ベオウルフ 呪われし勇者
劇場公開日:2007年12月1日
解説
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「フォレスト・ガンプ 一期一会」のロバート・ゼメキス監督が英語最古の英雄叙事詩を、前作「ポーラー・エクスプレス」同様、モーションキャプチャー技術を駆使して映画化。6世紀のデンマークを舞台に勇者ベオウルフと呪われた巨人グレンデル、そしてその母親との死闘を描く。ベオウルフに「ディパーテッド」のレイ・ウィンストン。その他、アンソニー・ホプキンス、ジョン・マルコビッチ、アンジェリーナ・ジョリーら豪華キャストが共演。
2007年製作/113分/PG-13/アメリカ
原題または英題:Beowulf
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:2007年12月1日
スタッフ・キャスト
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2024年5月30日
スマートフォンから投稿
この映画に関しては皆さんの仰る通りですね。有名な物語だが、わざわざモーションキャプチャーで表現せず、是非同じキャストで実写化してほしかった。かなり気になっていたが、神話系の物語に当時はゲップ状態で観るのを暫く躊躇っていたが、かなりの時を経て鑑賞した。ゼメキス作品なので信用し何も予備知識無しで観始めたが、始めの飲み会映像がCGぽくて、アレ?俺の目がおかしくなったか?と思い、実写⇆CGに切り替え出来る斬新な映画なのかな?とメニューを開いたが、元からこの映画でちょっとびっくりした。アンジーの映像はかなり綺麗だったが、その他は当時の粗さが目立つ感じで溜め息。折角の良ストーリーを台無しにする映画で正直ガッカリでした。
しかし、アンジーの胸の動きや型に相当なこだわりを感じたし、ベオウルフのチンチンを上手く隠す技術は、さすがゼメキスだと思える作品でした笑
2023年6月11日
PCから投稿
評価があまり良くないので観ようか迷ったのですが、ロバート・ゼメキス監督そして友情出演か、(全然姿が違うけど)クリスピン・グローバーが出てるとなりゃ「バック・トゥ・ザ・フューチャー」ファンは手を出してしまう...というわけで鑑賞しました。
主人公は国王となったが、A.ジョリーと恋をしていた過去を闘って思い出すのであった。(多分)
映像はよくできてると思いますが、前半は暗闇の場面が多いため観てて疲れる、というか眠くなると思います。私は休み休み観ました。
悪役のクリスピン・グローバーは強いけど、声とか会話を情けない感じにする辺りが彼らしい役でしたが、素顔がわからなかったのは残念。その母親役のアンジェリーナ・ジョリーは、顔以外は合成割合が高いと思うので白けてしまう人もいるでしょう。まぁ人気者ってことで話題作りの意味でも効果があったかと思う。女優陣は全て美しいです。そして、J.マルコヴィッチは、いつもの嫌らしい役...合ってます。A.ホプキンスはバレを恐れてか衝撃のダイブ!
それぞれ過去作のイメージに合った役をしていますが話しがつまらなかった。
お騒がせ人間は全て滅びる...何かサスペンス映画でもありそうな人間関係を、一大ファンタジーアクションに置き換えたと捉えることもできる。
私にとっては映像を楽しむだけだったなぁ。心情的に引き付けられるアクションではなく、単に野獣と闘ってるだけに見えちゃった。「アバター」のように3Dメガネとか装着しなくても醍醐味を味わえるのは良い点だと思う。
ラスト見届けたイイ人、王になれるぞ!(多分)
2019年6月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
と続けてきたが、おもしろいと思われるものは、とっくに鑑賞済で、イマイチのばかり残っている感じ。今作では主人公の腹心の部下で中々いい感じの見せ場もあったが、正直本物グリーソンだったらもっと良かったのにと思ってしまった。
元ネタは名前を聞いたことがある程度なので、何とも言い難いが、途中で話が見えてくると、英雄(笑)とか英雄(困惑)になってしまうのがいいのか悪いのか。何も全裸で戦わなくてもねえ。
2018年11月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
『フォレスト・ガンプ』以降、ロバート・ゼメキス作品とは相性が悪かったのですが、これは久しぶりに満足。予告編で想像していたのは『300』をファンタジーにしたような内容だと思っていたのに・・・です。『ポーラー・エクスプレス』や『モンスター・ハウス』と同じく、またもやパフォーマンス・キャプチャーによる3D作品ではあるものの、俳優の顔をそのまま再現しているリアルさ。細部にまでこだわった映像は、アップになると顔の産毛までクッキリ映し出されるほどなのです。まぁ、これが不気味だとも言えるのですが・・・そして、驚愕の映像というほどではないにしろ、ゴールデンドラゴンの迫力は凄まじいものがありました。
映像的には最初こそ違和感があるのですが、アクションが派手になってくるとメイキングも見てみたいことさえ忘れてしまいます。単なる英雄モノとは一味違うと感じてしまったことは、公式HPのプロダクション・ノートを読んで確信を持ちました。古代英語詩が原作になってるものの、欠落した部分を脚本家の2人が文献を研究してオリジナリティを持たせているらしいのです。
王国を攻めてきた一人のモンスター、グレンデルはなぜだかフロースガール王(アンソニー・ホプキンス)だけは殺そうとしない。ドラゴン退治をしたこともある勇者だったことは確かだけど、かなりの老齢。かつては脳みそも食ったことのあるシリアルキラーとは思えないほどの好々爺なのです。秘密は徐々に明らかにされていくのですが、海を越えて魔物退治にやってきたベオウルフ(レイ・ウィンストン)だけは魔物の母親と対峙してその秘密を知ってしまう・・・。
魔物の母親がアンジェリーナ・ジョリーなだけに、“英雄、色を好む”というより“英雄、色に弱し”といったところか。二代にわたって魔物と交わってしまい、出来た息子に王国を脅かされるという面白い発想には驚かされてしまいます。それに“英雄、大ぼら吹き”といった2人の性格が面白く、英雄伝説はこのように誇大して伝えられていくものだということを教えられました。
世界観もどことなく似ていたため、ずっとファイナルファンタジーをプレイしてる気分で見ていて、やっぱり最後にはドラゴンの登場があったので嬉しくなってしまいました。なんとなく映画賞の一つを取るような気もするのですが、これはアニメ部門になるのかな?ジョン・マルコヴィッチがなかなかの演技だったと思うものの、アニメだし・・・アンジェリーナ・ジョリーも美しかったけど、下唇が割れてないようなCG処理(?)されてるし・・・