国民的アニメとは、その国の子供から大人にまで広くに知られ、愛され続けるアニメのこと。
人気もあるため、長くに渡って放送されるので長寿アニメになる事が多い。
ここでは日本の国民的アニメについて記述する。なお、「国民的」の基準は特に定められているわけではなく、当記事で挙げている作品の選定基準もあくまで主観的なものである。
概要
サザエさん
誰もが認める国民的アニメ「サザエさん」。世界で最も長く放映されているテレビアニメ番組としてギネス世界記録を保持されていることで有名。
1946年(昭和21年)から4コマ漫画の新聞連載が始まり、1969年(昭和44年)にフジテレビ系列でアニメが放送開始されてから、現在までずっと続いている。平均視聴率も10%前後とアニメとしてはかなり高い視聴率を誇っている。
2017年10月、長らくスポンサーを務めた東芝が経営難からスポンサーを降板すると報道された。すると高須クリニックの高須社長がすかさず新たなスポンサーに名乗りを上げた。最終的には入札に敗れたものの、この作品が国民的認知度を誇ることを証明する出来事ともいえる。
ドラえもん
こちらも誰もが認める国民的アニメの1つ「ドラえもん」。原作は藤子・F・不二雄の代表作である。
1973年に日本テレビ系列で最初のアニメ化。その後1979年にテレビ朝日系列で放送開始。2005年には主要スタッフ・キャストを入れ替えリニューアル。劇場版も毎年制作されており、子供から大人まで楽しめる作品として親しまれている。
2012年にはドラえもん生誕100年前を記念して、世界各国でイベントが開催されるなど、海外でも高い人気を誇っている。
アンパンマン
子供たちに絶大な人気を誇る「アンパンマン」。
1988年(昭和63年)に「それいけ!アンパンマン」として日本テレビ系列でアニメが放送開始。今や日本一のキャラクターと言っても過言ではなく、アンパンマン関連の商品売上高は2010年時点で1兆1000億円に及ぶ。
ちびまる子ちゃん
1986年(昭和61年)から連載を開始。平成元年には、第13回講談社漫画賞少女部門を受賞する。
1990年にアニメが始まってからはさらに勢いに乗り、1990年のユーキャン新語・流行語大賞では「ちびまる子ちゃん(現象)」が金賞を獲得するほどであった。「平成のサザエさん」と呼ばれるほどの人気を博している。
クレヨンしんちゃん
1990年(平成2年)に連載を開始し、1992年(平成4年)に放送開始した「クレヨンしんちゃん」。
当初はパロディも多くブラックユーモア色の強い作品であったが、徐々にホームコメディへと路線を変え、現在では上記のアニメたちと肩を並べるくらい人気を誇るようになる。
その他
他にも「名探偵コナン」(1996年~)や「ポケットモンスターシリーズ」(1997年~)などは、20年以上の長きにわたりテレビアニメ放送が続いており、どちらも劇場版が毎年制作され高い興行成績を上げていることから、国民に愛されている事がわかる。映画関連では、「となりのトトロ」などのスタジオジブリ作品なども国民的アニメと言われる場合がある。
NHKで放送されている「忍たま乱太郎」(1993年~)「おじゃる丸」(1998年~)は数あるアニメの中でも特に女性人気が高く、幅広い世代に支持されている。NHKのアニメ作品の中では1位、2位の長寿作品である。
人によっては「ルパン三世」「ONE PIECE」「ドラゴンボール」なども挙げられる事が多々あるが、流石にキリがないので割愛する。
冒頭にも記述の通り、国民的アニメの基準は特にないため、結局は人それぞれとも言えるだろう。
関連項目
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