「ミッシング」口くちコミ拡散かくさんで平日へいじつ動員どういんが“異例いれい”の週末しゅうまつ超こえ　“娘むすめとの思おもい出で”をとらえた本編ほんぺん冒頭ぼうとう映像えいぞうも公開こうかい

(C)︎2024「missing」Film Partners

石原いしはらさとみが主演しゅえんを務つとめ、「ヒメアノ～ル」「空白くうはく」などで知しられる吉田よしだ恵めぐみ輔（※「吉きち」は“つちよし”が正式せいしき表記ひょうき）が監督かんとくを務つとめた「ミッシング」（公開こうかい中ちゅう）。本編ほんぺん冒頭ぼうとう映像えいぞうの公開こうかいとともに、平日へいじつ動員どういんが“異例いれい“の事態じたいが起おこっていたことが判明はんめいした。

ある日ひ突然とつぜんいなくなった幼おさない娘むすめ。その帰かえりを3カ月かげつ間あいだ、懸命けんめいに待まち望のぞみながら、自分じぶんたちの力ちからではどうにもできない現実げんじつとの間あいだでもがき苦くるしみ、事件じけんをめぐるマスコミと世間せけんの声こえに翻弄ほんろうされる母親ははおや・沙織里さおり（石原いしはら）とその家族かぞく。事件じけんにより世間せけんの注目ちゅうもくを浴あびた事ことにより、謂いわれのない誹謗ひぼう中傷ちゅうしょうや好奇こうきの目めに晒さらされながらも「いつか必かならず会あえる」と信しんじ続つづけ、出口でぐちのない迷路めいろを彷徨うろつい続つづける。

5月17日にちに公開こうかいされた本ほん作さくは、初はつ週末しゅうまつの3日間にちかんで約やく7.5万まん人にんが劇場げきじょうに足あしを運はこぶ好こうスタートを切きった。通常つうじょうは平日へいじつに比くらべ、仕事しごとや学校がっこうなどが休やすみで時間じかんの作つくりやすい週末しゅうまつや休日きゅうじつの方ほうが劇場げきじょう来場らいじょう者しゃは増ふえる傾向けいこうにある。ところが、本ほん作さくでは上映じょうえい館かん257館かんのうち、約やく半数はんすうとも言いえる劇場げきじょうにおいて「月曜日げつようびの動員どういん数すうが、週末しゅうまつ金きん土日どにちのいずれかの動員どういん数すうを上回うわまわる」という“異例いれい”ともいえる活況かっきょうを見みせているのだ。

(C)︎2024「missing」Film Partners

配給はいきゅうのワーナー・ブラザース映画えいがの発表はっぴょうによると、257劇場げきじょうのうち113劇場げきじょうで、その現象げんしょうが起おきているという。ワーナー・ブラザース映画えいが営業えいぎょう部長ぶちょうの鈴木すずき氏しは、以下いかのように語かたっている。

「公開こうかい初はつ週末しゅうまつに早速さっそく観みてくださったお客様きゃくさまから寄よせられた、『ハンカチ必須ひっす。涙なみだが止とまらない』『今年ことしNo.1確実かくじつ』『優やさしい光ひかりを感かんじる』といった、尋常じんじょうではない熱量ねつりょうの感想かんそうがSNSを中心ちゅうしんに一気いっきに広ひろがっている。こんなにも多おおくの人ひとが自みずからの言葉ことばで熱あつい感想かんそうを発信はっしんするのは珍めずらしい。何なによりも本ほん作さくでも描えがかれていることの一ひとつ、＜SNS＞というツールを使用しようして作品さくひんの凄すごさを伝つたえたいという気持きもちで溢あふれている。本ほん作さくを観みた人ひとたちは、何なにか優やさしい気持きもちに必かならずなる。この映画えいがを一人ひとりでも多おおくの人ひとに届とどけることが優やさしい世よの中なかを作つくる、という気持きもちに揺ゆれ動うごかされているのでは」

(C)︎2024「missing」Film Partners

冒頭ぼうとう映像えいぞうは、この盛もり上あがりを受うけて解禁かいきんされたもの。失踪しっそうした幼おさない娘むすめの思おもい出でのシーン、そこから一転いってん、娘むすめを懸命けんめいに探さがす3カ月かげつ後ごの疲弊ひへいした母はは・沙織里さおり（石原いしはら）と父ちち・豊ゆたか（青木あおき崇たかし高だか）。進展しんてんない状況じょうきょうのため、キー局きょくの取材しゅざいが無なくなる中なか、唯一ゆいいつ家族かぞくの取材しゅざいを続つづける地元じもとテレビ局てれびきょくの記者きしゃ・砂田すなだ（中村なかむら倫りん也）とそのクルー。そして、SNS上じょうで「事件じけんに関与かんよしているのでは？」と噂うわさされる沙織里さおりの弟おとうと・圭吾けいご（森もり優作ゆうさく）の姿すがたなど、細こまかな登場とうじょう人物じんぶつの設定せっていが明あきらかになっている。