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iPS細胞、実用化間近?治療費は1億円?数百万円の新治療法に注目集まる 難病根治に光 | ビジネスジャーナル
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iPS細胞さいぼう実用じつよう間近まぢか治療ちりょうは1おくえんすうひゃくまんえんしん治療ちりょうほう注目ちゅうもくあつまる 難病なんびょう根治こんじひかり

ぶん和島わしま英樹ひでき/ラジオNIKKEI 記者きしゃ

iPS細胞、実用化間近?治療費は1億円?数百万円の新治療法に注目集まる 難病根治に光の画像1「Thinkstock」より
 iPS細胞さいぼう人工じんこう多能たのうせいみき細胞さいぼう)を使つかっての治療ちりょうこころみるバイオベンチャーが、東京とうきょう証券しょうけん取引とりひきしょのマザーズ市場いちば上場じょうじょうする。6月16にち上場じょうじょうするヘリオスがそれで、市場いちばではたか関心かんしんあつめている。

 同社どうしゃ理化学研究所りかがくけんきゅうしょ理研りけん認定にんていのベンチャーで、現在げんざいよわいむら変性へんせいという難治なんじせいびょうについて、iPS細胞さいぼう使つか治療ちりょうほう開発かいはつちゅうだ。よわいむら変性へんせいとはよわいにより網膜もうまく中心ちゅうしんにあるむらという部分ぶぶん障害しょうがいしょうじることで、ようとするところがえにくくなる病気びょうき欧米おうべいでは成人せいじん失明しつめい原因げんいんの1となっている難治なんじせい病気びょうきだ。日本にっぽんでは患者かんじゃすう比較的ひかくてきすくなかったが、高齢こうれい進行しんこうしょく欧米おうべいによって、近年きんねんいちじるしく増加ぞうかしている。2つのタイプがあるが、どちらもなおりにくく、根本こんぽんてき治療ちりょう方法ほうほうがないのが実情じつじょうだ。

 iPS細胞さいぼうは、あたかも受精卵じゅせいらんのように、あらゆる臓器ぞうきになる可能かのうせいめている。同社どうしゃでは、iPS細胞さいぼうから分化ぶんか誘導ゆうどうして作製さくせいした網膜もうまく色素しきそ上皮じょうひ細胞さいぼう移植いしょくてきしたシートじょう組織そしき成長せいちょうさせ、患者かんじゃ網膜もうまく移植いしょくするといった根本こんぽんてき治療ちりょうほう開発かいはつ目指めざしている。

 理研りけんでは現在げんざいよわいむら変性へんせい治療ちりょう臨床りんしょう試験しけん実施じっししている。ここでは患者かんじゃ本人ほんにん細胞さいぼう自家じか細胞さいぼう)を使つかった再生さいせい医療いりょうおこなっているが、その治療ちりょう医療いりょう業界ぎょうかい関係かんけいしゃ推計すいけいで5000まん~1おくえんられている。

 ヘリオスでは、他人たにん細胞さいぼうから培養ばいようしたiPS細胞さいぼう使つか方法ほうほうかんがえているという。この方法ほうほうであれば価格かかくやすおさえることができるため、より実用じつようちかいとられている。安全あんぜんせい確保かくほすすんでおり、iPS細胞さいぼう量産りょうさんのインフラもととのいつつある。治療ちりょうすうひゃくまんえん程度ていどになるとの見方みかたもある。

再生さいせい医療いりょう実用じつようたかまる期待きたい

 山中やまなかしんわたる京都きょうと大学だいがく教授きょうじゅがiPS細胞さいぼうでノーベルしょう受賞じゅしょうして以降いこう再生さいせい医療いりょう細胞さいぼう医療いりょう分野ぶんや政府せいふ成長せいちょう戦略せんりゃく採用さいようされるなど、かぜいている。この分野ぶんやは、これまで官僚かんりょう主導しゅどう研究けんきゅうすすめられてきたが、成果せいかとぼしかった。しかし現在げんざいは、山中やまなか実質じっしつてきにリードする格好かっこう規制きせい緩和かんわなどがすすんでいる。その代表だいひょうれいが、2014ねん11月に施行しこうされた再生さいせい医療いりょうとう安全あんぜんせい確保かくほとうかんする法律ほうりつ再生さいせい医療いりょう新法しんぽう)と薬事やくじほうとう一部いちぶ改正かいせいする法律ほうりつ改正かいせい薬事やくじほう)だ。

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