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オダギリジョー

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オダギリジョーとは、1976年ねん 2月がつ16日にち生うまれの男性だんせい俳優はいゆうである。妻つまは女優じょゆうの香椎かしい由宇ゆう。またの名なをこうだくみ。

特撮とくさつファンからは『仮面かめんライダークウガ』、『ヒーロー嫌きらいのヒーロー』として知しられる。

概要がいよう

映画えいが監督かんとくを目め指ゆびしていたが、記述きじゅつミスで演技えんぎの勉強べんきょうをするようになったことが、彼かれの俳優はいゆう人生じんせいの始はじまりである。

養成ようせい所しょ卒業そつぎょう後ご、彼かれの出世しゅっせ作さくとなる仮面かめんライダークウガの主人公しゅじんこう、五代ごだい雄介ゆうすけ役やくが決きまる。一いち年間ねんかん務つとめあげた後のちは俳優はいゆうにとどまらず、その活躍かつやくの場ばを広ひろげていく。近年きんねんでは長年ながねんの夢ゆめだった映画えいが監督かんとくや、ドラマの脚本きゃくほん活動かつどうも行おこなっている。

破天荒はてんこうかつ良よくも悪わるくもマイペースを貫つらぬく性格せいかくであり、自身じしんが特撮とくさつなどの変身へんしんヒーローが嫌きらいだった（変身へんしんや怪人かいじんなど、あり得えないことが嫌きらいであるため）ことの告白こくはくしたことはその一ひとつである。

それ以外いがいにも、どんな場ばであっても格式かくしきにとらわれないスタイルのファッションセンスを貫つらぬいたり。
韓国かんこくのファンに求もとむめられたサインに「こうだくみ」と悪わるふざけで書かいて、韓国かんこく人じんのネット住民じゅうみん達たちを大だい激怒げきどさせたり。
歴史れきし的てきな低てい視聴しちょう率りつ打うち切きりとなった初はつの単独たんどく主あるじ演えんじドラマに関かんして、しなくていいのにわざわざ言及げんきゅうして自嘲じちょうしてみたり。

飾かざらないとも、破天荒はてんこうともとれる行動こうどうの数々かずかずが方々かたがたで賛否さんぴを呼よんでいる。

CMではコメディチックな役柄やくがらで登場とうじょうすることも多おおい。人生じんせいの選択肢せんたくしをカードから選えらぶというLIFE CARDのCMは未いまだ記憶きおくに新あたらしく、オダギリジョーの演技えんぎ力ちからの高たかさが見みられるCMでもある。

仮面かめんライダークウガ/五代ごだい雄介ゆうすけ

前述ぜんじゅつの通とおり、クウガ終了しゅうりょう後ごは本来ほんらい自分じぶんが変身へんしんヒーローが嫌きらいだったことを明あかしている。本人ほんにん曰く、現実げんじつ的てきにあまりにもありえない内容ないようや、雑ざつな場面ばめん転換てんかんなど（所謂いわゆる特撮とくさつワープなど）が嫌きらいだったからだとされる。
事実じじつ、特撮とくさつ系けいのオーディションでは特撮とくさつ作品さくひんを酷ひどく冒涜ぼうとくする発言はつげんを繰くり返かえして、そういった話はなしが自分じぶんに来こないようにしていた。
だが、それだけ嫌悪けんお感かんを示しめしながら、オダギリは仮面かめんライダークウガのオーディションに合格ごうかくしてしまう。最初さいしょは嫌いやで嫌いやで仕方しかたなく、断ことわろうとしていたようだが、東映とうえいのプロデューサー（当時とうじ、現げん・角川書店かどかわしょてんプロデューサー）高寺たかてら成紀しげのりの熱心ねっしんな説得せっとくと方針ほうしん説明せつめいにより、「俳優はいゆうをやめるか死しぬか悩なやんだ」と語かたるほど嫌きらっていた特撮とくさつ番組ばんぐみへの出演しゅつえんを決きめる。
特とくに高寺たかてらから言いわれた「今いままでの仮面かめんライダーをぶち壊こわしたい」という方針ほうしんを聞きいて「この人ひと（高寺たかてら）面めん白しろい」「壊こわすなら俺おれ、得意とくいだ」と感かんじ、ある程度ていど前向まえむきに撮つまみ影かげに向むかいかえるようになったらしい。

このことから、一条いちじょうさん役やくの葛山かつらやま信吾しんごは「クウガってすごいですよね、だってオダギリジョーが仮面かめんライダーだったんだから（笑）」という趣旨しゅしの発言はつげんをしており、オダギリジョーが一いち年間ねんかん仮面かめんライダーを演えんじたということは、今いまとなっては正まさに奇跡きせきのような出来事できごとである。

