DREAMS COME TRUE 単語たんご

DREAMS COME TRUEとは、日本にっぽんの音楽おんがくグループである。通称つうしょうはドリカム、ドリ、DCTなど。

概要がいよう

• 吉田よしだ美和みわ／Vocal（1965年ねん5月6日にち生うまれ）
• 中村なかむら正ただし人ひと／Bass（1958年ねん10月1日にち生うまれ）

の2人ふたりで構成こうせいされるJ-popユニット。60's~80'sのアメリカン・ブラックミュージックをバックボーンに持もつ音楽おんがく性せいとパワフルな歌うた声こえ、親おやしみやすい歌詞かしが人気にんき。
数すう年ねんに一度いちど行おこなわれる、移動いどう型かた遊ゆう園地えんちのような大だい規模きぼライブにも定評ていひょうがある。
日本にっぽんで最もっとも有名ゆうめいなJ-popユニットの1つと言いってよい。

とんねるずのバックバンドを経へて、1988年ねんに結成けっせいし、1989年ねん3月がつにデビュー（中村なかむら曰く、とんねるずの伴奏ばんそうで稼かせいだ金かねをドリカムの活動かつどうにつぎ込こみ続つづけていたとか）。

1stアルバム『DREAMS COME TRUE』はオリコン最高さいこう27位いに終おわるものの、累計るいけい約やく90万まん枚まいを売うり上あげ、続つづく2ndアルバム『LOVE GOES ON・・・』はオリコン最高さいこう8位い、累計るいけい売上うりあげ120万まん枚まいに達たっし、順調じゅんちょうに人気にんきを集あつめていく。
ちなみに、代表だいひょう曲きょくの1つである『未来みらい予想よそう図ずII』は、この『LOVE GOES ON・・・』が初出しょしゅつ。

1992年ねん頃ころから『決戦けっせんは金曜日きんようび』『晴はれたらいいね』などが立たて続つづけにヒット。
特とくに『決戦けっせんは金曜日きんようび』は、初はつのミリオンセラーとなった。
この時点じてんで既すでに、発売はつばいしてきたアルバムの殆どが累計るいけいでミリオンセールスを記録きろくしていたが、この年とし発売はつばいした『The Swinging Star』が、発売はつばい開始かいしから2日にちでミリオンセールスに到達とうたつし（初動しょどう売上うりあげ約やく120万まん枚まいで当時とうじの日本にっぽん記録きろくを更新こうしん）、日本にっぽんのチャートで初はじめて売上うりあげ300万まん枚まいを突破とっぱする大だいヒットを記録きろくした。
以降いこう現在げんざいに至いたるまで、発売はつばいするオリジナルアルバムはオリコン最さい高こう順じゅん位くらい1位いか2位いのどちらかという状態じょうたいを維持いじしている。

1995年ねん7月がつ、ドラマ『愛いとしているといってくれ』の主題歌しゅだいかとしてリリースした『LOVE LOVE LOVE』が、ダブルミリオンセラーを記録きろく。約やく235万まん枚まいというこの枚数まいすうは、2013年ねん現在げんざい、日本にっぽん国こく内うちでのシングルCD売うり上あげ記録きろく歴代れきだい第だい10位いである。
このほか、1994年ねんに発売はつばいされた『WINTER SONG』も、累計るいけいでミリオンを突破とっぱしている。

1997年ねん、それまで所属しょぞくしていたソニーを離はなれ、アメリカのレーベルへ移籍いせき。後のちにプライベートレーベル（インディーズ）を設立せつりつ。
全編ぜんぺん英語えいご詞しでの作品さくひん発表はっぴょう、海外かいがい公おおやけ演えんじなども積極せっきょく的てきにこなしたが、はっきり言いって結果けっかはあまり良よいものでは無むかった。

2003年ねんにユニバーサルミュージックと契約けいやくし、メジャーに復帰ふっき。

2010年代ねんだいに入はいった現在げんざいでも、CDは30万まん枚まい以上いじょうのセールスを記録きろくし、アリーナのような巨きょ大会たいかい場じょうも満員まんいんになる、という日本にっぽんトップクラスのアーティストとして君臨くんりんし続つづけている。

2002年ねん3月がつまでは3人にん編成へんせいだった気きもするがそこら辺あたりはお察さっし下ください。
当初とうしょドリカムは、キーボード担当たんとうの西川にしかわ隆たかし弘ひろしというメンバーも含ふくめた3人にん構成こうせいだったのだが、このときに脱退だったい。その後ご、彼かれは覚かくせい剤ざい所持しょじで逮捕たいほされ、あれよあれよという間あいだに転落てんらくしていった。
不祥事ふしょうじ発覚はっかくによる脱退だったいではなく、あくまで、脱退だったいした後のちに発覚はっかくしたものであった。しかし脱退だったいのタイミングが良よすぎた上うえに、理由りゆうも不明瞭ふめいりょうだったため、マスコミには「元々もともと素行そこうの怪あやしかった西川にしかわを、面倒めんどうなことになる前まえに切きり捨すてたのではないか」と書かき立たてられていた。

