スター・ウォーズ　最後さいごのジェダイのレビュー・感想かんそう・評価ひょうか

ディズニーが製作せいさくしたシークエル・トリロジー‼️「新あらたなる希望きぼう」の焼やき直なおしだった「フォースの覚醒かくせい」、やってはいけない反則はんそく技わざをやってしまった「スカイウォーカーの夜明よあけ」に失望しつぼうした私わたしにとって、三さん部ぶ作さくの中なかでは最高さいこう作さくがこの「最後さいごのジェダイ」‼️ルークの下したで修行しゅぎょうしながら説得せっとくを試こころみるレイと、ファースト・オーダーとレジスタンスの凄すさまじい攻防こうぼうが描えがかれます‼️なんと言いっても監督かんとくのライアン・ジョンソン‼️「スター・ウォーズ」の決きまり事ごとをことごとく破やぶろうというか、新あたらしい事ことに挑戦ちょうせんしようとする彼かれの姿勢しせいは素晴すばらしいと思おもいます‼️例たとえばフォースの新あらたな力ちから‼️宇宙うちゅう空間くうかんを遊泳ゆうえいしたり、別べつの惑星わくせいへ自みずからの姿すがたを映うつし出だしたり、遠とおく離はなれたレイとカイロ・レンが交信こうしんできたり‼️そして敵てきの最高さいこう指導しどう者しゃスノークがアッサリ退場たいじょう‼️そしてルーク・スカイウォーカーのキャラクター‼️この「最後さいごのジェダイ」が一部いちぶで不評ふひょうなのは、このルークのキャラクター描写びょうしゃが大おおきいのでしょう‼️弟子でしであるカイロ・レンをダークサイドに堕おとしてしまった責任せきにんからとは思おもうのですが、それでも妹いもうとであるレイアたちの危機ききに駆かけつけなかった理由りゆうにはならない‼️この点てんは私わたしも不満ふまんです‼️それでもスター・ウォーズならではのスペース・バトルは迫力はくりょく満点まんてん‼️ポーによるX-ウィングの大だい活躍かつやく、レジスタンスの爆ばく撃げき機きスターフォートレスによるエモーショナルな爆ばく撃げきシーン、フィンとキャプテン・ファズマの激突げきとつ、クライマックスの塩しおの惑星わくせいクレイトでの攻防こうぼう(赤あかい土どを巻まき上あげながら低空ていくう飛行ひこうするオンボロ飛行ひこう艇ていがカッコいい)‼️そしてライトセイバー戦せん‼️レイ&カイロ・レンVSスノークの親衛隊しんえいたい、そしてクライマックスのルークvsカイロ・レン‼️特とくにレイア&カイロ・レンは敵てきでありながらもナイス・コンビネーション‼️そしてラストの星空ほしぞらを眺ながめる少年しょうねんたちの描写びょうしゃも素晴すばらしいですね‼️「スター・ウォーズ」の今後こんごに希望きぼうが持もてるラスト・カットだったんですけど・・・‼️

スター・ウォーズエピソード8最後さいごのジェダイ　評価ひょうか　星ほし3.2

ストーリーの一部いちぶはいいのですが、ところどろこで最悪さいあくな展開てんかいが多おおかったのでつまらないと思おもってしまいました

まず、最初さいしょに残念ざんねんと思おもったのがレイアが生いきていることです　なんであれで生いき残のこっているの？大勢おおぜいのレジスタンスは死しんでるのに生いきてるのは納得なっとくがいきませんでした

次つぎにスノークがあっさりと死しぬことです　いやお前まえラスボス感かんめちゃくちゃ出ででただろ　死しんだ時ときはエピソード9はどうするのと思おもいました

最後さいごに一番いちばん最悪さいあくな展開てんかいがルークがバーチャルで死しぬことです

最後さいごのシーンでルークがファースト・オーダーの総そう攻撃こうげきを受うけているのに生いきていると思おもって最強さいきょうキャラみたいで凄すごいと思おもいましたが、フォースの力ちからでバーチャル映像えいぞうでうつしてただけで、岩いわの上うえで死しぬのかいと思おもい興きょうざめしました

