アイティメディアでは、働はたらく場所ばしょの自由じゆう度どを高たかめる「スマートワーク制度せいど」（※1）を2020年ねん7月がつに導入どうにゅうしました。スマートワーク制度せいどとは、オフィスまで2時間じかん以内いないに出社しゅっしゃできる自宅じたくやその他たの作業さぎょう場所ばしょで業務ぎょうむを行おこなうことが認みとめられるものです。業務ぎょうむ内容ないようや各自かくじの状況じょうきょうに合あわせて、働はたらきやすい環境かんきょうを選えらべます。
（※1）「スマートワーク制度せいど」の詳細しょうさいはこちらをご覧らんください。なお当初とうしょは週しゅう1回かいの部門ぶもん出社しゅっしゃ日びを設定せっていする予定よていでしたが、新型しんがたコロナウイルスの影響えいきょうを考慮こうりょし、当面とうめん見送みおくりとなっています。

　そして、2022年ねん10月がつ、働はたらく場所ばしょをさらに多様たように選択せんたくできる「スマートワーク+（プラス）制度せいど」を新あらたにスタートさせました。この記事きじでは、「スマートワーク+制度せいど」が生うまれた背景はいけいや、「+」になったことでの具体ぐたい的てきな変更へんこう点てんをお伝つたえします。

制度せいどの進化しんかで価値かち最大さいだい化か

　「スマートワーク+制度せいど」の進化しんかの背景はいけいには、2つの価値かちを最大さいだい化かしたいアイティメディアの思おもいがあります。

　1つめは、社会しゃかいへ提供ていきょうする価値かちです。

　「スマートワーク制度せいど」は、テクノロジーを活用かつようし、オフィスへの出勤しゅっきんを必須ひっすとしない新あらたな働はたらき方かたでした。このたび、アイティメディアは制度せいどをさらに進化しんかさせることで、社員しゃいんの不便ふべんや不安ふあんを解消かいしょうし、ビジネスを発展はってんさせて提供ていきょう価値かちを最大限さいだいげんに高たかめたいと考かんがえたのです。

　2つめは、ひとりひとりの社員しゃいんがアイティメディアで発揮はっきできる価値かちです。

　「スマートワーク+制度せいど」は、持続じぞく的てきに価値かち発揮はっきを最大さいだい化かできる働はたらき方かたを、各自かくじが選択せんたくできる制度せいどとして設計せっけいされました。この制度せいどによって、短期たんき的てきには、長期ちょうきの休やすみ以外いがいにも帰省きせいしてリフレッシュするなど、ライフスタイルの変化へんかが可能かのうとなります。また長期ちょうき的てきには、ライフイベントによる転居てんきょなどの変化へんかがあっても、安心あんしんして働はたらき続つづけられる環境かんきょうを整備せいびしました。

　もともと、アイティメディアは社員しゃいんの価値かち発揮はっきを最大限さいだいげんにするための支援しえんに力ちからを入いれてきました。なぜなら、オンライン専業せんぎょうのメディア企業きぎょうであるアイティメディアの価値かち提供ていきょうの源泉げんせんは、「人ひと」だからです。アイティメディアが企業きぎょうとして存続そんぞくし、成長せいちょうするためには、社員しゃいんひとりひとりの力ちからを最大限さいだいげんに引ひき出だすことが必要ひつよう不可欠ふかけつなのです。人事じんじポリシー「Value First（価値かちにとことん、こだわり抜ぬく）」に基もとづいて、イキイキと主体しゅたい的てきに働はたらける「働はたらき方かた」をより高度こうどに実現じつげんするために、制度せいど改正かいせいを行おこないました。

スマートワーク+Short

　ここからは、「スマートワーク+制度せいど」の具体ぐたい的てきな内容ないようを説明せつめいします。

　スマートワーク+制度せいどは、「Short」「Long」の2種類しゅるいに分わかれます。

　スマートワーク+Short制度せいどは、国内外こくないがい問とわず、通常つうじょうの規定きていを超こえた遠方えんぽう地ちでの一時いちじ的てき勤務きんむを認みとめる制度せいどです。

　社員しゃいんは通常つうじょう、本社ほんしゃへ2時間じかん以内いないで到着とうちゃくできる場所ばしょで勤務きんむすることが求もとめられます。しかし、スマートワーク+Short制度せいどを適用てきようすることで、この制限せいげんにとらわれず勤務きんむ地ちを選択せんたくできます。

　制度せいどを利用りようする場合ばあい、利用りよう開始かいし日びの1週間しゅうかん前まえまでに社内しゃないシステムで申請しんせいを行おこないます。利用りよう可能かのうな期間きかんは年度内ねんどないで最大さいだい20営業えいぎょう日びです。入社にゅうしゃタイミング等とうに応おうじて、所定しょていの期間きかんが各かく社員しゃいんに付与ふよされます。ただし、あくまでも一時いちじ的てきな遠方えんぽう地ち勤務きんむを認みとめる制度せいどのため、連続れんぞくして利用りようできるのは1回かいあたり最大さいだい5営業えいぎょう日びとなります。

