ダブ単語たんご

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ダブ（dub）は、レゲエから発祥はっしょうした音楽おんがく手法しゅほう、および音楽おんがくジャンル。ダブワイズ（dubwise）とも呼よぶ。ダブ制作せいさくに携たずさわる音楽おんがくエンジニアのことを特とくにダブ・エンジニアという。

概要がいよう

ダブは（レゲエ）楽曲がっきょくのリズムを強調きょうちょうしてミキシングし、エコーやリバーブなどのエフェクトを過剰かじょうに施ほどこすことで、原曲げんきょくとは全まったく別べつの作品さくひんに作つくり変かえてしまうことである。リミックスの元祖がんそとも言いわれる。 1968年ねん頃ころ、ジャマイカの音楽おんがくエンジニアキング・タビーがサウンド・システム用ようのボーカル抜ぬきのトラック（ヴァージョン）を製作せいさくする過程かていで偶然ぐうぜん発明はつめいしたとされる。しかし、リー・ペリーまたは、エロール・トンプソンがダブの発明はつめい者しゃであるという説せつもある。

ダブは本来ほんらいボーカル入いりの楽曲がっきょくを加工かこうしたものだが、発表はっぴょうされる場合ばあいは歌手かしゅではなくエンジニア名義めいぎであることが多おおい。1973年ねんに発売はつばいされたリー・ペリー『Blackboard Jungle Dub』、もしくはインパクト・オールスターズ『Java Java Java』が初はつのダブ・アルバムである。

1980年代ねんだいのイギリスではマッド・プロフェッサー、ジャー・シャカらがデジタル機材きざいを駆使くししたダブサウンドを創作そうさくし、ニュールーツと呼よばれるレゲエのサブジャンルを作つくり上あげた。エイドリアン・シャーウッドはダブにパンク・ロックやニュー・ウェイヴの要素ようそを取とり入いれた。1978年ねん、リントン・クウェシ・ジョンソンはデニス・ボーヴェルの制作せいさくしたダブに乗のせ自作じさくの詩しを朗読ろうどくしたアルバム『Dread, beat an' Blood』を発表はっぴょうし、ダブ・ポエトリーというジャンルの第一人者だいいちにんしゃとなった。

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