【マーベル13タイトル最新さいしん情報じょうほう】今後こんごのMCUはどうなる？「D23」で判明はんめいしたこと

2022年ねん9月がつ14日にち 18:00

写真は「キャプテン・アメリカニュー・ワールド・オーダー（原題）」 — 写真しゃしんは「キャプテン・アメリカ　ニュー・ワールド・オーダー（原題げんだい）」

米べいアナハイム・コンベンション・センターで9月がつ9 ～11日にち（現地げんち時間じかん）、ディズニーファンのためのイベント「D23 EXPO」が開催かいさいされました。連日れんじつ、ディズニー傘下さんかのスタジオが貴重きちょうなプレゼンテーションを展開てんかいしましたが、その中なかで圧倒的あっとうてき存在そんざい感かんを示しめしたのが、ケビン・ファイギ社長しゃちょう率ひきいるマーベル・スタジオ。豪華ごうかキャストの登壇とうだんやレアフッテージの会場かいじょう限定げんてい上映じょうえいで、最新さいしん情報じょうほうを発信はっしんしたのは、劇場げきじょう公開こうかい／配信はいしん合あわせて13タイトルに及およびました。

ちょうど今いまはMCU（マーベル・シネマティック・ユニバース）にとって、フェーズ4の完結かんけつと、フェーズ5の始動しどうという重要じゅうようなタイミングだけに、会場かいじょうに集あつまった約やく7500人にんのファンも、プレゼン中ちゅうに情報じょうほうが更新こうしんされるたび、大だい歓声かんせいをあげていました。今回こんかいは今後こんごのリリース日程にっていに準じゅんじて、当日とうじつ紹介しょうかいされたタイトルについてお伝つたえします。

■ディズニープラスオリジナル
「マーベル・スタジオスペシャル・プレゼンテーションウェアウルフ・バイ・ナイト（原題げんだい）」10月がつ7日にち全米ぜんべい配信はいしん

以前いぜんからファンの間あいだで話題わだいになっていた「ウェアウルフ・バイ・ナイト」が、ハロウィンスペシャルとしてリリースされることがD23で正式せいしき発表はっぴょう。閉とざされた迷宮めいきゅうに集あつめられたハンターたちが、彼かれらの中なかに紛まぎれ込こんだウェアウルフ＝“人ひと狼おおかみ”との命いのちをかけた戦たたかいの一夜いちやを送おくることになる。

マーベル初はつのホラー作品さくひんとしても期待きたいされる同どう作さくの監督かんとくは、マイケル・ジアッチーノ。音楽おんがく監督かんとくとして数々かずかずのヒット作さくに関かかわってきた作曲さっきょく家かであり、主演しゅえんを務つとめるガエル・ガルシア・ベルナルとは、ピクサー作品さくひん「リメンバー・ミー」以来いらいのコンビとなる。「ドラキュラ」「狼おおかみ男おとこ」「ミイラ再生さいせい」といった往年おうねんのホラー映画えいがの大だいファンだというジアッチーノが、MCUにどんな新風しんぷうを吹ふき込こませるか注目ちゅうもくしたい。

■劇場げきじょう公開こうかい作品さくひん
「ブラックパンサー　ワカンダ・フォーエバー」11月11日にちから日米にちべい同時どうじ公開こうかい

2022年ねんに劇場げきじょう公開こうかいされる最後さいごのマーベル・スタジオ作品さくひんにして、MCUフェーズ4の最さい終章しゅうしょうを飾かざる超ちょう注目ちゅうもく作さく。主人公しゅじんこうであるブラックパンサー／ティ・チャラを演えんじたチャドウィック・ボーズマンさん亡なき後あと、果はたして、彼かれの遺志いしを継つぎ“2代目だいめ”を襲名しゅうめいするのは？

最さい有力ゆうりょくと目めされるのは、やはりティ・チャラの妹いもうとで、天才てんさい科学かがく者しゃのシュリ。現在げんざい公開こうかいされている特報とくほう映像えいぞうでは、シュリと親交しんこうがあり、鉄てつの心しん（アイアンハート）を作つくる少女しょうじょの姿すがたをはじめ、意味深いみしんなシーンも多数たすうで、さらなるMCUの拡張かくちょうが期待きたいされる。映像えいぞうの最後さいごには、ブラックパンサーと思おぼしき人物じんぶつの姿すがたも確認かくにんできる。監督かんとくは前作ぜんさくから続投ぞくとうするライアン・クーグラー。

