58歳の連続起業家が伝授「40歳からの起業」の極意!成功確率を高める“最初の3ステップ”とは?写真しゃしんはイメージです Photo:PIXTA

はたらかた多様たようする現在げんざい自分じぶん会社かいしゃおこしてみたいとかんがえているひとえているのではないでしょうか。実際じっさい環境かんきょう変化へんかしたこともあり、むかしくらべると小規模しょうきぼ起業きぎょうはやりやすくなっています。日本にっぽん起業きぎょうするひとおお業界ぎょうかいといえば、サービスぎょう情報じょうほう通信つうしんぎょうです。IT業界ぎょうかいあたらしいビジネスモデルがまれやすく、そしていまあたらしいサービスぎょうをITと関係かんけいなくはじめるのはむずかしいほどであり、いまや「起業きぎょう≓ネットベンチャー」ともえます。ほん連載れんさいでは、なんかい会社かいしゃおこした経験けいけんがあり、いまもメンターとして起業きぎょう相談そうだんにのったり、ベンチャー企業きぎょうへの支援しえんおこなったりする立場たちばにある筆者ひっしゃが、やく30ねん経験けいけんかして、起業きぎょうこころざひとがやるべきこと、けるべきことなどをつたえていきます。だいいちかいは、起業きぎょう若者わかものだけの特権とっけんではないこと、そして「起業きぎょうこころざしたらまずやるべき3つのプロセス」をおつたえします。(アンパサンドCEO 後藤ごとう康成やすなり

ネットベンチャーが日本にっぽん登場とうじょうしてから
まだ30ねんっていない

 日本にっぽんにおけるインターネットの歴史れきしかえってみると、30ねんまえ商用しょうようされておらず、ネットベンチャーも存在そんざいしませんでした。Yahoo! JAPANが設立せつりつされたのが1996ねん楽天らくてん市場いちば設立せつりつが1997ねんです。

 2000年代ねんだいはいると、おおくの起業きぎょうがこの希望きぼうにあふれるインターネット産業さんぎょう魅了みりょうされて起業きぎょうし、雨後うごたけのこ(たけのこ)のようにさまざまなネットベンチャーが出現しゅつげんしました。2000ねんから現在げんざいまでのあいだおおくの起業きぎょうがインターネットビジネスを起業きぎょうしており、またいまではインターネットは既存きそん産業さんぎょうまれる重要じゅうようなテクノロジーとなっています。

 筆者ひっしゃは1997ねんにエンジニアとしてシリコンバレーにわたり、ベンチャー企業きぎょう米国べいこくのOTC市場いちばへの株式かぶしき公開こうかい経験けいけんしたのち、インターネットインキュベーター()の「ネットエイジ」役員やくいんとしてIPOを経験けいけんしました。その自身じしんげたB2B SaaS企業きぎょう「フィードパス」を2011ねんにYahoo! JAPANに売却ばいきゃくしており、これまでの起業きぎょう人生じんせいなかで2かい株式かぶしき公開こうかいと1かいのM&Aを経験けいけんしています。また、2012ねんから2014ねんまで、「ソフトバンクアカデミア」にて学長がくちょうであるまご正義せいぎのもと、帝王ていおうがくまなびました。現在げんざいは、これまでのキャリアをかして、キュービックグループの新規しんき事業じぎょうインキュベーターである「アンパサンド」で起業きぎょう育成いくせいおこなっています。

 ほん連載れんさいでは、筆者ひっしゃ起業きぎょうとしての経験けいけんと、インキュベーターとしておおくの起業きぎょうとの出会であい、これから起業きぎょうこころざ起業きぎょう予備よびぐんたいして起業きぎょうのプロセスを説明せつめいしながら起業きぎょうたのしさとつらさをつたえていければとかんがえています。

※インキュベーター…ベンチャー企業きぎょうたいし、経営けいえいアドバイスや資金しきん調達ちょうたつ支援しえんなどをおこな団体だんたい組織そしき