『新生しんせいFFXIV』パッチ2.5特集とくしゅうプロデューサーレターLIVEまとめ。新しんクリスタルタワーやゴールドソーサー情報じょうほうが公開こうかい

文ぶん：megane

　12月20日はつか～21日にちに開催かいさいされている『新生しんせいFFXIV』のイベント“ファイナルファンタジーXIV ファンフェスティバル”。21日にち午前ごぜん中ちゅうに行おこなわれた第だい19回かいプロデューサーレターLIVEの内容ないようをお届とどけする。

▲プロデューサー兼けんディレクターの吉田よしだ直樹なおき氏し（左ひだり）とコミュニティマネージャーの室田むろた俊夫としお氏し（右みぎ）。

　プロデューサーレターLIVEでは、おなじみプロデューサー兼けんディレクターの吉田よしだ直樹なおき氏しとコミュニティマネージャーの室田むろた俊夫としお氏しが登場とうじょう。パッチ2.5のタイトルが“BEFORE THE FALL 希望きぼうの灯火ともしび”となったことをロゴとともに発表はっぴょうした。

　今回こんかいのプロデューサーレターLIVEは、拡張かくちょうディスクの情報じょうほうが公開こうかいされた前日ぜんじつの基調きちょう講演こうえんとは変かわって、パッチ2.5特集とくしゅうとして進行しんこうした。これはラスベガスのファンフェスティバルと同様どうようとなっている。

■今回こんかいのプロデューサーレターLIVEの議題ぎだい

　今回こんかいのLIVEで話はなされた議題ぎだいは以下いかの通とおり。

・パッチ2.45で実装じっそうされたゾディアックウェポンの選定せんてい基準きじゅん
・パッチ2.5のパッチタイトルとロゴ
・パッチ2.5前半ぜんはん（Part1）と後半こうはん（Part2）で実装じっそう予定よていのコンテンツ
・パッチ2.5で実装じっそうされるクリスタルタワー：闇やみの世界せかい
・パッチ2.51に実装じっそう予定よていのゴールドソーサー
・ミニゲームのトリプルトライアド
・新しんIDの黙約もくやくの塔とう、ワンダラーパレス（ハード）、古城こじょうアムダプール（ハード）
・DirectX9とDirectX11の比較ひかく＆公開こうかい時期じき
・コアメンバーに聞きく（サウンド・祖そ堅けん正せい慶けい氏し）
・ゲーム内ないイベント＆その他た告知こくち

●ゾディアックウェポンでラグナロクが斧おのになった理由りゆうは？

　パッチ2.5の新しん情報じょうほうの前まえに、パッチ2.45で実装じっそうされて話題わだいになったゾディアックウェポンに関かんする話はなしが行おこなわれた。

　議題ぎだいとなったのは、両りょう手斧ちょうなのゾディアックウェポン進化しんか系けいがラグナロクとなっていたこと。これまでの『FF』シリーズといえば“ラグナロクは剣けん”という扱あつかいになっていた。これが斧おのに名付なづけられた理由りゆうは何なになのか。

　これについて吉田よしだ氏しはまず、ゾディアックウェポンの各かくジョブの武器ぶきを考かんがえるにあたって、「武器ぶきの格かくを同おなじにする必要ひつようがあった」と語かたった。剣けんは“エクスカリバー”、弓ゆみは“与一よいちの弓ゆみ”というのがすんなりと決きまった中なかで、最強さいきょうの武器ぶきに値あたいするゾディアックウェポンにおいて斧おのが“ルーンアクス”となるのはちょっと格かくとして落おちるという。

　そこでラグナロクが与あたえられることになったが、そもそもラグナロクというのは北方ほっぽう神話しんわにおいて“最終さいしゅう戦争せんそう”や“終末しゅうまつの日ひ”を表あらわす単語たんごで、武器ぶきの名前なまえではない。『FF』において剣けんの名前なまえとしてラグナロクが用もちいられるようになった理由りゆうは「当時とうじの『FF』は剣けんと魔法まほうの世界せかいだったから」とのこと。当時とうじの伝統でんとうがそのまま変かわらずここまで来きているというわけだ。ちなみに同おなじオンラインゲームの『FFXI』では両手りょうて剣けんにラグナロクの名なが冠かんされている。

　しかし、これまでの『FF』の伝統でんとうを大事だいじにする一方いっぽうで、これからに向むけて新あたらしい『FF』も作つくっていかなければならないと吉田よしだ氏しは語かたる。その1つが今回こんかいのラグナロクの理由りゆうとも言いえる。この新あたらしい『FF』を作つくるのは、シリーズのナンバリングタイトルを作つくる者ものの使命しめいであるとも語かたった。

