シマチョウとはどの部位ぶい？おすすめの食たべ方かたもご紹介しょうかい！

シマチョウとはどの部位ぶい？

「シマチョウ」とは「牛うしの大腸だいちょう」のことを指さし、見みた目めの縞しま模様もようからシマチョウと名付なづけられました。関西かんさいでは「テッチャン」とも呼よばれますが、これは朝鮮ちょうせん語ごで大腸だいちょうを意味いみする「テチャン」に由来ゆらいするといわれています。

シマチョウは牛うし1頭とうから1〜1.5キロ程度ていどしかとれないとても希少きしょう価値かちの高たかい部位ぶいで、下しも処理しょりが難むずかしく手間てまがかかることでも知しられています。そのため、シマチョウをおいしく食たべられる店みせは、他たのメニューもおいしいとさえいわれているのです。ホルモンならではの弾力だんりょくとかみごたえがあり、旨味うまみがギュッと詰つまった人気にんきの部位ぶいです。

シマチョウと似にたホルモンに「マルチョウ」がありますが、こちらは牛うしの小腸しょうちょうです。マルチョウはシマチョウよりもやわらかく、コロコロとした丸まるい形かたちをしています。シマチョウよりも脂あぶらがのっていて、味あじは甘あまみが強つよいのが特徴とくちょうです。ジューシーなマルチョウは、焼肉やきにく屋やなどでも多おおくの人ひとに好このまれる部位ぶいの一ひとつです。

シマチョウをおいしく食たべるために欠かかせないのが下しも処理しょりです。
主おもな下しも処理しょりは熱湯ねっとうで茹ゆでる方法ほうほうで、たっぷりの沸騰ふっとうしたお湯ゆに長ながねぎや生姜しょうがなどの香味こうみ野菜やさいと一緒いっしょに入いれ5〜10分ふんほど茹ゆでます。茹ゆで上あがったらザルにあげて、流水りゅうすいで洗あらいながら汚よごれをしっかりと落おとしましょう。茹ゆでたシマチョウは余分よぶんな脂あぶらやアクが抜ぬけて調理ちょうりがしやすくなります。
また、他ほかにも、シマチョウに小麦粉こむぎこや塩しおなどをまぶして、もみ込こむように洗あらうという方法ほうほうもあります。しっかりともみ洗あらいをした後のちは、流水りゅうすいで小麦粉こむぎこや塩しおを洗あらい流ながしましょう。

シマチョウのおすすめの食たべ方かたをご紹介しょうかい！

シマチョウをおいしく食たべるためには、焼やき方かたのポイントをしっかりと押おさえることが大切たいせつです。
まずは、先さきほどご紹介しょうかいした下しも処理しょりをしっかりと行おこない、ホルモン独特どくとくの臭くさみや汚よごれなどを取とり除のぞきます。ホルモン全般ぜんぱんにいえることですが、皮かわの付ついているホルモンは皮かわ目めから焼やくのがポイントです。脂あぶらが付ついている面めんから焼やいてしまうと、旨味うまみいっぱいの脂あぶらが流ながれ出だしホルモンが焦こげつきやすくなってしまいます。また、脂あぶらが流ながれることで煙けむりや飛とび跳はねの原因げんいんにもなるので気きをつけましょう。初はじめに皮かわを香こうばしく焼やき、最後さいごに全体ぜんたいを混まぜながらさっと火ひを入いれるのがおすすめです。

シマチョウはさまざまな料理りょうりに使つかうことができ、中なかでももつ鍋なべやもつ煮込にこみ、焼肉やきにくなどは定番ていばん料理りょうりとなっています。きちんと下しも処理しょりをしたシマチョウを使つかえば、家庭かていでもおいしいホルモン料理りょうりを作つくることができます。

家庭かていではハードルが高こうそうなもつ鍋なべも、意外いがいと簡単かんたんに作つくれるので挑戦ちょうせんしてみてはいかがでしょうか。もつ鍋なべは、醤油じょうゆや味噌みそ、めんつゆ、にんにく、唐辛子とうがらし、水みずなどで作つくったスープに、シマチョウ、キャベツ、ニラ、もやしなどお好このみの野菜やさいを加くわえて蓋ぶたをし、20分ふんほど煮込にこめば出来上できあがりです。
他ほかにも、たっぷりの野菜やさいと炒いためるホルモン焼やきや、ホルモン焼やきうどんなどにして食たべてもおいしいです。トマトソースで煮込にこめば、イタリア料理りょうりのトリッパ風ふうにして楽たのしむこともできます。

シマチョウのDELISH KITCHENレシピ

プリプリとした歯はごたえが魅力みりょくのシマチョウ

人気にんきのホルモンであるシマチョウは、スーパーなどでも手てに入はいりやすい食材しょくざいです。 シマチョウをおいしく食たべるためにはとにかく下しも処理しょりが大切たいせつで、下しも処理しょりさえしっかりしておけばさまざまな料理りょうりに使つかうことができます。ホルモンは味噌みそとの相性あいしょうが良よいので、味噌みそ煮込にこみや味噌みそ炒いためなどもおすすめです。
シンプルに焼やいて食たべるのはもちろん、煮込にこみや鍋なべなどにしてホルモンのおいしさを堪能たんのうしましょう。