【精神せいしん科か医いが教おしえる】「嫌いやなこと」「苦手にがてなこと」が待まっている…落おち込こんだとき、一瞬いっしゅんで心しんがスーッと軽かるくなるたった1つの考かんがえ方かた

【1分ふん読よみ切きり】緊張きんちょうを強しいられる仕事しごとでの重要じゅうようなプレゼン、プライベートでの心しんが重おもくなる人ひとづき合あい……なんだか寝ねつきが悪わるくなる予定よていがあっても、こう考かんがえると一瞬いっしゅんで心しんが軽かるくなります！
誰だれしも悩なやみや不安ふあんは尽つきないもの。寝ねる前まえにイヤなことを思おもい出だして、眠ねむれなくなるなんてことも……。そんなときの助たすけになるのが、『精神せいしん科か医いTomyが教おしえる 50代だいを上手じょうずに生いきる言葉ことば』（ダイヤモンド社だいやもんどしゃ）。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別しべつ、うつ病びょうの発症はっしょう……苦くるしんだ末すえにたどり着ついた、自分じぶんらしさに裏うらづけられた説得せっとく力りょくある言葉ことば。心しんが落おち込こんだとき、そっと優やさしい言葉ことばを授さづけてくれる“言葉ことばの精神せいしん安定あんてい剤ざい”で、気分きぶんはスッキリ、今日きょう一いち日にちがラクになります！

嫌いやなことがあったら
こう考かんがえてみて！

今日きょうは「嫌いやなことも必かならず終おわる」というテーマについてお話はなししたいと思おもいます。

なにか楽たのしいことがあると、「ずっと続つづくといいのに」「この時間じかんが終おわらなければいいのに」なんて思おもいながらも、あっという間まに終おわりを迎むかえてしまったと感かんじることがありますよね。しかし、同おなじように嫌いやなことも必かならず終おわりを迎むかえるのです。

たとえば、受験じゅけんや緊張きんちょうする発表はっぴょうなども、いずれは必かならず終おわりを迎むかえます。「すべてはいつか終おわる」と思おもえば、心しんが重おもくなる嫌いやなことがあっても、多少たしょうは心理しんり的てきな負担ふたんが軽かるくなるはず。いま起おきている嫌いやなことは、永遠えいえんに続つづくわけではないからです。

出来事できごとへの執着しゅうちゃくを捨すてる

どんなにツラく、苦くるしいことでも、いずれは終おわります。時間じかんが経たてばどうでもよくなり、だんだんと記憶きおくも薄うすれていきます。嫌いやなことが控ひかえている人ひとは、「時間じかんが過よぎれば過去かこになる」と思おもうことで、少すこし心しんがラクになると思おもいます。

ワクワクするイベントを心待こころまちにする一方いっぽう、嫌いやなことは避さけようとしがちですが、結局けっきょくのところよいイベントも悪わるいイベントも交互こうごに訪おとずれます。

そう考かんがえると、どんなことであれ、1つひとつの出来事できごとに執着しゅうちゃくしても仕方しかたがないと思おもえるようになったのです。すると、妙みょうな緊張きんちょうや感情かんじょうの起伏きふくも少すくなくなります。不安定ふあんていさがなくなり、訪おとずれる日々ひびのイベントを淡々たんたんとこなすようになるのです。

いずれは必かならず終おわること

陸上りくじょう競技きょうぎのハードル走はしのように、日々ひびの出来事できごとをリズムよくトントンと飛とび越こえていく感覚かんかくです。こういうと、つまらないと思おもう人ひともいるかもしれませんが、心しんはラクになりますし、淡々たんたんと毎日まいにちを生いきられるようになるのは悪わるいことではないと思おもいます。

嫌いやなことが控ひかえていても、いずれは終おわりを迎むかえるのだと考かんがえることが大切たいせつ。誰だれにとっても時間じかんは平等びょうどうなのですから、あまり気きにしすぎる必要ひつようはありません。「あれがあるからどうしよう」と思おもう時間じかんがもったいないのです。

避さけられない嫌いやなイベントは訪おとずれるもの。「嫌いやだな、どうしよう」と思おもっても解決かいけつしませんし、嫌いやな時間じかんが増ふえてしまうだけですから、「いずれ必かならず終おわる」と思おもっておけばいいのです。