ですが、それ以外いがいのストーリーなどはよく
最後さいごのクレイトの戦たたかいなどは特徴とくちょう的てきな戦たたかいで今いままでのスター・ウォーズの戦たたかいと違ちがってて面白おもしろかったです

前作ぜんさくもそうだったんですが、ディズニー映画えいがなのにお城しろが出でてきません。スター・ウォーズの世界せかい観かんを崩くずさないということらしいですが、懐ふところの深ふかさを感かんじますね。確たしかにお城しろが間あいだに入はいるとちょっと雰囲気ふんいきが変かわる？

ところが、作品さくひん事態じたいが今いままでの世界せかい観かんと異ことなっているような気きがする。
前作ぜんさくの時ときには、新しんメンバーだからと自分じぶん的てきに納得なっとくしてたんだけど、どうやらそれだけではないような。
画像がぞうも迫力はくりょくがあって、非常ひじょうに楽たのしませてもらいました。なるほど、そう来くるかって感かんじの展開てんかいも良よかったです。 ただね～・・・
【ここからはちょっとネタバレ含ふくみますので要注意ようちゅうい】

不満ふまんってほどではないですが、気きになった所ところを幾いくつか・・・
前作ぜんさくでも思おもったけど、新しんメンバーに華はながない。 カイロ・レンがスノークを倒たおし、ダース・ベイダーも成なし得えなかった事実じじつ上じょうのトップの座ざを手てに入いれているのに、その風格ふうかくが全然ぜんぜん感かんじられない。最悪さいあくって感かんじもなく、王様おうさまの威圧いあつ感かんもない。
フィンも色々いろいろ頑張がんばってるけど、ローズとの関係かんけいは何なに？ローズも前まえに出でてくる見みた目めじゃない。
トルーパーのリーダーであるファズマも呆気あっけなくやられちゃったし。
レイとルークは、結局けっきょくあの島しまで何なにしたの？修行しゅぎょうにしては中途半端ちゅうとはんぱだった気きがするけど、レイは、いつの間まにか強つよくなっちゃってる。
前作ぜんさくのソロの最後さいごも唐突とうとつだった気きがしたんだけど、ルークもそう。元々もともと、ルーク自体じたいもマスターっぽくない。オビワンみたいな威圧いあつ感かんっていうか、風格ふうかくってのが感かんじられない。まぁ、引ひき続つづけきってだけのキャスティングだろうから仕方しかたないけど・・・。

確たしかに、ウ～ンって、思おもう場面ばめんの多おおい本ほん作さくですが、作品さくひんとしては、嫌きらいじゃないです。楽たのしませてもらいました。
赤あかが舞まい上あがる惑星わくせいの戦闘せんとうもカッコいい！
大おおきな宇宙船うちゅうせんが崩くずれ落おちる様ようもカッコいい！
よくまとまった一本いっぽんだとは思おもいますが・・・

まるでエピソード4と合あわせ鏡きょうのような『フォースの覚醒かくせい』には郷愁きょうしゅうをそそられたかのような気持きもちになり、初はつ見みの時ときには半はん泣なきになりながら観みたのだが…本ほん作さくには酷ひどく興きょうを削そがれた感かんじがして、再さい見みできずにいた。『スカイウォーカーの夜明よあけ』は随分ずいぶんと持もち直なおしたが、完全かんぜんに挽回ばんかいできたようには思おもえなかった。でも、やっぱりこのシリーズは基本きほん的てきに大好だいすきなので、改あらためて向むき合あってみようか…と。

