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　大だい仁田にった厚あつし率ひきいるFMWEが4月がつ14日にち、神奈川かながわ・鶴見つるみ爆破ばくはアリーナ（鶴見つるみ青果せいか市場いちば）で『FMWEホーム第だい11戦せん～EBORN～』を開催かいさいした。大仁田おおにたが石川いしかわ修司しゅうじらの“はぐれ全日本ぜんにほん”を電流でんりゅう爆破ばくは戦せんで制せいし、兄貴あにき分ぶんテリー・ファンクさんの命日めいにちである8月がつ24日にち（現地げんち時間じかん23日にち）に自身じしんの“聖地せいち”川崎かわさきで50周年しゅうねん記念きねん興行こうぎょうを開催かいさいする意向いこうを明あきらかにした。

　1974年ねん4月がつ14日にち、全日本ぜんにほんプロレス・後楽園こうらくえんホール大会たいかいでの佐藤さとう昭雄あきお戦せんでデビューした大仁田おおにたは、この日ひで50周年しゅうねんの記念きねん日びを迎むかえた。その大仁田おおにたは雷神らいじん矢口やこう、リッキー・フジとの邪道じゃどう軍ぐんで出陣しゅつじんし、昨年さくねん12月がつ、今年ことし1月がつに全日本ぜんにほんプロレスを退団たいだんした石川いしかわ、ヨシ・タツ、ブラックめんそーれの“はぐれ全日本ぜんにほん”と激突げきとつ。試合しあい形式けいしきは「“大仁田おおにた厚あつデビュー4.14記念きねん日びのおいに爆破ばくは全部ぜんぶやります”地獄じごくのデスマッチⅦ～北側きたがわ有刺鉄線ゆうしてっせん電流でんりゅう爆破ばくは＋有刺鉄線ゆうしてっせん電流でんりゅう爆破ばくはバリケードマット＋有刺鉄線ゆうしてっせんバリケードマット地雷じらい爆破ばくは＋邪道じゃどうロケット＋有刺鉄線ゆうしてっせん電流でんりゅう爆破ばくはバット6人にんタッグデスマッチ」。“はぐれ全日本ぜんにほん”が入場にゅうじょうすると、昨年さくねん12月で全日本ぜんにほんを退団たいだんした木原きはら文人もんとリングアナが帯同たいどう。木原きはらリングアナは町田まちだ達哉たつやリングアナを突つき飛とばすと「元もと全日本ぜんにほんのコールは俺おれがする」として、石川いしかわらをコールした。

　試合しあいが始はじまると、大仁田おおにたが石川いしかわを場外じょうがいへ落おとして大だい乱闘らんとう。ほかの4人にんもリング外がいに出でて壮絶そうぜつな場外じょうがい戦せんへ。木原きはらリングアナはイスを“はぐれ全日本ぜんにほん”に手渡てわたすなど、マネジャーとしての動うごきも見みせた。リングに戻もどると、石川いしかわが大仁田おおにたを北側きたがわ有刺鉄線ゆうしてっせん電流でんりゅう爆破ばくはに押おし込こんで1発はつ目めの爆破ばくは。邪道じゃどう軍ぐんとイスでの押おし合あいになった“はぐれ全日本ぜんにほん”はコーナーに押おし込こんで、邪道じゃどう軍ぐんに邪道じゃどうロケットが直撃ちょくげき。ヨシ・タツが足あし4の字じ固がためで大仁田おおにたの足あしを絞しめ上あげるとエプロンでの攻防こうぼうとなり、そのまま2人にんが有刺鉄線ゆうしてっせんバリケードマット地雷じらい爆破ばくはに転落てんらくし大だい爆破ばくは。大仁田おおにたがなんとかリングに生還せいかんすると、石川いしかわとめんそーれが有刺鉄線ゆうしてっせん電流でんりゅう爆破ばくはバットを手てにして、大仁田おおにたをサンドイッチする形かたちでフルスイング。さらに石川いしかわは有刺鉄線ゆうしてっせん電流でんりゅう爆破ばくはバリケードマットをコーナーに立たてかけ、チョークスラムで投なげようとするも大仁田おおにたは毒どく霧きり噴射ふんしゃで石川いしかわが悶絶もんぜつ。その間隙かんげきを縫ぬって、大仁田おおにたと矢口やぐちがめんそーれをバリケードマットに突つき飛とばして爆破ばくは。完全かんぜんKOのめんそーれを大仁田おおにたがカバーして3カウントが入はいった。

