天間荘の三姉妹
劇場公開日:2022年10月28日
解説
漫画家・高橋ツトムの代表作「スカイハイ」のスピンオフ作品「天間荘の三姉妹」を実写映画化。
天界と地上の間にある街・三ツ瀬で、老舗旅館「天間荘」を切り盛りする若女将の天間のぞみ。妹のかなえはイルカのトレーナーで、母親で大女将の恵子は逃げた夫をいまだに恨んでいる。ある日、謎の女性イズコが小川たまえという少女を連れて天間荘を訪れる。たまえはのぞみとかなえの腹違いの妹で、現世では天涯孤独の身だったが、交通事故で臨死状態に陥ったのだという。イズコはたまえに、現世へ戻って生きるか天界へ旅立つか魂の決断ができるまで天間荘で過ごすよう話す。
物語の軸となる三女たまえをのん、次女かなえを門脇麦、長女のぞみを大島優子が演じ、母親役で寺島しのぶ、父親役で永瀬正敏、イズコ役で柴咲コウが共演。「あずみ」「ドアマン」の北村龍平が監督を務めた。
2022年製作/150分/G/日本
配給:東映
劇場公開日:2022年10月28日
スタッフ・キャスト
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2022年10月30日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会
NHK朝ドラ「あまちゃん」で一躍メジャー女優の仲間入りを果たした能年玲奈=のんが、やはり東日本大震災と被災者らの“心の復興”をテーマにした「天間荘の三姉妹」の主役にキャスティングされたのは、確かに理にかなっているとは思う。
かつて大手事務所から独立した際のトラブルで、本名で芸能活動ができなくなったのを皮切りに、テレビ・映画業界から半ば干されてしまい、理不尽な仕打ちを受けてきた彼女だが、映画に限って言えば、今年は監督・脚本も兼ねた「Ribbon」、まだ記憶に新しい「さかなのこ」そして本作と、なんと主演作が3本。あとは民放でドラマ主演を果たしたら、完全復活と言えるだろうか。
ただまあ、近作でキャラクターにしっかりはまっていた「さかなのこ」「私をくいとめて」に比べると、演技なのか演出なのか、彼女の持ち味と演じる人物の相性が微妙にずれているように思った。
アクション作品が多い北村龍平監督が、ファンタジー要素を含む“感動作”のメガホンをとるとは意外な気もしたが、原作の本家にあたる漫画「スカイハイ」の実写化ドラマと劇場版でも演出・監督をした縁からだろうか。この内容で2時間半は冗長で、2時間以内に収めてほしかった。
2024年1月1日
PCから投稿
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事故で生死をさまよい中ののんの魂が、天間荘へ来る。
そこでしばらく生活する間に、蘇生するか死ぬかの選択ができる。
そこには腹違いの姉である大島と門脇、その母の寺島がいた。
先に答えを書くと、天間荘のある町は死人だけが住む町だった。
津波で大勢が死に、天国との間に一時的にできた町だった。
住人は大島ら以外、自分が死んだことに明確には気付いてない。
のんはタダ飯は悪いからと、そこで仲居として働き始める。
そして同じ半死半生の意地悪婆やヤンキー女と仲良くなる。
その2人は最初は仲が悪かったが、
選択から逃げてる自分と向き合い、共にに蘇生する道を選ぶ。
やがて寺島が終わりにしようと言い出し、のん以外みんな成仏。
のんは、寺島や姉らの思いを背負って生きる決意を固める。
で蘇生し、記憶は残ったままだったんで2人に会いに行く。
天間荘の時、姉の影響でイルカショーのトレーナーを頑張った。
その時は成功できなかったが、現生でショーを成功させる。
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のんって超久々に見た。あまちゃん以来とちゃうのかな。
異常に天真爛漫ゆえ、扱いにくい人達の心も開かせられる。
そういう役って何かわざとしかったり、反感持たれたりしそう。
でもこの人がやると自然で、何か納得できるから不思議。
演技とは言え、その一途さや一生懸命さに涙腺崩壊されっ放し。
改めて、すごい女優やなって思ったわ。
他の配役もみな素晴らしく、キャストの演技も素晴らしかった。
どの登場人物にも感情移入できて、ホーム感みたいなものがあった。
三田佳子もやっぱり大した女優やなあ。この人も超久々に見たわ。
最初はサングラスで顔を隠してたが、雰囲気と声で分かった。
こんなに久々に見るのに分かってしまう存在感はやっぱりスゴい。
あと寺島しのぶも素晴らしくハマってたなあ。
最初は自分勝手で言葉遣いも荒い、ガラの悪い印象、
そのうち心根の優しさや真剣さが表面化する難しい役柄やったが。
ワガママだったり、嘘つきだったり、人を傷つけてしまったり、
人間ってろくでもない部分を持った生き物ではあるけど、
でもみんな本当は自分と向き合って真摯に生きていたい。
人々のそんな本音が、一途に生きてるのんに引き出される。
そんな感じのいい映画やったな。あっという間やった。
2023年12月31日
スマートフォンから投稿
のんがかわいい
それだけかな。
ストーリーはシンプルだし長い
のんのファンなら観ても◯
2023年12月12日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
家族との付き合い方、やりたい仕事との出会い、会えなかった人に会う 人の命の尊さを描く少し長めの映画。門脇麦、のんが出演してるので観た。
上戸彩の『あずみ』(2003)や『スカイハイ[劇場版]』(2003)の北村龍平監督作。