ある家族かぞく

様々さまざまな理由りゆうで家庭かてい環境かんきょうを失うしなった子供こどもたちを自みずからの家いえに迎むかえ入いれ、自立じりつする年齢ねんれいまで家族かぞくとして養育よういくしていく家庭かてい擁護ようご施設しせつ『ファミリーホーム』。
その一家いっかを切きり盛もりするお母かあさんの余命よめいが宣告せんこくされ、、。
自分じぶんが亡なき後あとの子供こどもたちを案あんじて里親さとおやを探さがすとお母かあさんの気丈きじょうな決断けつだん、
子供こどもたちを守まもりたくても怪我けがをして足あしを悪わるくした身体しんたいではそれが認みとめられないお父とうさんの苦悩くのう、
一人ひとり一いち人にんの子供こどもたちに合あった里親さとおやを探さがそうと、明あかるく強つよく立たち向むかう実みの娘むすめの茜あかね。
そして、、辛つらい現実げんじつに直面ちょくめんしながらも『家族かぞく』の絆きずなを深ふかめていく子供こどもたち。
すべてが切せつなくて、悲かなしくてでも優やさしさに溢あふれていて、、心しんの琴線きんせんに触ふれる映画えいがでした。

ずっと頑張がんばってきた茜あかねちゃんが感情かんじょうを吐露とろする場面ばめんで流ながれる劇げき中歌なかうたもシーンと相あいまって耳みみに残のこる曲きょくでした。

血ちの繋つながりはなくても家族かぞくの『絆きずな』は繋つながっていく。。。
そしてこのファミリーホームも茜あかねちゃんが運営うんえいできる年齢ねんれいになったら、しっかり建たて直なおして、おとうさんとやっていくんだろうな。
そんな未来みらいがありそうな。。。

現実げんじつはもっと大変たいへんなのだと思おもいます。
この映画えいがが少すこしでも現状げんじょうを知しるきっかけになって、
子供こどもたちに明あかるい未来みらいが開あけていきますように。

ファミリーホームが、どのように成なり立たっているのか、がわかりやすく描えがかれていたと思おもいます。

ドラマティックな展開てんかい過すぎて、現実離げんじつばなれ感かんがハンパないですけどね。

みんな、いい人じん。
聾ろうの子こどもを知しり合あいの医師いしが引ひき取とるなんて、夢ゆめみたいな話はなし、現実げんじつではお目めにかかったことがない。
他たの子こどもの里親さとおやさんも同おなじです。
いい人じんすぎて、現実げんじつの厳きびしさが伝つたわらない。
子こどもたちも、みんないい子こ。

虐待ぎゃくたい受うけたり、捨すてられたり、大人おとなに傷きずつけられた子こは、お試ためし行動こうどうしたり、ときには暴力ぼうりょくや自じ傷きず行為こういあったり、複雑ふくざつな精神せいしん力りょく状態じょうたいになるはずだけど。
みんないい子こなんだけど、苦くるしさはそう簡単かんたんに拭ぬぐえないんじゃないのかな。
そのあたりが、浅あさい感かんじがして作つくり物ものに見みえてしまう。

でも、ファミリーホームという形かたちが、子こともたちの救すくいになっていることは伝つたわった。
「児童じどう相談そうだん所しょなど必要ひつようない社会しゃかいにするために」とパパは言いうけれど、児童じどう相談そうだん所しょの役割やくわりは、虐待ぎゃくたいや遺棄いきされた子こどものケアだけじゃないんだ。
親おやにとっても子こにとっても、必要ひつような相談そうだん場所ばしょとして機能きのうすることが大事だいじ。
そのあたりを描えがいてほしかったな。

川崎かわさき麻世まよ主演しゅえんということで見みに行いきました！
渋谷しぶやの初はじめて伺うかがう映画館えいがかんでした。

期待きたい以上いじょう。寺田てらだモカさんが良よかった。

良よい映画えいがに主演しゅえんできて川崎かわさき麻世まよさん

ホントよかったですね。☆彡

家庭かてい環境かんきょうを失うしなった子供こどもを個人こじん宅たくで受うけ入いれて養護ようごするファミリーホームの話はなし。

男女だんじょ計けい6人にんもの子供こどもたちを養護ようごする一ノ瀬いちのせホームの両親りょうしんと娘むすめと大人おとなになり卒業そつぎょうした女性じょせいのドラマをみせていく。

一ひとつ一ひとつのエピソード自体じたいは悪わるくはないし、言いいたいことはわかるけれど、いきなり話はなしが湧わいて来きて、やっつけ仕事しごと的てきな決きめ打うちであっさりワンエピソード終了しゅうりょう。

これを次々つぎつぎ繰くり返かえして行いく感かんじでドラマとしての面白おもしろさが足たりな過すぎ。

全員ぜんいん分ぶんみせるという意味いみでは丁寧ていねいなんだろうけれど、味あじが無なくてかえって雑ざつになってしまった感かんじでなんか勿体もったいなかった。