　死闘しとうが終おわり、木原きはらリングアナがマイクを持もつと「大だい仁田にった厚あつしさん、50周年しゅうねんおめでとうございます。全日本ぜんにほんプロレスの新しん弟子でし第だい1号ごうとしてやってきたあなたは、素晴すばらしいと思おもっています。大だい仁田にった厚あつしさん、そして石川いしかわ修司しゅうじ、ヨシ・タツ、ブラックめんそーれ、俺おれ木原きはら。俺おれたちは全日本ぜんにほんプロレスにいた時とき、絶対ぜったいに命いのちがけで戦たたかってきたと思おもいます。だから、この3人にんプラス大だい仁田にったさん、俺おれたちで何なにかできませんかね？俺おれたちが組くめば、何なにかのムーブメントが起おこせると思おもっています」と共闘きょうとうの可能かのう性せいに言及げんきゅう。大仁田おおにたは「石川いしかわさん、めんそーれさん、ヨシ・タツさん、今日きょうはありがとう。また俺おれたちで暴あばれませんか！」と絶叫ぜっきょうした。

　そして、大仁田おおにたは「8・24、俺おれは聖地せいちである川崎かわさきに進出しんしゅつします。8月24日にち（日本にっぽん時間じかん）はテリーが亡なくなった日ひです。今年ことしの8月がつ24日にち、テリーとともに川崎かわさきに来こいや！」と50周年しゅうねん記念きねん興行こうぎょうの開催かいさいを電撃でんげき発表はっぴょう。会場かいじょうとは現在げんざい、最終さいしゅう調整ちょうせいに入はいっているという。

　今月こんげつ上旬じょうじゅんの米国べいこく遠征えんせいで大仁田おおにたは試合しあい地ちのペンシルベニア州しゅうフィラデルフィアから、テキサス州しゅうアマリロに飛とび、テリーさんの墓参はかまいりに赴おもむいたばかり。「本当ほんとうはテリーを呼よぼうと思おもってました。その代かわりにドリー・ファンク（ジュニア）を呼よぼうと思おもってます。ぜひ川崎かわさきに鳴なり響ひびく『スピニング・トーホールド』を聞ききに来きて下ください」とファンに呼よび掛かけた。今こん大会たいかいにはPWF会長かいちょうドリーの代理人だいりにんである大隅おおすみ良雄よしお氏しが来場らいじょうしており、体調たいちょう面めんの問題もんだいがなければ、ドリーの招しょうへいも現実味げんじつみを帯おびる。

　試合しあいを終おえた大仁田おおにたは「2年ねん前まえ、テリーと電話でんわで話はなした時とき、元気げんきだったからね。1周忌しゅうきの8月がつ24日にち、川崎かわさきでやりたいなと。ドリーとは交渉こうしょう中ちゅうです。（ジャイアント）馬場ばばさんにアームロック食くらって50年ねん経たって、まさかリングに立たってプロレスやってるとは思おもいませんでした。鶴見つるみも爆破ばくはの聖地せいちだけど、僕ぼくのホントの聖地せいちは川崎かわさきだから。みんなはぐれた全日本ぜんにほんの人間にんげんだから、どことは言いわないけど、みんなで乗のり込こみたいなと。50年ねん経たって、感無量かんむりょうです」と話はなし、元もと全日本ぜんにほん軍ぐんでの古巣ふるす参戦さんせんも視野しやに入いれた様子ようす。

　一方いっぽう、石川いしかわは「大だい仁田にったさんはしぶといですね。フリーになった我々われわれは見習みならうべき。しぶとさを教おそわった。（組くむ可能かのう性せいは）わからない。あるかもしれないし、ないかもしれない。（8・24への参戦さんせんは）スケジュールが合あえば」と語かたった。木原きはらリングアナは「リスペクトしてる同士どうしの戦たたかいに見みえて、過激かげきなことなんですけど、すがすがしく見みえました。同志どうし、同おなじ匂においがしました。大だい仁田にったさんはやはり全日本ぜんにほんだなって。何なにかが始はじまるかもしれない。今日きょうが分岐ぶんき点てんになるかもしれない」と含ふくみをもたせた。