■劇場げきじょう公開こうかい作品さくひん
「アントマン・アンド・ザ・ワスプ　クワントゥマニア（原題げんだい）」2023年ねん2月がつ17日にちに全米ぜんべい公開こうかい

MCUフェーズ5の幕開まくあけは、マーベル史上しじょう“最小さいしょう”のヒーローコンビであるアントマン＆ワスプ。しかし、D23に出席しゅっせきしたファイギ社長しゃちょうは「これはとても“ビッグ”な作品さくひん。次つぎの『アベンジャーズ』に直接ちょくせつつながるんだ」と明言めいげんしている……。

というのも、本ほん作さくに登場とうじょうするヴィランは、ありとあらゆる時空じくうを自由じゆうに行いき来きできる征服せいふく者しゃのカーン。今後こんご、アベンジャーズの前まえに立たちふさがる最強さいきょう最悪さいあくのヴィランとのウワサがあるのだ。D23のプレゼンでは、主演しゅえんのポール・ラッドも「ちっぽけなヒーローが、ドでかいことをするんだ。矛盾むじゅんしているように聞きこえるけどね」と興奮こうふん気味ぎみに語かたっていたほど。いずれにせよ“規格きかく外がい”の作品さくひんになることは間違まちがいなさそうだ。

■ディズニープラスオリジナルドラマシリーズ
「アイアンハート（原題げんだい）」2023年ねん独占どくせん配信はいしん開始かいし（予定よてい）

「ブラックパンサー　ワカンダ・フォーエバー」のその後ごを描えがくドラマシリーズ。主人公しゅじんこうは、亡なきアイアンマンをしのぐ程ほどの天才てんさい発明はつめい家かリリ・ウィリアムズ。ユニークな発想はっそうで発明はつめいした最さい新鋭しんえいのパワードスーツを自みずから身みに着つけて“アイアンハート”として戦たたかいに挑いどむ。

D23のプレゼンには、ヴィランであるザ・フードを演えんじるアンソニー・ラモスが登場とうじょうし、役柄やくがらについて「はみ出だし者しゃ扱あつかいされているが、最後さいごには自分じぶんたちがトップに立たつという信条しんじょうを貫つらぬいている」とコメント。ちなみにザ・フードは、魔法まほうを扱あつかうキャラクター。テクノロジーVS魔術まじゅつの壮大そうだいな戦たたかいが描えがかれる点てんも、MCUとしては新しん展開てんかいだ。

■ディズニープラスオリジナルドラマシリーズ
「シークレット・インベージョン」2023年ねん独占どくせん配信はいしん開始かいし（予定よてい）

アベンジャーズを創設そうせつしたニック・フューリーが、地球ちきゅう外がいからのインベージョン（侵略しんりゃく）の阻止そしに挑いどむ姿すがたが描えがかれる。侵入しんにゅうを企くわだてるのは、あらゆる人物じんぶつに“擬態ぎたい”できる種族しゅぞくのスクラル人じん。そのやっかいぶりは、「キャプテン・マーベル」でおなじみ。目めの前まえにいる人物じんぶつは、敵てきか味方みかたか？　そんなスリリングな緊張きんちょう感かんはMCUとして異色いしょくのテイストだ。

D23で、ファイギ社長しゃちょうは諜報ちょうほう機関きかんS.H.I.E.L.D.の一員いちいんで、ニックの右腕うわんとして活動かつどうするマリア・ヒルの復帰ふっき、女優じょゆうのエミリア・クラークがMCUに初はつ参加さんかすると発言はつげん。解禁かいきんされた最新さいしんトレイラーでは、ニックを演えんじるサミュエル・L・ジャクソンの“眼帯がんたいなし”姿すがたも確認かくにんできる。

■ディズニープラスオリジナルドラマシリーズ
「アーマー・ウォーズ（原題げんだい）」

配信はいしん時期じきは未定みていですが、D23にてファイギ社長しゃちょうが「『シークレット・インベージョン』の次つぎに続つづく作品さくひん」としてプレゼンテーションを行おこなったので、この位置いちでご紹介しょうかい。「シークレット・インベージョン」にも登場とうじょうするウォーマシン／ジェームズ・“ローディ”・ローズを主役しゅやくに迎むかえており、やはり両りょう作品さくひんのつながりが強つよいことがうかがえる。

テーマは、トニー・スタークが最もっとも恐おそれていたことが現実げんじつになるというもの。つまり「もしもアイアンマンの技術ぎじゅつが悪あくの手てに陥おちいってしまったら？」。亡なき親友しんゆうのために、新あらたな戦たたかいに挑いどむウォーマシンの運命うんめいとは。主演しゅえんのドン・チードルによると、「撮影さつえいは来年らいねんからで、6話わ構成こうせいになる」とのこと。

