中日ちゅうにち平田ひらた、DeNA神里かみざと、西武せいぶ金子かねこ侑…データから最優秀さいゆうしゅう守備しゅび賞しょうを選出せんしゅつ【外野がいや手編てあみ】

「1.02 FIELDING AWARDS 2019」を振ふり返かえる…右翼うよく手しゅ部門ぶもんの1位いは中日ちゅうにち・平田ひらた良介りょうすけ

https://1point02.jp/op/gnav/column/bs/column.aspx?cid=53579

　米国べいこくでは、MLBを対象たいしょうにデータアナリストが選手せんしゅの守備しゅびを分析ぶんせきし、その結果けっかから優秀ゆうしゅう守備しゅび者しゃを表彰ひょうしょうする「Fielding Bible Awards」という賞しょうが存在そんざいする。これに倣ならい、株式会社かぶしきがいしゃDELTAではアナリストの協力きょうりょくのもと、「1.02 FIELDING AWARDS」というNPBの優秀ゆうしゅう守備しゅび者しゃを表彰ひょうしょうする企画きかくを開催かいさいしている。今年ことしでこの企画きかくは4年ねん目め。今回こんかいは今季こんきのこの結果けっかをお伝つたえしたい。

「1.02 FIELDING AWARDS」では、今年ことしは7人にんのアナリストが各々おのおのの分析ぶんせき手法しゅほうで選手せんしゅの守備しゅび貢献こうけんを評価ひょうか。今季こんき各かくポジションを500イニング以上いじょう守まもった12球団きゅうだんの選手せんしゅを対象たいしょうに順位じゅんい付づけし（1位い：10点てん、2位い：9点てん……）、最もっとも多おおくのポイントを獲得かくとくした選手せんしゅを最優秀さいゆうしゅう守備しゅび者しゃとする。今回こんかいは外野がいやの各かくポジションでどのようなランキングになったかを紹介しょうかいする。※全ぜんポジションの結果けっかはこちらから。

　右翼うよく手しゅ部門ぶもんでは平田ひらたが1位いとなった。アナリスト7名めいのうち、6名めいが1位い票ひょうを投とうじている。平田ひらたは本ほん企画きかくにおいて2016年ねん、2018年ねんに2度ど3位いになるなど、これまでも右翼うよく手しゅ部門ぶもんの上位じょうい常連じょうれん選手せんしゅではあったが、受賞じゅしょうには至いたっていなかった。フライの打球だきゅう処理しょりに加くわえ、走者そうしゃの進すすむ塁るいを許ゆるさない送球そうきゅう能力のうりょくも高たかい評価ひょうかを得えていたようだ。

　平田ひらたのほかには2016年ねん受賞じゅしょうの鈴木すずき誠まこと也（広島ひろしま）が2位い、2017、2018年ねん受賞じゅしょうの上林うえばやし誠まこと知ち（ソフトバンク）が3位いと、受賞じゅしょう歴れきのある選手せんしゅが高こう評価ひょうかを得えた。注目ちゅうもくしたいのは鈴木すずきだ。鈴木すずきは2016年ねんの受賞じゅしょう後ごは故障こしょうの影響えいきょうもあってか、2017年ねんが10選手せんしゅ中ちゅう4位い、2018年ねんは13選手せんしゅ中ちゅう10位いと低迷ていめいしていた。しかし右足みぎあしに入はいっていたボルトを除去じょきょして迎むかえた今季こんきは過去かこ2年ねんに比くらべ優すぐれたコンディションを維持いじできたのか、守備しゅび面めんでも優すぐれた貢献こうけんを見みせていた。

　雄平ゆうへい（ヤクルト）、糸井いとい嘉男よしお（阪神はんしん）らベテラン選手せんしゅは下位かいに低迷ていめい。フレッシュな20代だいの選手せんしゅが上位じょういに食くい込こんだ。そんな中なか、巨人きょじんの亀井かめい善行よしゆきは37歳さいながら、3位い・上林うえばやしとタイの50ポイントを獲得かくとく（同どうポイントの選手せんしゅはより上位じょうい票ひょうを多おおく得えた選手せんしゅを上うえとした）。年齢ねんれいを重かさねても衰おとろえを感かんじさせない守備しゅびを見みせていたようだ。