本ほん作さくには間違まちがいなく違和感いわかんがある。が、巷ちまたでよく言いわれるような、「ルーク・スカイウォーカーの人物じんぶつ像ぞうがこれまでの作品さくひんとあまりにも違ちがいすぎる」という見解けんかいについては自分じぶんは同意どういできなくて…そもそもジェダイとしての訓練くんれんを受うけ始はじめたのが適正てきせい年齢ねんれいよりうんと遅おそかったルークは、非ひ人間にんげん的てきなぐらいに感情かんじょう抑制よくせいのできる他ほかのジェダイ達たちと異ことなって、極きわめて不完全ふかんぜんで人間にんげん的てきな弱よわさを持もち合あわせたキャラクターであったはず。葛藤かっとうしたり迷まよったり判断はんだんを間違まちがったりという人間にんげんにとって当あたり前まえの性質せいしつを持もっていても自然しぜんなので、本ほん作さくで描えがいているような“ルークの失敗しっぱい”については、決けっして整合せいごう性せいが無ないとは自分じぶんは思おもえなかった。ましてや、ルーク自身じしんこそがジェダイの正式せいしきな訓練くんれんシステムの中なかで育そだっていない状態じょうたいでありながら、次つぎのジェダイを育そだてようとしたのだから、そりゃミスを犯おかすリスクは非常ひじょうに高たかいはず。だから、十分じゅうぶんあり得える展開てんかいだな…という風ふうに思おもっていたのである。

だとすれば、本ほん作さくに感かんじるこの違和感いわかんはなんなのだろう？ロッテントマトのスコアを見みると、批評ひひょう家かの方ほうのスコアは91%と圧倒的あっとうてきに肯定こうてい的てきな評価ひょうかになっており、オーディエンスのスコアの41%と大おおきく乖離かいりしている。こういうスコアの乖離かいり（逆ぎゃくパターンもよくある）はよく起おこるが、大だい多数たすうの批評ひひょう家かが大おおきな判断はんだんミスを犯おかすとは思おもえない。プロの目めから観みれば、続編ぞくへん物ぶつの物語ものがたりとしての整合せいごう性せいについても、緻密ちみつによく出来できているように見みえたということだろう。にも関かかわらず、やはりオーディエンスにはウケが悪わるかったのだ。

ということは、作品さくひんが広ひろく受うけ入いれられるためには「緻密ちみつで隙すきなく良よく出来できている」だけでは足たりないということではないのか？だとしたら、キャラクター造形ぞうけいとかシナリオとかそんな所ところに問題もんだいがあったわけではない。受うけ入いれられなかった原因げんいんは、多おおくのオーディエンスがスターウォーズに求もとめる要素ようそ（端はし的てきに言いえば、スターウォーズらしさ）を欠かいていたが故ゆえに前作ぜんさくまでの作品さくひん群ぐんとの連続れんぞく性せいが感かんじられなかった（だから、あれこれと辻褄つじつまが合あわないように受うけ止とめられた）…ということかもしれない。本ほん作さくをシリーズの正史せいしから外がいそう…という一部いちぶの熱烈ねつれつなファンによる運動うんどうが起おこったのも、実じつは根底こんていにそういう理由りゆうがあったからではないのか、というのが私見しけんである。

