天使てんしと悪魔あくま

宗教しゅうきょうと科学かがくはとてつもなく奥おくが深ふかい（と思おもう）。
バチカンの教皇きょうこうとセルン（欧州おうしゅう原子核げんしかく研究けんきゅう機構きこう）を関連付かんれんづけていて興味深きょうみぶかい。

劇げき中ちゅうに登場とうじょうする歴史れきし的てき建造けんぞう物ぶつやセキュリティシステムは見応みごたえがある。
情報じょうほう量りょうも多おおく一いち度どの視聴しちょうで全すべてを理解りかいすることは困難こんなんである。

ラングトン教授きょうじゅ（トム・ハンクス）がプールで泳およぐのは伏線ふくせん。
相変あいかわらず勘かんの鋭するどさと豊富ほうふな知識ちしき、仲間なかまや味方みかたの協力きょうりょくで事件じけんを解決かいけつする。

悪あくを意図いと的てきに作つくり出だして権威けんいや存在そんざいを維持いじしようとするいわゆるマッチポンプは、宗教しゅうきょうに限かぎったことではない。
賛否さんぴある素粒子そりゅうし論ろんについても考かんがえる材料ざいりょうが増ふえた。
前作ぜんさく『ダ・ヴィンチコード』では男女だんじょのシンボルが合体がったいして出来できた六ろく芒すすき星ぼしに言及げんきゅうしていた。
今いま作さくは五ご芒すすき星ぼし。
魔女まじょ狩かりの魔女まじょたちは科学かがく者しゃだったのかもしれないと思おもった。
インスピレーションを搔き立たてる作品さくひん。

インフェルノよりはいい。

正直しょうじき謎なぞ解ときの部分ぶぶんはさっぱりだが
スリルはあるし音楽おんがくも秀逸しゅういつ

しかし、教授きょうじゅがここまで巻まき込こまれて無傷むきず！？
スーパーヒーローかな？笑わらい

バチカンの枢機卿すうききょう誘拐ゆうかい事件じけんに協力きょうりょく(半はん強制きょうせい)することになった、ラングドン教授きょうじゅ。並行へいこうして、新あらたに作つくられた反はん物質ぶっしつの爆発ばくはつを防ふせぐことにもなり、大忙おおいそがし。1時じ間あいだサイクルで街まちを移動いどうする、売うれっ子こアイドル並なみのタイムスケジュール。

ユアンマクレガーの動機どうきが、説明せつめいはされても、あまり理解りかいできない。なんでここまでの大おおきな展開てんかいになってしまうの？　狂信きょうしんってそういうこと？

BS12の放送ほうそうを視聴しちょう。