フィフティ・シェイズ・ダーカー

2024年ねん8月がつ18日にち
映画えいが #フィフティ・シェイズ・ダーカー (2017年ねん)

大学だいがくを卒業そつぎょうした主人公しゅじんこうは出版しゅっぱん社しゃで働はたらき始はじめ、一方いっぽう、大だい企業きぎょうのCEOは彼女かのじょのことが忘わすれられず復縁ふくえんを求もとめる。

エロが加速かそくしてますますポルノ映画えいが化かしてる気きがする

中身なかみは何なににもないストーリーだった

何なんでヒットしてるのかな？

ー　「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」を２０１５年ねんに劇場げきじょうで観みて、”この作品さくひんは私わたしの様ようなSM初心者しょしんしゃが観みるモノではないな・・”と勝手かってに決きめつけ、今こん作さく及および「フィフティ・シェイズ・フリード」を劇場げきじょうでは鑑賞かんしょうしなかった。
　　だが、ダコタ・ジョンソンの仮面かめんを被こうむった今いま作さくの美うつくしきフライヤーは捨すてずに手元てもとに在あった・・。－

◆感想かんそう

・冒頭ぼうとうから、前作ぜんさくで分わかれたはずの、アナ（ダコタ・ジョンソン）と、クリスチャン・グレイ（ジェイミー・ドーナン）が、出会であって直すぐにSMプレイに陥おちいる姿すがたに呆ほけれつつも”あれれ、前作ぜんさくよりもソフトじゃない？”等とうと思おもいながら鑑賞かんしょう続行ぞっこう。

・２０１５年ねんに「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」を見みた際さいには”ウーム”と言いう感かんじであったが、今いま作さくは前作ぜんさくで不評ふひょうだった部分ぶぶんをソフトテイストにしている。

・クリスチャン・グレイの鍛きたえ抜ぬいた胸むねに残のこる火傷かしょうの跡あと。それは、彼かれの元もと恋人こいびとで、サディストであるエレナ（キム・ベイシンガー）が彼かれを倒錯とうさくの世界せかいに導みちびいたのでは、と思おもわせるストーリー展開てんかい。
ー　勿論もちろん、最さい終章しゅうしょうの「フィフティ・シェイズ・フリード」のフライヤーも手元てもとに在あるので、近日きんじつ中ちゅうに鑑賞かんしょう予定よていである。－

＜今いま作さくシリーズは、映画えいが評価ひょうかサイドからは散々さんざんな批評ひひょうを受うけた作品さくひんであるが、高たかい興行こうぎょう収入しゅうにゅうを記録きろくし、ヒットしたのは若わかきダコタ・ジョンソンの体当たいあたり演技えんぎが認みとめられたからであろう。
　だって、普通ふつうはあの役やくは受うけないでしょう。
　私わたしはそこを、買かうのである。
　因ちなみに、もっと凄すごいSM映画えいがを観みたい方ほうは、リドリー・スコット御大おんたいのコーマック・マッカーシー原作げんさくの「悪あくの法則ほうそく」（ブラッド・ピッドの悲惨ひさん極きわまりなき最期さいごや、ペネロペ・クルスが生いきたまま斬首ざんしゅされ凌辱りょうじょくを受うけながら（あ、想像そうぞうですが、容易よういに想起そうき出来できます。）メキシコのゴミ処理しょり場じょうに捨すてられる。）やパゾリーニ監督かんとくの「ソドムの市し」（流石さすがにこの作品さくひんは、配信はいしんでは扱あつかっていない・・。）などをお勧すすめしたい。
　貴方あなたは変態へんたいですか？ハイ、変態へんたいです・・。＞

原作げんさく知しらない上うえに最初さいしょの作品さくひんみてないけれど普通ふつうに観みれました。
グレイ/ダーカー/フリード 3部ぶ作さくのうちの2作さく目め。
わからなくて置おいてけぼりシーンはない。サブミッシブという単語たんごは知しらなかった。
はじめの方ほうでヒロインを待まち伏ぶせしたメンヘラが実じつは過去かこのサブミッシブで、ひざまづくの見みたヒロインが傷きずつくシーンが一番いちばん印象いんしょうに残のこった。
お相手あいてが富豪ふごうイケメンなので高級こうきゅうオシャレ感かんあって全体ぜんたい的てきにキレイ。
過激かげきシーンは一切いっさいなくて普通ふつうレベルのエロ。お尻しりペンペンしたらすぐに行為こうい。SMなのか？ぐらいなので原作げんさく小説しょうせつから期待きたいして見みにきた人ひとには物足ものたりない内容ないようであることが予想よそうされる。

タバコの火ひを写真しゃしんに押おし当あてる不穏ふおんなカットが入はいるも、ストーリー的てきには相思相愛そうしそうあいのハッピーエンド。

　復縁ふくえんを迫せまるクリスチャン。痛いたいのは自分じぶんが気持きもちいくない！などと、また契約けいやく書しょを更新こうしんか？とも思おもわれたが、案外あんがい普通ふつうの男女だんじょの関係かんけいになっていった。アナスタシアは出版しゅっぱん社しゃに就職しゅうしょくするが、そこの上司じょうしであるジャック・ハイドがアナに目めをつけ、クリスチャンも守まもりの一いち手て。完全かんぜんにセクハラ上司じょうしは訴うったえましょう♪

　出版しゅっぱん社しゃの一ひとつや二ふたつ買かい取とれるんだけど、それだと自分じぶんも束縛そくばくされるからとアナは拒否きょひ。仕事しごとだけは自由じゆうにしたいのだ。

　口紅くちべにで胸元むなもとに四角形しかっけいを描えがくシーンがなかなか良よい。「ここ以外いがいなら触さわってもいいよ」というクリスチャンだが、もたれかかることもできないじゃん！と突つっ込こみたくなるほどでした。

　ヘリコプター遭難そうなんもそうだけど、重じゅう大事だいじがあっさり描えがかれすぎ。プロポーズも感動かんどう的てきではなかったし、やっぱり3作さく目めへの繋つなぎなんですよね・・・ジャックの復讐ふくしゅうとか、精神せいしんを患わずらってるレイラ（ベラ・ヒースコート）やミセス・ロビンソンのエレナ（キム・ベイシンガー）はどう打うって出でるのか？！と、とりあえず楽たのしみに。