私わたしなりに、過去かこの作品さくひんに比ひして、本ほん作さくに圧倒的あっとうてきに足たりなかったものが何なにかを振ふり返かえって考かんがえてみるに…過去かこの作品さくひんがどんなに筋書すじがき上じょうで深刻しんこくな状況じょうきょうになっても失うしなわなかったもの、それはエンターテイメント作品さくひんとしての「遊あそび」だ。観みていて楽たのしい、ワクワクが止とまらない…というような高揚こうよう感かんが伴ともなうのがスターウォーズという作品さくひんの持もつ基調きちょうだと思おもう（エピソード3のアナキンがダークサイドに転ころがり落おちるくだりでさえも同様どうようだ）が、本ほん作さくにはどうしてもそうは思おもえない非常ひじょうに濃密のうみつな「陰鬱いんうつさ」「重苦おもくるしさ」が伴ともなってしまった。そう、残念ざんねんながら観みていて楽たのしくないし、苦くるしくなってくるのである。本ほん作さくが持もつ過去かこの作品さくひんには無ないレベルの非常ひじょうにネガティブな空気くうき感かんが、スターウォーズらしからぬものであったがために、多おおくの人ひとにとって受うけ入いれ難がたいものになってしまった…というのが、実じつはこの作品さくひんに拒否きょひ反応はんのうを示しめす人ひとが大量たいりょう生産せいさんされた最大さいだいの原因げんいんなのではないかと思おもう。本ほん作さくのなかで起おこる様々さまざまな出来事できごとを、もっとエンターテイメント性せい豊ゆたかに、巧妙こうみょうに描写びょうしゃすることができれば、こんなことにはならなかったかもしれない。

『LOOPER』や、『ナイブズ・アウト』『グラス・オニオン』を観みるにつけ、ライアン・ジョンソン監督かんとくは決けっして力ちからの無ない監督かんとくではないし、自分じぶんが構想こうそうした物語ものがたりを語かたる分ぶんには非常ひじょうに優秀ゆうしゅうだと思おもう。シリーズ物ぶつかつ大作たいさくの雇やとわれ監督かんとくを担になうのが性せいに合あわなかっただけだろうし、スターウォーズの持もち味あじをオーディエンス目線めせんでちゃんと理解りかいできていなかったということだろう。

結果けっか論ろんだが、前後ぜんごの作品さくひんのクオリティを見みる限かぎり、J・J・エイブラムスが本ほん作さくも自みずから監督かんとくすべきだった（そうすれば『スカイウォーカーの夜明よあけ』はもっと良よくなった）と思おもわないでいられない。

一人ひとりでスターウォーズを見みててもどうだったっけ？
まぁいいかで進すすんできたくらいのライト層そうのファン
だけど、記憶きおく力りょくの素晴すばらしい息子むすこと再度さいど観みることで
忘わすれてた事ことも思おもい出だしてスターウォーズエピソード7
は楽たのしく観みれた。

だけどエピソード8はいただけない。

なんというか作づくりがスゴく雑ざつだし
フォースを便利べんりなツールみたいな使つかい方かたをしてるし、
前半ぜんはんはおちゃらけが多おおい。

気きになったのは
レイアがフォースの力ちからで宇宙うちゅう空間くうかんを漂ただよったり
携帯けいたい電話でんわのごとく長距離ちょうきょりの会話かいわが可能かのうに、
ルークがベンを殺ころそうとした事ことが全すべての発端ほったんじゃないのか問題もんだい。
反乱はんらん軍ぐんの大だいピンチと
レイとカイロレンのライトセイバーの取とり合あいと
フィンとローズの処刑しょけいが同時どうじに行おこなわれるのは
良よい演出えんしゅつだったけど、
その後ごレイがチューバッカと突然とつぜんファルコン号ごうに乗のって
現あらわれるのは説明せつめいなさ過すぎ、
ルークの登場とうじょうも然しかり。

全すべて監督かんとくの都合つごうの良よいように説明せつめいなしに
キャラを動うごかしてる気きがして嫌いやな気分きぶんだった。

一番いちばん気きになったのはルークたちがシスを倒たおしたはずなのに、反乱はんらん軍ぐんが反乱はんらん軍ぐんのままで帝国ていこく軍ぐんも昔むかしのままと言いうのがどうも腑ふに落おちなかった。

もう、ストーリーだのそんなの関係かんけいない！
好すきなものは好すきだから仕方しかたないんです。
子こどものときに覚おぼえたあのドキドキ感かんじ、音楽おんがく、ワクワク感かんじ、ライトセーバー見みれるだけで満足まんぞくですwww

