1934年(昭和9年)木村珈琲(現キーコーヒー)が沖縄でコーヒー農場を開設しました。
当時、木村珈琲は台湾と沖縄でコーヒー栽培事業に乗り出しましたが、台湾でサビ病の発生や戦時下と重なりコーヒー栽培を継続することが難しくなりました。
ここで近代の沖縄コーヒー栽培の歴史が終わります。
1980年(昭和55年)中部農林高校の和宇慶先生が退職を機にコーヒー栽培に着手します。
当時、移民先のブラジルで珈琲栽培されていた「シモサカ農園」を訪ねコーヒーの栽培方法を学びタネを持ち帰りました。
その後、和宇慶先生はコーヒー栽培の普及に尽力され「沖縄コーヒーの父」として語り継がれています。
今では多くの沖縄コーヒー農家で和宇慶先生のコーヒーが育てられています。下記の動画は和宇慶先生のご親戚の方から当時のお話をお伺いできました。
昭和のコーヒー栽培は総じて経済栽培に挑戦というものでした。平成になると沖縄諸島のコーヒー栽培者は徐々に増え近年は本土でコーヒー作りされる方も増えてきました。