細こまかいエピソードなど

• 吉田よしだは作曲さっきょくを手掛てがけることもあるが、現在げんざいでも楽譜がくふがほとんど読よめない。
• ファンのことを「ベイビーズ」と呼よぶ（主あるじに、というかほぼ吉田よしだ）。
• 今いまでもよく2人ふたりで喧嘩けんかする。主あるじに曲きょくの歌うたい方かたなどで。だが中村なかむら曰く、「じゃあお前まえが歌うたえよ！」という最終さいしゅう兵器へいきのせいで、だいたい吉田よしだの勝かちで終おわる。
• 中村なかむらは重度じゅうどの機材きざいオタクとしても有名ゆうめいで、現在げんざいでは標準ひょうじゅん規格きかくとなったMIDIもv1.0の段階だんかいで導入どうにゅうしていた。が、吉田よしだ曰くMIDIがロクに動うごかず説明せつめい書しょを読よみながら当時とうじ間借まがりしていた八はち百ひゃく屋やの二に階かいでしょっちゅうキレていた。
• 中村なかむらとダチョウ倶楽部くらぶのリーダー・肥後ひご克広かつひろの容姿ようしがそっくりなことは、双方そうほうのファンも、本人ほんにん同士どうしも知しっている。ドリカムが主あるじ演えんじ及および原案げんあんを担当たんとうした映画えいが「アマレット」では肥後ひごはドリカムサイドのオファーで「ドリカム中村なかむら役やく」として出演しゅつえんした（中村なかむらはドリカム中村なかむらのそっくりさん役やく）。
• 長期ちょうきにわたって活躍かつやくがみられるが、いわゆるベストアルバムの数かずは少すくない。
  レーベルを移籍いせきした1997年ねんに最初さいしょのベスト盤ばんが発売はつばいされたが、レコード会社かいしゃ側がわの独断どくだんでのリリースだったことを明あかし、ファンクラブ会員かいいんに向むけて購入こうにゅうを控ひかえてほしいという訴うったえたこともある。
  その代かわり（？）、1991年としから、4年ねんに1回かいの頻度ひんどで、ファン投とう票ひょうで支持しじが高たかかった曲きょくからセットリストを組くんでいくライヴツアー「DCT wonderland」を開催かいさい。次つぎは2015年ねんの予定よてい。
  ある意味いみ、この模様もようを収録しゅうろくしたビデオ・DVDがその時点じてんでのベスト盤ばんと言いってもいいかもしれない。
• アニメ「幽かそけ☆遊ゆう☆白書はくしょ」の主題歌しゅだいか歌手かしゅとして有名ゆうめいな馬渡まわたり松子まつこは元もとドリカムのサポートメンバーだった。また、彼女かのじょのメジャーデビューは中村なかむらのプロデュースによるもの。
• 『決戦けっせんは金曜日きんようび』（Cheryl Lynnの『Got to be Real』とEarth,Wind&Fireの『Let's Groove』の2曲きょくをミックスしオマージュして作さく編曲へんきょくしたことを中村なかむら正ただし人ひと自身じしんが認みとめている）など、元もとネタとなったアーティストへの愛あい情じょうが暴走ぼうそうしすぎな曲きょくがいくつかある。
• 元もとメンバーの西川にしかわは脱退だったい後ご、兄あにと音楽おんがく活動かつどうをしていたが、その妻つまへの暴行ぼうこうで逮捕たいほ（ただし不ふ起訴きそ）され、その時ときに覚かくせい剤ざい使用しようが判明はんめいした。釈放しゃくほう後ごには北海道ほっかいどうでクラブDJになったが、後のちにまた覚かくせい剤ざいで逮捕たいほ。そうして表ひょう舞台ぶたいからしばらく姿すがたを消けした後のち、2009年ねんに札幌さっぽろ市し・すすきのに「bar reboot」という意味深いみしんな名前なまえのバーを開店かいてんし、以後いご現在げんざいに至いたるまで店長てんちょうとして働はたらいている。つまりここに行いけば普通ふつうに会あえる。
• もちろんと言いってはあれだが、現在げんざい、西川にしかわの話題わだいはアンタッチャブルである。

関連かんれん項目こうもく

• ミュージシャン一覧いちらん
• ダチョウ倶楽部くらぶ
• HIGH and MIGHTY COLOR（初代しょだいfemale vocalのマーキーが2008年ねんに中村なかむらと結婚けっこん）
• ソニック・ザ・ヘッジホッグ（中村なかむらがＢＧＭを制作せいさく）
• 救命きゅうめい病棟びょうとう24時じ（同上どうじょう）