これまでのスターウォーズに通つう底そこしていた『親おやを殺ころして自己じこ成長せいちょう』という神話しんわからの別離べつり／脱却だっきゃくが斬新ざんしん。いよいよオトナの領域りょういきに踏ふみ出だした一いち作さく。
「敵てきを滅ほろぼすのではなく、愛あいする人ひとを守まもるのが本当ほんとうの勝利しょうり」
ルーカス自身じしんが映画えいがでまとめきれなかったフォース論ろんの本質ほんしつに、いよいよ新約しんやくチームが迫せまった感かんがあり、これからが楽たのしみになりました。
・・・半面はんめん、お話はなしの展開てんかいがトロく、観みていてじれったいので、ひどく疲つかれる映画えいがではありましたけれども(^^;)。

賛否さんぴ両論りょうろん、人気にんきが二分にぶんしている作品さくひんなのかなと思おもいますが、私わたしはあまのじゃくのせいか、劇場げきじょう公開こうかい時じもほぼ満点まんてん近ちかくの満足まんぞく感かんでした。久ひさしぶりにDVDで観みると劇場げきじょうのような迫力はくりょくがない分ぶん物足ものたりなさもありましたが、でも、このシリーズ独特どくとくの世界せかい観かんに浸ひたって楽たのしめました。今いまさらルークだったり、レイア姫ひめなのかなと思おもったりもしましたが、見み終おえるとこの兄妹きょうだいの物語ものがたりがすべての始はじまりで、初はじめてエピソード4(77)を観みたときのワクワク感かんが蘇よみがえってきました。「最後さいごのジェダイではない」という台詞せりふがこの作品さくひんの役割やくわりを象徴しょうちょうしているようにも感かんじました。もう一度いちど、シリーズを通とおして観みたくなりました（笑）。

ストーリー、アクション、キャラクターの魅力みりょく、どれをとっても歴代れきだいスターウォーズ最低さいてい。
カイロレンだけがギリ魅力みりょく的てきと言いえないこともないが、マイナスの中なかにいる普通ふつうの人ひとでしかない。
スターウォーズになんの愛着あいちゃくもない人ひとなら楽たのしめるかもしれないが、スターウォーズが好すきなら1秒びょうでも早はやく記憶きおくから消けすが吉きち

に裏切うらぎりや策略さくりゃくを絡からめてストーリーを紡つむぐため、ハラハラはするが純粋じゅんすいに楽たのしみきれない内容ないよう。
とは言いえ、まさに現代げんだいという時代じだい及および社会しゃかいの写うつし鏡きょうのように描えがかれたキャスティングとその各々おのおのの役割やくわりが
面白おもしろくもあり共感きょうかんを得えられた。
古ふるきは去さり新あたらしきが芽吹めぶく◎
この古今ここん東西とうざい定石じょうせきの自然しぜんの摂理せつりは宇宙うちゅう始はじまって以来いらいの真理しんりで有ある(^^)

とは言いえ古ふるいものの残のこし方かた、新あたらしいものの活いかし方かたは理解りかいしましょうね。

ちゅうことかなぁ

幼少ようしょう期きに深夜しんや帯たいに放送ほうそうしていた帝国ていこくの逆襲ぎゃくしゅうをVHSに録画ろくがし擦すり切きれるほどに見みて虜とりこになった私わたしはとても悲かなしんでいる。
製作せいさく陣じんは「スターウォーズとは何なにか」という問といを深ふか掘ほりせずに"新あたらしい世代せだいに向むけた新あたらしいスターウォーズ"を夢想むそうしたのだろうか？EP7でJJが壮大そうだいに拡ひろげた風呂敷ふろしきを何一なにひとつ畳たたまずに散ちらかしただけの作品さくひん。またルークスカイウォーカーという偉人いじんを貶おとしめた罪つみは計はかり知しれない。
この作品さくひんを正史せいしと見みなさなければならない事ことが苦痛くつうでしかない。