■ディズニープラスオリジナルドラマシリーズ
「ロキ」シーズン2　2023年ねん独占どくせん配信はいしん開始かいし（予定よてい）

マーベルのドラマシリーズとしては、初はじめてシーズン2が製作せいさくされる本ほん作さく。“世界せかいの時間じかん”を感かんじる謎なぞの組織そしきTVAに拘束こうそくされた裏切うらぎり王子おうじことロキが、自由じゆうを手てに入いれるため、いやいやながらTVAに協力きょうりょく。やがて、時空じくうを操あやつり歴史れきしを支配しはいする恐おそろしい存在そんざいに気きづく。

「アントマン・アンド・ザ・ワスプ　クワントゥマニア（原題げんだい）」にも登場とうじょうする予定よていの征服せいふく者しゃカーンが、いち早はやく登場とうじょうし、衝撃しょうげきのラストを迎むかえたシーズン1……その直後ちょくごから、新あらたな物語ものがたりが展開てんかいする。ロケ地ちのイギリスからD23の会場かいじょうに駆かけつけた主演しゅえんのトム・ヒドルストンは、「ポールとエヴァンジェリン、気きをつけて。TVAには入はいってこないほうがいいよ」と警告けいこくしており、やはり「アントマン・アンド・ザ・ワスプ　クワントゥマニア（原題げんだい）」との関係かんけいは密接みっせつなようだ。

■ディズニープラスオリジナルドラマシリーズ
「エコー（原題げんだい）」2023年ねん独占どくせん配信はいしん開始かいし（予定よてい）

主人公しゅじんこうはドラマシリーズ「ホークアイ」でMCUに初はつ登場とうじょうした“エコー”ことマヤ・ロペス。父ちち殺ごろしの復讐ふくしゅうを果はたすため、大だい暴あばれした彼女かのじょだったが、自みずからの非常ひじょうなふるまいのせいで故郷こきょうを追おわれてしまう。ネイティブアメリカンである彼女かのじょが、ルーツと過去かこに向むき合あいながら、それでも未来みらいへの一いち歩ほを踏ふみ出だす姿すがたが描えがかれる。

撮影さつえいはすでに終了しゅうりょう。D23に登場とうじょうした主演しゅえんのアラクア・コックスは、「もう主役しゅやくになってしまった。信しんじられない旅路たびじだったし、クレイジーですね」と興奮こうふんしきり。コックスをはじめ、出演しゅつえん者しゃの多おおくがネイティブアメリカンのルーツを持もっている点てんが、大おおきな特徴とくちょうになっている。また、エコーは耳みみが聞きこえないという設定せっていで、プレゼンは拍手はくしゅを意味いみする手話しゅわで締しめくくられた。

■劇場げきじょう公開こうかい作品さくひん
「ザ・マーベルズ（原題げんだい）」2023年ねん7月がつ28日にちに全米ぜんべい公開こうかい

キャプテン・マーベル、ミズ・マーベル、そしてモニカ・ランボー（「ワンダビジョン」）。規格きかく外がいのパワーをもった彼女かのじょたちが、新あらたな戦たたかいに挑いどむ。D23のプレゼンには、各かくヒーローを演えんじるブリー・ラーソン、イマン・ベラーニ、テヨナ・パリスが登場とうじょうし、ファンに初はつの3ショットをお披露目ひろめ。

ラーソンは「今いまは何なにも言いえない」とマーベル作品さくひんらしい情報じょうほう管理かんりを遵守じゅんしゅしつつ、「わたしはここにいる女性じょせいたちと、すばらしい体験たいけんをしました。みんなのことが大好だいすきだし、このチームは最高さいこう！」と手応てごたえは十じゅう分ぶんの様子ようす。監督かんとくはパリスも出演しゅつえんしているホラー映画えいが「キャンディマン」のニア・ダコスタ。

■ディズニープラスオリジナルドラマシリーズ
「デアデビル：ボーン・アゲイン（原題げんだい）」2024年ねん独占どくせん配信はいしん開始かいし（予定よてい）

幼おさない頃ころに事故じこで失明しつめいした代かわりに、他たの感覚かんかくが超ちょう人的じんてきなレベルに研とぎ澄すまされたマット・マードックは、昼ひるは弁護士べんごしとして法ほうの下したに正義せいぎを追求ついきゅうし、夜よるは“デアデビル”として法ほうでは裁さばききれない悪あくに立たち向むかう。

