サンダーバード

2度目どめの鑑賞かんしょう。急きゅうにソフィア・マイルズのペネロープを見みたくなってVODで。国際こくさい救助きゅうじょ隊たいの兄弟きょうだいにイケメン俳優はいゆうを揃そろえて、メカや基地きちのデザインにも凝こっているのに、始はじまってほどなく基地きちが乗のっ取とられるわ、全員ぜんいん5号ごうで動うごけなくなるわ、フッドがメカを使つかって発信はっしんさせるわ･･･。こちらが観みたいのは、まずは実写じっしゃ化かした国際こくさい救助きゅうじょ隊たいのかっこよさなのに、あまりに脆弱ぜいじゃくな国際こくさい救助きゅうじょ隊たいを見みせられる。基地きちにある全員ぜんいんのかっこいい写真しゃしんパネルとか、ものすごく凝こっている操縦そうじゅう席せきのCGなど、かっこよく作つくってあるのに本当ほんとうにもったいない。主人公しゅじんこうがまだ子供こどものアランにしたのは、この映画えいがは大人おとなが対象たいしょうではないということか？ ここまで凝こって作つくったのなら、もっと大人おとな向むけにした方ほうが、子供こどもにも受うけたのではないかと思おもう。実じつにもったいない。
というわけで、結局けっきょくソフィア・マイルズのレディぶりが良よかったなぁということに。あと、ビル・パクストンがかっこいい。あんなに早はやく亡なくなってしまったことが本当ほんとうに残念ざんねん。

この時期じき、映画えいがはCG全盛ぜんせいで、その表現ひょうげん力りょくの進化しんかは目覚めざましいものがあった。「スターウォーズ」がCGで製作せいさくされ、世界せかい観かんの拡張かくちょうに一役ひとやく買かったりしたものだ。今いまとなっては、それすらも通過つうか点てんだったと思おもえるほどに、映画えいがの表現ひょうげん力りょくは飛躍ひやく的てきに進化しんかしていると思おもえるが、そのあだ花ばなとして、このような大だい失敗しっぱいとしか思おもえないひどい企画きかくの映画えいがが常つねに存在そんざいする。

「サンダーバード」と言いえば、人形にんぎょう劇げきとは思おもえないほどのこだわりの映像えいぞう。特とくに重量じゅうりょう感かんあふれるメカニックの描写びょうしゃは、本物ほんものをしのぐほどの迫力はくりょくを生うみ出だし、軽快けいかいな音楽おんがくや国際こくさい救助きゅうじょ隊たいという設定せっていも素晴すばらしかった。SFアクションの映像えいぞう史しに、確実かくじつに貢献こうけんしたテレビシリーズの傑作けっさくだった。

それを映画えいが化かしようというのだから、ちゃんと考かんがえてほしかった。
「何なにを残のこし、何なにを変かえるか」

それを間違まちがえれば、こんなひどい映画えいがが出来上できあがってしまう。
ついでに言いうなら、メインキャストをV6のメンバーでまとめて吹ふき替かえるという暴挙ぼうきょも、今いまとなっては彼かれらの黒くろ歴史れきしだろう。

2018.6.12

　サンダーバード2号ごうには思おもい入いれがある。子こどもの頃ころ、お小遣こづかいの範囲はんいで買かえるプラモデルや模型もけいは、2号ごうのコンテナが脱着だっちゃくできないほどの安やすいモノだけだったので悲かなしい思おもいをしていた（裕福ゆうふくな子こは基地きちのジオラマや合体がったいできる高価こうかなモノを持もっていた）。やはり2号ごうにはコンテナが必要ひつようなのだ！そして、コンテナを降おろし抜ぬけ殻がらとなった2号ごうは機体きたいの腹はらに空洞くうどうが出来できて哀愁あいしゅう漂ただよわしているのが正統せいとう派はだった。合体がったいや分離ぶんりによって情なさけない姿すがたになるものと言いえば、アイスラッガーを放はなった後のちのウルトラセブンの頭あたまとサンダーバード2号ごうが代表だいひょう選手せんしゅだったのだ！そ、それが、みっともない姿すがたにならないなんて・・・

　ストーリーは子供こども向むけである。活躍かつやくするのは末すえっ子こアランとファーマット、ティンティン、そしてペネロープとパーカーである。お兄にいさんたちは台詞せりふがほとんど無ないくらいに活躍かつやくしない。そして更さらにまずいことに、メカが主役しゅやくにならなければならないのに、人間にんげん中心ちゅうしんのストーリーなのだ。これはサンダーバードに憧あこがれた世代せだいに対たいする冒涜ぼうとくとも言いえる行為こういであり、「今いまから子供こどもファンを育そだてるぞ！」みたいな戦略せんりゃくが見みえ隠かくれする。ということで、大人おとなのファンには残念ざんねんな結果けっかとなりましたが、子供こども向むけ冒険ぼうけん活劇かつげきとしてはまぁまぁの出来できでなのでしょう。しかし、子供こどもたちはガッシュベル、ポケモン、に足あしを運はこぶぞ・・・

　パーカー役やくはやはりローワン・アトキンソンにするべきでしょう。これじゃ、小型こがた化かしたアーネスト・ボーグナインという雰囲気ふんいきだ。個人こじん的てき見解けんかいでは、みのもんたに見みえてしょうがなかったが（笑）

【2004年ねん8月がつ映画えいが館かんにて】

久ひさし振ぶりに鑑賞かんしょう☆

小ちいさい頃ころに、人形にんぎょうの顔かおや動うごきに恐怖きょうふを感かんじながらも、ついつい見入みいっていた　あのサンダーバードが実写じっしゃ化かされるとなれば、否いや応おうにも期待きたいが高たかまりますよね！
なんとなくコロン（ツルン？）とした、サンダーバード２号ごうとか　好すきです。

っと期待きたいしていた分ぶん～少すこし拍子抜ひょうしぬけしたけど
でも、元々もともとが特撮とくさつヒーローものなんだから　これで充分じゅうぶんだと思おもう。
子供こどもさんと一緒いっしょに観みるには良よいと思おもいます。

それと、実写じっしゃ版ばんのはずのサンダーバードで、なんと、ワンカットだけ人間にんげんではなくマリオネットが使つかわれている部分ぶぶんがあります！
本家ほんけと逆ぎゃくヴァージョンなんですねー。
探さがしてみて下くださいね！

それと、ティンティン役やくのヴァネッサ・ハジェンズが　今いまではこんなに綺麗きれいに！
美うつくしいです☆