新しん三さん部ぶ作さくにグランドデザインを持もたさずに制作せいさくを進すすめたディズニーは帝国ていこくで、キャスリーン・ケネディーはシス。

デーブ・フィローニの爪つめの垢あかを煎せんじて飲のむべき関係かんけい者しゃ各位かくいにこの言葉ことばを送おくる「素晴すばらしい、全すべて間違まちがえている」

　劇場げきじょう公開こうかい当時とうじ、１度ど映画えいが館かんで見みていますが、久ひさしぶりに動画どうが配信はいしんサービスを利用りようして視聴しちょうしました。ちなみにスター・ウォーズシリーズは1‐9とローグ・ワン、ハン・ソロ、クローン・ウォーズ、オビ・ワン・ケノービ、マンダロリアンを見みました。

　前作ぜんさくに続つづいて、やはり映像えいぞうは綺麗きれいです。映像えいぞう技術ぎじゅつは日進月歩にっしんげっぽなんだな、と感かんじさせられます。映像えいぞう面めんについてはとても満足まんぞく感かんが高たかかったです。
　特とくに画面がめん作づくりというかカメラワークはすごいな、と思おもいました。場面ばめんごと・シーンごとにどこをスクリーンショットで切きり取とっても、絵画かいがにできそうなほどドラマチックですし、カッコいいと思おもいました。

　ただ、自分じぶんとしてはストーリーや展開てんかいがなんだかな、という感かんじです。
　まず単純たんじゅんに思おもうのは、なげぇーな、ということです。展開てんかいが遅おそく感かんじます。キャラ1人にん1人にんに割さく時間じかんが長ながすぎる気きがして、もっとサッパリでも良よいのではないか、と思おもってしまいました。数かず十じゅう年ねん前まえの映画えいがを引ひき合あいに出だすのもアレですが、旧きゅう3部ぶ作つくって割わりと強引ごういんに進すすんでいっていた気きがします。これまでの作品さくひんとわざと趣向しゅこうを変かえているのかもしれませんが、それにしても長ながいなと思おもいます。
　あと、フォースの解釈かいしゃくです。フォースなんでも出来できすぎだろう、と。もう、これ以上いじょうのい方いかたはできません。

　映像えいぞうは綺麗きれいなんですが、なにせ長ながいですし、しかも各かくキャラの葛藤かっとうにそれほど感情かんじょう移入いにゅうできないし、そんなに爽快そうかい感かんも感かんじられませんでした。

やはり前作ぜんさく以降いこう、フォースを安物やすものの魔法まほうに堕おとしたDisneyに全まったくもって納得なっとくも出来できないし、残念ざんねんでならない。ファンタジー魔法まほうで簡単かんたんに特殊とくしゅ能力のうりょく発揮はっきし過すぎぢゃない？
レジスタンスの作戦さくせんもお粗末そまつで、運命うんめいの一部いちぶを握にぎるのが突然とつぜん出でてきた整備せいび士しと元もとトルーパーって…もう少すこしまともな脚本きゃくほんは無なかったんですかね…ふ
スカイウォーカーのビックリイリュージョンにも呆あきれたが、一夜漬いちやづけのレイを活躍かつやくさせる現実離げんじつばなれしたストーリーにもガッカリ…蛇足だそくなサイドストーリー的てきな内容ないようは削そいで、レンの成長せいちょうをシッカリと描えがいた方ほうが良よかったような気きがする…
彼女かのじょの素性すじょうもこの時点じてんでハッキリしていないけど、もっと期待きたいも持もたせつつ自作じさくに繋つなげて欲ほしかった。

やはり、スターウォーズは、ルーク・スカイウォーカが登場とうじょうすると格別かくべつな面白おもしろさがある。本ほん作さくは、第だい３シリーズの第だい２作さく目め（エピソード８）であるが、エピソード７とはガラリと様変さまがわりした新あたらしいスターウォーズである。荒々あらあらしさ、切せつなさ、愛あい、希望きぼう、献身けんしん、心しんの葛藤かっとう、苦悩くのう、等ひとし、様々さまざまな要素ようそを濃密のうみつに詰つめ込こんだSF戦争せんそう活劇かつげきとして堪能たんのうできる。

