海洋かいようかいした物質ぶっしつ循環じゅんかん気候きこう変化へんかかんする研究けんきゅう

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抄録しょうろく

わたし大学だいがくはいった1957 ねんに,Keeling はIGY 国際こくさい地球ちきゅう観測かんそくねん一環いっかんとしてハワイのマウナロアで大気たいきちゅうCO2 濃度のうど連続れんぞく観測かんそく開始かいしした.このとしくれに315 ppm(ぶし変動へんどう補正ほせい)だったその濃度のうどは,2010 ねんには390 ppm にたっした.その増加ぞうか主因しゅいん人間にんげん活動かつどうであるが,人間にんげん大気たいき放出ほうしゅつしたCO2 りょうはその2 ばい以上いじょうだった.今後こんごどうなり,なにこすかについては,大気たいきのCO2 の測定そくていだけではわからない.流体りゅうたいである海洋かいよう中心ちゅうしんとする物質ぶっしつ循環じゅんかんは,ホリスティックであり,うご海水かいすいなかでの化学かがく物質ぶっしつ特性とくせい太陽光たいようこうけてはじまる生物せいぶつ食物しょくもつもうがこれにふか関与かんよし,大気圏たいきけんとの交換こうかん河川かせんからのりくげん物質ぶっしつ世界せかいではない海底かいていとのあいだのやりとりなどに支配しはいされている.したがって,その部分ぶぶん部分ぶぶんのどこか1 カ所かしょふか追究ついきゅうしても,しん姿すがたえがすことはむずかしい.わたしは,複数ふくすう研究けんきゅう同時どうじすすめながら,それにせまることをこころみてきた.られた結果けっかのいくつかを物語ものがたりふう解説かいせつする.

収録しゅうろく刊行かんこうぶつ

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  • CRID
    1390282680708565888
  • NII論文ろんぶんID
    130004593281
  • DOI
    10.14862/geochemproc.57.0.180.0
  • 本文ほんぶん言語げんごコード
    ja
  • データソース種別しゅべつ
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録しょうろくライセンスフラグ
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