■パッチ2.5はPart1でストーリーの2/3が語かたられる

　続つづいて、パッチ2.5のタイトルとロゴが前述ぜんじゅつのように“BEFORE THE FALL 希望きぼうの灯火ともしび”と発表はっぴょうされた。このパッチ2.5は前半ぜんはん（Part1）と後半こうはん（Part2）の2つに分わけられる。Part1でメインストーリーや事件じけん屋やクエスト、新あらたなクリスタルタワーである“闇やみの世界せかい”編へん、新あらたなインスタンスダンジョン（ID）などが配信はいしんされる。

　また、フリーカンパニー単位たんいでさまざまなクラフトなどを行おこなう“エーテリアルホイール”と呼よばれるコンテンツも実装じっそうされる。このエーテリアルホイールに関かんする情報じょうほうは今後こんごの公開こうかいに期待きたいしよう。またフロントラインに新しんルールが追加ついかされる。マップはこれまでと同おなじものだという。

　パッチ2.51にて、これまでに何なん度ども存在そんざいが明あかされていたゴールドソーサーが追加ついかされる。パッチ2.5 Part2では、メインストーリーの後半こうはん部分ぶぶんが実装じっそうされる他ほか、イシュガルド防衛ぼうえい戦せんというコンテンツが用意よういされていることも明あきらかに。これらについては現時点げんじてんでは詳細しょうさいは明あかされなかった。

■クリスタルタワー完結かんけつ編へんにあたる“闇やみの世界せかい”

　“クリスタルタワー：古代こだいの民みんの迷宮めいきゅう”、“クリスタルタワー：シルクスの塔とう”に続つづく、クリスタルタワーシリーズの完結かんけつ編へんとして“クリスタルタワー：闇やみの世界せかい”が実装じっそうされる。

　モチーフとなった『FFIII』と同様どうようにザンデを倒たおした後のちに到達とうたつするのが、この闇やみの世界せかいだ。これまでのクリスタルタワーとは趣おもむきの異ことなる、オドロオドロしい雰囲気ふんいきに包つつまれている。

　なお、現在げんざい実装じっそうされているクリスタルタワー：シルクスの塔とうでは、防具ぼうぐとともに戦記せんき装備そうびを強化きょうかするアイテムをドロップしていたが、実装じっそう当初とうしょは防具ぼうぐか強化きょうかアイテムか、どちらかを1週間しゅうかんに一いち度どしか取とることができなかった（現在げんざいでは1週間しゅうかん縛しばりは解除かいじょされている）。クリスタルタワー：闇やみの世界せかいでは、防具ぼうぐと詩学しがく装備そうび強化きょうかアイテムの入手にゅうしゅフラグが別べつに管理かんりされ、防具ぼうぐを取とったらアイテムが取とれないということにはならないという。

▲クリスタルタワー：闇やみの世界せかいで入手にゅうしゅできる防具ぼうぐの数々かずかず。

　その他た、それらのアイテムとは別べつにクラフター用ようの素材そざいもドロップすることが明あきらかになった。これらは武器ぶきの素材そざいとして利用りようできるとのこと。

▲闇やみの世界せかいで入手にゅうしゅできる素材そざいを使つかって、ティターンの持もつ剣けんなどを製作せいさくできる。

■正式せいしき名称めいしょうは“マンダヴィル・ゴールドソーサー”に決定けってい

　パッチ2.51で追加ついかされるゴールドソーサーの名称めいしょうが“マンダヴィル・ゴールドソーサー”と発表はっぴょうされた。マンダヴィルと言いえば、有名ゆうめいなNPCが2人ふたりほど思おもい起おこされるが（おそらく父親ちちおやのほう）、施設しせつにまつわるクエストでの登場とうじょうに期待きたいしたい。

　なお、ゴールドソーサーでは“マンダヴィル・ゴールドソーサーポイント”と呼よばれる特別とくべつなポイントを用もちいて、各かくアトラクションを行おこなう。ポイントは2000ポイントまでギルで購入こうにゅうできる。それ以上いじょうはギルで購入こうにゅうできず、2000ポイント以上いじょうにするにはゴールドソーサー内ないで増ふやす必要ひつようがある。このポイントを使つかってさまざまなアイテムに交換こうかんでき、今回こんかいはその中なかでも一番いちばん高たかいポイントが必要ひつようとなるアイテムが公開こうかいされた。

