ちいを不動ふどうのものとした。
　ECW崩壊ほうかい後ごはWWEに活躍かつやくの場ばを移うつし、ブロック・レスナー、カート・アングル、CMパンク、ビッグ・ショーなど名なだたる選手せんしゅのマネージャーを務つとめる名めい脇役わきやくとして活躍かつやく。数すう年ねんのブランクはありつつもプロレス界かいに欠かかせない存在そんざいとして世界中せかいじゅうのファンから認知にんちされてきた。

　場内じょうないがECWコールに満みちる中なかでヘイマンが登場とうじょう。普段ふだんはブーイングに包つつまれる場内じょうないも、この日ひばかりは大だい歓声かんせいでヘイマンを迎むかえる。
　朗ほがらかな笑えみを浮うかべながらも感極かんきわまった様子ようすのヘイマンは、「こういう場ばでどういう話はなしをすればいいか分わからないんだ」と照てれながらもトリプルHへの感謝かんしゃの言葉ことばを述のべ、「私わたしは一生いっしょうポール・レヴェック（トリプルH）に着ついていく」と固かたく握手あくしゅ。
　さらに「私わたしの子供こどもたちに贈おくりたい言葉ことばがある。大切たいせつなことはお金かねじゃない、テレビに映うつることじゃない。人々ひとびとの尊敬そんけいを得えること、そして夢ゆめを追おうことだ。夢ゆめを追おって、追おって、追おって、何なん度ども何なん度ども失敗しっぱいをしなさい。100回かい失敗しっぱいしても101回かい目めで成功せいこうすれば大丈夫だいじょうぶなんだってことを伝つたえたい。次つぎの朝あさ起おきて『今日きょうも仕事しごとがしたい』と思おもえることが大事だいじだ。夢ゆめを追おいなさい。幸しあわせを追おいなさい」と自身じしんの子供こどもおよび次つぎの世代せだいを担になう若者わかものたちへメッセージ。
　そして「自分じぶんの亡なき母はは、そして父親ちちおやがここにいて私わたしの晴はれ姿すがたを見みてくれていることを願ねがっている」と涙なみだぐみながらメッセージ。さらに普段ふだんは抗こう争そうを展開てんかいしているコーディ・ローデスに向むけ「あなたの父親ちちおやにも私わたしのこの姿すがたを見みてほしかった」と語かたりかけた。

　感動かんどう的てきな空気くうきに包つつまれる中なか、ヘイマンは悪わるどい笑えみを浮うかべながら「これからはECWについて話はなす時間じかんだ！」と、かつての革かわジャン＆ECWキャップを身みに着つけながら当時とうじ使用しようしていた電話機でんわきを手てに取とる。
　そして「1993年ねん、この業界ぎょうかいはクソみたいな状況じょうきょうだった。裏うらでろくでもない連中れんちゅうが跋扈ばっこしていたな。俺おれはそんな状況じょうきょうを変かえたかった。だが、当時とうじは『黙だまれクソガキ』と一蹴いっしゅうされた。WCWの連中れんちゅうは誰だれもこの賢者けんじゃの言いうことを聞きかなかった。ヒップホップを、ヘビーメタルを、セクシーなおねーちゃんをレスリングにブチ込こんだ中なかで屈強くっきょうな男おとこたちが殴なぐり合あう空間くうかんを作つくりたかった。それはフィラデルフィア（ECW）以外いがいでは絶対ぜったいに興おこり得えなかった！ストーン・コールドが一番いちばん最初さいしょにビールを飲のんだのはECWアリーナだ！エリック・ビショフのクルーザー級きゅうというアイディアをレイ・ミステリオがパクったのもECWアリーナだ！ダッドリー・ボーイズが『テーブルを持もって来こい！』と叫さけんだのはどこだ？ロブ・ヴァン・ダムがマリファナを吸すったのはどこだ？俺おれたちは時代じだいの最先端さいせんたんを行いき、この業界ぎょうかいを変かえたと言いっても過言かごんではない。ECWはまだ生いきてるんだ！今いまこのリングで繰くり広ひろげられているものを見みて分わからないか？ECWはまだ生いきてるんだ！ECWの魂たましいが滅ほろびたと思おもっている奴やつがいるなら、そいつはXXXX野郎やろうだ！」と大だい演説えんぜつ。

　そして、クビになっては新天地しんてんちで新あらたな地位ちいを築きずいてきた歴史れきしを語かたり「絶対ぜったいに私わたしをクビには出来できない。そんなことをしたら、私わたしはさらに強つよくなって戻もどってくるからな」と満面まんめんの笑えみ。
　最後さいごは、「レディース・アンド・ジェントルメン！マイ・ネーム・イズ・ポール・ヘイマン！ホール・オブ・フェイム2024にようこそ！」の名乗なのりから「殿堂でんどう入いりがゴール？冗談じょうだんじゃない！始はじまってもいない！まだまだこの業界ぎょうかいをぶっ壊こわしてやる！これは予想よそうではなく、ネタバレだ！」の名めい調子ちょうしでスピーチを締しめた。