この「嫌きらいだった」という暴露ばくろをキッカケに、五代ごだい雄介ゆうすけの演技えんぎに感銘かんめいを受うけた特撮とくさつファンから、オダギリジョーは大だいブーイングを受うけた。しかし、彼かれが嫌きらいなのは彼かれの信条しんじょうに合あわない特撮とくさつ作品さくひんであり、自身じしんが出演しゅつえんし、周囲しゅういの人間にんげんと作つくり上あげた仮面かめんライダークウガを貶おとしめる発言はつげんは、少すくなくとも公おおやけの場ばでは皆無かいむであり、むしろ愛あい着ちゃくや敬意けいいを表あらわしている。
また、こういったクウガを賞賛しょうさんする発言はつげんは、前述ぜんじゅつの本音ほんねを明あかすと同時どうじに語かたられているものも多おおくある。

以下いか、思おもい入いれを訴うったえている発言はつげんの一部いちぶ

クウガの映画えいが化かには前向まえむきなコメントを見みせる。（後述こうじゅつ）
「自分じぶん以外いがいに五代ごだい雄介ゆうすけはやらせない！」（特別とくべつ編へん・発売はつばい記念きねんイベント）
「クウガをやっていたことを忘わすれられないようにこれからも頑張ちょうりたい」（2002年ねん 9月8日にち放送ほうそう分ぶんの『決定けってい!これが日本にっぽんのベスト 100』、ヒーローランキングのトップとしてコメントした）
「『この役やくを自分じぶんが演えんじたらどうなるか』という興味きょうみが沸わいたもののオファーを自分じぶんは受うけるタイプ、クウガ/五代ごだい雄介ゆうすけにはそういった魅み力ちからを感かんじたから受うけた」（2005年ねんピクトアップでの発言はつげん）

また、いまでもクウガ関係かんけい者しゃの集あつまりには積極せっきょく的てきに顔かおを見みせ、妹いもうとみのり役やくの千崎ちざき若菜わかなの結婚式けっこんしきには大だいトリとして出席しゅっせきした。また、高寺たかてらPをはじめとしたクウガスタッフが創つくり上あげた大だい魔神まじんカノンにも最後さいごの大だいトリとして出演しゅつえんしている。

つまるところ、オダギリがヒーロー・特撮とくさつ嫌きらいなのは、特撮とくさつファンとしては残念ざんねんながら紛まぎれもない事実じじつであり、クウガについて質問しつもんを受うけると必かならずと言いって良よいほど「嫌いやだった」と答こたえている。
が、同時どうじにクウガに関かんしての思おもい入いれ、スタッフへの尊敬そんけいには嘘うそ偽いつわりがないといえよう。

放送ほうそう終了しゅうりょう後ご、映画えいが化か祈願きがんサイトのコメントには、このような発言はつげんが残のこされている。

「こんな凛りんとした青空あおぞらをみると、やっぱり雄介ゆうすけのことを思おもい出でしませんか？オダギリの中なかに存在そんざいする人格じんかくのひとつである「雄介ゆうすけ」が、まるで狼おおかみ男おとこが満月まんげつを感かんじるがごとく、ウズウズと動うごき始はじめます」（仮面かめんライダークウガ映画えいが化か応援おうえんサイト『ポレポレ』・応援おうえんメッセージより）

なお、サイトにはサムズアップをしながら自身じしんが署名しょめいした紙かみを手てに持もったオダギリの写真しゃしんが今いまでも掲載けいさいされている。

上記じょうきのような事ことがあっても、番組ばんぐみ終了しゅうりょうから10年ねん以上いじょう経たった現在げんざいもまだ一部いちぶのネット上うえで「オダギリがクウガを黒くろ歴史れきしにしている」と言いう都市とし伝説でんせつが伝つたわっているが高こう寺てらによれば、こうした都市とし伝説でんせつに対たいし「悪意あくいを感かんじる」とコメントしている。
実際じっさい2014年ねんの4月がつに王様おうさまのブランチへ出演しゅつえんした際さいもクウガに出演しゅつえんした頃ころの自身じしんの思おもいを答こたえたり、舞台ぶたい挨拶あいさつなどでクウガについて言及げんきゅうすることがしばしばある。

これに関連かんれんして、爆笑ばくしょう問題もんだいの太田おおた光ひかりが「クウガのこと経歴けいれきから消けそうとしてるもんなｗ」という冗談じょうだんめいた煽あおりに対たいして「消けしてませんよｗｗｗやらしいこと言いわないでくださいｗｗｗｗ」と答こたえている。

そもそも、本当ほんとうにクウガを黒くろ歴史れきしにしていたら、クウガ終了しゅうりょう後ごも当時とうじの出演しゅつえん者しゃやスタッフと飲のみ会かいだったり結婚式けっこんしきに参加さんかしたり、『大だい魔神まじんカノン』の最終さいしゅう回かいにゲスト出演しゅつえんする事ことはなかったであろう。

オダギリジョーにとっての「仮面かめんライダークウガ」を黒くろ歴史れきしにしているのは、実じつは我わが々なのかもしれない。

出演しゅつえん作品さくひん

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