ループ2020(Loop 2020)とは、ヨーヨーファクトリーが販売するヨーヨーの名である。
概要
2018年発売。
前作「ヨーヨーファクトリー・ループ1080」が、ネジによるギャップ幅のみの調整であったのに対し、本機はスペーサー・レスポンスシステム・中を開けてのウェイト装着など、各種カスタムパーツで好みのセッティングにすることができる。
無段階ギャップ調整は廃止され、代わりにボディ・キャップ・レスポンスを3つのネジで留めるようになっている。六角レンチのサイズはループ1080と同じもの。
ボディ形状はコントロールエッジを利かせたものになっており、軌道のコントロールがしやすくなっている。裏を返せば、一定の角度にコントロールできなければ起動が不安定になる。標準的なエッジの「ヨーヨーファクトリー・ループ720」に対し、より上級者向けといえる。
シグネイチャー元の高田柊は、プロトタイプの本機を用いて世界大会を2度制している。リリース候補版は2018年2月には発売されていたが、本人の満足のいくフィーリングに達するまで長い時間がかかり、製品版の発売は2018年末となった。
過去に発売された要調整タイプの機種と違い、製品版のパッケージにはカスタムパーツが付属しておらず、デフォルトセッティングのヨーヨーと六角レンチしか入ってない。組み替えたい場合パーツを別売りで買うか、最初からパーツ一式揃ってるフルセットを購入する必要がある。
カスタムパーツ
2019年2月現在、以下のパーツが販売中である。
パーツに関しての詳細は、「ヨーヨーの構造」の記事参照。
★はデフォルトパーツ。
キャップ
→サイドキャップ(ヨーヨー)
ボディ側面のフタ。多くのルーピングヨーヨーと同じく、ドームキャップが採用されている。
本体付属の他は、LED内蔵キャップが用意されている。ON/OFFは物理スイッチで任意に切り替えられ、点滅や色替えなどはない。
アクセル
→アクセル(ヨーヨー)
ボディをつなぐ軸。長ければスリープが長く、戻りが弱くなる。短ければその反対である。
長い順に番号が振られているが、コンマ数ミリレベルの微妙な違いである。
- #1 長い
- #2 標準★
- #3 短い
スターバースト
→レスポンスシステム
ヨーヨーを引き戻す仕組みである「レスポンスシステム」のうち、軸周りがギザギザになった構造のもの。
山が高ければ戻りが強く、低ければその反対である。
低い順に番号が振られているが、これもごくわずかな違いである。
- #1 低い
- #2 標準★
- #3 高い
スペーサー
→スペーサー(ヨーヨー)
ベアリングを挟み込み、ストリングがベアリングの隙間に挟まられるのを防ぐと共にギャップ幅を決定するパーツ。プラスチック製の場合は戻りを助け、金属製の場合はスリープ時間が長くなる。
本機には厚さの微妙に異なるプラスチック製が用意されており、それぞれ色が異なる。
名称
名称は「ヨーヨーファクトリー・ループ808」に続いて180の倍数ではない。
「1080」以降の180の倍数はあまりキリのよくない数が続くため、2桁ごとに区切ってキリのよく、東京オリンピックの年である2020年にあやかってつけられたものと思われる。
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関連項目
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