主人公しゅじんこう・レイ（デイシー・リドリー）は、伝説でんせつのジェダイであるルーク・スカイウォーカ（マーク・ハミル）にフォースの教おしえを請こい、修行しゅぎょうに励はげむ。一方いっぽう、レジスタンス軍ぐんは、圧倒的あっとうてきな戦力せんりょくの悪あくの組織そしきファースト・オーダー軍ぐんの前まえに満身まんしん創痍そういになりながらも善戦ぜんせんするものの、次第しだいに追おい詰つめられるが、勇敢ゆうかんな戦士せんし達たちの活躍かつやくで、何なにとか持もちこたえてきたが・・・。

本ほん作さくは、レジスタンス軍ぐんとファースト・オーダー軍ぐんの戦闘せんとうストーリーと、フォース修行しゅぎょうストーリーが同時どうじ進行しんこうしていく。前者ぜんしゃは、前半ぜんはんは退屈たいくつな場面ばめんもあるが、後半こうはんはレジスタンス軍ぐんの予想よそう外がいの奮闘ふんとう振ぶりの連続れんぞくである。戦争せんそうとしてのリアリティがあるので、レジスタンス軍ぐん兵士へいし達たちの想おもいが画面がめんから伝つたわってきて哀切あいせつ感かんがある。自然しぜんに涙なみだが溢あふれてくる。後者こうしゃは、レイとルーク・スカイウォーカの心象しんしょう描写びょうしゃが中心ちゅうしんであり、ジェダイという強者きょうしゃゆえの葛藤かっとうと苦悩くのうが画面がめんから滲にじみ出でてくる。エピソード５・帝国ていこくの逆襲ぎゃくしゅうのヨーダとルーク・スカイウォーカの師弟していシーンを彷彿ほうふつとさせる。フォースが安易あんいに使つかえるものではないことが得心とくしんできる。前者ぜんしゃは動どう、後者こうしゃは静しずかであり、動どうと静せいのバランスが取とれていて、作品さくひんにメリハリが付ついているので、上映じょうえい時間じかんが短みじかく感かんじられる。

主人公しゅじんこう・レイ役やくのデイシー・リドリーが、強つよさと未熟みじゅくさを合あわせ持もつ若わかきジェダイの葛藤かっとうと苦悩くのうを熱演ねつえん。何なにかに挑いどむような大おおきな眼差まなざしと鋭するどい眼光がんこうが印象いんしょう的てき。本ほん作さくのキーパーソンであるルーク・スカイウォーカ役やくのマーク・ハミルは静しずかな佇たたずまいで、道みちを究きわめて達観たっかんした熟練じゅくれん者しゃの雰囲気ふんいきを漂ただよわせている。レイとの違ちがいが鮮明せんめいになっている。一方いっぽう、ファースト・オーダー軍ぐん最高さいこう指導しどう者しゃ・スノーク役やくのアンディ・サーキスは、邪悪じゃあくで無慈悲むじひな悪あくの権化ごんげ振ぶりで独特どくとくの存在そんざい感かんを示しめしている。やはり、悪役あくやくが目立めだっていることが、この手ての作品さくひんの必須ひっす条件じょうけんである。

前作ぜんさくは、第だい１シリーズ（エピソード４,５,６）のオマージュだったが、本ほん作さくは、全まったく雰囲気ふんいきの異ことなる作品さくひんであり、長ながいシリーズを完全かんぜん継承けいしょうするのでなく、割わり切きって軌道きどう修正しゅうせいした潔いさぎよさが感かんじられる。やっと新しんシリーズが始はじまったという実感じっかんがある。