　スマートワーク+Short制度せいどによって、従来じゅうらいは実現じつげんできなかった短期たんき的てきな遠方えんぽう地ちでの勤務きんむが認みとめられるようになりました。そのため、「手伝てつだいなどのため一時いちじ的てきに実家じっかで勤務きんむしたい」「国内こくないの環境かんきょうのいい場所ばしょや海外かいがいでのワーケーションを取とり入いれ、気分きぶん転換てんかんしたい」といった社員しゃいんの要望ようぼうが実現じつげんできています。

スマートワーク+Long

　スマートワーク+ Long制度せいどは、一定いっていの制約せいやくのもとで、本社ほんしゃから2時じ間あいだ超ちょうの場所ばしょでの継続けいぞく的てきな勤務きんむを認みとめる制度せいどです。

　この制度せいどで新あらたに継続けいぞく的てきな勤務きんむ地ちとして認みとめられるのは、出社しゅっしゃ要請ようせいがあった場合ばあい、本社ほんしゃに10時じ30分ふんまでに出勤しゅっきんできる国内こくないの地域ちいきです。2時間じかん以内いないでの出社しゅっしゃが難むずかしい遠方えんぽう地ちでの勤務きんむが連続れんぞく21営業えいぎょう日び、または年度ねんどで21営業えいぎょう日び以上いじょうとなる場合ばあいに、事前じぜん申請しんせいに基もとづいて適用てきようされます。出社しゅっしゃ手段しゅだんとして飛行機ひこうきや新幹線しんかんせんの利用りようも認みとめられるため、国内こくないのほとんどの地域ちいきで勤務きんむできるようになりました。

　スマートワーク+Long制度せいどを利用りようするための前提ぜんていは、遠方えんぽう地ちでの継続けいぞく的てきな勤務きんむが、現在げんざい担になっている業務ぎょうむに支障ししょうをきたさないことです。ただし、この前提ぜんていを満みたせる場合ばあいも、本社ほんしゃ近郊きんこうで勤務きんむする社員しゃいんとの公平こうへい性せいの観点かんてんに基もとづいて、一律いちりつ報酬ほうしゅうから5％減額げんがくの上うえで勤務きんむすることとなります。これは、遠方えんぽう地ちを拠点きょてんに勤務きんむする場合ばあい、出社しゅっしゃが必要ひつような緊急きんきゅう対応たいおうが容易よういではなくなること、今後こんごの業務ぎょうむアサインへの影響えいきょう、出社しゅっしゃした場合ばあいの通勤つうきん手当てあての増加ぞうかなどが発生はっせいすることを総合そうごう的てきに加味かみしたものです。

　スマートワーク+ Long制度せいどが実現じつげんしたのは、ライフイベントにより住すむ場所ばしょが変かわっても、安心あんしんしてアイティメディアで働はたらき続つづけられる環境かんきょうです。継続けいぞく的てきな介護かいごや家族かぞくの転勤てんきんなど、やむを得えず転居てんきょしなければならない場合ばあいも、ひとりひとりが優先ゆうせんしたいことを大切たいせつにしつつ、キャリアを継続けいぞくできます。また、オフィスからは遠とおいが、自分じぶんにとって望のぞましい場所ばしょで生活せいかつしたいといった社員しゃいんの希望きぼうも叶かなえられるようになりました。

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　この記事きじでは、勤務きんむ地ちの自由じゆう度どを高たかめる「スマートワーク+制度せいど」の背景はいけいにある価値かち最大さいだい化かへの思おもい、2022年ねん10月がつから可能かのうになった新あたらしい選択せんたくを説明せつめいしてきました。短期たんき的てきな状況じょうきょうの変化へんかに対応たいおうできる柔軟じゅうなん性せいや、安心あんしんして働はたらき続つづけ、より希望きぼうに合あった生活せいかつができる環境かんきょうの整備せいびによって、企業きぎょうとしての提供ていきょう価値かちと社員しゃいんが発揮はっきする価値かちをより高たかめていきます。

　アイティメディアでは、人事じんじポリシー「Value First（価値かちにとことん、こだわり抜ぬく）」に基もとづき、社員しゃいんひとりひとりの価値かち発揮はっきを最大限さいだいげんに引ひき出だす制度せいど設計せっけいに力ちからを入いれてきました。また、新あたらしい制度せいどの導入どうにゅうだけでなく、既存きそんの制度せいどをさらに改良かいりょうし、社会しゃかいの状況じょうきょうや個人こじんのライフステージにあわせた一層いっそうの活用かつようをしてもらえるように、日々ひび工夫くふうを重かさねています。