主演しゅえんを務つとめるのは、Netflixで配信はいしんされたテレビシリーズ「デアデビル」から続投ぞくとうし、MCUへの参加さんかが実現じつげんしたチャーリー・コックス。撮影さつえいスタートは来年らいねんだといい、D23のプレゼンに登場とうじょうしたコックスは「ファンの皆みなさんに何なにかをお見みせするとしたら、『シーハルク』のシーンだね」と発言はつげん。実際じっさいに会場かいじょうではデアデビルが登場とうじょうした「シー・ハルク：ザ・アトーニー」の映像えいぞうが上映じょうえいされた。

■劇場げきじょう公開こうかい映画えいが
「キャプテン・アメリカ　ニュー・ワールド・オーダー（原題げんだい）」2024年ねん5月がつ3日にちに全米ぜんべい公開こうかい

ドラマシリーズ「ファルコン＆ウィンター・ソルジャー」で二に代目だいめ“キャプテン・アメリカ”を引ひき継ついだファルコンことサム・ウィルソンによる、次世代じせだいの新あらたな物語ものがたりが始動しどうする。

「彼かれがビッグスクリーンに帰かえってきます！」ファイギ社長しゃちょうの言葉ことばに続つづき、D23のプレゼンに登場とうじょうしたのは、もちろん“新しんキャップ”のアンソニー・マッキー。映画えいが化かについて「最高さいこうです。緊張きんちょうもしていますが、同時どうじに興奮こうふんしています。脚本きゃくほん、キャスト。僕ぼくが求もとめるものすべてがあります」と武者震むしゃぶるいし、さらに「ティムもいます」。そう、「インクレディブル・ハルク」（2008）に登場とうじょうしたサミュエル・スターンズ役やくのティム・ブレイク・ネルソンの出演しゅつえんも決定けっていしている。実じつに16年ねんぶりの復活ふっかつで、どんな暗躍あんやくを見みせるか？

■劇場げきじょう公開こうかい映画えいが
「サンダーボルツ（原題げんだい）」2024年ねん7月がつ26日にちから全米ぜんべい公開こうかい

「アベンジャーズほど高尚こうしょうではない」。ファイギ社長しゃちょうにジョークまじりで紹介しょうかいされたのは、謎なぞに包つつまれた最さい凶きょうのヴィランチーム、サンダーボルト。その正体しょうたいは「ブラック・ウィドウ」からエレーナ、レッド・ガーディアン、タスクマスター、「ファルコン＆ウィンター・ソルジャー」からジョン・ウォーカー／U.S.エージェント、ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌ、「アントマン＆ワスプ」のゴースト。さらにバッキー／ウィンター・ソルジャーの電撃でんげき参戦さんせんも決定けっていし、D23の会場かいじょうは興奮こうふんのるつぼと化かした。

監督かんとくのジェイク・シュライアー。MCU版ばん「スーサイド・スクワッド」ともいえる内容ないように、期待きたいが高たかまる。

■劇場げきじょう公開こうかい作品さくひん
「ファンタスティック・フォー（原題げんだい）」2024年ねん11月8日にちに全米ぜんべい公開こうかい

マーベル・コミック最初さいしょのスーパーヒーローチームとして知しられる4人にんの超ちょう能力のうりょく者しゃ（ミスター・ファンタスティック、ヒューマン・トーチ、インビジブル・ウーマン、ザ・シング）がついに復活ふっかつ。D23ではキャスト発表はっぴょうも期待きたいされていたが、実際じっさいには監督かんとくがマット・シャックマンに決定けっていしたという発表はっぴょうに留とどまった。

シャックマンは人気にんきドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」「ザ・ボーイズ」などでエピソード監督かんとくを担にない、MCUのドラマシリーズ「ワンダヴィジョン」で監督かんとくと製作せいさく総そう指揮しきを務つとめている。

以上いじょう13タイトルに関かんする情報じょうほうまとめでした。あまりのボリュームに「もう、食たべられません！」と思おもいつつ、「あれ、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3（原題げんだい）』の情報じょうほうないじゃん。年内ねんないにホリデー・スペシャルもあるよ？」と満腹まんぷく中枢ちゅうすうをさらに刺激しげきしてくるのが、MCU（マーベル・シネマティック・ユニバース）の罪作つみつくりな魅力みりょく。さらなる新しん情報じょうほうの解禁かいきんに期待きたいしましょう。