真打しんうち、ルーク・スカイウォーカが登場とうじょうしてしまったので、次回じかい作さくは、どうなるのか不安ふあんが残のこる。次回じかい作さくでは、従来じゅうらいシリーズに依存いぞんしない、ルーク・スカイウォーカ以上いじょうに魅力みりょくある、カッコ良よい登場とうじょう人物じんぶつが現あらわれることを期待きたいしたい。

うそだろ？

まるで、出来できの悪わるい続編ぞくへんを見みせられているみたいだ。
そう思おもったときに、「あ、出来できの悪わるい続編ぞくへんだったんだ」あらためて、認識にんしきした。スターウォーズに失敗しっぱい作さくなんて許ゆるされるはずがない、あり得えない。
面白おもしろくないはずなんてない。面白おもしろくないんじゃなくて、面白おもしろいと思おもえない自分じぶんが悪わるいんだ。

そんなふうに考かんがえてしまった。

まるでエピソードワンを見みた時ときの気持きもちと同おなじ。でも、あの時ときも結局けっきょく、ラストのダース・モールは良よかったし、最終さいしゅう的てきには納得なっとくをした。ま、2，3回かいしか見みなかったけど。。。
好すきな順じゅんに言いうと、エピソードIV-VI-III-VII-V-VIII-I‐IIということで、下したから3番目ばんめ。個人こじん的てきに「帝国ていこく━」よりも、「━覚醒かくせい」のほうが好すきなほどで、それだけに今回こんかいの映画えいがに期待きたいする部分ぶぶんは大おおきかった。だけに、正直しょうじきかなりがっかりした。

それが今回こんかいの感想かんそうです。

以下いかは、ネタバレの嵐あらしになるので、見みたくない人ひとはスキップしてください。

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見みたくなかった。
寝首ねくびを掻かくルークなんて。
フォースをコソ連それんしていたのか、あり得えない死しに方かたをしたレイアは、あり得えない復活ふっかつを遂とげた。
スノークって結局けっきょく何者なにものやったんや？
フィンは会あいたい男おとこに会あえないまま、捕つかまった牢獄ろうごくでたまたま捕つかまっていた男おとこがコード破やぶりの達人たつじんって、そんな偶然ぐうぜんありか？
かたや全滅ぜんめつ寸前すんぜんの反乱はんらん軍ぐん。燃料ねんりょうが切きれれば、ファーストオーダーに追おいつかれてジエンド。かたや、フォースの修行しゅぎょうを拒否きょひされて、自主じしゅ練ねりを繰くり返かえすレイ。

艦隊かんたいを率ひきいるハックス将軍しょうぐんと、追おい詰つめられるポー・ダメロン。その中なかで、レイとフォースの交感こうかんを繰くり返かえすカイロ・レン。
リズムバラバラやろ！！
カジノのシーンは目めを疑うたがった。スターウォーズだよ？ラスベガスに来きたんじゃないよ？BB-8は、あそこからおかしくなった。何なにかあれば、全部ぜんぶBB-8が裏うらで援護えんごしていたって、スーパードロイドはもうR2-D2でたくさん。

ヨーダの扱あつかい雑ざつ過すぎやろ。
音楽おんがく、いつもよりうるさい気きがする。特とくにメインテーマ、半音はんおん高たかく聞きこえた。そんなはずないよね。私わたしのコンディションのせいだよね。

などなど、今回こんかい不満ふまんなところだらけの内容ないようでしたが、基本きほん的てきには愛あいしているが故ゆえの不満ふまんであって、前回ぜんかいの「フォースの覚醒かくせい」が奇跡きせきの出来栄できばえだっただけ。

これから先さき、どんな面つら白しろい「スターウォーズ」に会あえる日ひがまた来くるかもしれない。今回こんかいは残念ざんねんな出来栄できばえだったということで、はい。

ただ、デイジー・リドリーとアダム・ドライバー、オスカー・アイザックは今回こんかいも良よかった。

次つぎは頼たのみますよ。期待きたいしてるんだから。

2017.12.15