▲ゴールドソーサーポイントを使つかって交換こうかんできる男性だんせい用よう装備そうび。『FFVI』に登場とうじょうしたキャラクター“セッツァー”になりきることができる。

　その他た、ゴールドソーサーと同時どうじに実装じっそうされるコンテンツとして“チョコボレース”と“トリプルトライアド”の情報じょうほうも公開こうかいされた。チョコボレースは、現在げんざい連つれて一緒いっしょに戦たたかったりしているバディチョコボとは別べつに、チョコボレース用ようのチョコボが与あたえられる。チョコボのレベルが上あがるとフィジカルボーナスのようにステータスを上あげることができ、育そだてたチョコボと他たのチョコボを配合はいごうして、新あらたなチョコボを作つくり出だせる。

▲身みも蓋ぶたもない運営うんえいコメントも寄よせられた。

　トリプルトライアドは『FFXIII』で登場とうじょうしたカードゲームタイプのミニゲーム。基本きほんルールは『FFXIII』を踏襲とうしゅうしつつ、『FFXIV』独自どくじのルールも用意よういされるとのこと。

　トリプルトライアドは、ゲーム内ないのさまざなNPCと対戦たいせんしてカードを集あつめていく。世界せかい各地かくちにいるNPCと戦たたかえるため、新あらたなトリプルトライアド用ようのマークが用意よういされる。トリプルトライアドで戦たたかえるNPC、一度いちど撃破げきはしたNPCが一目いちもくでわかるようになるとのこと。なお、マークが出でていなくても“実じつはカードを持もっている”隠かくしキャラもいるとか。

　このトリプルトライアドは、ゴールドソーサー内ないで他たのプレイヤーと対戦たいせんすることもできる。1週間しゅうかんかけて行おこなわれる大会たいかいも用意よういされ、期間きかん内ないに何なん勝しょう以上いじょうをした人ひとに与あたえられるカードなどもあるとか。

■帝国ていこく戦艦せんかんと幻まぼろし龍りゅうミドガルズオルムがテーマとなるIDが登場とうじょう

　パッチ2.5で実装じっそうされるIDは“幻まぼろし龍りゅう残骸ざんがい 黙約もくやくの塔とう”、“武装ぶそう聖域せいいき ワンダラーパレス”、“邪念じゃねん排撃はいげき 古城こじょうアムダプール”の3種類しゅるい。

●幻まぼろし龍りゅう残骸ざんがい 黙約もくやくの塔とう

　黙約もくやくの塔とうは、モードゥナ地方ちほうにある湖みずうみ・銀ぎん泪なみだ湖みずうみに浮うかぶ、帝国ていこく戦艦せんかんアグリウスと幻まぼろし龍りゅうミドガルズオルムが激突げきとつして墜落ついらくした残骸ざんがいが舞台ぶたいとなる。メインストーリーに深ふかく結むすびつくIDである。

●武装ぶそう聖域せいいき ワンダラーパレス

　武装ぶそう聖域せいいき ワンダラーパレスは、レベル50になってから行いけるようになるIDの“旅たび神しん聖域せいいき ワンダラーパレス”のハードモードとなる。学者がくしゃのジョブクエストにて存在そんざい理由りゆうが明あきらかになるワンダラーパレスだが、ハードモードでは高地こうちラノシアにいるマムージャ族ぞくに占拠せんきょされたような形かたちになっている。

●邪念じゃねん排撃はいげき 古城こじょうアムダプール

　レベル50からの最初さいしょの壁かべとして記憶きおくに新あたらしい“邪教じゃきょう排撃はいげき 古城こじょうアムダプール”がハードモードに。文字通もじどおり壁かべとして登場とうじょうしたデモンズウォールが張はり切きって再さい登場とうじょう。ノーマルにあった奈落ならくの底そこに落おちるギミックはなくなっているものの、デモンズウォールが4体たいになっている他ほか、プレイヤーを苦くるしめたブラッドラッパー（ハエ）も登場とうじょうする？

●ゼーメル要塞ようさいやオーラムヴェイルよりもワンパレやアムダがハードになった理由りゆうは？

　ここでプレイヤーからの質問しつもんとして、『旧きゅうFFXIV』から登場とうじょうしているゼーメル要塞ようさいやオーラムヴェイルのハードモードは登場とうじょうしないのかというものが挙あげられた。

