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「決算書ナゾトキトレーニング 7つのストーリーで学ぶファイナンス入門」 企業の実態を読み解く「肝」とは|好書好日
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決算けっさんしょナゾトキトレーニング ななつのストーリーでまなぶファイナンス入門にゅうもん」 企業きぎょう実態じったいく「きも」とは

 ある会社かいしゃがどのような会社かいしゃかをろうとおもったとき、いくらか会計かいけい知識ちしきがあれば決算けっさんしょもうとするだろう。だが、ビジネス環境かんきょう激変げきへんするなかきゅう成長せいちょうげている企業きぎょう実態じったい決算けっさんしょからくのは容易よういではない。

 たとえば、成長せいちょういちじるしいメルカリは2020ねんがつまで4連続れんぞく赤字あかじ拡大かくだいさせていた。われてみればたりまえだが、赤字あかじつづいても手元てもとのキャッシュさえ確保かくほつづければ会社かいしゃつぶれない。メルカリは仕入しいれが不要ふようなビジネスモデルと投資とうしたか期待きたい背景はいけいにキャッシュを確保かくほしつつ潤沢じゅんたく広告こうこく宣伝せんでん投入とうにゅうし、たん年度ねんど利益りえきより事業じぎょう拡大かくだい優先ゆうせんしてきたのだ。

 アマゾン、Slack、ソフトバンクグループなどいまときめく企業きぎょうはこれまでの常識じょうしきくつがえすビジネスモデルをっている。こうした企業きぎょうただしく理解りかいするにはビジネスモデルのきもなんで、それは決算けっさんしょのどの数字すうじあらわれてくるのかをかんがえる必要ひつようがある。本書ほんしょはこれらの企業きぎょう最新さいしん決算けっさんしょ題材だいざいに、読者どくしゃ自身じしん決算けっさんしょくためのトレーニングができるいちさつ。ファイナンスの入門にゅうもんしょとしてはややむずかしいが、激動げきどう時代じだいくビジネス感覚かんかくきたえるためにぜひトライしてほしい。=朝日新聞あさひしんぶん2022ねん2がつ5にち掲載けいさい

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