日本にっぽん集中しゅうちゅう治療ちりょうしつにおける長期ちょうき滞在たいざい患者かんじゃ現状げんじょう調査ちょうさ:Japanese Intensive Care Patient Databaseをもちいた後方こうほうてき研究けんきゅう

  • 橋場はしば 英二えいじ
    弘前大学ひろさきだいがく医学部いがくぶ附属ふぞく病院びょういん集中しゅうちゅう治療ちりょう
  • 竹川たけかわ だいたか
    弘前大学ひろさきだいがく大学院だいがくいん医学いがく研究けんきゅう麻酔ますい科学かがく講座こうざ
  • 遠藤えんどう 英樹ひでき
    東京大学とうきょうだいがく大学院だいがくいん医学いがくけい研究けんきゅう医療いりょう品質ひんしつ評価ひょうか講座こうざ
  • 廣田ひろた 和美かずみ
    弘前大学ひろさきだいがく大学院だいがくいん医学いがく研究けんきゅう麻酔ますい科学かがく講座こうざ

書誌しょし事項じこう

タイトル別名べつめい
  • Analysis of prolonged length of stay in intensive care units in Japan using the Japanese intensive care patient database

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抄録しょうろく

<p>【目的もくてき】Japanese Intensive Care Patient Database(JIPAD)をもちいて,日本にっぽんにおける2週間しゅうかん以上いじょう長期ちょうきICU滞在たいざい患者かんじゃ実態じったいあきらかにする。【研究けんきゅう方法ほうほう】2015ねん4がつ1にち~2019ねん3がつ31にちのJIPADの熱傷ねっしょう患者かんじゃのぞ成人せいじん患者かんじゃ(≧16さい)を対象たいしょうとした。ICU滞在たいざい日数にっすうにより短期たんきぐん(≦14にち)と長期ちょうきぐん(≧15にち)にけ,ICU滞在たいざい日数にっすう重症じゅうしょうスコア,死亡しぼうりつ利用りよう病床びょうしょう日数にっすうなどを比較ひかくした。さらに,ICU滞在たいざい日数にっすう院内いんない死亡しぼうおよぼす影響えいきょう関係かんけい検討けんとうした。【結果けっか対象たいしょう患者かんじゃ79,620にんのうち,3.0%(2,364にん)が長期ちょうきICU滞在たいざいであった。短期たんきぐん長期ちょうきぐんのICU 滞在たいざい日数にっすう中央ちゅうおうよんふん範囲はんい)はそれぞれ,1(1, 3)と21(17, 29),APACHEⅡスコアの中央ちゅうおうよんふん範囲はんい)は,13(10, 18)と23(18, 29),ICUない死亡しぼうりつは3.3%,18.8%,そして,院内いんない死亡しぼうりつは 7.2%と39.2%であった。長期ちょうきぐん利用りよう病床びょうしょうすう全体ぜんたいの25.0%でやく半数はんすうの11.9%は救命きゅうめい救急きゅうきゅう入院にゅういんりょう特定とくてい集中しゅうちゅう治療ちりょうしつ管理かんりりょう加算かさんであったとかんがえられた。ICU滞在たいざい日数にっすう院内いんない死亡しぼう関係かんけいは,重症じゅうしょうなどで調整ちょうせいしても滞在たいざい日数にっすうながくなると死亡しぼうリスクが上昇じょうしょうすることが示唆しさされた。【結語けつご】JIPADデータより,長期ちょうきICU滞在たいざい患者かんじゃは3.0%程度ていどで,長期ちょうき滞在たいざい症例しょうれい利用りよう病床びょうしょう日数にっすう全体ぜんたいの25.0%であった。また,ICU滞在たいざい日数にっすう長期ちょうきするとICUない死亡しぼうりつ,ICU 退室たいしつ院内いんない死亡しぼうりつ増加ぞうかすることがかった。</p>

収録しゅうろく刊行かんこうぶつ

参考さんこう文献ぶんけん (19)*注記ちゅうき

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