ウォンとは、以下のことを表す。
ウォン（通貨）
ウォン（韓:원, 英:WON, 通貨記号:₩）とは、韓国･北朝鮮で流通している通貨の単位である。
両国で同じ呼び名の通貨単位だが、双方に同一性はない。それぞれ韓国ウォン（ISO4217ではKRW）と北朝鮮ウォン（同KPW）と区別されるが、一般的には前者の事を指す。なお、ウォンの下の補助単位としてチョン（=1/100ウォン）がある。
韓国ウォン
韓国銀行が発行する通貨で、韓国造幣公社（KOMSCO）が製造している。固定相場制ではないが、前者の場合日本の経済事情に左右される場合が多かった（無論例外あり）。過去にアジア通貨危機で大幅な乱高下を繰り返したが、現在のウォンも乱高下のまっただ中（対ドルで1400～1600ウォン付近を上下中）。
現在のレートは、対円では100円 = 約1500ウォン、つまり10000ウォン = 約667円である。
紙幣は₩1000, ₩5000, ₩10000、硬貨は₩10, ₩50, ₩100, ₩500が流通している。（₩1, ₩5もあるが流通は稀）
ちょっと前(2000年前後)には、500円硬貨に非常に類似していた₩500硬貨を変造して自販機などで使用する犯罪が横行したが、材質が異なり変造対策を施した新500円硬貨の登場によって被害が激減した。ただし、現在でもこの影響で「500円硬貨の使用は1枚まで」などの制限がかけられている自販機や券売機も見受けられる。
北朝鮮ウォン
朝鮮中央銀行が発行する通貨であるが北朝鮮民でしか使えない。
紙幣は₩1, ₩5, ₩10, ₩50, ₩100, ₩200, ₩500, ₩1000, ₩5000、硬貨は₩1, ₩10, ₩50, ₩100。
ソマリア・シリング、ベネズエラのボリバル、イラクディナール、ジンバブエ・ドルとともに、世界で最も価値が低いとされている通貨の1つであり、まさしく紙切れ。
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