　これについて吉田よしだ氏しは、『旧きゅうFFXIV』で製作せいさくされたダンジョンは『新生しんせいFFXIV』から製作せいさくしたダンジョンのレギュレーションに合あわないものが多おおく、それらをハードモードに作つくり直なおすのと、新あたらしいIDを作つくるのはほぼ同どう程度ていどの労力ろうりょくがかかるとコメント。すでにあるIDを作つくり直なおすのなら、新あたらしいIDを作つくるほうがいいということで、今後こんごもゼーメル要塞ようさいやオーラムヴェイル、トトラクの千せん獄ごくといった『旧きゅうFFXIV』のIDのハードモードは登場とうじょうしなさそうだ。

■DirectX11になると『FFXIV』はどれくらい変かわるのか？

　DirectX9とDirectX11の比較ひかく映像えいぞうが公開こうかい。DirectXとは、マイクロソフトが提供ていきょうするゲーム用ようのAPI（アプリケーションプログラムインターフェース）の集合しゅうごう体たいで、かいつまんで説明せつめいすると、DirectXの後のちの数字すうじが大おおきくなる（新あたらしくなる）と、さまざまな最新さいしん技術ぎじゅつがゲーム内ないで利用りようできるようになる。

●DirectX9とDirectX11の違ちがい

　DirectX11バージョンの『FFXIV』は“蒼天そうてんのイシュガルド”の発売はつばいと同どう時期じきに提供ていきょうされる。DirectX9バージョンから11バージョンにするには、クライアントをインストールし直なおす必要ひつようがあるが、UIなどは使つかっているものをそのまま利用りようできるとのこと。画像がぞうではわかりくいということで、今後こんご動画どうがとして公開こうかいされる予定よていだ。

▲タンクの詩学しがく装備そうびもより忠実ちゅうじつに……？（ならない）

■祖そ堅けん氏しに聞きくサウンドについてのアレコレ（主おもに要望ようぼう）

　プロデューサーレターLIVEの後半こうはんではサウンドディレクターの祖そ堅けん正せい慶けい氏しを招まねいて、コアメンバーに色々いろいろとプレイヤーからの要望ようぼうをぶつけるコーナーが展開てんかいされた。その一部いちぶをここで紹介しょうかいする。

▲前日ぜんじつの早朝そうちょう4時じまでリハーサルを行おこなっていたとのことで、お疲つかれの祖そ堅けん氏し。コーナーにはなんとかギリギリ間まに合あった。

▲祖そ堅けん氏しを加くわえた3人にんでコーナーが進行しんこうした。

――スレイプニルなどのマウントに専用せんようBGMが欲ほしい。

　それを製作せいさくする時とき間あいだをいただければ……。作つくっておいた魔ま導しるべアーマー用ようのティナのテーマがまだ使つかわれていないので、どこかに入いれられるかがんばってみます。

――ジュークボックスのようにハウジング内ないで音楽おんがくを変かえられる調度ちょうど品ひんが欲ほしい。

　オーケストリオンというアイテムが実装じっそう予定よてい。曲きょくをどこかから取とってくることで、曲きょくがかけられるようになる。パッチ3.0（蒼天そうてんのイシュガルド実装じっそう時じ）かパッチ3.1くらいで。

――戦闘せんとう曲きょくはイシュガルドで変かわりますか？

　完全かんぜん新曲しんきょくになります。

――“究極きゅうきょく幻想げんそう”の曲きょくが好すきなので歌詞かしを知しりたいです

　夢ゆめを壊こわすようで申もうし訳わけないのですが、あれはソフトウェアのランダム機能きのうで使つかったものです。ラテン語らてんご基準きじゅんのプリセットなので、たぶんラテン語らてんごです。

――発注はっちゅうが一番いちばんムチャだった曲きょくを教おしえてください

　大だい迷宮めいきゅうバハムート：真ま成なり編へんの第だい3層そう突破とっぱ時じのムービーです。尺しゃくなどがすべて決きまった状態じょうたいで発注はっちゅうされたものの、音楽おんがくのことをまったく考かんがえていない構成こうせいのムービーだったので、頭あたまを抱かかえました。

――祖そ堅けんさんが好すきな音楽おんがくのジャンルやバンドを教おしえてください

　今日きょうもTてぃーシャツを着きていますが、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンです。

――『FFXIV』以外いがいでBGMが好すきなゲームを教おしえてください

　セガの『バーニングレンジャー』です。先日せんじつ、作曲さっきょくした光吉こうきち猛もう修おさむさんにお会あいしたので、どこで収録しゅうろくしたのかを聞きいたところ、NY（ニューヨーク）だと言いわれました。うらやましい！

　「君きみにはNY（直樹なおき 吉田よしだ）がいるじゃないか」（吉田よしだ氏し）

――本ほん作さくは環境かんきょう音おんやSEがとても素敵すてきですが、一番いちばん気きに入いっているものは？

　グリダニアはどこにいても好すきです。ちなみにサウンドのスタッフで環境かんきょう音おんをずっと作つくり続つづけている者ものがいて、彼かれは自分じぶんで車くるまを出だして、環境かんきょう音おんを収録しゅうろくしに行いっているんですね。ただ、日本にっぽんって車くるまの音おとが聞きこえない場所ばしょがほぼなくて、山やまごもりのような状態じょうたいになることもあります。

――スノークローク大だい氷壁ひょうへきの曲きょくが聞ききたいのでサントラの発売はつばい予定よていはありますか？

　サントラを発売はつばいする構想こうそうはあります。ただ、まだ何なにも企画きかくしておりません。パッチ2.51の作業さぎょうが終おわったくらいからサントラの作業さぎょうを始はじめる感かんじかな……。拡張かくちょう版ばん（蒼天そうてんのイシュガルド）が出でる前まえくらいには。とりあえず年明としあけに音楽おんがくスタジオを3日にち押おさえましたが、3日にちではどうにもならないですね。

――『FFXIV』の曲きょくを作つくる時ときに『FF』という部分ぶぶんは意識いしきしていますか？

　もちろん意識いしきしています。しかし一部いちぶでそこから逸脱いつだつして、自分じぶんの色いろを出だすということもあります。しかし、『FF』の曲きょくはまず植松うえまつ伸夫のぶおさんありきだと思おもっていますし、そこは大事だいじにしています。

――クリスタルタワーで戦闘せんとう曲きょくと探索たんさく時じのBGMがスムーズに切きり替かわるのがすごいですが、どうやっているのですか？

　これは説明せつめいだけで講演こうえんが1本ほんできてしまうくらいの内容ないようですね。CEDECでDynamix Plus（※Dynamix Endのこと？）というものを使つかって、なんかすごいことをやってああなっています。ちなみにモグ王おう戦せんで、モグの数かずが少すくなくなるとテンポがスローになるのも、実じつは最新さいしん技術ぎじゅつを使つかっています。

　そうそう、サウンドプログラマーの新人しんじんが全然ぜんぜん入はいってこないので、ぜひ来きてください。

――蒼天そうてんのイシュガルドの曲きょくはどれくらい完成かんせいしているのでしょうか？

　……いくつかですね。とても発注はっちゅうが来きています。前ぜん廣ひろさん（イベント統括とうかつの前ぜん廣こう和豊かずとよさん）からとてつもない数かずの発注はっちゅうがあったところを、吉田よしださんがだいぶ削けずりました。が、削けずったと見みせかけて「余力よりょくがあれば追加ついか」というところでリストアップされています。

――シリウス大だい灯台とうだいのようにBGMのロングバージョンは今後こんごもありますか？

　そもそもロングバージョンを追加ついかする予定よていではありませんでした。戦闘せんとうの間あいだに30秒びょうくらい流ながれるように曲きょくを作つくっていたはずなんですが、それがいつしか40秒びょう、50秒びょうと伸のび始はじめたのが今いまですね。これも余力よりょくがあれば。

――作曲さっきょくに一番いちばん苦労くろうしたり、思おもい入いれがあったりする曲きょくを教おしえてください。

　これはもう『天てんより降ふりし力ちから』ですね。でも、昨日きのうのピアノライブで聴きいていて『灼熱しゃくねつの地ちへ』もいいなと思おもいました。吉田よしださんから『天てんより降ふりし力ちから』は『新生しんせいFFXIV』を印象いんしょう付つける曲きょくなので、ぜひ力ちからを入いれてほしいと頼たのまれて、半端はんぱないプレッシャーでした。メロディーはお風呂ふろに入はいる前まえにヒゲを剃すっている最中さいちゅうに思おもいついて、その場ばでスマホに録音ろくおんしました。

■年末年始ねんまつねんしに向むけてゲーム内外ないがいでイベントを予定よてい

　最後さいごに年末ねんまつと年始ねんしに向むけたゲーム内ないおよびゲーム外がいでのイベントの告知こくちが行おこなわれた。なお、詳細しょうさいは未確認みかくにんだが元旦がんたんに池袋いけぶくろにあるニコニコ本社ほんしゃにて『新生しんせいFFXIV』のレジストレーションコード付つきのクライアントが先着せんちゃく3000本ほんで配くばられるというアナウンスもあった。こちらについては詳細しょうさいな情報じょうほうが公開こうかいされるのを期待きたいしたい。

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